十一番隊書記の日常   作:わさび醤油

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第二十一話:書記探すの面倒だからできるだけ死なないでほしい

「よお」

「ホギャラパ!?!?」

 

場所は十一番隊隊舎の隊首室。おれはいつも通り仕事をしており、そして隊長もいつも通り部屋で何やらしているときだった。

いつも通りでなかったのは隊長がおれに話しかけてきたことだ。普段おれの存在なんかお構いなしに昼寝をしたりなんだりしているのに急に声をかけるもんだから、驚きすぎて人生で使うどころか聞く機会もない言葉が口から出た。

 

「葉月、飯食いに行くぞ」

「へ? え、おれも一緒にってことですか……?」

「ああ、俺の奢りだ

「行きます」

 

そんなに食事を共にしたことがないので何かやらかしたのかとビビるが、全てのビビリは奢りの前では意味を成さなくなるので全力で奢られることにした。後輩の仕事は気持ちよく奢らせることなんだ。これは仕事なんだ。

 

 

「あの、あの、多くないですか?」

「食わねェから細ェんだよ、もっとデカくなれ」

「いや食えない食えない! 一般男子には食えない量ですよそれ!?」

「そして強くなれ、俺と手合わせできるくらいに」

「無茶だ!」

 

連れて行かれた先は、どうやら行きつけらしい焼肉屋だった。

そしてめちゃくちゃ目の前に肉を置かれる。それはもうめっちゃ置かれる。焼き方とか全然気にしていないらしく半分生そうなやつもカリッカリのやつも置かれる。既にいつも食べる量の1.5倍は食べているかもしれない。

 

「あのね、剣ちゃんはね、はづちーに死んでほしくないんだよ」

「やち、え、どこから!?」

「ずっとここにいたよ?」

「まじかよ……。それで、おれに死んでほしくないって……何? おれ、そろそろ死ぬの?」

「あ? 死ぬのか」

「いや隊長が……じゃなくてやちるがそんなことを」

「ちがうの! はづちーは弱っちいから、ケンカに巻き込まれたりわんわんに吠えられたりしたらすぐ死んじゃうの!

「たしかにな」

「犬に吠えられただけでは流石に死なねえよ!!」

「そうなの?」

「そうなのか?」

「おれが間違ってるのかなあ!?」

 

二人してきょとんとした顔をするな。

どこからともなく現れた幼女と強面(というか怖い)お兄さんが同じ種類の顔をしても似ないもんなんだなあ。

 

「……まあ、そりゃ隊長から見れば弱っちいかもしんないですけど、こう見えても結構図太くて運いい方なんで! なんだかんだ生き抜いてみせますよ」

「おう。十一番隊隊士が簡単にくたばんじゃねェぞ」

「はい。ご心配ありがとうございます」

 

どうしようもない戦闘狂だけど、隊長なだけあって器は大きいんだよな。ただただ怖いという認識を改めなきゃ『一生隊長について行きます!』って人たちに怒られそうだ。

 

 

 

「強くなったか?」

「なってません」

「試しに斬り合ってみようぜ」

しませんよ! 瞬きの余地もなく一方的に斬られて死んじゃうでしょ!?」

「わかんねえだろやってみねェと。トライアンドエラーってやつだ

「エラーしても繰り返せないことをトライしないで!! やっぱこの人ただの戦闘狂だよ!」




メモに「更木剣八常識人説を唱えてるわけじゃないんです。ただ自ら望んで戦闘に参加する人以外が死ぬのは本意じゃないと思うかもしれないだけなんです。いやそれも違う、全ての自分の解釈が解釈違いだ!!」って書いてありました。多分眠いときに書いたんだと思います。

どれ好き?(参考までに。ネタ集め用:興味本位=5:5)

  • いつメン(一角、弓親)との遠慮ない暴言
  • いつメンとの男子高校生的やりとり
  • やちるとのトムジェリ
  • やちるとのほのぼの(広義)
  • 更木隊長との勝手に緊張する会話
  • 他隊長格とのほのぼの
  • 他隊長格との失言説教
  • その他の要素
  • 全部または複数あり決められない
  • 別にどれが好きとかではない
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