機動戦士ガンダムSEED 青き稲妻と呼ばれた女性 作:桐野 ユウ
ハイぺリオンガンダムを捕獲をしたアメリアは、帰投後はケイラは目を光らせながらハイぺリオンガンダムを見ていた。
「ぬおおおおおおおおおおお!!これが地球連合軍が作ったガンダム!?いやー私はイージスとかあっちは触らせてもらえなかったからさ。いやーすごいねーアルテミスの傘と同じ光波防御シールドが張れるなんてすごいよ!!」
「えぇMSに同じようなものを搭載させるなんて地球連合軍・・・・・・いやこれを開発をしたのはユーラシア連邦だっけ?」
「でもこれコストとか高そうだよ。見た感じでわかるよ。そりゃーバッテリータイプは5分が限界だよ。というわけでこいつを私達は調べたいと思います!!預かるわよ!!いいよね?答えは聞かないからね。」
(やれやれ全然変わらないわね、ケイラのMS好きのところは。)
ケイラの様子を見ているとザフト兵士がやってきた。
「アメリアさん、ラウ・ル・クルーゼがミーティングルームに来るようにとのことです。」
「私に?わかったわ。」
ケイラにハイぺリオンガンダムを任せると彼女は言われた場所に到着をしてはいるとクルーゼ隊の面々がおり彼女が来たことに驚いているとクルーゼがふふと笑いながら話しかけてくる。
「すまないねアメリア。」
「いいわよ気にしないで、こっちも任務を終えたところだから。それで私呼んだのには理由があるって感じかしら?」
「あぁ君を呼んだのはほかでもない、我々は新造戦艦エターナルの奪取及び破壊の命令を受けたのだからね。」
「エターナル?確かフリーダム及びジャスティス用の専用戦艦よね。まさか奪われたの!?」
「あぁ、奪った犯人はラクス・クライン及びアンドリュー・バルドフェルドだ。我々クルーゼ隊がその任務を受けることになった。やれやれ・・・・・・(パトリックは厄介ごとを私で片付けようとするからな、全く・・・・・・今の私に復讐する心などないのにな。)」
クルーゼは心の中でため息をつきながらヴェサリウスを含めたナスカ級4隻でエターナルの奪還及び破壊命令を実行をするために出撃をした。
その一隻の中にナスカ級「マザリス」の姿があった。あの任務以降マザリスは彼女の部隊、つまりレーゼ隊の母船として使用をするようにと言われてマザリスはアメリアの部隊に配属になった。
艦長を務める「マグリア・アギ」はブリッジにいる女性艦長である。彼女はアメリアのファンであり休みが入りアメリアがコンサートを開いたときは必ず行く人物である。その彼女の部隊に配属となったことに彼女は心の中で喜んでいた。
「マグリア、そんなに緊張をしないの。」
「で、ですが・・・・・・」
「いつもは冷静に指示をするあなたがそれでどうするのよ。私はあなただから船を任せられるし戦うことができる。」
「が、頑張ります!!」
「艦長!間もなくコロニーメンデル付近に到着をします。」
「わかりました。総員第一戦闘配備、ヴェサリウス達の動向を見つつ我々も参戦をします!」
「「「了解!」」」
一方でエターナルと合流をしたアークエンジェル及びクサナギに迫る黒いアークエンジェルことドミニオン、艦長を務めるナタル・バジルールはかつての上司マリュー・ラミアすに降伏をするように言うが断られて乗っていたムルタ・アズラエルは攻撃を指示をしてMSが出撃をする。
アークエンジェル、クサナギはMSを出撃させてドミニオンに攻撃をする。一方ヴェサリウスのクルーゼはコロニーメンデルに出撃をする。ほかのメンバーには待機命令を出してイージスガンダムで出撃をした。
「この感じ・・・・・・まさか!!」
ストライクに搭乗をするムウはマルチプルアサルトストライカーを装着をしてクサナギなどの護衛をしていたがクルーゼがコロニーメンデルにいることを感じて移動をする。
「少佐!?」
「悪いが船を頼むぞ!!」
「え!?」
ストライクはコロニーメンデルの方へと移動をする。マグリスの艦内でクルーゼから待機命令を受けていたが彼女はコロニーメンデルの方を見て両手を組んでいた。
(まさかクルーゼ、話をするのかしら?ここで何があったのかを全て・・・・・・)
コロニーメンデルの中に侵入をしたムウは辺りを見ているとビームが飛んできたので回避をするとイージスガンダムが構えていた。
「あれはイージス!?・・・・・・この感じはまさか!!」
「そうか、お前がストライクのパイロットになっているとはなムウ!!」
イージスはライフルを腰にセットをしてビームサーベルを発生させると接近をして振り下ろす。ストライクもシュベルトゲベールを抜いてガードをする。
「ぐううううううううう!!」
「まさかお前とこうしてMS戦ができるとは嬉しいよ。だが!!」
イージスの蹴りがストライクに命中をして吹き飛ばした。ストライクはスラスターを全開にして着地をした。クルーゼもほーうと言いながらビームライフルを構えようとしたが上空からビームが放たれたので回避をするとフリーダムが乱入をしてきたのでクルーゼは壊される前にと着地をしてイージスがおりて建物の中に入る。
「ラウ・ル・クルーゼ!!」
ムウもストライクを膝たちさせてコクピットから降りて建物中に入っていく。
「ムウさん!!」
キラも気づいて着地をしたフリーダムから降りて中へと入る。中に入ったムウは銃を構えていたがクルーゼの声が聞こえてきた。
「ここがなんだか知っているかいムウ。」
「知るか!この野郎!」
「ムウさん!」
「キラ!?」
(キラ・ヤマト?そうか・・・・・・これも運命って奴か・・・・・・なら知っておかないといけない。君がどういう意味で生まれたのかを)
クルーゼは話す覚悟を決めて声を出す。
「まさか君まで来るとは嬉しいよキラ君、さぁ来たまえ始まりの場所へ。キラ君、君にとってもここは生まれ故郷でもあるのだ。」
「え?」
キラはクルーゼの言葉に動揺をしたがムウが叱咤をして二人は中へと進んでいきクルーゼが立っていたが彼は銃を降ろしているのに気づいた。
「まぁ待てムウ。私は君達と交戦をするつもりはないさ。」
「なんだと!?」
「あなたは・・・・・・」
「まずは私のことについてとここが何かということを説明をしよう。ここはかつて人口至急研究のほかクローンに関する研究を行っていた場所でもある。言えばコーディネーターの誕生の地ともいえる場所だ。」
彼は写真を投げてキラは目を見開いている。
「こ、これは・・・・・・僕?」
「そう君だよキラ君、君は最高のスーパーコーディネーターとして生み出された存在だ。君の本当の父上はユーレン・ヒビキ博士は君のお母さんは反対をしたがそれに反発をして生み出されたのが君という存在だ。」
「ぼ、僕が・・・・・・」
「クルーゼ!!嘘を言うんじゃねー!!」
「嘘ではないさ!ムウ!私も生み出されたのだから・・・・・・貴様の父、アル・タ・フラガのクローンとしてな。」
「な!?親父のクローンだと・・・・・・」
「そうだ。お前が生まれる前に奴は自分のクローンを生み出した。それが私なのだよ。だが私はクローンとして生まれてきた結果テロメアが短くてね・・・・・・そしてお前が生まれて私は捨てられたのだよ。だから私は世界に復讐をしようと最初は思った・・・・・・だがある女性が私の運命を変えてくれてね。」
「お前を変えた女性だと!?」
「アメリア・レーゼ」
「「!!」」
「彼女は以前遺伝子工学の研究をしていた人物でね。小さい時からの天才と呼ばれていたんだよ。私は彼女に頼んでもらい今ではテロメアが普通となり細胞破壊が収まったのだよ。」
彼は自分からつけている仮面を外してその顔を見てムウは目を見開いている。
「お・・・やじ・・・・・・」
「そういうことだムウ。彼女のおかげで私はこうして生きていることができる。忌々しい薬を飲まなくても済んでいるのだよ。だがヒビキ夫妻はブルーコスモスのテロによって死亡をしてしまったのでね。このコロニー自体もバイオハザードによって多数の者を出して放棄をした。現在は無害のコロニーになっているから安心をしたまえ。」
「てめぇ・・・・・・」
「これを持っていきたまえ。」
クルーゼは何かを投げつけた。二人は確認をする。
「ここの資料の一部だよ。それを君達に渡すだけだ。さて私は戻るとするよ。」
「クルーゼ!貴様に聞く。今のお前は世界に復讐をするつもりは!」
「あると言えばあるが・・・・・・だがあの子を悲しませることだけはしたくないと私は思っているさ。言っておくがザフトはエターナルを狙っている。ここから出たら我々は攻撃をする。」
「クルーゼ!!」
ラウはそのままイージスの搭乗をしてツインアイが点灯をしてそのまま飛び経つ、ムウとキラもストライク、フリーダムに搭乗をして急いでアークエンジェルのところへと戻る。
ヴェサリウスの方ではイージスがコロニーから出てきたのを見てアデスが合図を出す。
「攻撃開始!MS隊発進せよ!!」
ヴェサリウスの方からMS部隊が発進をしていきデュエル、バスター、ブリッツも発進をする。マグリスの方からもドレッドノート、ジン、シグーなどが発進をしていく。
一方ドミニオンの方でもMS部隊が発進をして3部隊が激突をする。
次回「激突の戦い」
アメリアの彼氏は誰がいいのか?
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ギルバード・デュランダル
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ラウ・ル・クルーゼ
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シン・アスカ
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イザーク・ジュール
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ディアッカ・エルスマン
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ニコル・アマルフィ
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スティング・オークレー
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アウル・ニーダ
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ハイネ・ヴェステンフルス
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???(SEEDFREEDOM)