「はー、はー……」
「また逃げられたのか」
「ニヤニヤしてんじゃねえよ……」
今日も今日とて、おれは書いた書類をダメにされて犯人のやちるを追いかけ、こちらの体力切れという形で決着がついてしまっていた。
こいつ、おれの不幸を副菜にご飯を食べているんじゃないか? せっかく食べるのならせめて主菜にしろ、中途半端だろうが。そういう問題ではない?
おれが苦しんでいる姿を見ると嬉々としてこちらに来るこの男は、斑目一角。おれの所属する十一番隊の三席である。かなり強いらしいが、稽古を見ることも一緒に任務に行くこともないのでおれはよく知らない。隊長よりは弱いと聞いたことがある程度だ。
いつものようにちょっと声をかけたらすぐ帰るのかと思ったら、一角はその辺りに腰を落とした。十一番隊の隊士はみんな座布団を使わずに座るけど、痛くはないのか?
「……お前、あのチビと毎日毎日鬼ごっこしてちょっと体力ついたんじゃねえか?」
「だ、だよな!? おれもそう思ってたんだよでも追いかけっこはいらねえな!?」
急に何を言い出すかと思えば、おれも薄々思っていたことか。
そう。この隊に来てからこのかた身体の薄さや身体能力の弱さがコンプレックスだったが、ついに体力だけはそこそこついたのだ。平均体力を5、入隊してすぐの体力を3とすると、今は6といったところ。元の体力の2倍、なんと平均をも超えた。
しかし、喜びのあまり大きくなった声に一角が眉根をひそめて耳を塞ぐ。
「うるっせえよ……俺あんま寝れてねえんだ」
「まじか。あ、また酒飲んでたな!?」
「だッからうるせえって。……つかなんでタメ口聞いてんだよ最弱書記がよ」
「誰が最弱だ言っていいことと悪いことがあるって知ってたか?」
「ハッ否定はしないんだなクソもやし」
「もやしじゃねえって一角が言っただろうが忘れたんでちゅか〜??」
「気色悪い声出すな呼び捨てにすんな俺のが位は上なんだぞボケ」
「呼び捨てでいいっつったのは誰だよハゲ」
「誰がハゲだって? よしわかった一角様と呼べ」
「一角様すみませんでした」
あれ? 口が勝手に動いたぞ?
顔面を片手で握るようにされて、一瞬で言う通りにしてしまった。さっきまでいい具合に均衡した言い合いをしていたはずなのに。一角はというと、敬称がつけられて満足したのか、鼻を鳴らして手を離した。
そこに、扉の開く音がして人影が現れる。
見たことのある襟巻きと羽飾りが見えた。いつものスカした目をこちらに向けて一言。
「何君たち、そういう趣味?」
「「ちげえよ!!」」
「仲良しだね。やっぱりそうなんでしょ? 隠さなくてもいいよ」
「「ちげえっつってんだろうが話聞けこのおかっぱが!!!!」」
どれ好き?(参考までに。ネタ集め用:興味本位=5:5)
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いつメン(一角、弓親)との遠慮ない暴言
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いつメンとの男子高校生的やりとり
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やちるとのトムジェリ
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やちるとのほのぼの(広義)
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更木隊長との勝手に緊張する会話
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他隊長格とのほのぼの
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他隊長格との失言説教
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その他の要素
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全部または複数あり決められない
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別にどれが好きとかではない