機動戦士ガンダムSEED 青き稲妻と呼ばれた女性   作:桐野 ユウ

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オーブ侵攻作戦

ザフト艦隊はロード・ジブリールがいると思われるオーブに進行をしていた。デュランダルはオーブに対してロード・ジブリールを引き渡すように通告を出した。

 

アメリア達は自分の愛機に搭乗をしており、モビルスーツ部隊はいつでも出撃ができるように待機をしているとオーブからの返答が入ってきた。

 

『オーブ政府を代表として通告に対し回答をする。貴官等が引き渡しを要求をしているロード・ジブリールなる人物は我が国に存在しない。また、このような武力は一主権国家としての我が国の威厳を著しく侵害する行為として大変遺憾である。よって直ちに軍を退かれること要求する。』

 

「・・・・・・馬鹿じゃないの!?オーブにいることは判明をしているのに!!」

 

アメリアはコクピットの中で叩きつけながら文句を言う中ミネルバのブリッジにいるデュランダルは俯きながら答える。

 

「やむを得まい、モビルスーツ部隊攻撃開始せよ。」

 

ついにザフトのオーブ侵攻作戦が開始された。オーブ側の方もザフトが攻めてきたのを知り出撃をする。

 

ザフト側もバビ、グフイグナイデット、ザクウォーリア、ゾノ、グーン、アッシュなどが出撃をしてM1アストレイやムラサメに攻撃をしている。ネェル・アーガマ及びミネルバは後方で待機をしておりアメリアはドレッドノートガンダムを移動させて出撃をしようとしている。

 

「アメリア隊長!?」

 

『ちょっとばかり行ってくるわ!アメリア・レーゼ!デスティニードレッドノート出るわよ!!』

 

ドレッドノートガンダムが出撃をしていくのをミネルバにいたアスラン及びシンは気づいてセイバーとデスティニーで追いかける。

 

オーブの方ではザフトの攻撃でそれぞれの場所で奮闘をしているが体制は崩れる一方でさらにレーダーでデスティニードレッドノートが接近をしているのを聞いてユウナはパニック状態になっていた。

 

アメリアは迫りくるムラサメに肩部のバッセルブーメランを投げつけて撃破するとビーム砲が飛んできてガードをする。

 

「新手!?」

 

彼女は見ると金色のモビルスーツが現れて声を出していた。

 

『私はウズミ・ナラ・アスハの子、カガリ・ユラ・アスハだ!』

 

「カガリちゃん!?」

 

彼女は金色のモビルスーツにカガリが搭乗をしているのに驚いている。だがこれも任務のためと背部の高エネルギー砲を構えて発砲をする。

 

だが金色のモビルスーツに当たった瞬間放たれたビームが反射されて戻ってきたのでアメリアは驚きながら横に回避をする。

 

「ぐ!!」

 

『姉ちゃん!!』

 

『アメリアさん!!』

 

「シン、アスラン。」

 

彼女は後ろに下がると金色の機体にカガリが乗っているのを知りさらにアークエンジェルも浮上をしてそこからモビルスーツが一機出撃された。新たな機体「ストライクフリーダムガンダム」が飛んできて進行をしているザフトモビルスーツに対してハイマットフルバーストを放ち武装などを撃ち抜いた。

 

『アメリアさん!お願いだ軍を引いてくれ!ロード・ジブリールの方は私たちの方で探す!だから!』

 

「・・・・・・これは私一個人で決めるわけにはいかないわ。アスラン、あなたはアークエンジェルに行って機体をもらってきなさい。」

 

『機体?』

 

「私がラクスにあなたの機体を作るようにお願いをしたのよ。」

 

『・・・・・・わかりました。』

 

セイバーはそのままアークエンジェルの方に行き、アメリアはコードをアークエンジェルに出すとハッチが開いてセイバーガンダムは収納される。

 

『姉ちゃんどうするの?』

 

「私個人にオーブと戦う必要はないと思っているわ。カガリさんは早く国防本部に行きなさい!!」

 

『すまない。』

 

カガリが搭乗をしているモビルスーツは国防本部の方へと向かっていた。デスティニーとドレッドノートはとりあえず迫りくるモビルスーツに回避をしてビームライフルを放ちコクピットを狙わずに攻撃をしたが難しくコクピットに当たってしまう。

 

「本当キラ君はすごいよ。私じゃコクピットを狙わずにするなんて難しいわよ。」

 

彼女は戦っているストライクフリーダムを見ながら呟いた。

 

『姉ちゃん!!』

 

「!!」

 

シンの言葉を聞いてアメリアはシャトルが宇宙に飛びだすのを見た。彼女は全速力で飛んで行きシャトルに対してビームライフル、高エネルギー砲、クフィフィアスレール砲を展開をしてシャトルに発砲をする。さらにストライクフリーダム、デスティニーも砲撃などをするがシャトルは宇宙に飛び経ってしまう。

 

ストライクフリーダム、デスティニー、ドレッドノートは飛び経っていくシャトルを見ながらあれにロード・ジブリールが搭乗をしていたと思うとアメリアは舌打ちをする。全部がオーブが悪いわけじゃない。

 

「タリア、停戦信号だ・・・・・・これ以上オーブに攻め込む必要はない。」

 

「停戦信号!」

 

ミネルバから停戦信号が放たれたのを見てデスティニー及びドレッドノートは帰投をする。それからデュランダルはジブラルタル基地に帰還をする命令を出して全機が帰投をする。アスランに関してはアメリア自体がアスランをアークエンジェルの方にお願いをしたので彼はそのままアークエンジェル所属になった。

 

空いたセイバーに関してはマユが搭乗をすることとなり、カガリはデュランダルに謝罪をしている。

 

『すまないデュランダル議長、私がきちんとしていれば・・・・・・』

 

「いやあなたのせいじゃないさカガリ嬢、いずれにしてもロード・ジブリールを逃がしてしまったのは痛いな・・・・・・」

 

『本当にすまない。我々も協力ができるだけするさ。』

 

「うむ。(いずれにしてもマスドライバーを使用をする必要がある。オーブのマスドライバーを借りて宇宙へと上がる必要があるな。)」

 

デュランダルはミネルバのブリッジでそう考えながら宇宙に逃げたロード・ジブリールのことを考えながら、一方でアメリアは両手で組みながらドレッドノートガンダムをネェル・アーガマの方へと帰還をしたが気分が悪いのか部屋の方へと戻っていく。

 

ガリオ達も声をかけずに彼女をほっておくことにした。




次回 ロード・ジブリールは宇宙へと脱出をして月のダイダロス基地に逃げこんで恨みをはらすために新兵器を導入をする。ミネルバ及びネェル・アーガマも共に戦うことになったアークエンジェルと共に宇宙へと飛び経つ。

次回「ロード・ジブリールを追って宇宙へ」

アメリアの彼氏は誰がいいのか?

  • ギルバード・デュランダル
  • ラウ・ル・クルーゼ
  • シン・アスカ
  • イザーク・ジュール
  • ディアッカ・エルスマン
  • ニコル・アマルフィ
  • スティング・オークレー
  • アウル・ニーダ
  • ハイネ・ヴェステンフルス
  • ???(SEEDFREEDOM)

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