機動戦士ガンダムSEED 青き稲妻と呼ばれた女性   作:桐野 ユウ

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アークエンジェル再び交戦。

ローラシア級ガモフのブリッジ、クルーゼ隊副隊長アメリア・レーゼはアークエンジェルのコースを見ていた。

 

ラウ・ル・クルーゼからアークエンジェルと交戦をしたが逃げられてしまった報告を聞いて現在アークエンジェルが向かうコースを計算をしていた。

 

「おそらく足つきは今私達が向かっているコースに直撃をするわね。」

 

「ですな。しかしクルーゼ隊長でも仕留められなかったとは・・・・・・」

 

「いずれにしても私達は何度も逃しているからね。ここで仕留めたいけど・・・・・・なにせ奴らは何度もピンチをすり抜けているからね。」

 

彼女は両手を組みどうしたらいいのかと考えているとアークエンジェルを確認をしたのでアメリアはすぐに指示を出す。

 

「総員第一戦闘配備!パイロットはモビルスーツにて出撃!!私も出るわ!!艦長支援攻撃お願いね?」

 

「了解しました!モビルスーツ出撃後本艦は足つきに攻撃をする!!」

 

一方でアークエンジェルの方もローラシア級が接近をしているのを確認をしてストライク、メビウス・ゼロを出撃させる。ガモフからシグーアサルト、デュエル、バスター、ブリッツが出撃をした。シグーアサルトの武装はキャットゥスと突撃銃を持ち脚部にM68バルデュス3連短距離誘導弾発射筒が装備されており彼女達はアークエンジェルに向かっていく。

 

「イザークは敵のモビルスーツを、ディアッカ、ニコルは私と共に足つきを狙う!!」

 

「「「了解!!」」」

 

「拡散!!」

 

彼女の言葉に4機は拡散をしてガモフから2連装高エネルギー砲がアークエンジェルに放たれて命中をするもラミネート装甲でふさがれる。シグーアサルトカスタムは前進をしてストライクは迎撃をしようとしたがデュエルがビームサーベルを抜いて切りかかる!!

 

「でえええええええええい!!」

 

「デュエル!?く!!」

 

ストライクはビームライフルを放つがデュエルは回避をして切りかかる。アークエンジェルの方ではメビウス・ゼロがガンバレルを展開をしてバスター達に攻撃をしていた。

 

「メビウス・ゼロ、ムウ・ラ・フラガね。」

 

「ちぃ!!青い稲妻か・・・・・・しつこいんだよ!!お前ら!!」

 

レールガンを放つが彼女は回避をして左手に持っている突撃銃を発砲をしてメビウス・ゼロに攻撃をする。素早い動きで交わしてアークエンジェルをディアッカ達に任せて彼女はムウと遊ぶことにした。

 

「さぁ遊びましょうか?」

 

彼女は両肩部のガトリングを発砲をしてメビウス・ゼロに攻撃をする。ムウはレールガンを発砲をしながら回避行動をしてガンバレルを展開をしてシグーアサルトに攻撃をする。

 

シグーアサルトは両手のシールドでガードをして攻撃をふさいだ。彼女は右手に持っているキャットゥスを発砲をしたが素早く交わしているので彼女はへぇーと言いながら両肩部と両腕のガトリングを掃射する。

 

「くそ!!」

 

激しく撃ってくるガトリングをムウは交わしながら移動をしていると彼女はアラートがなったので何かと見ているとストライクが接近をしていた。

 

「ストライク!?く!!」

 

彼女は右手のキャットゥスを構えて発砲をする。ストライクは素早く回避をして接近をしてビームサーベルを振り下ろす。

 

シグーアサルトはキャットゥスでビームサーベルを受け止めると離して爆発させる。煙の中ストライクが現れてシグーアサルトに蹴りを入れる。

 

「ぐうううううううううううううううう!!」

 

アメリアはすぐにスラスターで機体のバランスをとると両肩部、両腕に装着をしているガトリングを回転させてストライクに攻撃をする。

 

ストライクは攻撃を交わしたままアークエンジェルの方へと向かった。アメリアはすぐに掃射をやめてアークエンジェルの方へと向かおうとしたが通信が来たので出る。

 

『アメリア副隊長!イザークが!!』

 

「イザークがどうしたの!?」

 

『敵の攻撃で!!』

 

「全機ガモフに帰還をする!!」

 

アメリアの言葉を聞いてバスター、デュエルを抱えながらブリッツもガモフの方に帰投をする。デュエルから傷ついたイザークが医務室に搬送された。デュエルの方もコクピットの攻撃をうけてダメージを受けた。

 

「すまない副隊長。」

 

「気にすることはないわよ。それじゃあ私はイザークのところに見舞いに行くわね。」

 

アメリアはガモフの病室の方へと行く。包帯を巻かれているイザークがいた。

 

「ふ、副隊長!?」

 

「傷は大丈夫かしら?」

 

「・・・・・・いえ、申し訳ありません。自分が不甲斐ないばかりに・・・・・・」

 

「気にする必要はないわよ。今は傷を治すのに専念をしなさいいいわね?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

彼女は仕事があるからといって病室を出た後、イザークは手に力を込めていた。

 

「くそ!!ストライク!!俺が不甲斐ないばかりにあの人に迷惑をかけてしまった!!くそ!!くそくそくそ!!くそおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

一方格納庫ではデュエルの修理プラス、追加装甲のアサルトシュラウドが取りつけられることになった。

 

「デュエルはスタンダードですからね。追加装甲や追加武装、高軌道スラスターなどを取りつけることになりました。」

 

「そうね。まぁイザークのことだからおそらくストライクに襲う為に傷ついた状態でもやるでしょうね。」

 

アメリアはイザークがそういう性格なのを知っているのでため息をつきながらも愛機を見ていた。この頃シグーアサルトが自分の思っていた動きをしてない気がしてきたのだ。作業員に調べてみた結果、アメリアの動きにシグーアサルトがついてきてないことが判明をした。

 

「うーん・・・・・・まさかシグーアサルトの方が私の考えている通りの動けないのってもしかして・・・・・・」

 

「おそらく、副隊長の反応についてきてないかもしれませんね。ほら見てください。この部分の線が焼き切れています。」

 

「本当だわ。まぁ無理もないわね・・・・・・でも新型のロールアウトはまだだし当面はシグーアサルトで頑張るしかないわね。」

 

彼女は愛機を見ながら手を添える。

 

(本当にこの子とは長い付き合いだわ。ジンの後にこの子に乗り変えてから青い稲妻と呼ばれるようになったのもこの子と共にいたからよ。それにしてもアスランの親友って子は強いわね。シグーアサルトが遅れているとはいえあんな動きを機体でするなんて思ってもいなかったわ。いずれにしてもアークエンジェルは第8艦隊と合流をして補給を受けるのね。まもなくクルーゼたちも合流をするからね。念のためにガモフの射出ポットの準備をしておこうかしら。)

 

アメリアはガモフにあるモビルスーツ射出ポットの準備をして地球へ降下をしようかと考えていた。何事も先のことを考えてしまうのが彼女の癖であった。




次回 クルーゼやアスランたちと合流をしたアメリア達、第8艦隊に攻撃をするためにモビルスーツで出撃をするが彼女はシグーアサルトの反応が遅れているのを気にしながらも出撃をする。

次回「地球付近の戦い。」

アメリアの彼氏は誰がいいのか?

  • ギルバード・デュランダル
  • ラウ・ル・クルーゼ
  • シン・アスカ
  • イザーク・ジュール
  • ディアッカ・エルスマン
  • ニコル・アマルフィ
  • スティング・オークレー
  • アウル・ニーダ
  • ハイネ・ヴェステンフルス
  • ???(SEEDFREEDOM)

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