この終末った世界で旅をする 作:ノア(マウントベアーの熊の方)
ほかのメイン小説も書きたいけどネタが出てこないんじゃ……
そんな事はさておき、では、ごゆっくり、見ていってください。
……ここはどこだろう。
暗闇だけが広がり、身体の感覚もない。
ただ分かるのは、先程までなかった意識が、覚醒し始めているという事だけだ。
しばらくそのままでいると、やがて、身体の感覚が戻ってき始めた。
しかし、身体はまだ動かない。
さらに待っていると、やがてブーッ、と言う音と共に、プシュー…と何かが抜けていく音がした。
それと同時に視界が真っ白に染まり、はっと目を見開く。
そこに広がっていたのは、開いたポッドのドアと、古くボロボロになった建物、そしてツルなどの植物に絡まれている、俺が入っていたポッドと同じようなポッドだけだ。
俺は恐る恐るポッドから出て身体を見回してみると、水色の病院で患者が着るような服だけを着た身体を見ることができた。
徐々に何があってあそこに入っていたか思い出してくる。
そうだ、俺はコールドスリープをしていたんだ。
確か次に緊急時以外に外に出るのは100年後だった…気がする。
つまり、ここは100年後の世界なのだろうか。
それにしては発展は愚か、逆に衰退しているように見える。
本来ならコールドスリープ明けならば人がいて、メディカルチェックなどをするものでは無いのだろうか。
衰退は愚か、人がいた痕跡すらないでは無いか。
……まあそれはいい、しばらくしたら誰か来るかもしれない。
他のポッドでも眺めて時間でも潰すか…
そう思い、他のポッドのガラス面に乗っているホコリや植物を退け、中を覗き込む。
……そこには、まるでミイラのようになっている、人間の死体があった。
驚いて声も出ず、俺はその場から離れる。
途端に気味が悪くなり、その部屋から出ていくことにした。
部屋の自動ドアはセンサーが壊れているのか動かず、隙間があったので無理やりにこじ開ける。
そして瓦礫だらけとなった廊下を進み、小さな部屋を見つけた。
気になって入ってみると、そこには、誰かの日記と思われる、古ぼけたノートが置いてあった。
気になって読んでみると、ほぼ文字が滲んで見えなくなってしまっていたが、なんとか最後の方だけは読むことが出来た。
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---9年0-月1-日
ついに第三次世界大戦が起きてしまった。
まるでミサイルのカーニバルだ。
この施設ならばしばらくは無事だろうが、毎日のように日記なんて書いている場合では無くなってしまうだろう。
---0年0-月-3日
各国、戦前にシンギュラリティが起きてから開発していたAI技術による兵器の技術進歩が早い。
既に兵士は過半数がアンドロイドだし、それを指揮するのもAIだ。
このまま、早く終わってくれるといいのだが。
だが核ミサイルなどの兵器によって人類の住める場所も減ってきてしまった。
終わったところで復興には数十年はかかるだろう。
---1年-1月--日
ついに恐れていたことが起きた。
どこの誰かは知らないが、『戦争が終わり、平和な世界にする方法』をAIに考えさせ、実行権限を与えやがった。
それを考えたAIは悟っちまいやがった。
俺たち人類がいなければ戦争も起こらず、平和な世界になると。
今、世界はAIとアンドロイドによって構成された機械勢力に蹂躙されてきてる。
このままだと、各自に人類は滅ぶ。
----年--月--日
終わりだ。
何もかも。
AIが提示した人類の絶対服従による終戦の提案をバカが蹴りやがった。
生き残った人類は最期の悪あがきを始めた。
勝てるはずもないのに。
だってヤツらは、日常のどこにいて、急に攻撃を始めるかわからねぇ。
人間より人間しているせいで、"新人類"なんて自分たちを呼称し始めた。
ミサイルで生産工場を攻撃しようが、何をしようがヤツらはそれを無かったことにする防衛能力がある。
やがて人類…いや、俺ら"旧人類"は疑心暗鬼になり始め、お互いに殺し始めた。
やがて旧人類は滅び、新人類の時代になるだろう。
だがヤツらにも弱点はある。
人間に近づけ過ぎたせいで、やがて物資がなくなり、工場での生産は止まり、人間と同じ方法で繁殖を始めたとしても、それはまだ不完全なはずだ。
時が経てば、ヤツらも滅ぶ。
人間に創られたヤツらは人間を滅ぼし、やがては自滅する。
そして、この星には何もいなくなるんだ。
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読み終え、俺は辺りを見回す。
どこもかしこもボロボロで、何年もここに人が来ていないことが分かる。
……どうやら、この日記に書かれていることは本当に起こった事らしい。
戦争が起き、AIの反乱が起きて、人類滅亡。
まるでSFのような話だが、今は信じるしかない。
まあ起きたことは仕方ない。
死ぬのは確定したようなものだし、廃墟などの風景は好きだ。
敵性のAIが全滅していることにかけて、この世界を探索してみてやろう。
そう決まればまずは物資と服装を何とかしなければ。
思い立ったが吉日という言葉もある。
心が完全に折れそうになる前に行動あるのみだ。
そう思い、俺は服がありそうな所を漁る。
そこには、動きやすい生地のジーパン、長袖のTシャツに黄色のパーカー、スニーカー、そしてなぜだかわからないがパイロットゴーグルまであった。
俺はそれに着替えると、次は食料の類がないか探索を始める。
地下まで降りてくると、少し水没していたが、緊急時の食料庫を見つけ、入ってみる。
そこには、大きめのバックパックに、緊急時に必要なものが全て入った、避難用キットのようなものがあった。
俺はそれを背負い、他に使えそうなものがないか探索を続ける。
すると、今度は武器庫と書かれた部屋を見つけた。
鍵が閉まっているようで開いてくれず、一か八かで蹴り壊す事にした。
思いっきり蹴破ってみると、どうやら鍵がもうボロボロだったようで、ドアが勢いよく吹き吹き飛んで行った。
中はほぼほぼ何も無くなっていたが、運のいいことに、『ベレッタ Px4 Storm』と書かれたケースに、一丁の新品のような銃と、空のマガジンが3本分、そしてそのマガジン分の弾が入っていた。
俺はそれを取り、マガジンに弾を装填し、マガジンを銃に入れる。
そしてさらに漁っていると、銃が入るレッグホルスターを見つけ、それを足に装備して、そこに銃を装備した。
まさかあるとは思っていなかった銃を見つけ満足気になりながら、俺が目覚めた建物から出る。
すると、眩しさで少し目が眩み、手で光を遮る。
光になれてから辺りを見回すと、見渡す限り廃墟が広がり、一部が自然の1部になっていた。
やはり、人類は滅び、新人類と言っていたAIたちも滅んだのだろう。
……さて、これからどこまで行けるだろうか。
どうせ生き延びたなら、この世界を楽しんでやろうじゃないか。
死ぬまでは終わらない旅だ。
さあ、終末旅行を始めよう。
文字数3000もないけどセリフなしで書くのが始めてなので許してください…
ネタが浮かべばまた書くかもです。
ではまた、お会いしましょう!