新機動戦記ガンダムW 宇宙を駆ける一筋の光   作:砂岩改(やや復活)

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第二十五翼「マナ対ゼロ」

 

 

 

 

第二十五翼「マナ対ゼロ」

 

 

 

 

 

 

資源衛生の医療施設そこに現在マナはそこでイリアの元でゼロとの戦闘で負った怪我を治していた。

 

「うん、大分よくなってるわね」

 

イリアは手元の端末を操作しながらマナに語りかける。

 

「はい、本当にありがとうございます」

 

現在マナはここに運び込まれた時に比べると天と地ほど良くなっていたのだ最初は歩くことすら出来なかったが今は軽くなら散歩まで出来るまでになっていた。

 

「全く……あなたがガンダムのパイロットだって聞いた時は驚いたけど……これも運命かしらね」

 

そう言ってイリアは感慨深い様子で最初カトルが自分の元に運び込まれた時をイリアは思い出していた。

 

「大丈夫ですよ…」

 

「え?」

 

「カトルはちゃんとしてますよ…カトルはそんなに弱くないですから」

 

「マナちゃん……」

 

マナの言葉に優しい笑みを浮かべたイリアの目はまるで可愛い妹を見ているようなものだった。

 

「そういえば、イリアさん」

 

「ん?」

 

「私がもう少し動けるようになったら、シャトルを貸して欲しいのですが……」

 

マナの言葉にイリアは少し笑ってしまう、なぜならカトルと同じ事を言っているのだから

 

「マナちゃん……これはカトルにも言ったのだけれど…この宇宙でガンダムを味方だと思っている人は居なくなってしまったわ…それでもコロニーの為に戦えるの?」

 

「……イリアさん…私はコロニーの為に戦ってはいませんよ……」

 

「え……」

 

マナの予想外の言葉にイリアは思わず聞き返す。

 

「私は…世界の事なんて良くわからない…だから……私は…私の自己満足の為に戦っているのですよ……」

 

「マナちゃん……」

 

「私は、誰になんと言われようと関係ありません………だって…自己満足の為にやってるんですから…」

 

そう言うとマナはふっと笑う。

 

「……優しいのね…」

 

「いえいえ…」

 

マナとイリアが話していると急に外が騒がしくなる。

 

「ん?」

 

「何かしら?」

 

イリアが端末で確認しようとした時、病室のドアが開かれ看護婦が必死の顔でイリアに言う。

 

「イリアさん!その子を連れて逃げてください!OZが!」

 

この病院でマナを保護するにあたってマナの素性はある程度の人は知っており、看護婦はその中の一人であった。

 

「そんな!」

 

「くそっ!」

 

逃げたいのは山々だがマナはやっと歩ける程度、とても逃げるなんて出来ない。

そんな事もお構いなしにOZの兵士はその看護婦を押し退けて病室に流れ込むとマナに銃を向ける。

 

「あなた達!一体何なの!」

 

イリアは向けられた銃口を恐れずに叫ぶとOZの兵士の中から一人の兵士が出てくる、その兵士が手を挙げると兵士達は銃を降ろす。

 

「驚かしてすまないな…私はトラント特尉だ」

 

「それで……OZの貴様が何の用だ」

 

マナは大勢の兵士の中、怯むことなくトラントを睨みながら問いかける。

 

「ふっ…やはりガンダム06のパイロットだな…」

 

「……何のことか」

 

トラントの言葉にマナは少し動揺したが惚け更に睨みつける。

 

「とぼけるな、貴様の姿はOZのスペースポート基地のHLVを発射施設の監視カメラにしっかり写っていたぞ」

 

「…………」

 

「まぁ、そう警戒するな…私の言う事を一つだけ聞いてくれれば良いだけの話だ」

 

眉間にシワを寄せるマナ、そんな様子もお構いなくトラントは話を続ける。

 

「それをお前がやってくれればこの資源衛生の人々とお前の安全を保証しよう」

 

「分かった…」

 

「マナちゃん!」

 

マナの承諾を聞いたトラントは周りの兵士にマナを連れて行くように指示する

 

「マナちゃん!」

 

「大丈夫です!必ず帰ります…」

 

そう言って連れて行かれるマナをイリアは黙って見ることしか無かったのである。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「こ、これは……」

 

マナが連れて来られた所はコロニーの宇宙港、そこにはウイングゼロがたたずんでいた。

 

「ウイングゼロのゼロシステム、それをお前にテストをして貰いたい」

 

「この忌々しいガンダムに乗れと…」

 

「あぁ、そうだ…このガンダムにやられた身としては思う所はあると思うが乗ってもらうぞ…」

 

トラントの言葉にマナは眉間にしわを寄せ聞き返す。

 

「……なぜ知っている…」

 

「我々OZをなめて貰っては困るな…」

 

マナは渡されたパイロットスーツに着替えるとウイングゼロに乗り込み宇宙へとウイングゼロを進める。

 

「なんと言う加速性だ……」

 

マナは少し動かすだけで ウイングゼロの性能に舌を巻いているとトラントから通信で指示が出される。

 

「今からモビルドール、トーラス十機を相手にしてもらう全滅させれたらお前は解放してやろう」

 

「分かった…」

 

少し動かしただけで痛む身体を無視してマナはウイングゼロを動かす。

 

「では……テスト開始だ!」

 

トラントの掛け声によりトーラスが一斉にウイングゼロを落とそうと動き出すトーラスのビーム砲がウイングゼロを狙うがマナはそれを軽々と避ける。

 

「くっ!……なんと言う性能だ!」

 

マナはツインバスターライフルてトーラス二機を消滅させる、そして近くにいたトーラス一機をビームサーベルを抜き胴体を生き別れにするといきなり"何かが"マナの頭に入って来るような違和感を覚えた。

 

マナ「何だ!?」

 

半分の五機のトーラスを破壊した時、違和感が更に強まり激しい頭痛に襲われる

 

「!!うぐぅ」

 

頭痛が少し収まるとマナはトーラスを破壊するために視線を戻すとトーラスではなく"ルミエールガンダムが"襲って来る。

 

「!?」

 

マナは咄嗟にビームサーベルで斬ると元のトーラスの姿になっていた

 

「何が……」

 

すると次は悪魔のような姿のウイングゼロが襲って来る…まるでマナの恐怖を具現化したように。

 

「いや……あ……いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

マナはがむしゃらにMSを破壊する、マナは恐怖に煽られウイングゼロの性能を遺憾なく発揮したためマナのボロボロの身体はそれに耐えれず終わった頃には大量に吐血していた。

 

もうすでに虫の息のマナを受け取ったイリアはトラントを睨むが

 

「ありがとう、ガンダムのパイロットお陰で良いデータを取れた」

 

そう言ってトラントは約束通り誰にも危害を加えずに資源衛生を去って行ったのだった。

 

「バカ!こんなに無茶をして!」

 

「ごめ…ん……なさい…」

 

怒りながらもちゃんと心配してくれるイリアの姿を見てマナはパルマの事を思い出す。

 

「全く……退院が長引いたわね……」

 

「……はい…………」

 

イリアの言葉に反応しながらマナは意識を失うのだった。

 

 

 

 

 

 




砂「はい!今回は題名通りマナ対ゼロシステムのお話しでした、ウーフェイのように否定し続けてゼロシステムに抗うのもよかったんですが今回は飲まれる方にしました」

ヒイ「当然だ…アレを扱えるのは俺だけだ…」

砂「いやいや~ヒイロ飲まれてたやんか」

ヒイ「……」カチャ

砂「!?まてまて!今まで殴るのは居たけど拳銃はダメだよ!マジで死ぬ!!」

ヒイ「大丈夫だ……人間は思ったより頑丈だ」

砂「可笑しいからね!頑丈だとしてもそれを遥かに上回る威力だからね!! うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ヒイ「次回は第二十六翼「サンクキングダム」だ……よろしく…」
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