「あぁっあぁぁ、、、、、、、、、」
「青年よ。嘆くことは無い。人とはいずれ、死と言う答えから延々に逃げられぬ存在だ。」
普段は戦いや争いに手を出さないような青年の口に映画や漫画なんかで見る拳銃が口に刺さっている。もちろん青年が男に銃を向けられている場所は日本の浅木市の大型駐車場の最上階の4階である。
(なんで、なんで。俺はただ仕事が終わって帰るために車を取りに来ただけなのに、どうして)
体に冷たい夜の風があたる。その冷たい風がより恐怖を煽ってゆく。
「たふけて、、、」
銃が口に入っているせいでよく喋れないが、まだ行きたいと言う思いで必死に銃を向けている男に命乞いをする。
自分が殺される前に何人もの人間が殺されていてもはや自分が殺されるのは確実だが、恐怖に押し潰されている心は振り絞って言う。
「ふむ、、、しかしだ。私の美しい召喚陣を描くには後君を殺せば血の量が足りるのだがな、、、ふむわかった君を逃そう。」
(え?!)
(やった!助かった!まだ生きられる!」
そう思うと安心感に体から震える。そして男も口から銃を離す。
「にっに、逃げていいのか、、?」
「あぁ。あとは好きに生きたまへ、私は君を殺さない。」
それを聞くと恐怖からの解放で動かない体動かして走って行く。
すると周りに散らばる無数の人の死骸が震え出す。
「なっ、なんなんだ!?」
すると男はすまし顔でこう言う。
「あぁ、たしかに[私は殺さない]。」
すると顔を抉られた女の死体が立ち上がり、青年の方へと向かってくる。見るも無惨な体を動かして走ってくる。[恐怖]これ以外の考えは思いつかないだろう。
「嫌だ、、いやダァぁぁ」
叫び声を上げ、逆の方向向くも、そこには他に殺された人間が動き出しており、鋏込まれで逃げ場は無い。横に移動しようも、恐怖で脳が冷静な判断が出来ずとうとう青年は死への恐怖から狂ってしまう。
「あひャャャャャャャャ!!!!!」
恐怖に押しつぶされた少年に屍たちは襲いかかる。爪で、歯で、皮を、肉を、剥ぎ、切断し、噛みちぎる。地獄絵図。そこにはその言葉が最もあっている光景だった。
すると銃を下ろした男は何のことのない顔で召喚陣を描くために持っていた筆で、男の流れてきた血をつけて召喚陣を書き出す。
「青年よ、血というものは不思議でね。何故か何かを書くのにはまったくもって向いていなくて、すぐに色が悪くなってしまうのだ。この大きさの召喚陣を描くのに十人も殺さなくてはならなかったよ、あぁ安心したまえ、君たちの尊い命は私の願いである[全人類の救済にて]すぐに何とかしよう。」
屍たちによって食い殺され、形すら残らなかった青年を尻目に後述を唱え始める。
用意した触媒は(サソリの毒)。私の推測が正しければこの触媒で必ずあの(オリオン)を呼んでみせよう。
しかし、本物のオリオンが来たとして、この光景を見てどう思うだろうか?、、、、、、、、、いや!、そんなことはどうでも良い。兎に角今は召喚に集中しよう。すると召喚陣が光り、風がくる。その風の中から一人の人の姿が見える。
「其方が我を召喚したものか?」
西洋風の厚い鎧着て、片腕には短めの槍を携えている。
無論、その姿はとても召喚しようとしていた。オリオンには見えなかった。しかし槍を持っているということはもしや[ランサー]の可能性もある。三騎士のランサーならば特に問題があるわけでは無い。
しかし、このサーヴァントのクラスはランサーでは無く。[アサシン]であった。
想定外も良いところ、しかし私は此奴の新名がわかった気がする。まさか用意したものがそのまま来るとは思っていなかったが、こうなってはどうしようも無い。
「アサシン、私の願い[全人類の救済]を叶える、、嫌![全生命体の救済]を必ずや、叶えてもらおうか!」
アサシンは少し考えると口を少し笑ながら言う。
「ほう。このような光景を見せておいてよくもまぁそのような答えが考えつくものだな。しかしあくまで我はサーヴァント。まぁ手伝うとしよう」
そうしていると少し離れた所で音がする。何か缶にでも足をぶつけたのであろう。
「アサシン、早速貴様の力見せてもらおう。今から五秒後に、その音の主を生捕にしろ」
アサシンはそれを聞くと五秒数え始める。
「1、2、3、4、5!」
その瞬間アサシンはかなりの速さで駆け出す。
すると下の方で音がする。
「ガッ!!、、、」
ハイニンジャソード強すぎか?