新機動戦記ガンダムW 宇宙を駆ける一筋の光 作:砂岩改(やや復活)
「やっぱり地球は月がきれいだ………」
現在マナ達三人は中東のリゾートの一つにに匿って貰っていた……そして月が綺麗な夜にデュオは一人寝そべりながら月を見ていた。
「月は好きなのか?」
「ん?」
デュオが屋上に寝そべり月を眺めているとマナがデュオの隣に座って話し掛ける。
「まぁな、俺のコロニーからは近すぎてまるで月が墓場のようだった………」
「そうか……私は…宇宙からまだ見ていないな………」
「え?マナは地球出身か?」
「ん……そうだな………一応な…」
「じゃあ、なんでガンダムに………」
「………身を持って体感したからだ……コロニーの苦悩を………」
「でも地球からコロニーってそう簡単には………」
「私にも色々あるさ……」
そう言って静かにマナはサングラスを外すとデュオと同じように月を眺める。
「やっぱり美人だな」
「うるさい………」
「いやいや~本気だって~サングラスなんていらないんたけどなぁ~」
「これは自分の甘さだ……」
「ん?」
「サングラスを着けていると自分じゃないと……殺しているのは違うやつだと……逃げているのさ………」
「やさしいんだな……」
「ただの臆病者さ……だが……カトルはそんな私を受け入れてくれた………感謝しているさ」
「じゃあ俺は二人目で」
「ふっ……感謝する……」
二人が話していると後ろからカトルが三つのマグカップを持ってやって来た
「二人ともここにいたんですか?」
そう言うとカトルは暖かいコーヒーが入ったマグカップをマナとデュオに手渡す。
「すまない…」
「サンキュ~」
マナはコーヒーを啜るとこの世界に来た事を思い出す
(あれから一年か……)
マナは少し昔の事を思い出しているとカトルに声を掛けられる
「マナ……」
「……んっ?なんだ?」
「いや、なんか寂しそうな顔をしていたから……」
「やれやれ~お熱いこって~」
デュオがやれやれという風に首を振るのを見てカトルは少し顔を赤くしてマナは言葉の意味がわからず首をかしげるのだった……。
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そしてしばらく匿って貰っているリゾートでゆったりしていると新聞を読んでいるデュオは呟く。
「OZはどんな手段を使ってでもコロニーを支配下に置きたいんじゃなかったのか?」
「はい……一番達が悪い手段です、力で屈せられたのなら反抗の意志が残りますが援助の形ならコロニーはOZを受け入れてしまいます……」
「これで我々は完全に孤立状態になった訳だ」
「宇宙じゃ呑気な奴らが主流だからな…OZの企みなんか気づきもしないで………」
カト「僕達は宇宙に戻るべきだと思います…ガンダムと共に………ガンダムはコロニーの人々の為に造られました…OZの企みから皆を守れるのは僕達だけなんです…」
「そうだな…でもどうやって宇宙に上がる?表だった行動は取れないんだぞ」
「逆に目立てばいい……」
「え!?」
「そうです…OZが平和を偽りコロニーの支配を企んでいるのなら、コロニーを盾にするなんてもう出来なくなります」
「OZが偽りの姿をかなぐり捨てたら?」
「なら今までのOZの苦労は水の泡になるだけだ…」
「俺達はまだ戦えるって事だな!」
「戻りましょう宇宙へ……」
「あぁ……そうだな………」
そう言うとマナ達は輸送機を発進させる。
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OZシンガポールスペースポート基地
銃弾とビームが入り乱れる戦場に三機のガンダムの姿があった。
「さすが、OZの最新基地だ!前に進めないぜ!」
「これほどの数が………予想以上だ………」
「MS用HLVまで一気に行きます!」
するとトラゴスのキャノン砲がマナのルミエールに直撃し体勢がくずれる。
「グハッ!」
片膝を着いたルミエールに砲火が集中する、地上のリーオーやトラゴスは動けないルミエールを狙い空のエアリーズはミサイルの雨を降らせる
「グぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「マナ!ウワァッ!」
「くっそ!」
カトルとデュオは尋常ではない衝撃に悲鳴を挙げるマナを助けようとするが砲火が激し過ぎて近づけずにいると、その爆煙の中からビームが発射されいきなりの事で避けれなかったエアリーズが爆散する。
「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」
爆煙からルミエールが飛び出しそのまま飛ぶ、するとマナはエアリーズを空中で踏みつけ足場にするとビームライフルで横にいたエアリーズを撃つ、そして踏み潰されたエアリーズは地上のリーオーにぶつかりそのまま爆発する。
「なめるな!」
「俺も行くぜ!」
「行きます!」
マナの気迫に励まされたカトルとデュオは地上のMSを次々と破壊していくが敵は増える一方だった。
「宇宙は僕達を待ってる…みんなといっしょに帰るんです」
しかし多くの砲火がガンダムをマナ達を追い詰めていく
デュ「さぁ~てと……よ~し俺達の事は世界に伝わってるぜ……ん……これは?」
デュオがコックピットの一部の画面をテレビ回線に繋げて満足そうにしているといきなり画面が変わりコロニー代表団の声明が流れ始める。
「我々は宇宙コロニーDエリアの決議を発表する地球では今、ガンダムと言うMSがOZに対して破壊工作をしている…我々Dエリアはガンダムとは何の関係もないガンダムOZの敵とするのであれば我々もまた……ガンダムの敵となる事を宣言する……OZは公明正大である…お互いの誤解もすぐ解けた…今はこの戦いでガンダムが倒されるのを願うしだいである………この宣言に全てエリアのコロニーか同調する事を希望する」
この宣言を聞いた三人は思わず顔を歪める。
「わかっちゃ いたが……わかっちゃ いたが やりきれないぜ……」
「実際、言われるとやはりキツいな………」
「いいんだよ 二人とも…僕達は本当は一人ぼっちで地球に降りて来たんだ…コロニーにわかってもらわなくても……自分同じ気持ちの人と戦っているだけで…十分なんだ……」
しかし敵の砲撃は止まらないその砲撃は三人を着実に潰していく。
「グぅ!」
「カトル!うわぁ!!」
「くっそ!二人とも!」
倒れる二人を庇うようにマナのルミエールはシールドを構え腕のビームガトリングで応戦するがそのシールドも原型をとどめていないほどボロボロだった
「立って!サンドロック!まだやられる訳にはいかないんだ!!」
「くそっ…………やられるなこのままじゃぁ……俺達、いい事をしてるはずなんだけどな………なんでこんな所で死ななきゃいけないんだ…」
「諦めるな!二人とも!私は生きる!生き抜いてみせる!」
二人を励ますためにマナは通信に叫ぶとその返事は以外な人物がしてきた。
「よく言った!女!」
「なに!?」
マナが後ろを振り向くと煙の中からニューエドワーズの時いた緑色のガンダムがいた。
「正しいのだ…俺達は!!」
するとそのガンダムは右腕の鋭利なクローを伸ばしリーオーを破壊する。
「正しい奴が強くなくてどうする!お前達がここまでならそれは仕方のない事だ……後は残った者に任せて貰おう…」
五飛が挑戦的にデュオ達に言うと
「ここは任せろだとぉ!」
デュオはその言葉に反応しもう一度、力強く立ち上がる。
「その意気だ…ここで倒れたらせっかくお前らの考えに同調して立ち上がった者に申し訳ないだろう」
するとマナ達は素早く画面を開くとウイングガンダムとガンダムヘビーアームズが来ていた。
「俺の任務はOZ組織の壊滅だ……奴らが宇宙に上がるなら……それも叩く」
「厳しい戦いになる………しかし今は六つの心に安らぎを感じる…………」
「気づいてくれたか!」
「よかった…みんなに伝わったんだ………」
「よし!希望は産まれた…行くぞ!」
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デュオと五飛がHLVの発射準備をしている時、マナとカトルはまだ戦っていた
「マナ!先に行って!」
「しかし!カトル!」
「僕は大丈夫!先に行って待っててよ……お願い!これでは僕も撤退できない!」
まだ残りたがるマナにカトルは強めにマナに言うとマナは
「わかった…必ず来いよ……」
「うん……」
ゆっくりとHLV発射場まで下がって行く。
(ごめんよ………マナ……僕は最後までいるよ)
「やはり…このままだと発射時に狙い撃ちされてしまう…」
「カトル!急げ!」
「僕に構わないで……みんなを援護すると決めました…」
「カトル!!」
「はやく行って………僕が盾になれるまでに……」
「くっ……」
マナはこの時自分の胸が張り裂けそうで苦しい感覚を感じる、今までとは違う不思議な感覚……しかしルミエールはすでにHLVの内部のアームに固定されており動かせない
「カトル……」
助けに行けない現実にマナは思わず涙を流す。
「はやく……僕の代わりにコロニーを……」
「くそっ!」
マナは涙を流しながらHLVに向かって走る…それをカトルは見届けると静かに呟く。
「後は自爆装置しかないよね……」
そしてカトルは一瞬ためらいながらも自爆スイッチを押すと警告音がコックピットに響く…すると一人でにサンドロックのハッチが開いて行く。
「え……僕に降りろと言うのか……サンドロック……」
コックピットを庇うように左腕のシールドを掲げているサンドロックは何も言わないがカトルには何かを言っているような気がしていた。
(ありがとう………僕のサンドロック…………)
そしてカトルはサンドロックを残して…シャトル打ち上げ場まで走るとサンドロックは勝手にゆっくりと敵のMS部隊に向かって歩いて行くと…背後からHLVが宇宙に向けて飛び立つ…それを見届けるとサンドロックは自爆し巨大な閃光は敵のMS隊を巻き込んでいったのだった。
砂「どうもお久しぶりです砂岩です」
五飛「ふん……今回も遅かったな」
砂「まぁ…色々ありまして………」
五飛「たがら弱いのだ…貴様の正義は正しいのか!!!」
砂「え……ちょ!タンマタンマ!うわぁぁぁぁぁぁ!」
マナ「やれやれ…仕方がないな……次回は第十八翼「ルミエール改」だよろしく」