機動戦士ガンダムSEED 青き稲妻と呼ばれた女性 作:桐野 ユウ
ユニウスセブンを破壊をしたミネルバとネェル・アーガマは地球の方へ降下をして着水をした。
ドレッドノートガンダムで大気圏突入をしたアメリアはインパルスとザクウォーリアと共にミネルバ及びネェル・アーガマの方へと帰還をした。ドレッドノートガンダムの方もカタパルトデッキに着地をしてアメリアが降りてきた。
「アメリア!!」
ケイラは親友が無事だったので抱き付いた。彼女自身も彼女に心配をかけてしまったので頭を撫でる。
「ケイラ、ごめんなさい心配をかけてしまって。」
「ううん、こうして帰ってきただけでもいいよ。」
二隻はカガリの案内でオーブに入港をすることとなり補給及び修理などがされることになった。
シンとマユはオーブかと思いながら考えているとレイとルナマリアが二人のところへとやってきた。
「二人ともどうしたの?」
「あ、いや・・・・・・オーブによるんだなって。」
「そういえば二人はオーブだったわね。」
「うん・・・・・・あの時は私も冷静じゃなかったけど今考えたら・・・・・・ウズミ様たちも必死で戦っていたんだなって・・・・・・」
「だよな、俺カガリさんが悪く無いのに文句を言っちまった・・・・・・あの人は悪く無いのに・・・・・・」
「仕方がないさ、お前たちは家族を失っている。アメリアさんも同じように思っているだろう。」
「「「え?」」」
レイの言葉に三人が反応をして彼自身もごほんといい話しをごまかすことにした。二隻はオーブに到着後補給などがされて行く、アスランとカガリはここで降りることとなりアメリアは二人と話をしている。
「そうキラ君とラクスはオーブに。」
「えぇアメリアさん・・・・・・」
「わかっているわよ。それにここは・・・・・・あの人たちが眠っている場所でもあるから。」
アメリアは何かを考えるとネェル・アーガマの方へと戻ってからバイオリンを持ちだして調弦などをして弾いた。
休暇をするために降りようとしていたシン達はバイオリンの音が聞こえてきたのでとまりどこからだろうと見ているとアメリアがバイオリンを弾いていた。
ミネルバの方でもアメリアがバイオリンを弾いている姿を見てタリア達は見ていた。
「あ、あれが!アメリアさんのバイオリンですか!!いやー僕あの人のコンサートとか行ったことがなくて生演奏を聞くのは初めてですよ!!」
アーサーは興奮をしながらアメリアのバイオリンに関しての話をするのでブリッジにいた全員が苦笑いをしながら彼の話を聞いていた。やがて彼女は弾き終えたのかバイオリンを降ろすと拍手の音が聞こえてきたので振り返るとシン達がいたので首をかしげてしまう。
「あらあら?」
「すごーい!!アメリアお姉ちゃんのバイオリン久々に聞いたけど上手だよ!!」
「まさかアメリアさんのバイオリンを聞けるなんて私死んでもいいわ。」
「ふふありがとうルナマリア、それに聞いていたなんて思わなかったわ。てっきり休暇をしていると思っていたけど。」
「降りようとしたときにアメリアさんがバイオリンを弾いている姿を見て聞いておりました。流石青い稲妻ではなく、天才バイオリニストと呼ばれた方です。」
このときシンは思った。自分のいとこの姉はどれだけの異名を持っているのだろうかと青い稲妻、天才バイオリニスト、アメリア隊隊長、皆のお姉さんと彼は両手を組み苦笑いをしながら彼女が呼ばれている異名が多いなと心の中で閉まっておくことにした。
ほかのメンバーたちは休暇を楽しみながらいる中アメリアはある人物のところへと向かっていた。同行者にアスランもおり彼女は彼が運転をする車に搭乗をしてある屋敷の方へと向かい到着をする。
そこでは子どもたちと一緒にピンクの髪をした人物が遊んでおりそれをじーっと見ている人物がいた。
「キラ・ヤマト」
「!!」
彼は振り返るとアメリアがばーんと手を構えていたので苦笑いをしながら見ていた。
「あ、アメリアさん。」
「やっほー久しぶりね。」
そのまま彼に抱き付いたが彼自身は顔を赤くする。彼女のFカップの胸が当たっているので彼は慌てている。
「や、ややややめてください!アメリアさん!!」
「ふふ可愛いわねあなたの反応。」
彼女は笑いながらキラの反応を楽しんでおりアスランはキラ羨ましいなと思いつつ冷静なふりをしている。
「ユニウスセブンのことは聞いていますよ。クルーゼさんが新型機体に搭乗をしたってのも。」
「新型ってよりもプロヴィデンスガンダムが改良をされた姿と言った方がいいわね。いずれにしても現在のオーブのことは私もアスランから聞いているわ。カガリのことを主と思っていないものが多くて地球連合軍と組む可能性があるって話もね。」
「「・・・・・・・・・・・・・・・」」
「いずれにしても今はこうして寄ることができるが、今後はどうなるのか私もわからないわ。」
彼女はそういいアスランに再び送ってもらいミネルバの方へと帰還をする。やがて数日滞在をしてからミネルバ及びネェル・アーガマはオーブから出港をする。
アメリアはドレッドノートガンダムのコクピットに待機をしていた。念のために装備はハイぺリオンフォームが装着されて彼女はカタパルトデッキの方へと移動をしていつでも出れるようにしていると警報が鳴り全員がモビルスーツに搭乗をしてジン、シグーは改良型のバルルス改、キャットゥスなどを装備をしてネェル・アーガマのカタパルトデッキの上で立っていた。
「ったく連合軍の奴らどれだけ攻めてくるんだよ!!」
「仕方がないだろ?隊長はわかっているかのように乗りこんでいるぜ?」
「流石隊長だ。俺達も行くぞ!!」
「「「「はい!!」」」」
全員がカタパルトデッキの上なので武器を構えていた。ミネルバの方もブレイズザクファントム、ガナ―ザクウォーリアがトリスタンの上に乗りゲイツRたちも同じように立ちビームライフルを構えている。連合軍のイージス艦から新型機体「ウィンダム」がジェットストライカーを使いダガーLと共にミネルバ及びネェル・アーガマに向かってきた。
「来たわ!!」
彼女は左手に持っているビームサブマシンガンを発砲をしてウィンダムを撃破する。ウィンダムやダガーLはビームライフルやビームカービンで攻撃をしてきたが彼女は背部のウイングバインダーを起動させてアルテミスの傘を起動、全体を覆うようにしてガードをして中からビームライフル、クフィフィアスレール砲、ビームサブマシンガンを放ち次々に撃破していく。
「トリスタン撃て!!」
ネェル・アーガマの横側につけられているトリスタンが放たれてウィンダムが撃墜をする。
MS部隊も船の上で攻撃をして迫りくるダガーLたちを撃破していた。
「流石エース部隊、だけど私達も負けてられないわよ!!レイ!」
「あぁ!!」
((あのー俺たちもいるのですが?))
ゲイツRで攻撃をしながら忘れされてしまうショーンとデイルの二人であった。一方でシンはインパルスで敵モビルスーツを撃破しているとモビルアーマーが現れてビームライフルを放ち攻撃をしたが陽電子リフレクターが張られてガードされたのを見て驚いている。
「シン!!」
アメリアもシンがモビルアーマーと戦っているのを見て応援に行こうとしたがウィンダムやダガーLが邪魔をしていかせてくれない。
「邪魔よ!!」
ウイングバインダーから砲撃が放たれてモビルスーツが次々に落としていく。インパルスが敵のモビルアーマーに片足をつかまれて勢いよく落下をしていく。
「うあああああああああああああああ!!」
インパルス自身のエネルギーが消耗をしてヴァリアブル装甲が切れてしまいシフトダウンをした。そして相手のモビルアーマーのクローがインパルスの足部を引きちぎり落下をしてとどめを刺そうとしたときにスラスターが起動をして攻撃を交わした。
「シン?」
アメリアはシンの動きが変わったのを見て相手のモビルアーマーがインパルスに攻撃をしてきたので彼女は前に立ち砲撃を両手から光波シールドを生成をしてガードをする。
「ぐ!!」
「姉ちゃん!!」
インパルスはミネルバからデュートリオンビームでエネルギーを回復させるとビームサーベルを抜いて相手のモビルアーマーに接近をしてビームサーベルを突き刺して撃破した。
「ミネルバ!レッグフライヤーとソードシルエットを!!」
ミネルバから新たなレッグフライヤーとソードシルエットが発射されて空中で換装をしてそのまま地球連合軍の軍艦を破壊をしていく。アメリア自身もシンの突然の動きが変わったことに驚きながらも彼女はふふと笑いだした。
(見事よシン、まさか覚醒をするなんてね。デュランダルがインパルスをあなたに選んだ時はどういう冗談かと思っていたけど・・・・・・彼の勘は当たりやすいのよね。おめでとうシン。)
次々に落としていくインパルスを見ながら彼女はSEEDを覚醒をした彼に心の中で祝うことにした。
次回 地球連合軍の攻撃を逆に追い詰めたミネルバ及びネェル・アーガマはカーペンタリア基地に到着をして修理が行われていた。するとネェル・アーガマの方に赤いガンダムタイプが着艦をしてきたのでアメリアとケイラはセイバーがなぜここにと思いながら見ていると紫のパイロットスーツを着たアスランが現れたので驚いている。
次回「新たな機体セイバー」
アメリアの彼氏は誰がいいのか?
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ギルバード・デュランダル
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ラウ・ル・クルーゼ
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シン・アスカ
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イザーク・ジュール
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ディアッカ・エルスマン
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ニコル・アマルフィ
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スティング・オークレー
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アウル・ニーダ
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ハイネ・ヴェステンフルス
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???(SEEDFREEDOM)