「そういやさー、一角って彼女いねえの?」
「ああ、今はな」
なんで『今は』を強調したんだよ言わなくてもわか……いや、さてはこの男。
「……もしかして彼女いたこ」
「殺す」
「否定もせ痛いずに痛い暴力に訴え痛いるのは痛い図星痛い痛い痛い!!!!!ごめんてそんな気にしてるなんて思わなくて」
「それがフォローのつもりなら、総隊長に国語を教えてやってくれって一緒に頼みに行やってもいいぞ」
いくら彼女0男でも、アイアンクローされたら痛い。だからモテないんだぞ。
おれ? おれは若くして彼女0、こいつは年上なのに彼女0。どっちが恥ずかしいかはわかるよな。
「怒んなって! お前みたいなやつを好きなやつもいるだろ、蓼食う虫も好き好きっていうし」
「誰が蓼だ。せめて十人十色とか言えや、俺と俺のこと好きなやつに失礼だろうが。……まあ、いるにはいんだよ。俺のことが好きとか言うやつ」
「じゃあなんだよ、理想が高いの?」
「そんなつもりはないが……少なくとも俺に一太刀入れられるような強い女じゃないとなァ」
「なるほど理想が成層圏突破してるな」
「そうか? このくらい普通だろ、オゾンより下なら問題ないって話も聞くし」
「いや完全に弓親レベルだぞ。あいつ絶対『僕より美しくないと付き合えない』って言うじゃん」
「……いや、弓親は俺たちの想像をはるかに超えると信じてるぜ」
一角がそれらしく大げさに頷くと、部屋の扉が開く音がした。
噂をすれば影。入ってきたのはナルシスト大王こと綾瀬川弓親であった。今日もよくわからない羽飾りが顔に鎮座している。
「なんの話してるの? 僕の名前が聞こえたけど」
「今好みのタイプの話してんだよ」
「へー、びっくりするほどどうでもいいね」
「ならちょっとはびっくりしろや。弓親の女の子の好みは?」
「どうせ『僕より美しくないと〜』だろ?」
「そんなこと言うわけないでしょ? 普通にそこそこ綺麗で落ち着いてて知的、くらいだよ」
「意外だ……」
「当たり前でしょ、僕より美しい人なんてごく少数いるかいないかなんだから。そんな人探してたら一生見つけられないよ」
「「……」」
「何その目。何か言いたいことあるなら言いなよ」
「ほらな。弓親のナルシストっぷりは俺なんかじゃ超えられねえんだって」
「これはマジだわ、ごめん一角」
「失礼な」
許可を得たから言いたいことを言ったのにグーで殴られた。だからモテないんだぞ。
まったくこれだからモテないコンビは……とため息をついたらさらにどつかれる。ねえおれがアホになったら困るの君たちだよね??
「それで、葉月はどうなのさ」
「いや〜まあ別にこだわりはないんだけど、あえて言うなら背が低くて胸デカくてふわふわしてて守ってあげたい感じの子?」
「キモ。寝言は寝て言いなよ、いや寝ても言わないで」
「かわいそうになァ、現実がそこまで見えてねえなんて……」
「お前らだけには言われたくなかったんだけど!?!?」
多分原作前の話です。一角のこと好きって人が現れたら、「ダハハこいつを!?」ってそういうおもちゃみたいに手を叩いて喜ぶ主人公いそう。
お久しぶりです。卒業できることになりました。卒論を一週間で書き上げたのもいい思い出です。主人公も大学生だったら絶対卒論一週間で書くタイプだと思います。
どれ好き?(参考までに。ネタ集め用:興味本位=5:5)
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いつメン(一角、弓親)との遠慮ない暴言
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いつメンとの男子高校生的やりとり
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やちるとのトムジェリ
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やちるとのほのぼの(広義)
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更木隊長との勝手に緊張する会話
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他隊長格とのほのぼの
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他隊長格との失言説教
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その他の要素
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全部または複数あり決められない
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別にどれが好きとかではない