新機動戦記ガンダムW 宇宙を駆ける一筋の光   作:砂岩改(やや復活)

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第十八翼「新たな機体へ」

 

 

 

 

 

マナは宇宙に上がるとルミエールに通信が入る。

 

「なんだ?」

 

そこにはデブリ群の中の岩の一つが点滅していた、マナはHLVをそのポイントに向かわせるのだった。

 

目的地に近づくと岩の一部が開き誘導灯が点滅しマナのHLVはゆっくりと岩に入って行く、HLVを止めるとマナは偽装基地の中を慎重に見てまわる。

 

(罠では無さそうだな…しかしいったい誰が?)

 

マナが疑問に思っていると広い空間に出る、するとそこにはMS用のハンガーと改良に必要な道具などがそろっていた マナが辺りを見渡すと端末の一つが点滅し"メッセージあり"と表示されていた マナはメッセージを再生させる。

 

「マナ……」

 

「パルマ……」

 

そして画面に出てきたのはマナのルミエールの開発者のパルマだった。

 

「あなたがこれを見ていると言うことは無事にファクトリーに着いたと言う事ね…これを見ている時、私はOZに捕まっているでしょう…あなたが提案した装備やシステムはちゃんと出来ているから心配しないで…ここの施設でルミエールを改良してちょうだい……そして最後に………本当にごめんなさい………私達のエゴに付き合って貰って………あなたは自分が成すべきと思った事をしなさい、それが私の最後のお願い……そして………ちゃんと生きてね………」

 

「パルマ……すまない………」

 

メッセージが終わったのか画面は暗くなる。

そしてマナはルミエールをハンガーに移しルミエールの改良を始めるのだった……。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

パルマは今 OZの格納庫でトーラスを見ていた。

 

「無人でMSを動かすとわな……」

 

「障害物のない宇宙では有効な兵器だと考えたのだろう……」

 

「自分の手を汚さず戦うなど、これはもはやゲームじゃ……戦争を起こす人間は愚かじゃが…そこで流される血は無駄ではない………」

 

「人は反省する事で学んでいく動物です……でもこれでは………なにも学ばない………」

 

「パルマの言うとおりじゃ…愚かな人間はその血を見てわずかながら反省が出来る…じゃがゲームに成り下がった戦争は娯楽になるからな………」

 

「いっそゲームで勝負を決めてくれればいいな……そうすれば誰も死ななくてすむ………」

 

博士たちの言葉にレディは自信に満ちた返事を帰す

 

「相手にその技術があるならな…」

 

レディ・アンの言葉にドクターJは反論をする。

 

「技術が無いのではない!戦争をする責任を自分の体で感じる為にオート機能は与えないのじゃ!」

 

「与えられるのか……ならばお前たちはもう少し長生きが出来ると言う事だ」

 

「造れませんね…そんな事をするなら死んだ方がマシです……」

 

「若いものは合理的に考えたな…ならば戦争こそ合理的でないわ……」

 

「お前達が造ったトールギス及びガンダムより性能の良いMSを造らせてやろうと思ったのだが………」

 

「殺せ……痛くも痒くも無いゲーム版の戦争に手を貸すつもりは無い………」

 

「先生の言うとおりです……」

 

「交渉決裂だな……」

 

話がおおかた終わった所でOZの兵士が一人レディに報告をしにやって来た。

 

「特佐……ニコル特士から連絡が入っております…」

 

その報告を聞いたレディは通信装置でニコルの通信を入れる。

 

「どうした?ニコル?」

 

「レディ・アン特佐……連合の無線を傍受、奴らはガンダムのパイロットと手を組もうとしています…」

 

「愚か者が…構わん!全てを破壊せよ!」

 

「ハッ!」

 

「ふふふ…」

 

宇宙ではガンダムのパイロットを巡りOZと連合のMSが飛び交っていた、しかし宇宙用リーオーとトーラスの性能の差は歴然、あっという間に20機近くのリーオーがトーラス5機によって破壊される。

 

「連合の主戦力は撃破しました…シャトルを奪取します…」

 

「奪取?下らん事をするな……ガンダムを持たないパイロットなど必要ない抹殺せよ……」

 

「ハッ!」

 

そこでドクターJが止めに入る。

 

「待て!通信システムを貸してくれ………」

 

「……いいだろう」

 

レディの許可を貰うとドクターJは端末を操作し通信を繋げる。

 

「宇宙に…戻って来…た友よ…一緒に……コロニーを…守ろう…」

 

途切れ途切れの通信で聞こえる少年の声

 

「この声は………カトル君?」

 

「カトルか!?」

 

パルマの反応にH教授が反応しているとドクターJは

 

(ヒイロの回線を使っておる……優秀な兵士だ………ガンダム六人をまとめあげれる力を持っているのだな………)

 

「シャトルの爆破を中止してくれ!」

 

「ほう……部下を思いやる気持ちがあったのか?だったら話は早い…」

 

レディの言葉で察したプロフエッサーJは悔しそうに呟く。

 

「OZの為にガンダムを造らなければならんとわな……」

 

「少し違う……ガンダムを越えるMSを造れと言っているのだ」

 

「クソッ……」

 

レディの言葉を聞いてパルマにしては珍しく苛立ちを見せていた。

 

 

 

 




砂「さぁ!やって来ました宇宙編これでやっと半分まで終わりました」

マナ「やっとか……」

砂「次は個人的に好きなお話しになると思います」

マナ「ん?」

砂「まぁ…マナにとっても大きな出来事になると思うよ」

マナ「そうか?」

砂「うん……じゃあ頼むよ~」

マナ「うむ……わかった…次回は第十九翼「ゼロ 前編」だ次もよろしく頼む」

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