機動戦士ガンダムSEED 青き稲妻と呼ばれた女性   作:桐野 ユウ

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インド洋の戦い

カーペンタリア基地から出港をしたミネルバ、ネェル・アーガマ、ボズゴロフ級「二―ラゴンゴ」の三隻はインド洋の方へと向かっていた。

 

一方でインド洋の地上基地の方では基地に配備されているウィンダムを全機発進させろといわれて基地にいた全機が出動をする。

 

「ファントムペインめ・・・・・・」

 

基地の司令官はファントムペインに対して怒りを灯しながら発進をしていくウィンダムを見ていた。

 

一方ミネルバ及びネェル・アーガマ、二―ラゴンゴの方でも敵MSが接近をしているのに気づいてMS部隊を発進準備させる。

 

アメリアもドレッドノートガンダムに搭乗をしてリフター装備をした通常形態で発進準備をしていた。

 

「ウィンダム30機にその中にカオスが紛れているね。レイタとライタたちはネェル・アーガマのカタパルトなどから援護射撃をお願い。」

 

「了解!!」

 

「おうよ!!」

 

警報が鳴り全員がモビルスーツに搭乗をして出撃準備をしていた。ミネルバの方も戦闘配置がされて武装などが展開される。前面からウィンダム部隊が飛んでおりカタパルトデッキが開いてドレッドノートガンダムは発進準備をして出撃をする。

 

「ドレッドノートガンダム、アメリア・レーゼ行くわよ!!」

 

「アスラン・ザラ、セイバー発進する!」

 

「シン・アスカ!コアスプレンダー行きます!!」

 

今回はショートとデイルがカーペンタリア基地でもらったザクウォーリアに搭乗をしてガナー及びブレイズ装備をした機体でトリスタン付近に搭乗をしてオルトロス及びビーム突撃銃を構える。

 

「よっしゃ!ミネルバを守るのがレイやルナマリアたちだけじゃないってところを見せてやろうぜ!!」

 

「おうよ!!」

 

ネェル・アーガマの方もカーペンタリア基地で授与されたザクファントムやザクウォーリアがおりライタとレイジはザクウォーリアからザクファントムに乗り変えてレイジは黄色のザクファントムにライタは黒いザクファントムにガナーとスラッシュウィザードを装備をして構えている。

 

一方で出撃をしたアスランとシンは30機のウィンダムを見て驚いているがアメリアは冷静に判断をして指示を出す。

 

「シン、アスランは敵モビルスーツを撃破するわよ。逃がしてもミネルバ及びネェル・アーガマには仲間たちがいるわ!!私達はできる限りここで敵を食い止めてミネルバ及びネェル・アーガマに被害が出ないようにするわよ!!」

 

『了解!!』

 

『了解した。』

 

「散開!!」

 

インパルスはビームライフルを放ちウィンダムを撃破した。ドレッドノートガンダムは接近をして腰部のラケルタビームサーベルを抜いてウィンダムを切り裂いていく。

 

ウィンダム達はビームライフルを放つがセイバーは変形をして回避をしてビーム砲とビームライフルを同時に放ちウィンダム達を撃破していく。

 

ネオ・ロアノークはフォーメーションを組むように指示を出してウィンダム達は彼の言う通りにフォーメーションを組んで攻撃をする。

 

アスランはそうはさせないと攻撃をしようとしたがカオスが現れてセイバーに攻撃をしてきた。

 

「くそ!!」

 

「お前の相手は俺だ新型!!」

 

「ちぃ!!」

 

ウィンダム達に囲まれたドレッドノートガンダムとインパルス、ウィンダム達はビームライフルを放ってきたがドレッドノートが前に両手の光波シールドを展開をしてウィンダムが放ったビームライフルをガードをするとインパルスが発砲をしてウィンダムを撃破した。

 

「シン、離れてなさい!!」

 

「了解!!」

 

彼女はマルチロックオンシステムを起動させてバラエーナプラズマビーム砲、クフィフィアスレール砲、スキュラ、ビームライフルを構えて一斉射撃が放たれてウィンダムが次々に撃墜をしていく。

 

「ええい!!青い稲妻か!!」

 

ネオはビームサーベルを抜いて接近をして切りかかる。アメリアも対応をするために左手でラケルタビームサーベルを抜いてウィンダムのビームサーベルを受け止める。

 

「姉ちゃん!!」

 

インパルスは援護をしようとしたが残っていたウィンダムがインパルスの邪魔をして彼は先に進むことができない。

 

「ねおおおおおおおおおおおおお!!」

 

「ガイア!?ぐううううううううううう!!」

 

ガイアに突撃されて彼女は海面のほうに着水をする。一方ミネルバの方でもアビスが二―ラゴンゴに接近をしているとわかりレイ、ルナマリア、マユを出撃させる。

 

一方でガイアと交戦をするドレッドノートガンダムは森の方へと逃げるガイアを追いかけていた。

 

「森の中に何があるっているのよ。」

 

彼女はガイアの攻撃を光波シールドでガードをしながら進んでいくと基地を見つけた。建設途中の場所だったので彼女は見ていると連合兵が銃を発砲をしているところである。

 

「民間人相手に発砲!?ええい!!」

 

彼女は頭部のピクルスを使い脅すように発砲、そのまま通信を外に聞こえるように言う。

 

『こちらザフト軍アメリア・レーゼ!お前たちの基地にモビルスーツがないと見た。これ以上攻撃を続けるなら私は容赦なくあなたたちを撃つわよ!!降伏をするなら私は何もしないわ!!』

 

『・・・・・・こちらインド洋基地、貴公の言う通りに降伏をする。』

 

連合兵が銃を降ろしたのを確認をしてから彼女は鉄格子を引っ張り現地住民は解放される。インド洋の基地に入ったミネルバ及びネェル・アーガマ、二―ラゴンゴはアビスによって轟沈をしてしまいアメリアは現地住民たちに感謝をされておりその対応に追われていた。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「どうしたシン。」

 

「いや・・・・・・もし俺がここを攻めていたら姉さんのようには言っていないと思いまして・・・・・・もしかしたら破壊をしていたかもしれません。」

 

「戦争はヒーローごっこじゃないってことだな。その力が何の意味があるのか・・・・・・な。」

 

「ですね。」

 

アスランとシンは話をしながらアメリアが子どもたちと一緒に遊んでいる姿を見る。一方でルナマリアは悔しそうにしていた。

 

「あーもう!!」

 

「落ち着いてルナマリア。」

 

「そうだぞルナマリア。」

 

「もうもう!水中じゃなったら勝っていたかもしれないのに!!悔しいわ!!」

 

「仕方がないよ。元々アビスは海中などを泳げるようにしているガンダムだからね。私達のザクウォーリアの装備もキャットゥスだったからヴァリアブル装甲には効かないもんね。」

 

「そうだな。だがアメリア隊長達が奮闘をしたおかげでミネルバ及びネェル・アーガマの被害は少ない方だぞ?」

 

「「だから俺たちのこと忘れないでくれ!!」」

 

「あらショーンにデイルいたの?」

 

「「いたのじゃないよ!!お前達が水中にいる間奮闘をしていたよ!!ひでーなおい!!」」

 

「「「あはははははははははははは!!」」」

 

ショーンとデイルの息があった言葉に三人が笑っていたのを見てアスランとシンはなんで笑っているんだろうと彼らを見ている。

 

一方でケイラの方はインパルスの新たなシルエット情報を確認をしていたがすぐに却下をしている。

 

「だめね、確かに全てのシルエットを統合をしたのは強いわ。だけどそれだったらインパルスのエネルギーだけじゃすぐに切れてしまう。試作機などは作っているの?」

 

『は!現在四機が生成されまして・・・・・・テストを行いましたが・・・・・・』

 

「ミネルバがいないとダメなお話じゃない。困ったものね・・・・・・デスティニーインパルスか・・・・・・」

 

彼女はブツブツ言いながら核エンジンを搭載をしたモビルスーツなら扱うことができるけどなと思いながら考えていると核エンジン?という自分がいった言葉に彼女は格納庫にあるドレッドノートガンダムをじーっと見ていた。

 

「そうか・・・・・・ドレッドノートガンダムならエネルギー残量を気にせずに使うことができるわね。あーでもそれだと本体を改良をしないといけないから当面は無理か。いや背部コレクターをハイぺリオンフォームなどと同じようにすれば・・・・・・よし!!」

 

彼女は何かを決意をしたのか先ほど通信をしていた人物を呼んでデスティニーシルエットのもう一機分作るように指示を出す。相手の方も驚いたが新型機体と共にザフトのカーペンタリア基地に送るように指示を出した。

 

一方で宇宙でも戦いが発生をしていた。地球連合軍が月面のアルザッヘル基地から艦隊を出撃させて核ミサイルを搭載をしたウィンダムが出撃をしてプラントを核ミサイルで破壊をしようとしたがラウ・ル・クルーゼが搭乗をするプロヴィデンスガンダム改良型によって核ミサイルが破壊された後ザフトの猛反撃で連合軍は大ダメージを受けてアルザッヘルの基地に帰還をした。

 

「まさか地球連合軍は再び核を使ってくるとはな・・・・・・これは再び長い戦闘になるな。」

 

クルーゼは仮面を外したコクピットで呟いて撤退をしていく艦隊を見ながら自身もプラントの方を見ていた。

 

「かつては世界を滅ぼそうとした私が・・・・・・今ではザフトの英雄と呼ばれるほどになるとはな・・・・・・これも全て彼女がいたからこうしてできたものだ。」

 

『クルーゼ隊長?』

 

「何でもない、帰還をする。奴らがいつ攻めてくるかわからないからな。」

 

『了解!!』

 

部下に帰還命令を出して自身もヴェサリウスに帰還をする。




次回 インド洋の基地を占拠をして弾薬の補給などを行った。そのあとに本来向かう予定だったマハルーム基地によりそこの部隊ランド隊がお願いをしてきたので何かというと連合軍のガルナハン基地と言う場所を攻略をする手伝いをしてほしいといわれてミネルバ及びネェル・アーガマはその援助をするために地元のレジスタンスの協力をすることとなった。

次回「ガルナハン攻略作戦」

アメリアの彼氏は誰がいいのか?

  • ギルバード・デュランダル
  • ラウ・ル・クルーゼ
  • シン・アスカ
  • イザーク・ジュール
  • ディアッカ・エルスマン
  • ニコル・アマルフィ
  • スティング・オークレー
  • アウル・ニーダ
  • ハイネ・ヴェステンフルス
  • ???(SEEDFREEDOM)

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