俺(おじさん) ★→前回との差異
近接武器:★世界の果ての大斧
/生木の斧 深紅の盾
間接武器:★コーラルホーンの弓
頭:エリートの頭巾
胴:銀の鎧
脚:銀のブーツ
近接耐性:54
近接攻撃力:32→★48/24
間接攻撃力:31→★34
スキル:ハンターの目、スナイパーショット
フィットネス、要素の招き、
耐候性、涼しさ、★恵み、★霧、
タラスクリーバー、安定した腕、
シールドチャージ、
ブレース、集中、
閃光の猛襲、
パーフェクトストライク
低代謝、堅固な苦行者
★シャーマンの共鳴、★風の注入、
★激怒、★生存者の回復力、
★捕食者の跳躍、★野生の打撃、
★エクスキューション、
ミカ /は移動/戦闘で切り替え
近接武器:ジェイドのシミター
語彙目録
間接武器:木の弓
頭:パールバードの仮面/つばの広い青い帽子
胴:部族賢者のローブ
脚:白い司祭のブーツ
近接耐性:18/26
近接攻撃力:22
間接攻撃力:26
スキル:ルーン[ファル]、ルーン[デズ]、
ルーン[シム]、ルーン[エゴス]、
マナの源、秘儀の構文
フィットネス、要素の招き
耐候性、シャーマンの共鳴、
魂の現れ、マナプッシュ、
涼しさ、恵み、★霧、
低代謝、マナガード、
レイラインの繋がり、
火のシギル、
氷のシギル、★風のシギル、
★まじない
準備には相応の時間がかかったが、想定していたスキルは揃え終わった。[ワイルドなハンター]師範と[隠者]師範からそれぞれブレイクスルースキルと上級スキルを買い、これでミカに続いて俺の近接ビルドとしての基礎が出来上がった事になる。
「…‥それ、[巨大な蜂の巣]の緑色の奴から手に入れた奴だよね。盾、やめちゃうの?」
「んー。こないだのトカゲ野郎で、防御してても転かされてタコ殴りにされるだけってわかったからなぁ」
手数の少ない雑魚ならいいが、後半の強力な敵キャラは一気呵成に畳み掛けてこちらの[耐衝撃]ゲージやスタミナを削りきってしまう。
そんな訳で、今俺が手にしているのは[世界の果ての大斧]――ミカの言う通り[巨大な蜂の巣]を抜けた先で緑色の[巣の長]を倒してキープしていた両手斧だ。
[残忍な斧]の倍の攻撃力を誇り、その半分が物理でなく[腐敗]属性という変わった武器である。しかも攻撃速度は[トゥアノサウルスの斧]と同じ1.1、結構な速さで振り回せるのが魅力だ。
そして、この[腐敗]属性が、これから挑むダンジョンの敵によく効くのである。
「ミカのビルドで更に強くなる余地があるとすれば、装備を変える所だろう」
今のミカの装備は、継戦能力に重きを置いた組み合わせになっている。つまりMPの消費軽減の高い物を選んだ訳だ。
これを攻撃能力のあるものとバランスを取りながら置き換える必要がある訳だが、確実に交換出来る物が2つある。
「一つは[語彙目録]だな」
俺はミカの左手にある分厚いルーン辞典に視線をやる。
[語彙目録]は、メイン武器を持たないオフハンドで装備できる武器の一種だ。俺が大斧の前に持っていた[盾]もオフハンド用武具の一種類で、他に[ダガー]、[銃]、[チャクラム]がある。
そしてこの[語彙目録]、2つしかないのだ。そもそも選択肢がなく、単純に強化になるので選ばない理由がない。
場所は[ケルネソス]地方の、[エンメルカルの森]との国境から南に下った浜辺。このoutward世界に珍しくない難破船の残骸が目立つ小さな浜だが、この難破船の持ち主は何と我々である。
「ゲーム開始直後の粗筋で、交易に使ってた船が座礁して~って言ってるのがコレな訳だ」
「…‥直して使う…‥ってのは、無理なんだよね」
「竜骨がポッキリ折れてるしな。今後DLCなんかで船が登場するにしても新しく作る事になるだろうな」
今回の目的地はこの難破船の脇の岩場を登った先にある洞窟である。ただの洞窟ではない。白い化粧柱に挟まれ、入り口の上部にバチバチと電気を帯びた用途不明の球体が浮かぶ、如何にも怪しげな洞穴だ。
このダンジョン、名前を[電流の孵化場]と言う。
「うわぁ‥‥いかにも、って感じ」
「何かヤバそうなの出ますよ感あるよな。まあ、実際その通りなんだが」
俺たちはそっと足音を忍ばせながら中へと入る。
ややあって、いつもの
鋭い爪のようなもので突き刺してくる[ゴールデンミニョン]だ。雑魚とは言え、このクラスだとワンコンボで沈まない程度にはタフだ。
「けどまあ、スキルが揃ってりゃこういう手もあるぜ‥‥!」
俺は[リカーブボウ]を改造した[コーラルホーンの弓]に持ち変えると、[集中]と[激怒]を発動し、ギリギリこちらに反応しない位置で奴らの背中にターゲットをロックする。
「先手必勝! [スナイパーショット]!!」
[集中]による[鍛錬の恩恵]――物理攻撃力15%アップと、[激怒]による[怒りの恩恵]――衝撃力25%アップがそれぞれ[シャーマンの共鳴]で倍化する。更に[スナイパーショット]そのものも物理攻撃力250%衝撃力300%のスキルなので、一撃だけなら相当なものだ。
派手な衝撃音と共に景気良く半分程も消し飛んだHPゲージを見ながら、俺は[世界の果ての大斧]に持ち替えて躍り掛かった。
「このまま一匹もらっとくぜ! [捕食者の跳躍]!!」
文字通り、[怒りの恩恵]時限定で使えるジャンプアタックである。ダメージもさる事ながら、衝撃力がこの技の真骨頂だ。先程の[スナイパーショット]で削れた[耐衝撃]ゲージが今度こそ完全に割れ、[ゴールデンミニョン]が一匹無様にすっころぶ。
「[ファル]、[シム]で[電撃弾]! [シム]、[ファル]でルーントラップ!」
ミカも随分[ルーン魔法]に慣れたもんだ。リズムと振り付けで魔法のコンボを覚えているらしい。起き上がった[ゴールデンミニョン]が[ルーントラップ]を踏んで紫の爆発が発生したのに合わせ、更に「[シム]、[シム]で追い討ち!」と[ルーントラップ]に追加ダメージを加えるのも忘れない。
彼女の魔法で一匹目の[ゴールデンミニョン]が沈黙し、その間に俺のスタミナがある程度回復した。
「さて、残る一匹もやっちまおう!」
俺は両手で構えた斧を[パーフェクトストライク]の発動でギラリと輝かせ、猛然と二匹目の[ゴールデンミニョン]へと襲いかかった。