機動戦士ガンダムSEED 青き稲妻と呼ばれた女性   作:桐野 ユウ

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母さん

クレタ沖の戦いでオーブ軍が放った拡散弾を受けてミネルバとネェル・アーガマは現在ガーナが運用する新たなザフト基地に到着をして修理されていた。

 

全員がガーナの基地に降りているがアメリアは寝ている彼女達をほっておくことができないため船に残っていた。

 

アウルとスティングの髪を撫でながら彼女はアビスに乗っていたアウルが突然として戦意を失ったのが不思議に思っていた。

 

(いきなりアビスの戦意が失ってくれたからよかったけど・・・・・・いったいどうしたのだろうか?)

 

アメリアはクレタ沖での戦いでアビスが突然として動きが止まったのを確認をしてついでにカオスに膝蹴りをしてパイロットを気絶させてネェル・アーガマの方に一度帰還をして二機を降ろした。

 

ケイラはまたかといっていたが彼女自身は気にせずに戦場に舞い戻りウィンダムやダガーLを次々に切り裂いていきなんとか連合軍及びオーブ軍を退かせる。

 

シンは基地に降りたがステラのことが気になっているとアスランとハイネが来て話をしていた。

 

「どうしたんだシン。」

 

「アスランさんにハイネさん・・・・・・」

 

「おいおいハイネでいいのによ。んで?あの地球軍の嬢ちゃんのことか?」

 

「はい・・・・・・」

 

「前にシンが言っていた子で間違いないんだな?」

 

「はい間違いありません。」

 

「厄介なことをしてくれたな連合軍の奴らは、それで今はどうしている?」

 

「アメリアさんが作ったカプセルの中で処理などをしているみたいです。」

 

((あの人は何者なんだ?改めて))

 

ハイネとアスランはアメリアがいったいどこからカプセルを出したんだろうと思いながらハイネはシンをからかっている中ネェル・アーガマの医務室ではアウルが目を覚ます。

 

「ううーん、あれ?ここどこだ?スティング!?」

 

「あら目覚めたみたいね。」

 

「!!」

 

アウルは目を見開いてアメリアの方を見てからそのまま涙目となり彼女に向かって走って抱き付いてきた。

 

「あうん!」

 

いきなり抱き付かれるとは思ってもいなかったので彼女は後ろの方へと倒れてしまうがアウルはおかまいなしに抱き付いていた。

 

「母さん・・・・・・母さん・・・・・・」

 

(もしかして私をラボの職員の人と勘違いをしているのかしら?私ってそんなにお母さんみたいな年に見えるのかしら?)

 

アメリア・レーゼ 22歳、まだ結婚もしておらず恋人もいないのにお母さんと呼ばれて心の中でショックを受けながらもアウルの頭を撫でているともう一人スティングも目を覚ましてアウルがアメリアに抱き付いているのを見て驚いている。

 

(なんでアウルが女性の人に抱き付いているんだ?しかも涙を流しながら、待てよ・・・・・・あ!?もしかしてアウルのお母さん!?だがここはザフトの船だよな。)

 

「えっとそこの君、助けてくれないかしら?」

 

「あ、はい。おいアウル困っているだろ?」

 

「嫌だ!!母さんと離れたくない!!」

 

「だから落ち着けって!!」

 

アメリアはスティングを見てもしかしてまとめ役だったのかなと思いつつ落ち着いたのか話をすることにした。

 

「始めましてと言った方がいいかしら?私の名前はアメリア・レーゼよ。」

 

「スティング・オークレーだ。」

 

「アウル・・・・・・アウル・二ーダーです。」

 

「そうスティングにアウルね、あなたたちステラのことを知っているかしら?」

 

「「!!」」

 

アメリアの言葉を聞いて二人は目を見開いた、ステラが生きている!?っとスティングはすぐに彼女に近づいて彼女のことを聞いた。

 

「ステラは、ステラはどこに!!」

 

「落ち着いてスティング君、今は私が作ったカプセルの中で眠らさせているわ、あなたたちの体などは色々と連合軍の奴らがしているから今は除去作業をしているところなのよ。」

 

アメリアの後をついていきカプセルの中で眠っているステラを見て二人は安堵をした。

 

「すまねぇステラ、俺のせいで・・・・・・」

 

「いやあの時止めなかった俺のせいだ。」

 

お互いに自分たちを責め合っていたのを見てアメリアはため息をつきながら二人の間に入る。

 

「二人とも仲間想いはいいけど彼女は自分の意思であそこに現れたんでしょ?それにあなたたちが来てくれたおかげであなたたちの体を元に戻すことができそうだしね。」

 

「「え!?」」

 

実はアメリアは二人が気絶をしている間に彼らの体を調べていた。昔ラウやレイのテロメアを治すために使った装置を使い彼らの体を調べた結果彼女は先ほどまでその薬を作っていてやっと完成したのである。

 

遺伝子を変えることで彼女達の体をナチュラルではなくコーディネーターのようにすることで体の最適化など必要なくなるのである。

 

遺伝子工学の天才でもあった彼女だからこそできることであった。シンのステラを救ってほしいという願いを叶えるために二度と彼らのような存在が生まれないように薬を作ったのである。

 

そしてステラが目を覚ましてスティングとアウルを見て二人に抱き付いたから三人はアメリアが作った薬を飲むことにした。

 

彼らは一瞬だけ苦しんだが・・・・・・数分後目を覚ました彼らは驚いている。

 

「嘘、体の苦しみがない。」

 

「すっげ!!体が軽いぜ!!」

 

「ステラ、全然苦しく無い・・・・・・」

 

アメリアは彼らに薬が効いたみたいでホッとしている。彼女はステラの体の細胞を調べて薬を作っていたが今のような効果じゃなかった。

 

スティングとアウルの細胞などを回収をしてそこから解析などをして作りあげたのがこの薬である。

 

元からあった薬を改修をして作りあげたため彼女は三徹しているためすごく眠くなっていた。そのままばたんと倒れてしまいスティングたちは驚いてしまう。

 

「すー・・・すー・・・・・・」

 

「寝てやがる。」

 

「ステラ、この人が薬を作っているの・・・見てた。」

 

「・・・・・・なぁベットに運ばないか?その・・・母さんみたいな人に助けてもらったしな。」

 

アウルは顔を赤くしながら先ほどの自分を殴りたいなと思いつつもスティングと一緒に彼女をベットに運んだ。

 

スティングとアウルは寝ている彼女の姿を見て顔を赤くしていた。アメリアは無防備な状態で寝ているため彼女の豊満な胸がブルンと動いており思春期だと思われるスティングとアウルは真っ赤になった。

 

「スティングとアウル、真っ赤っか(笑)」

 

ステラはそんな二人の様子を見て笑っていた。まさかステラにからかわれると思わなかったので二人はステラを睨むのであった。

 

一方でネオはロード・ジブリールと通信をしていた。

 

『不甲斐ないなネオ・ロアノーク。』

 

「申し訳ございません。」

 

『三体のエクステンデットも失うとはな、まぁいいすでにお前のところに新たなエクステンデットを送った。使うといい。』

 

「は!」

 

通信を切った後ネオは舌打ちをして人の命を何だと思ってやがると思いながら新たなに入ってきたエクステンデットが来たので向かう。

 

「地球連合軍第81独立機動群ファントムペイン指揮官ネオ・ロアノークだ。お前たちは新しいエクステンデットでいいのか?」

 

「はいそのとおりです。私はフレイ・アルスターといいますわ。」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「あぁ彼はしゃべらないみたいで名前はガリオ・レイジって言うのですが名前以外の記憶がないんですよね。あ、僕はレイシー・カリアといいます。以後お見知りおきを。」

 

「それで私達はいつになったらザフトと戦うことができます?私は奴らを皆殺しをしたくて自ら志願をしたんですよ。」

 

「新たな機体「デストロイ」を授与をしてからフレイ、お前さんに乗ってもらうことになる。二人には新型機体「ロッソイージス」と「ネロブリッツ」に搭乗をしてもらう。

 

「ならガリオさんがロッソイージスでネロブリッツが僕だね。」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「ふふふふコーディネーターは皆殺しよ!!」




次回 ベルリンの街で地球連合軍が攻撃をしていると連絡がきてミネルバ隊とネェル・アーガマ隊は救援に向かう。

一方でアークエンジェルもベルリンの街のことを聞いて出動をする。

次回「ベルリンの街」

オリジナル要素 その10の正体フレイ・アルスターエクステンデットになる。

その11 スティングたち普通の人になるがそのままミネルバに残ることになった。

その12 ガリオ生きていたのか!?

次回をお楽しみに

アメリアの彼氏は誰がいいのか?

  • ギルバード・デュランダル
  • ラウ・ル・クルーゼ
  • シン・アスカ
  • イザーク・ジュール
  • ディアッカ・エルスマン
  • ニコル・アマルフィ
  • スティング・オークレー
  • アウル・ニーダ
  • ハイネ・ヴェステンフルス
  • ???(SEEDFREEDOM)

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