新機動戦記ガンダムW 宇宙を駆ける一筋の光 作:砂岩改(やや復活)
カトル達マグアナック隊は砂漠の淵の森林に身を隠していた。
「こう警戒が厳しいと動きがとれないぜ…それに輸送機を奪うにしても砂漠の向こうにしか空港は無いか……ん、あいつ……」
デュオはデスサイズの中で悩んでいると崖の上から一人の少年がライトで光信号を送っているのを見つけた
カトルはデスサイズの手のひらで運ばれながらデュオに話しかける。
「もうすぐ大きな砂嵐が通ります、その時に砂漠を通ります 一緒に行きませんか?」
「頼む…今は同情が気持ちいいぜ………」
「僕も気持ちを整理したい…」
カトルは呟きながらアフメドに看病され意識を戻さないマナを見る。
(マナ……)
「う……」
「おぉ!マナちゃん!」
少し顔を歪めたと思うとマナの目がゆっくりと開かれる。
「私は………」
「大丈夫?マナ」
カトルはマナの手を持つとゆっくりと立たせる
「すまない……迷惑をうっ……」
するとマナは頭を押さえる。
「まったく情けないな……私は…」
「そんな事は無いよ…でもこれ以上は無理しないで…」
「善処しよう……」
「ルミエールは動かせる?」
「あぁ大丈夫だ」
マナはルミエールの計器のチェックをしながらカトルに返事する。
「もうすぐ砂嵐が来るから」
「わかった…」
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そしてマナ達は砂嵐に乗じて移動を開始する、周りは舞い散る砂の嵐何も見えない空間に懐かしさを覚えるマナとカトル。
(そう言えば…カトルと出会ったのも砂嵐の中だったな……懐かしい…まるで大昔の出来事のようだ……)
(出会いは最悪……だったかな)
(今ではあの二人が戦うのは想像できんな)
マナやカトル、マグアナック隊は感傷に浸っていた。
(あれ?俺空気?)
ごめんなさい
砂嵐の中をしばらく移動するとマグアナック隊が止まる。
「辺りにレーダー反応は無いな…」
「バカ……そいつはアテにならねぇ…散会して警戒しろ……」
その言葉にマグアナックは周りに散会して警戒する
「砂嵐で何も見えやしねぇ、ここに何があるんだ…」
「OZとも連合にも所属しない中東諸国の軍の基地がありますそこにかくまってもらいましょう」
「基地?」
「まだあるのか……」
マナがなかばあきれているとマグアナック隊から通信が入る。
「こちら以上無し」
「こっちもだ」
「同じく以上無し」
「了解した……」
周りの安全を確認した後ラシードは合図を送ると地面の中からハッチがゆっくりと開く。
「地下基地か……」
「こんな大規模な基地は初めてだ…」
「行きましょう」
「あぁ……」
ハッチが開き終わるとカトルとマナが奥に入って行く。
「お、おい……」
デュオが戸惑っているとラシードが笑って説明する
「ここは我々マグアナック隊の国の基地なのだよ」
「あんた達の?」
そしてカトル達はガンダムを地下にしまうとコックピットから降りていく すると小太りのおじさんがカトルに歩みよる
「よく来たねカトル君」
「あ…ご無沙汰していますサダウル司令官」
「地球に降りてからの任務は大変だつたろう?」
「いえ……ここのマグアナック隊にずいぶん助けられました 色々申し訳ありませんでした」
「君の助けになればと皆自主的にやった事だ」
「我々に力があればOZにもう少しダメージを与えられたのですが………」
ラシードは悔しそうな顔でサダウル司令に話しかける
「忌々しいOZめ……コロニーを盾に取るなどと人間のやる事ではない!」
「止められなかった僕たちの責任です…」
「無力だな…我々は」
「あぁ……俺たちの責任だ…」
カトルが話している所にマナとデュオが歩みより話しかける。
「あぁ…いやカトル君、君を誰も責められないよ さぁこちらへ…」
「カトル様、我々はMSの整備をしますから…」
「あぁ…頼みます、あっラシードそれから」
「わかってます、ガンダムはきっちり"三機"やっておきます」
「いいですよね?」
「もうなんでもOKだ、よろしくお願いいたします」
デュオの許可を確認するとマグアナック隊はデスサイズの整備を始める
「自己紹介が遅れました、僕はカトル・ラバーバ・ウィナーです」
「ウィナー?……そうか!アラブ諸国でも有数の発言力と財力を持つウィナー家の跡取りか!それならこんな所に顔がきくのもわかるぜ~」
「ウィナー家は平和思考です、今は勘当同然で飛び出して来ています」
「へぇ~色々あるんだな…俺はデュオ、デュオ・マックスウェル、逃げも隠れもするが嘘は言わないデュオ・マックスウェルだ」
「私は日向マナだ…よろしく」
マナはサングラスを取ってデュオと握手をする
デュ「へぇ~通信だと恐い奴かと思ったが、美人だな~」
マナ「世辞はいい……」
デュ「いや~そんな事ないぜ、本当に美人だぜ~」
マナ「////」
デュオの言葉に顔を赤めるマナ、それを少し複雑な気持ちで見るカトルがいるのだった
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カトル達は地下基地の秘密の出口から出ると街はお祭りをしていた
「お祭りか~賑やかだな」
「我々マグアナック隊40機無事帰還のお祝いさ!」
「ほう……」
「この国は連合に反抗し続けて自国自衛に徹している……マグアナック隊はその尖兵なのだよ」
ラシードはデュオとマナに国の事を軽く説明する。
「そう言えばマナも初めてだったね」
「そうだな」
カトルとマナが話していると女の人がマグアナック隊をお祭りに誘う。
「わかった行くよ」
「押すなって」
「尖兵と言うよりこの国の勇者だな」
その光景を見てデュオが呟くとカトルも優しく笑い
「皆の気持ちが一つになっている、この国の明るさはそこにあるんです」
「いいものだ…心配してくれる人がいるという事は」
「戦い抜く…という気持ちで一つの国がまとまっている……」
「僕達はどうでしょうか……」
「正直、バラバラだろうな……」
「色々話したい事がある、二人ともいいか?」
「はい、僕の方からもお願いします」
「うむ……」
三人は一つの建物の中に集まる。
「ここは僕達三人だけです」
「六機だな……」
「はい……ニューエドワーズの六機が全てですね」
マナはベッドに腰掛けデュオは椅子に座りカトルは立ったままである。
「俺はコロニーから来た……」
「私もだ………」
「僕もです」
「全てがそっくりです、僕達六人はMSもその行動も…そしてOZを叩き潰すと言う目的も………」
「OZがコロニーの平和を乱した…これは報復だ……それが任務で俺は戦ってきた……」
「あぁ……私も決意をしたからガンダムに乗った…」
「僕もです」
「あぁ、俺もだ"コロニーの事など気にするな"」
「"殺られる前にやるそれがお前の任務だ"」
三人の声が重なる。
「皆一緒か……」
「同じですね」
「あぁ…そうだな…OZに支配されるぐらいなら死んだ方がマシ、そのつもりで戦ってきた」
「私は生きろと言われた…生きて変えろと……だがこんな事を許すなら私が戦った意味がない…」
マナは拳を強く握りしめた
「マナ……」
「しかし……やっちゃったな、ヒイロは……死んだぜアイツ」
「コロニーは戦うつもりは無い、コロニーを犠牲には出来ない……貴方の友達は完璧ですね……」
するとマナの頭にヒイロが血溜まりに浮かぶ映像が再び思い浮かんでしまい吐き気が襲うがマナは我慢する
「……尊敬するさ………」
「そうかい?俺はもう少し頭の柔らかい奴だと思ってたぜ……」
「ガンダムが動くとコロニーが狙われる…分かっていた筈なのに…」
祭りの中、ラシードはカトル達がいる建物を見ながら思う。
(国の気持ちが一つになっていない戦いか……孤独な兵士ほど辛い物はない………)
「隊長!」
「ん?」
「すぐ司令官室に…OZのMS部隊が接近中です」
「なに!?」
ラシードは急いで司令官室に向かう
「ラシード、これを見てくれ」
司令官のレーダーが多数のMSを示す光点が近づいていた
「偵察隊が来ますな………」
「どうする?ラシード」
「ここで戦闘になれば国の人間を巻き込みます」
「よし…警戒態勢のまま戦士は地下に待機!」
「は!」
OZが街に入って来た時にマナが外を見るとOZの制服着た人が木箱を置くのが見えた。
「なんだ?あれは?」
「どうしました?」
「OZの奴らが木箱を置いて行ったぞ」
「なんだって!?」
OZが去っていくのを確認したら三人は急いでラシード達と合流する。
「ラシード、どうしたんだい?」
「カトル様……」
「OZ奴ら……しらばっくれてこの街に爆弾20箱置いて行きやがた!」
「え!?」
「時限式なら運び出して捨てればいい!」
「動かせない仕掛けがありそうです」
「MSが使えれば………対爆壁の代わりに使えるのに………」
三人は悔しそうに顔を歪める。
「奴らこの街に絞って来たってことか?」
「マグアナック隊のいぶりだしだな……ご丁寧に深夜12時にセットしてある……夜の砂漠戦がお望みらしい」
「夜間戦の準備を整えていると言う事だな…」
「もしくはそれまでに降服せよ……ってことですね」
「ガンダムが迷惑を掛けているんじゃないの?」
「……」
「そうだ……俺達が追われえいるんだ!」
カトルとデュオの言葉に思わずマナは悲しい顔をするとラシード。
「用意が周到です…前からこの街が怪しまれていたのでしょう…」
そしてカトル達とマグアナック隊は地下基地に集結しておりその前でラシードが演説を始めるま
「聞いてくれ、みんな!OZがここを嗅ぎ付けて攻撃を仕掛けてくる、これ以上奴らを騙し続けるのもできんだろう……それで敵の包囲の一角を集中的に狙い一般人を逃がしつつ後退する……そしてもう一つ名誉な任務がある、それはガンダム三機を完全に逃がす事だ!ガンダムはOZを倒すために地球に現れた勇者だ!OZの小汚ない戦略でこの戦いに参加出来ない…しかしいつの日にかガンダムは我々を救ってくれる!先に恩返しが出来る事を光栄に思え!分かったか野郎共!!」
「おぉぉぉぉぉぉぉ!」
地下基地にマグアナック隊の雄叫びが響き渡る
「全員出撃!」
マグアナック隊は次々と自分の機体に乗り込んで行く、その中マナにアフメドとアブドルが話し掛ける
「マナちゃん……達者でな…」
「この前も言ったがマナちゃんはもう俺達の家族だ………いつでも待ってるからな…元気で帰って来いよ……」
「アフメドさん……アブドルさん……」
二人のやさしい言葉に思わず泣くマナ、それを見て二人はマナの肩を優しく叩きながら自分の機体に乗り込んで行った。
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マグ「慌てるな…北のゲートはマークされていない、家族とはぐれるな!」
マグアナック隊の案内が基地に響くなかマナ達はトレーラーにガンダムの積み込みが終わっていた。
「これで北ゲートのアブドルと合流してください」
「ごめんよ…世話になるだけで何も出来なくて…情けなくって頭にくるぜ!」
「今までありがとうございます…ラシードさん」
「マナちゃん……元気で……」
「はい……」
マナとラシードが話しているとデュオが花束を三つ貰う
「ガンダムは英雄です……共に戦える日も必ず来ます…未来のために………」
するとカトルがサンドロックから降りてくるのを見るとデュオが叫ぶ。
「おい、カトル!お前の分ももらったぜ!」
「その花に誓う…いつの日か必ず戦える日を迎えてみせる………」
そして三人は奪取した輸送機に三機のガンダムを積み込むと静かに飛び立つ。
「カトル……」
「はい?」
「一度だけ……上空を旋回してくれないか?……何も出来ないけど……何か……何かしたいんだ………」
「……はい」
カトルはデュオの願い通り戦場の上空をゆっくりと旋回し始める。
「怯むな!撃ち続けろ!」
地上で指揮を取っていたラシードはフッと上空の輸送機に目をやる
(カトル様……マナちゃん……)
すると輸送機から攻撃がされ地上のOZ機を破壊していく
「よし!任務完了!マグアナック隊全機後退せよ!」
ラシードの掛け声と共にマグアナック隊の閃光弾がOZに炸裂する。
「さようなら……マグアナック……」
「今度、会う時はコロニーと心を一つにしてくるよ………」
(みんな……)
そしてマナはカトルの横の席で貰った花束を抱き締める、その中にはサルビアの花……意味は家族愛
砂「いや~今回はもっと長くなってしまった……一話分でこんなに違う何て…」
マナ「駄作者……」
砂「グハッ!」
デュ「バカだな~」
砂「ザクッ!」
カト「アハハ(汗)」
砂「グフッ!」
パル「無計画……」
砂「ドムッ!」
バタッ………………………………
マナ「しまった…言い過ぎた…」
デュ「あちゃ~」
カト「なんかすいません…」
パル「さぁ次は第十七翼「宇宙へ」よ!さぁ次もサービスサービス!」
マナ「パクるな!パルマ!」