配達中に追われてたんだけどwww   作:とどころ

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はわわ…はわわ…(処理しきれない)
何でこんな伸びてんだよ…(胃痛)
皆様、切にありがとうございます…(五体投地)
でも今回あんまりお話すすまないの…ごめんちょ…



He who has never hoped can never despair.

「ぁ゛ぁ゛ぁ゛あああああああああ!!!!!」

 

 それは、聞くに堪えない絶叫だった。

 赤い霧を撒き散らしながら、激痛に苛まれながら、何度も何度も頭を意地でも地に叩きつけながら、その「人間」は人を殺すことを忌避した。

 辺りに倒れた黒スーツの人々を、意地でも遠ざけた。

 

「や゛ぁ゛ぇ゛ろ゛ぉ゛ぉ゛おおおおお!!!!!」

 

 それが例え己を殺さんとした者であっても殺したくはないのだと、血のように赤い隼の意匠を持つ装甲を纏った男は、装甲の補助に抗い続けた。

 とっくに皮膚はめくれ、内臓は裏返り、骨は外れまくっている。いっそ死ねたら楽になれるであろうに、それすらも男が纏う装甲が邪魔をする。

 

 青い目の少女を救った男は───理不尽にも生き地獄へと叩き込まれた。

 

 喉は度重なる絶叫で炎症し、血を吐いた。

 四肢は原型がかろうじて残っていた。

 頭はそれでも理性的に働いていた。

 

 男の仮面の下に、幾つもの血と涙が隠れたのだろう?

 

 側から見れば、男はただの狂った怪物だ。

 しかし、男が怪物ではないと知っている存在が───幸運にもこの場に確かにいた。

 それこそ、男が救った少女に他ならない。

 

 少女は、半端に開いた鉄扉から全てを見ていた。

 

 男が死にたくないと叫んでいたのも。

 それでも罪悪感に押し潰される方が怖いと叫んだのも。

 そして敵を殺さないように足掻いて、苦しんだことも。

 

「…いやだ。…いやだ…!」

 

 このままでは、あの人は死んでしまう。

 震えた手で自分を助けてくれた、優しい人がまた自分の前から消えてしまう。

 それも幸福の中ではなく、慟哭と悲劇の中で。

 助けたい、あの優しい人を助けたい。

 …自分に出来るだろうか、という不安があった。

 

「……うまく、いけば……!」

 

 だが、気が付けば少女は必死に駆けていた。

 裸足のまま、毛布代わりにと貰ったジャケットを抱きしめて、震えながら赤い霧の中に飛び込んで行く。

 

 赤い霧に飲まれた少女は、殺されない。

 否、殺されることはない。

 少女はまたたくまに青い光となり───赤い装甲に溶け込んだ。

 

「────────────ぁ」

 

 そして、赤い世界が青に染まる。

 怪物の如き鎧もまた、一瞬で青色に染まる。

 次の瞬間、男を包む鎧は元の腕輪へと姿を変えた。

 

 これは、ヤブ医者が彼らを拾う前の記録だ。

 


 

337:よんばん 2035/11/20 5:31:12 ID:bUVOLw3Gq

みんな あのひと たすかる?

 

338:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:32:00 ID: mW44bLM8u

ふぁっ!?

 

339:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:32:21 ID:GJf9YG3FU

どういうことなの…?

 

340:ヤブ医者@Far East  2035/11/20 5:32:40 ID: qVG+vhiTy

>>337

おいガキ、今すぐ出てこい。

いい子だから、キャリアーは助かってるから

 

341:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:33:02 ID:ydX+L2KZe

医者ニキ不審者みたいで草

これは青目ちゃんですね間違いない…

 

342:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:33:18 ID:/db9GcbUr

端末取られたんですかね?

せやけど医者ニキ普通にレスしてるし…スレじゃなくてレスなのでは?

 

343:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:33:41 ID:4MkQwStmV

ネットの中に入ってるんでしょ(適当)

 

344:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:33:55 ID:998k7k7ew

かしこい

 

345:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:34:19 ID:QMUMbG+Vk

んなわけあるかよ

ないよね…?

 

346:よんばん 2035/11/20 5:34:33 id:bUVOLw3Gq

>>343

それで、ただしいです

ことばは、まだ、まなんでます

 

347:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:34:49 ID:WKGymirUs

えぇ…(困惑)

 

348:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:35:09 ID:Kx8FtrFO/

そういうのありなの…?

 

349:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:35:31 ID:tx2f+fn3r

医者ニキ、実際のところどうなん?

なんか言ってくれ頼むから(震え声)

 

350:執行官補佐@Far East  2035/11/20 5:35:51 ID:jail1

ウッソだろお前wwwwww(胃潰瘍)

 

351:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:36:13 ID:bBTu7DBiZ

メディック!メディーーック!!

 

352:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:36:27 ID:2cV/v1CWb

怒らないで聞いてくださいね?

皆ちょっと信じかけてるの草なんだよな

 

353:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:36:41 ID:1fRx4r56m

この国なんでもありだし…

この前12区の研究者が警備員と共同開発で相転移シールド作ったらしいし…

 

354:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:36:56 ID:EeSzjShPm

クッソコスパ悪いクソ盾来たな…

 

355:ヤブ医者@Far East  2035/11/20 5:37:10 ID: qVG+vhiTy

青目のガキのことはマジだよ

こいついきなり青く発光したかと思えば俺の端末の中に入って、その結果がこれだよ!!人体の電子変換化って何だよマジなのかよ!!!!!

 

356:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:37:24 ID:YoYOYOflood

まま、医者ニキの気持ちはわかるけどとりあえず置いといてよんばんちゃんの話聞きましょ

>>346 しゃべって、どうぞ

 

357:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:37:43 ID:SGnGUzhVq

クッソ無情で草

本当にネットの中入れたのか…(驚愕)

 

358:よんばん 2035/11/20 5:38:00 ID: bUVOLw3Gq

あの人、ここでは、キャリアーって言いますか?

私を助けようとして、からだが、酷いことなりました

よんばんは、怖いです

 

359:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:38:22 ID:I7/2gbyIh

オペ自体は成功してるんなら大丈夫だよ

医者ニキは三日以内に目覚めるって言ってたし

 

360:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:38:40 ID: XgP8mD6zi

>>358

医者の言葉は八割型信じていいぞ(医学生並感)

目覚めるまで不安だよね、わかる…

そんな時は患者のそばにずっといてあげたり、声をかけてあげたりするのが良いよ。最近の論文で効果が認められつつあるから。

だから、キャリアー君のそばにいてあげて欲しい

 

361:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:38:59 ID:jPQ5ORwVJ

医者の卵の聖人度合いを見た

 

362:ヤブ医者@Far East  2035/11/20 5:39:14 ID: qVG+vhiTy

>>360 百点の回答すぎる

いやホントはこういうの俺がやんなきゃだけど…

 

363:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:39:32 ID:omuL5NG4m

医者ニキも疲れてるだろうし、多少はね?

 

364:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:39:46 ID:XXX

微笑ましいな

どうか、その心を忘れないでいておくれ

 

365:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:40:04 ID:x7EnnFvLP

そろそろ23区の安全予報始まるな

隣だけど一応見とくか、怖いし

 

366:四番 2035/11/20 5:40:23 ID: bUVOLw3Gq

ありがとうございます。

迷惑をかけて申し訳ありません。

四番は今から戻ります。

 

367:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:40:47 ID:Gcm2wiXmQ

いきなり滅茶苦茶流暢になったな…

学習能力高くなぁい?

 

368:ヤブ医者@Far East  2035/11/20 5:41:08 ID: qVG+vhiTy

クッソ疲れた…落ちるわ

キャリアーの容体確認してくらぁ

 

369:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:41:30 ID:EucR7R/7b

おつかれ医者ニキ

甘いもんでも食べときな

 

370:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:41:50 ID:+vHUtGTeS

ありがとうな医者ニキ

イッチはあの子を救ったけど、医者ニキはイッチを救ったから誇って♡

 

371:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:42:13 ID:Ut1M0f9VS

安全予報出たな、高等学校付近は生還率2%か

これは休学ですね間違いない(避難中)

[Photo file1254’]

 

372:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:42:34 ID:EtIFUM8Vu

通信制高校生ワイ、今日の教師が23区住みのため自習

一気に暇んなったわ

 

373:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:42:51 ID:Br73a3QG7

>>371

ああー、基本的に警備員に誘導されんのか

流石に自主避難ではなさそうで安心したわ

 

374:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:43:09 ID:pIBUV6h1v

ダブルヘテロ社ってどんな会社なん?

 

375:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:43:22 ID:q3mkvFuvW

バイオ工学の権威じゃなかったか?

あとは生命科学も取り扱ってるとか

後ろ暗い噂はまぁドバドバだけども

 

376:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:43:39 ID:sN7mPdEwn

改造生物も何体か作ってんだっけ

医学的有用性質を持つ生物を掛け合わせ、医療用品の安定生産をはかるってこの前なんかCMでやってた気がした

 

377:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:43:52 ID:tcaxUkufj

23区の主要企業だからなぁ、規模がでかいことでかいこと

…イッチも医者ニキも青目ちゃんも無事に区から出れれば良いけど

 

378:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:44:14 ID:lTD3psUa0

ほんとな…良い奴ばっか割食うんだよなぁ…

金があればあるほどそれが顕著だし

 

379:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:44:27 ID:GBX5X1AiR

皆生きるのに必死なんだ

だからこの有様も仕方ねぇんだ

けどそれと納得は別なんだ

 

380:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:44:51 ID:idxrSxQG3

まぁ悪いことばっかでもないしなぁ

仲間と仕事すんのは楽しいし?

端末のおかげで貧富関係なく情報は手に入るし

 

381:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:45:12 ID:SaRnic/Er

子どもも働けるようになったのが俺は嬉しいかな

保証人がいないと公務系の事務補佐か建築補佐しか出来ないけど

俺みたいな孤児でも安定した金が手に入る時代だ

 

382:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:45:28 ID:P4fM7gUFt

イッチこれからどうすんだろ

というか早く顔出してくれ!わかっちゃいるけど不安だ!

 

383:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:45:44 ID:5l9yLvJao

わ か る マ ン

 

384:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:46:06 ID:Pnpif/Lz0

懐かしいミーム来たな…

 

385:名無しのユーザー@Far East  2035/11/20 5:46:21 ID:cw/hqPeUR

ともかく待とうぜぃ

一命は取り留めてるみたいらしいしさ

 

386:執行官補佐@Far East  2035/11/20 5:46:52 ID:Jail1

上司仕事サボってて草なんだわ

 

 

 


 

 

 四方八方に貼り付けられた何らかのメモ用紙。殺風景極まりないコンクリートの壁に、あちこちに積まれた機材。消毒液の匂いが立ち込め、薬品の匂いも香る部屋。

 それが、青目の少女を運んだ男の見た世界だ。

 

 がばり、と男は慌てて状態を起こす。

 そこで男は、自身の体が問題なく動いたことに驚愕する。間違っても、動けるような状態ではなかったはずだ。

 どういうことだろうと、あたりを見回すと─── そこには、白衣を緩く羽織った男がいた。

 

 男は右目に包帯を乱雑に巻き、白髪混じりの髪を無造作に生やし、そして気怠げな雰囲気を漂わせている。

 白衣の男は、こちらに気付くと、疲れ切っていた顔色をたちまち明るくした。

 

「おー、起きたか。キャリアー」

 

 白衣の男は、キャリアー…青目の少女を運んだ男を見ながら、手に持っていた画板にガリガリと何か書き込んでいる。

 それを終えたら、白衣は再び声を投げかける。

 

「身体の具合はどうだーっと……あー、いや…そうだな、まず自己紹介の方が先か…俺はキニア、キニア・アルド。お前の掲示板でこの診療所のこと言ってた奴な?」

 

 白衣の男は、自らの名前を名乗った。

 しかし、キャリアーの方の名前を聞くことはなかった。それよりも気になることがあるだろうと思ったのか、キニアは〝聞きたいことはあるか?〟とキャリアーに問う。

 

「…あの、こ、…は…あの人たちは、無事で、すか?」

 

 キャリアーは、恐る恐る声を出した。

 その声は怯えに染まっていた。彼とて、自分の行動を忘れてはいない。彼は、自分の暴走にあの子を巻き込んでいないか、そして黒服達を殺めていないか、それが気がかりだったのだ。

 質問に対しキニアは、ニッカリと笑う。

 放った返答は、キャリアーが掴み取った成果に他ならない。

 

「おお、ちゃんと無事だぜ? 

 ……お前が守った。守り切ったよ」

「──────よかったぁ…!」

 

 キャリアーは、心の底から安堵したのだろう。

 全身から脱力し、再びベッドに倒れ込んだ。

 そして深呼吸を二、三回ほどしてから、キャリアーはまた慌てて飛び起きた。

 そして慌てたまま〝忘れるところでした〟と。

 

「…俺はツバサ、サガミ・ツバサって言います。

 今回は、その…本当にありがとうございました! あなたがいなかったら、本当に死んでたと思いますから…」

 

 深々と頭を下げるキャリアー…ツバサに対し、キニアの返答は非常に軽いものだ。

 

「医者が医者の仕事やっただけだ、気にすんなよ。

 ああ、そうだ。今のうちにあの青目のガキとも会っ」

 

 そこで、どばん! と部屋の扉が勢いよく開く。

 開いた扉から飛び出した小さな人影は、寝台に座るツバサの元へと飛びつき、そして見事にその頭を腹に打った。

 当然、ツバサはむせる訳だが、小さな人影は感情が抑えきれてないのか、何度もしきりに自分の頭を擦り付けていた。

 

 泣きじゃくる声が聞こえた。

 だから、いくらむせても、苦しくなっても、ツバサはその小さな体を拒絶しない。むしろ、自身の両腕で包み込み、震える背中を優しく撫でる。

 落ち着かせるかのように、心から労るように。

 そうして、その小さな人影は顔を上げる。

 そこには、涙に濡れた青い双眸が安堵の笑みを一杯に浮かべていた。

 

「生きてる! 生きてる!」

「たりめーだ、誰がオペしたと思ってやがる。

 つか慌てんのは分かるが乱暴に開けんな、クソガキ」

 

 ぴしぴし、と人差し指で青目の少女を叩くキニア。

 しかし少女はそんなことに気づいていないのか、ツバサにひっついたまま泣きじゃくる。

 

 そんな姿を見て、キニアは笑う。

 だが、仕方ないなと言わんばかりに一つ大きなため息を吐いた。

 彼はかつり、と靴を鳴らしてその場を後にする。

 

「色々と話したいことはあるが、…先ずは二人でゆっくりしてな。時間は五日ほどあるから」

 

 そう言って、彼はぶっきらぼうに去る。

 背中から二人分の〝ありがとう〟をもらい、気怠げに手を振りながら、カラカラと笑って。

 

 

 

 

 ぽつん、と水を打ったような沈黙。

 先に沈黙を破ったのは、ツバサの方だった。

 

「…えーっと…、君のことはなんて呼べばいいかな」

「…皆が四番か、フォーと呼んでいました」

 

 青い目の少女は、それだけを返答とした。

 ツバサとしては、そう呼ばれる前に「名前」があったのか気になっていたのだが…どうやら、触れるべきではなかったようだ。

 だが、ただ藪蛇をついてしまったわけでもない。名前がないのなら、付けなくてはならない。

 名前とは、その人を「誰か」に足らしめるもの。覚えるためにも、覚えられるためにも、なくてはいけないものだと彼は考えている。

 彼自身、仕事柄「覚えられない死」を幾度か見て来たのだから。

 

「そっか…なら、君は今日からフォーだ。

 でも、それは四番って意味じゃない」

 

 だが、彼にネーミングセンスは無い。

 煌びやかな名前も、厳かな名前も、その人に適した名前も考えつかない。無理くりに考えて、捻り出した名前はきっと、粗末な物になる。

 それは納得がいかない。

 だから彼は、名前の代わりに意味を与えようとした。今世の中にある多くの名前に負けないほどの、切な願いにも似た意味を。

 

「幸運、Fortuneのフォー。

 君がこれから、多くの幸せ (Fortune)に恵まれるように」

 

 どうかな、と首を傾げて自信なさげに。

 実際、本当に自信はない。嫌なら、また別の名前を考えるから、とそう言おうと思った。

 けど、言えなくなった。

 

「…………───っ!」

 

 嬉しそうに笑う表情が、全ての言葉を奪ったから。

 ぼろぼろと笑いながら涙をこぼすその姿が、間違っていなかったことを教えてくれたから。

 だから、次の言葉は「嫌だったら」とか「もっと別の名前がいいかな?」とかそんなんじゃなくて───本当に、ありふれたどこにでもある挨拶で良い。

 この子には、きっとそれが必要だから。

 

()()()()()()、フォー!

 俺はツバサ、これからよろしく!」

「…はい、…はい! ()()()()()()

 よろしく、おねがいします!ツバサ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ───

 

 

 

「…何で私達は生きてんです?」

「俺が知るかよ…クソが」

「大学生クンに感謝することね、あの子が頑張ってなければ今頃ミンチよ?」

「…何で俺らを生かす方に頑張ってんだあいつ…」

「お疲れ、シィ。黒服どもの調子はどうだ」

「先生、至って良好だよ」

「…闇医者キニア、お前もお前だ。なんだって俺たちを助ける。生かす理由がないだろうが」

「医者だから生かしてんだよクソボケ、他になんか理由あるか? それにお前が死んだら、あいつが傷を負う。

 そら駄目だ、俺やお前みてえな泥ん中の奴は、ああいう光った奴を曇らせちゃいけねぇんだよ」

「……クソッタレ、ここは異国か? まるで話が通じねぇ」

「ちゃんと極東だよ、残念ながらね」

「ま、怪我が治るまではおとなしくしてもらうわ。

 …あいつに会わせっかは…ぼちぼち決めるか」

 

 




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