機動戦士ガンダムSEED 青き稲妻と呼ばれた女性   作:桐野 ユウ

18 / 86
赤い目をした男の子と女の子の兄妹

ドレッドノートガンダムを授与をしてから数週間が経った、アメリアはその間に新聞を読んでいた。その記事をみて彼女は目を見開いていた。

 

オーブが地球連合軍に攻められたこと、オーブ首相ウズミ・ナラ・アスハを含め幹部陣が死亡をしたことなどが書かれていたのを見て彼女はカガリからもらったものを見ていた。

 

まさか彼女も死んだのかと、拳に力を込めてあの時話したことを思いだした。それはディンカスタムを自爆させて飛行艇に収納されたときのことである。

 

「一つ聞かせてほしい、あんたはナチュラルのことをどう思っているんだ?」

 

「・・・・・・そうね、ナチュラルとコーディネーター・・・・・・確かに生まれなどが違うかもしれないけど同じ人だと思っているわ。」

 

「そうか・・・・・・ならなぜあんたは戦うんだ?」

 

「・・・・・・友を守りたいといったらあなたはどう思うかしら?血のバレンタインの時に私は親友を失った、確かに地球連合軍は憎んでいるわ。でもそれで全てのナチュラルを滅ぼしてもいいとは思わないわよ。それにね誰にも言えないことなどを隠しているってのも一番つらいのよね・・・・・・」

 

「・・・・・・そうか青い稲妻、あんたのことを少し勘違いをしていたようだ。そして危なかったしいなと思った。」

 

「そう?」

 

飛行艇にいる間、彼女達は趣味やバイオリンを弾けることを話したりして楽しんでいた。そして迎えに来た時にもらったお守りを見ながらオーブの方から避難をしてきたコーディネーターの人たちがいるのを聞いていたので彼女はプラント本国のシャトルが到着をしたのを見て降りてくる人たちを見ていた。その中に妹である子を手を握っている男の子を見た。

 

赤い目をした男の子はアメリアの方をじーっと見ていた。彼女がザフトの赤服を着ているのを見て写真などをちらちら見ながら・・・・・・彼女の方もどこかで見たようなと思い考えていたが思いだした。

 

「あれってまさか・・・・・・シン!マユ!」

 

「「お姉ちゃん!!」」

 

彼女は驚いている。いとこのシン・アスカ、マユ・アスカがなぜプラントの行きに乗っていたことに待てよと思い二人以外の姿が見えなかったので聞くことにした。

 

「二人ともおじさん、おばさんはどうしたの?」

 

「「・・・・・・・・・・・・・・・」」

 

二人が無言になって自分に抱き付いてきたので彼女は二人がなくなったこと知って二人を自分の家に連れて帰ることにした。

 

「ここは私の家よ。ほら入って」

 

「「お邪魔します。」」

 

二人を自分の家に連れて帰った後、二人が疲れていると察してお風呂に一緒に入ることにした。シンは顔を赤くして彼女を見ないようにしていた。

 

「お姉ちゃんやわらかーい。」

 

マユは同じ女性ってこともあり彼女の豊満な胸を触っていた。アメリアはうふふふと笑いながら彼女の頭を撫でてお風呂から上がり一緒にご飯を食べながら話をする。

 

「シン、マユ・・・・・・辛いかもしれないけど話してくれるかしら?」

 

「はい。」

 

シンは何が起きたのかすべて話した。オーブに地球連合軍が攻めてきた。シン達家族も避難をするために港の方へ走っていた。

 

だがマユの携帯が落ちてしまい、彼女自身が母親の手を振りきり携帯を取りに行こうとシンも追いかけた。二人は携帯を回収をして戻るとしたときに爆発が起きて二人は吹き飛ばされた。

 

気絶をしていた二人は目を開けるとそこには爆発を受けて体が曲がってはいけない方角を向いている父親と母親の姿だった。

 

「おとう・・・さん・・・・・・おかあ・・・・・・さん?」

 

「あ・・・あああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

二人は泣け叫んだ。目の前で父親と母親を失っただからだ。それからオーブ軍人の人たちにプラントに行くようにと言われて二人はプラント行きのシャトルに乗ってきた。

 

「以上です。」

 

「・・・・・・そうおじさんとおばさんが亡くなったのね。」

 

アメリア・レーゼの母親とシン達の母親は姉妹でアメリア自身もシンとマユが小さい時からの付き合いでアスカ一家がオーブに移住をするまで一緒にお風呂に入ったり遊んだりしていた。手紙などは送っていたので彼女自身もおじさんとおばさんが亡くなったことに涙を流した。

 

シンとマユも同じように涙を流して二人はアメリアに抱き付いた。

 

「おじさん、おばさん・・・・・・うああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

「「うわあああああああああああああああああん!!」」

 

三人は涙を流しながら抱きしめあった。数十分涙を流した後アメリアは二人のこれからのことを話しをした。

 

「本当だったら私がといいたいけど軍人だからいつ召集されるのかわからないのよね。だから二人を実家の方に送ることにしたわ。先ほど母さんに連絡をしておばさんたちが亡くなったことを報告をしたわ。母さんもあなたたちだけでも生きていてよかったといっていたわ。だからあなたたち二人を母さんに預けることにしたの。いいね?」

 

「「はい。」」

 

彼女は時計を見ているとインターホンがなったので彼女は応答をしているとアメリア・レーゼの母、ミナリア・レーゼが入ってきた。

 

「シンちゃん、マユちゃん久しぶり・・・・・・」

 

「「おばさん!!」」

 

二人はミナリアに抱き付いた、アメリアの方も頭を下げる。

 

「それじゃあ母さん二人をお願いをするわね?」

 

「わかっているわ。あなたも体に気を付けてね?この間もお隣の人の子どもさんが亡くなったと連絡を聞いているから。」

 

「わかっているわよ。」

 

ミナリアはシン達を連れて自分たちの家の方へと連れていった。彼女はいとこである二人が無事だってことにホッとをして眠ることにした。

 

(それにしてもまさかシン達がプラントに来るなんて思ってもいなかったわ。平和の国といわれていたオーブ・・・・・・そうか地球連合軍の狙いはマスドライバー・・・・・・宇宙に上がるために必要だからオーブを・・・・・)

 

アメリアはなぜ地球連合軍がオーブを狙ったのかがわかり拳を握りしめていた。一方ミナリアの車に乗ったシンはミナリアに聞く。

 

「あの・・・・・・」

 

「何かしらシンくん?」

 

「軍に入るにはどうしたらいいんですか?」

 

「・・・・・・シンくんあなた軍に?」

 

「はい、俺・・・・・・アメリアさんを支えたいんです。あの人は小さい時からお世話になってきました。だから俺・・・・・・あの人が戦っているのを見て共に戦いたいんです!!」

 

「ずるいよお兄ちゃん!!私だって戦うもん!!」

 

「マユ!?」

 

「だってアメリアさんがいいのに私がダメってのはないじゃん!!」

 

(全く、そこだけはあの子に似たのね、)

 

ミナリアは二人のまっすぐに突き進むことは妹に似ているなと思い二人をザフトの知り合いに頼んで入隊させることにした。




次回 アメリアはある任務を受けた。ガンダムタイプと呼ばれる機体がザフト軍のMS部隊を攻撃をしていると情報を受けて出動をする。

次回「アメリア出撃」

オリジナル要素その二 ガンダムSEEDDESTINYに登場をするシン・アスカがアメリア・レーゼのいとこという扱いさせてもらいました。そして妹であるマユが生存をして兄と共にザフトに入隊をする!って感じですね。

次回はガンダムタイプと書いていますがいったいどこのユーラシアのでしょうかな?

アメリアの彼氏は誰がいいのか?

  • ギルバード・デュランダル
  • ラウ・ル・クルーゼ
  • シン・アスカ
  • イザーク・ジュール
  • ディアッカ・エルスマン
  • ニコル・アマルフィ
  • スティング・オークレー
  • アウル・ニーダ
  • ハイネ・ヴェステンフルス
  • ???(SEEDFREEDOM)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。