場所は十一番隊隊舎の剣道場。『真剣絶対NG』というおれお手製の張り紙が見える。
そこにおれは、
「待たせたな」
「遅いっすよ……って斑目三席!? 書記はどこですか」
「あいつ、逃げやがったのか!」
「逃げてねえ!!」
「今、声が聞こえなかったか……?」
「……ああ。くぐもって聞きづらいが、書記の声だ」
「葉月ならここだ」
「「………………」」
「『三席、戦闘狂すぎて頭おかしくなったのかな?』みたいな顔をするな」
やれやれ、頭が固いやつらはこれだから。
自分で気づかせようと思ったが、一角の脳が心配されはじめたのでいよいよ真打高槻葉月が説明してやることにする。
「おいお前ら、よく聞け! おれの始解はな……おれ自身が獲物になることなんだよ!」
「「……………………」」
「アーッハッハッハ! 声も出ないようだな!!」
「葉月、2人は『バカだバカだとは思ってたがこんなに頭がおかしかったとは』みたいな顔してるよ」
「こんなナリでも見えとるわ!! その上でスルーしてたんだわ!!!」
「じゃ始めんぞ」
「オッケー。お互い準備はいいね?」
「い、いやいや良くねえよ!」
「ズルでしょそれ!!」
「ハァ? おれは
「そうだね。葉月はきちんと
「いやどう考えても──おわッ!?」
「一本。試合終了だね」
一角が相手の頭に軽くコツンと
同様にして二試合目も終了後、納得がいかない顔で2人が一角と弓親を見る。
「……なんでそいつごときのためにそんなに協力するんですか?」
「「
「ルビを消せ!!」
ついいつものやりとりがつい出てしまうが、相手方にとっては満足できない回答だったらしくさっきよりイライラが増している。
おれも満足できないからとてもわかる。
……しかし、なんでそんなにおれが気に食わないんだろう。
「お二人とも知ってるでしょ、書記は十一番隊で一番弱いんですよ!? 『強いやつしか入れない』って触れ込みなのに弱いやつがいるっておかしいでしょ!」
「うるせえ! 事実陳列罪で除隊処分にすんぞ!!」
「本当のことでも言っていいことと悪いことの区別がつけられるようになってから出直してくるんだね!」
「2人って本当におれの味方だよね??」
……………………おれ、そんなに弱いの?
「……三席に憧れてこの隊に入ったのに、いつも隣にいるのはヘラヘラしてるこいつなんて」
「俺、綾瀬川五席の強さだけじゃなくて美しさを追求する姿勢が好きだったんです。だけど、最近はこんなやつと連んでバカばっかりやって……五席はそれでいいんですか!?」
2人は、喉からなんとか絞るようにそう言った。
おれを嫌いなのはただ弱いからってだけじゃなく、弱いにも関わらずみんなの憧れみたいな人と仲良くしているからだったのか。そりゃ平行線なわけだ。
「僕は付き合いたい人と付き合うだけだよ。強さも美しさも関係ない」
「ひとの
──おれは斑目一角と綾瀬川弓親が『みんなの憧れ』という意識なんかこれっぽっちも持ってない、ただの友人なのだから。
おまけ
「ちなみにだけど、葉月は強いよ」
「見てみろよ。ほら」
「あ、朽木隊長じゃないですか! ちょうど六番隊宛ての書類あるんすけど渡していいです?」
「構わない」
「京楽隊長も! 書類渡して──待って待って逃げないで!?」
「隊舎に七緒ちゃんいるからそっちに渡してー」
「高槻、七番隊の書類はあるか?」
「狛村隊長……!! これです、いつもあざっす!」
「た、隊長相手にあんなフランクに……」
「正気じゃねえよ……」
まあ、この後KRSK ICGくんが来て今作主人公なんか比じゃないくらい隊長相手にタメ口使うんですけどね。あれはもうなんか別格だから……。
そしてお気に入り300ありがとナス! ついでに評価してくれてもええんやで。
どれ好き?(参考までに。ネタ集め用:興味本位=5:5)
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いつメン(一角、弓親)との遠慮ない暴言
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いつメンとの男子高校生的やりとり
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やちるとのトムジェリ
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やちるとのほのぼの(広義)
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更木隊長との勝手に緊張する会話
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他隊長格とのほのぼの
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他隊長格との失言説教
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その他の要素
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全部または複数あり決められない
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別にどれが好きとかではない