新機動戦記ガンダムW 宇宙を駆ける一筋の光 作:砂岩改(やや復活)
「カトル様!貴方に何かおありになったら
コロニーのお父上になんと申し上げればよいのですか!」
「そんなに私達が頼りになりませんか?」
「マナちゃんもどれだけ心配したか…」
現在マナとカトルはマグアナック隊に囲まれて怒られていた、原因は間違いなく先程やってきた作戦だろう
しかも二人が帰って来るのを待ち構えていたのだから逃げようがなかったのである。
マグアナック隊の言葉を聞いてカトルがあわてて否定する。
「いや…そういう訳じゃないよ…」
「ごめんなさい…」
マナのシュン…としている姿に(可愛い…)なんてカトルが思っているはずがないこの状況で……たぶん……。
「貴方をお守りするために我らがいるのですよ」
マグアナック隊がカトルを叱っている中ちゃんとマナも叱られていた。
「マナちゃんももう家族みたいなもんなんだから心配するだろう?」
「え……」
アブドルの言葉を聞いてマナは突然泣き始めた……それを見たマグアナック隊は一斉にアブドルを責める。
「おい!アブドル!マナちゃんを泣かすな!」
「そうだぞ!ただでさえ顔が怖いのに!」
「そうだ!そうだ!」
「いや、その…」
アフメドとアウダを先陣に一斉に責められて困るアブドルを見てそれをマナが止める。
「いえ…ちがうんです」
そう言ってマナは涙を拭く。
「ただ……嬉しくて…」
マナの言葉にカトルとマグアナック隊はマナの言葉に耳を傾ける。
「私は親を早くに無くしました、母の顔を実際見たことはなく父も私が中一の時に事故で無くし家族がいなくて………だから嬉しくて………」
マナは再び泣き始める。
その様子を暖かく見守るみんなそこでラシードがマナに語りかける。
「辛かったろうに……これからは俺たちが家族だ……」
「はい……」
これでマグアナック隊の反省会が終わったのは言うまでもない。
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そして真夜中
マナはまた悪夢にうなされていたしかし今回は前回とは比べ物にならない物であった。
(我々は血を流し過ぎた)
(流血の時代は終わらせねば)
(終わらせれるのならな)
マナは夢の中で軍人が話している。
そして場所は変わりシャトルの中らしき場所、窓の外からあの羽根つきのガンダムがビームサーベルを振りかぶっていた。
(早まるな…若者よ…)
「嫌だ…嫌だ…やめて…ダメだ…それは」
マナは悪夢にうなされ、その声カトルが聞いていた。
「嫌な胸騒ぎがするかと思ったら…」
カトルは部屋に入りうなされているマナの汗を持ってきたタオルで拭いた。
(マナ……)
心配そうにマナを見つめるカトル。
そしてマナは夢の中でまた場所が変わっていた
そこはニューエドワーズの滑走路、周りにはリーオーの残骸だけルミエールや他のガンダムも見当たらない……するとリーオーの残骸から微かに声が聴こえる。
(…………)
(……)
(………………)
(やめてくれ……私はコロニーや皆のために)
(…………………………)
(違う!!)
(……)
(私は………)
マナはその場にしゃがみ耳を塞ぐしかしそれでも微かに響く声が聴こえる。
(嫌だ…嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ)
「あぁぁぁぁぁぁ!!」
マナはベッドから飛び起きる。
隣に座っていたカトルは泣きながら半狂乱で起きてきたマナに驚いたが
「マナ!!」
カトルはマナを思わず抱きしめる
「アアあああアアアぁぁアアぁ!」
半狂乱で暴れるマナを抱きしめ続ける
(前にも聞いたけど、こんなに酷いなんて……)
しばらく抱きしめ続けるとマナが静かになる
「マナ?」
カトルはマナの顔を見ると悲しそうに涙を流しながら眠っていた
「助けて…」
その言葉を聞いてカトルは抱きしめる力を強くする。
「マナ……君は僕以上に優しい…優し過ぎるんだ…」
静かに壊れていくマナの心、それを支えてあげたいとカトルは思うのであった。
(せめて…今だけでも良い夢が見れますように…)
砂「いや~今回は暗かったよ書いてるこっちまで暗くなってしまうよ~」
カト「マナ……」
砂「カトル…これからもマナをよろしくね」
カト「はい!絶対にマナの心を守って見せます!」
砂「その意気だよ!」
カト「はい!さて次回は第十四翼「トーラス破壊命令」ですついに来ましたね」