機動戦士ガンダムSEED 青き稲妻と呼ばれた女性   作:桐野 ユウ

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ユニウスセブンを止めろ

ボギーワン事ガーディ・ルーの攻撃を退けたミネルバ及びネェル・アーガマの面々は引き続いてガーディ・ルー追撃任務を遂行をするために移動をしていた。

 

アメリア・レーゼはネェル・アーガマのブリッジにて艦長の「マグリア・アキ」と副艦長を務める「サリア・ケイ」と話をしていた。

 

「ミネルバ隊の面々、なかなかやりますね?」

 

「そりゃあうちの隊長が鍛えたメンバーでもあるからじゃない?特にシンとかレイとかルナマリア、マユの赤服の四人は必死で隊長の特訓についてきましたからね。」

 

「私の特訓、そんなに厳しいかな?」

 

「ですがその特訓があったからこそ、私達の部隊に死人が出ていないんですよね。」

 

マグリアはそういいサリアも首を縦に振る。アメリア部隊は彼女が鍛えたこともありヤキン・ドゥーエ戦など戦死者が出なかった部隊でもあり彼女の冷静な判断、部隊での連携などもほかの部隊に比べても高く、新造戦艦「ネェル・アーガマ」を任されてからもチームワークがよくアメリアをサポートをしている。

 

彼女自身も頼れる仲間と認識をしており彼らと共に戦っていけると思っていた。そんな話をしているとミネルバから連絡が来たので通信兵が繋げるとデュランダルが困ったような表情をしていたので彼女は声をかける。

 

「議長何かあったのですか?」

 

『そうだ。大変なことが発生をした。ユニウスセブンが地球の方へと軌道をいどうをしてるんだ。』

 

「!!」

 

ユニウスセブンが地球の方へと移動をしている?その言葉を聞いてアメリアは誰がガリオが眠っている場所を動かそうとしているのかと考えていたが冷静にこれからのことを話す。

 

「では私達はユニウスセブンの粉砕作業を?」

 

『あぁそれに関しては先にジュール隊にお願いをして先行でやってもらっている。私達も彼らと合流をして共にユニウスセブン粉砕作業に当たってほしい。』

 

「わかりました。マグリア。」

 

「わかっていますよ。ネェル・アーガマ!ミネルバと共にユニウスセブンへ発進!!モビルスーツ部隊はいつでも出撃ができるように待機をしておいてください。」

 

「了解よ。」

 

アメリアはザフトの制服からパイロットスーツへと着替えてリフターを装着をしたドレッドノートガンダムに搭乗をして待機をする。

 

一方ユニウスセブンに到着をしたジュール隊はメテオブレイカーを持ち隊長であるイザーク・ジュールは専用のスラッシュザクファントムに搭乗をして部下であり同期のディアッカ・エルスマン、ニコル・アマルフィと共に出撃をした。

 

『しかしまぁ誰がユニウスセブンを動かしたのだろうか。』

 

『わかりません。今までは安定の軌道をしていたユニウスセブンが・・・・・・なぜ?』

 

「いずれにしてもユニウスセブンを地球に落下をさせるわけにいかない。ディアッカ!ニコル!メテオブレイカーを何としてでも守るぞ!!」

 

『おう!』

 

『二人とも!モビルスーツ反応です!』

 

「『何!?』」

 

メテオブレイカーをセットをしているゲイツRが破壊されたのを見てブレイズザクウォーリアに搭乗をしているニコルはビーム突撃銃で攻撃をして撃破をする。

 

『まさか!ユニウスセブンはこいつらが!!』

 

「いずれにしてもメテオブレイカーを守らければならない!ディアッカとニコルは残りのメテオブレイカーを頼む!俺はこいつらの相手をする!!」

 

『OK!』

 

『イザーク気をつけてください!』

 

二機はほかのメテオブレイカーを守るために移動をする。イザークは腰部からビームアックスを抜いて襲い掛かってきた謎のジンに切りかかる。

 

一方で戦闘が始まっていると聞いたアメリアは指示を出す。

 

「おそらくボギーワンもいると思うわ。ライタとレイジは私と共にユニウスセブンに向かうわ。そのほかのメンバーはネェル・アーガマ及びミネルバの護衛をお願いをするわ。」

 

『『『『了解!!』』』』

 

『進路クリアー!発進どうぞ!』

 

「アメリア・レーゼ、ドレッドノート出るわよ!!」

 

ドレッドノートガンダムが出撃をしてその後をガナーウィザードを装備をしたライタ機とスラッシュウィザードを装備をしたレイジ機が出撃をする。

 

ミネルバの方からもインパルス、ザクファントム、ザクウォーリア×三が出撃をする。ゲイツRの二機はアメリア隊と共にミネルバを守るために残っている。

 

一方でユニウスセブンを粉砕をしているジュール隊は襲い掛かる謎のジンに苦戦をしていた。相手がかなりの練度を持ったパイロットなのでゲイツRが次々に撃破されて行く。

 

「このおおおおおおおおおお!!」

 

ディアッカが乗るガナ―ザクウォーリアが放つオルトロスが一機を撃破したが後ろからもう一機が刀を抜いて切りかかろうとした。

 

「しま!」

 

だが謎のジンの右手が吹き飛ばされた後砲撃が放たれてジンに命中をして爆発をした。ニコルも一体何がと見ていると青い一機のガンダムが現れて腰部のラケルタビームサーベルを抜いてビームを放っている二機の謎のジンに接近をして腕を切り裂いた。

 

「「アメリア副隊長!!」」

 

『久しぶりねニコル、ディアッカ・・・・・・だけど再会はこいつらを蹴散らせてからよ!!』

 

「「了解!!」」

 

二人はアメリアに久々に会えたことで気力をあげてユニウスセブンの邪魔をする敵の追撃をする。

 

一方でイザークの方にはインパルスたちが到着をして攻撃をした。イザークは緑色のザクウォーリアを見てぎりっと見ていた。そして直接通信をして確認をする。

 

「貴様・・・・・・よく俺の前に現れたな!アスラン!!」

 

『・・・・・・イザーク。』

 

「まぁいい、それよりも・・・・・・アメリア副隊長は今何をしてる。」

 

『彼女も出ているよ。おそらくディアッカ達の方へと向かっているはずだ。』

 

「なんだとおおおおおおおお!!あいつらあああああああああああああ!!」

 

『わかっていると思うが今は・・・・・・』

 

「うるさい!!お前に言われなくてもわかっているわ!!」

 

二機は離れると襲い掛かってきたジンを攻撃をして撃破した。イザークは戦いから離れていてもその戦闘力は健在だなと心の中で思っているとカオス、アビス、ガイアが現れて攻撃をしてきたので舌打ちをしている。

 

「なんだあいつらは!!」

 

『セカンドシリーズの機体だ。ボギーワンから出てきたので間違いない!!』

 

「ええい!!こんな時に!!」

 

イザークはスラッシュウィザードのガトリングを放ち攻撃をするが三機は散開をして攻撃をしようとした時に砲撃が来て三機の機体を吹き飛ばした。全員が見ているとドラグーンシステムが戻っていき全員が見ているとイザークとアスランは驚いている。

 

『随分と苦戦をしているようだね。イザーク。』

 

「く、クルーゼ隊長!?」

 

『!!』

 

「どうやら間に合ったようだね。私の新しいプロヴィデンスガンダムさ!!」

 

現れたのは改良を続けていたため愛機が使用できなかった。ラウ・ル・クルーゼが搭乗をする新生のプロヴィデンスガンダムだ。

 

ドラグーンポットも二つ分に変わっており空中などでも使用できるように改良(レジェッドガンダムのドラグーンポットと同じような形になっている。)された機体に変わった。

 

「さて行け!!ドラグーン!!」

 

背部と腰部からドラグーンが放たれてビームが放たれてカオス、アビス、ガイアの三機はドラグーンのダメージを受けて撤退をしていき謎のジンも破壊されて行く。

 

『す、すごい・・・・・・』

 

『あれがラウ・ル・クルーゼの力・・・・・・』

 

(ラウ・・・・・・)

 

全員がラウの力に圧倒をしていると一機のメテオブレイカーが発動をして次々にユニウスセブンが粉砕されて行く。

 

だが敵の襲撃などもありメテオブレイカーが破壊されたところもありさらに謎のジンが現れてドレッドノートガンダムに切りかかろうとしていた。

 

彼女は交わしてスラッシュザクウォーリアがビームアックスでジンを切り裂いた。もう一機が襲い掛かってきたのでラケルタビームサーベルで受け止める。

 

『なぜ邪魔をする!!ここで無惨にちった命の嘆きを忘れ!討った者等と何故、偽りの世界で笑うか!貴様らは!軟弱なクラインの後継者どもに騙されて、ザフトは変わってしまった!なぜ気づかぬか!我らコーディネイターにとってパトリック・ザラのとった道こそが唯一正しきものと!』

 

「・・・・・・だとしても!!」

 

はじかせた後左手でもう一本のラケルタビームサーベルを抜いてジンの右手を切断させる。

 

「お前達がしていることは!ただの暴動よ!!そのために眠っていたユニウスセブンを!!私はお前達を許すわけにはいかない!!」

 

そのままジンのコクピットにラケルタビームサーベルを突き刺した。

 

「があああああああああああ!!」

 

ジンは爆散をしたのを確認をして撤退をしようとしたがアスランが搭乗をするザクウォーリアが一機だけ残り最後のメテオブレイカーを支えていた。

 

フォースインパルスとドレッドノートガンダムはそれに気づいて接近をするとそこに一機のジンが突撃をしてメテオブレイカーに体当たりをして破壊した。

 

『しまった!!』

 

『まずいわ!!このままじゃ!!』

 

三機はなんとか大気圏の中どうするかと考えていた。一方でミネルバの方ではタリアが地球に後悔をすることを宣言、デュランダルには避難をするように指示をしてネェル・アーガマにも同じように伝える。

 

その方法はタンホイザー及びネェル・アーガマに装備されている「ハイパーメガビーム砲」で残っているユニウスセブンを破壊をするってことである。

 

マグリアもそれに賛成をして準備をする。

 

「サリア、ハイパーメガビーム砲発射スタンバイ!」

 

「わかりました。ハイパーメガビーム砲、発射スタンバイ!」

 

艦の下部のハイパーメガビーム砲発射装置が起動をしてミネルバの方もタンホイザーが起動をして構えている。

 

「「撃てえええええええええええええ!!」」

 

二隻の砲撃が残されていたユニウスセブンを砕いていく。一方でフォースインパルス、ザクウォーリア、ドレッドノートガンダムは大気圏を突入をしていた。彼女自身は左手の光波防御シールドを展開をして突入をしていた。そして地球の方へと降りたち彼女は背部のリフターを起動させてその上に乗る。インパルスがドレッドノートガンダムに気づいたのか近づいた。

 

『姉ちゃん!無事だったんだね!!アスランさんも無事ですよ!!』

 

「よかったわ。さーて私達の船の方も無事に地球の方へ落下をしたみたいだわ。」

 

なお地球の被害の方はジュール隊、後からやってきたミネルバ隊とアメリア隊に援軍としてきたクルーゼによってほとんどが割られた結果地球の被害は大きくはなかった。

 

だが被害もあったところはあったがデュランダルはすぐに物資を手配をするなどしていた。

 

ミネルバとネェル・アーガマはカガリの気づかいでオーブに入港をすることとなった。




次回 オーブに入港をしたミネルバとネェル・アーガマ、しばしの休息となりアメリア自身はオーブかと思いながらミゲルが死んだことを思いだした。

ネェル・アーガマの上でバイオリンを弾いた。

次回「オーブに入港」

アメリアの彼氏は誰がいいのか?

  • ギルバード・デュランダル
  • ラウ・ル・クルーゼ
  • シン・アスカ
  • イザーク・ジュール
  • ディアッカ・エルスマン
  • ニコル・アマルフィ
  • スティング・オークレー
  • アウル・ニーダ
  • ハイネ・ヴェステンフルス
  • ???(SEEDFREEDOM)

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