久々の完全オフな日に、おれは毎日オフにしか見えない十一番隊副隊長ことやちるとぶらぶら歩いていた。
仕事はないし、必要な買い物もない。服もこないだ買ったばっかだし……。
「今日は何すっかなー、お菓子食べ行くか」
「うん! 剣ちゃんにお土産買ってあげなきゃね!」
「おー、そだな。隊長甘いもん食うかなあ」
「剣ちゃんはねー、食べられるものが好き! だから大丈夫!」
「食えねえもんも食っちゃいそうだけどな」
「剣ちゃんに食べられないものはない!」
「たしかに……」
隊長が鉄パイプをバリバリ食ってる姿を想像して、思ったよりそれらしい図になってしまったので早々にイメージ画像を削除した。逆に隊長がケーキをうまうま食べるのは全く想像できないから不思議である。
やちるならどっちも想像できるのになあ。
などと考えていると、曲がり角でドンっと身体に衝撃。それもパンを咥えた女子高生とぶつかったような鋭いものではなく、例えるなら……ちょっと硬めのクッションに体当たりしたような鈍い痛みだ。
なんだなんだとびっくりして瞑った目を開くと、一面に白と黒が広がる。死覇装?
「すまない」
「いやこっちこそ……い、いぬ?」
「わんわんだ!!」
「デッカ!!!」
「もふもふ! もふ!!」
よくわからないが目の前にめっちゃデカい二足歩行の犬がいた。やちるは一目散に飛びついて、肩まで登り頭の毛並みを堪能している。
おれも触らせてもらうと、それはもう綺麗に手入れされたやべえ手触りだった。
「うっわほんとだ! 昔飼ってたのよりふかふか!!」
「えーはづちーわんわん飼ってたの!? いいなー」
「めっちゃ可愛かったぜ、おれが基本世話係だからそれはもう懐いてたし」
「へー!」
「……も、もう良いだろうか」
「うん! わんわんありがとー!」
「あざっした、結構なお毛並みでした!」
少し照れたように先ほど撫でくりまわされた頭を摩る犬、のような存在。今度会ったらまた撫でさせてもらおうと心に誓ったところで、一つの疑問が浮かぶ。
……この人、犬? は誰だ?
よく見ると、死覇装の上には隊長羽織を羽織っているように見える。しかもそれは七番隊隊長のもので……そういえば七番隊隊長ってデカくなかったか?
「……は!? もしかして狗村隊長!?」
「はづちー気づいてなかったの? においおんなじなのに」
「いやわかんねえよ! え、なんで犬に?」
「もともと儂はこうだったのだが……心境の変化、というやつだ。これからも変わらず接してほしい」
「はーい!」
「なるほど……もちろんっす!」
おまけ
「あ? 副隊長と狛村隊長じゃないっすか」
「つるりんだー!」
「斑目か、久しいな」
「ハゲには眼鏡が似合わないからって意地張ってるからおれが見えなくなるんだぞ」
「お前が見えなくなるだけなら支障ねえだろ」
「ありまくるわボケ!! つか狛村隊長だってわかんの?」
「葉月気づかなかったのか? 覇気が同じだろうが」
「え、これおれがおかしいの?」
「でもそういや顔違うな。なんでだ?」
「なんか、今まですっぴん恥ずかったけどまあいいかってなったらしい」
「あー、失恋って辛いけど前より強くなれる感じするよな」
「わかるー! 角子もそうなんだ。私も前片想いしてた彼が告白してくれて運命じゃんって付き合ったけど15股してるって知ったとき今まで放ったことない綺麗な右フック出たもん」
「葉子もあの15股クソ野郎と? あたしも! やっぱりそういうのあるよね〜」
「あるのだろうか……」
「二人は適当にノって話し合わせてたら引っ込みつかなくなっちゃっただけだから気にしなくていいよ!」
「その通りだけど辛辣すぎない?」
アンケート答えてくれた兄貴姉貴大好き♡
それ以外の森羅万象も大好き♡
どれ好き?(参考までに。ネタ集め用:興味本位=5:5)
-
いつメン(一角、弓親)との遠慮ない暴言
-
いつメンとの男子高校生的やりとり
-
やちるとのトムジェリ
-
やちるとのほのぼの(広義)
-
更木隊長との勝手に緊張する会話
-
他隊長格とのほのぼの
-
他隊長格との失言説教
-
その他の要素
-
全部または複数あり決められない
-
別にどれが好きとかではない