新機動戦記ガンダムW 宇宙を駆ける一筋の光   作:砂岩改(やや復活)

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第三十翼「集まりし者たち」

 

 

 

 

第三十翼「集まりし者たち」

 

 

 

 

 

リリ「全世界の皆さんに申し上げます…わたくし、リリーナ・ピースクラフトは本日をもってロームフェラー財団の代表となりました…しかしコレはロームフェラー財団の為ではありません…世界の紛争を無くし…平和な時代を創るために……皆さんと共に歩いていける…最善の道の第一歩だと考えています…皆さん……武器を捨て、争いを辞めましょう…きっと皆さんが願う未来は同じはずです…わたくしと共にその未来へと進もうではありませんか…わたくしはここに、世界の紛争の元である国家の垣根を取り除き地球を一つの国と考える…世界国家の設立を宣言します…」

 

地球圏全ての通信回線を使って行われた放送はもちろんマナ達にも届いていた

 

カト「リリーナさん……」

 

マナ「こんな放送ではいくら人望が厚くてもな……」

 

放送が終わるとカトルは心配そうにしているとマナは少し不機嫌そうだった

 

トロ「……嫉妬か?」

 

カト「え?」

 

マナ「な!何を言う!」

 

トロワの予想外すぎる疑問にカトルは少し嬉しそうに驚きマナは全力で否定する そう、決して嫉妬ではない

 

マナ「と!取りあえずノインさんと合流だな!」

 

無理やり話題を変えたマナは逃げるようにアーンジュのある倉庫に向かった

 

カト「ハァ~」

 

トロ「大丈夫だ…」

 

カト「え?何が?」

 

トロ「フッ……」

 

トロワの謎の笑いに首をかしげるカトルであった

 

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その頃地球では

 

兵士「世界国家なんてもんが出来たら俺達も廃業しなくっちゃな」

 

兵士「ハッ!悪い冗談だ…これからはもっと忙しくなるぜ…女王陛下の最強兵団となってな」

 

兵士「へへ、次の戦地が俺たちを待ってるって事か」

 

兵士「そう言うこと~」

 

ロームフェラー財団の兵士の会話を聞きながらゼクス・マーキスことミリアルド・ピースクラフトは店のカウンターでコーヒーを飲んでいた

 

店主「お客さんは兵隊だろ?いいのかい?一緒に行かなくて?」

 

ミリ「戦争は終わった…祖国は消え失せ…護るものももう無い…また戦う意味を見失ってしまったな…」

 

店主「本当にね~これで平和になればいいけど…」

 

ミリアルドが店主と話していると怪しい三人組がミリアルドを訪ねる

 

黒服「失礼……ゼクス特佐ですね?」

 

ミリ「人違いだ……」

 

黒服「では……ミリアルド大使ですかな?」

 

黒服の言葉にミリアルドが黙っていると三人組の一人が帽子を取りミリアルドに話しかける

 

カー「申し遅れました…私はコロニー市民の自由意思の為に立ち上がった、革命党首ホワイトファングのカーンズと言います」

 

ミリ「それで?今度はコロニーだけでは飽きたらず地球に革命を起こそうと言うのか?」

 

カー「面白い冗談ですな……流石はライトニング・カウントだ……」

 

ミリアルドの言葉に動じずにカーンズはミリアルドに話しかける

 

ミリ「残念だが…君達と話すことは何もない…帰ってくれたまえ」

 

カー「貴方が私達を信用してくれないのは当然かもしれません……我々は指導者ヒイロ・ユイの考えを継承したに過ぎません…貴方もかつてはサンクキングダムの大使としてミリアルド・ピースクラフトと名乗り、コロニーの独立をご理解していただけたのではありませんか?」

 

ミリ「この私に…何をさせようと言うのだ?」

 

クレ「たくっ……まどろっこしいな!私達はな!あんたに宇宙に来てほしいんだよ!ガンダムと一緒にな!」

 

二人の交渉を見て我慢できなくなったのか単刀直入に物を言うクレア、その横でカーンズは少し眉にシワを寄せながら頷くのだった

 

ーーーーーー

 

カー「まったく、貴様は!」

 

クレ「まぁまぁ~怒るなって~」

 

カー「私には私なりの段取りがあるんだぞ!」

 

クレ「ケッ……悪かったな……」

 

カーンズの余りにも怒りように流石にクレアも謝る

 

カー「まったく……」

 

クレ「あぁ……思い出した…トーラスなんだけどよ…ありゃ~駄目だ 」

 

カー「何だと?トーラスは新型だぞ…」

 

クレ「あぁ…あれじゃガンダムに勝てねぇ…」

 

カー「……わかった 貴様の専用機をあの博士たちに造らせよう…」

 

クレ「あぁ~楽しみにしてるぜ」

 

ーーーーーーーーーーーー

 

そしてカトル達はノインと合流しファクトリーをサイレントモードにしてひとまずは完成したサンドロック達をウィナー家の資源衛生に隠すことにした

 

カト「そうですか……五飛はやはり……」

 

ノイ「彼には彼の生き方がある…誰もそれを強要することはできない…」

 

マナ「いかにも堅物そうな顔をしているだけはある……」

 

ノイ「しかしトロワ・バートンが味方になってくれたのはありがたい…」

 

トロ「記憶の無い俺が…何かに役に立つとは思えない…だが……それでも俺は…あんた達と一緒にいることで…安らぎを感じている…」

 

カト「トロワ……」

 

マナ「フッ…」

 

トロワの言葉にマナとカトルは安堵の表情を見せる

 

マナ「では…資源衛生に向かうとしようか……」

 

ノイ「あぁ……頼む…」

 

マナはシャトルを遠い資源衛生へと向かわせる

 

ーーーーーー

 

しばらくシャトルを資源衛生に向かわせているとコロニーの残骸らしき物がある宙域に出た

 

ノイ「このコロニーも武装した結果、OZ宇宙軍の駐屯基地に使われ、ホワイトファングに攻撃されたんだろう……最近の戦闘だ…珍しくもあるまい……」

 

トロ「全滅か…」

 

カト「宇宙は間違った方向に行くのか…」

 

マナ「…………」

 

ノイ「どうした?マナ?」

 

頭をおさえているマナにノインは語りかける

 

マナ「……来る…」

 

カト「え?」

 

マナ「敵が…来る…」

 

ノイ「なに?」

 

マナの言葉に疑問を浮かべるノインだったがシャトルのセンサーがエネルギー反応を捕らえマナの言葉が正しい事をさとった

 

ノイ「動力部をやられた!識別もせずに攻撃か!」

 

マナ「余裕が無い所を見るとOZだな……」

 

直撃の振動に揺られながらマナは冷静に分析した

 

カト「OZだって!?」

 

マナ「あれ?トロワはどうした?」

 

ノイ「え?」

 

するとシャトルからファクトリーから持ってきた紺色のカスタムリーオーMk-2がでた

 

カト「無茶だよ!一人でなんて!」

 

トロ「どうやら、体は覚えているようだ……やってみる」

 

そう言ってトロワはリーオーを加速させてトーラス部隊に向かっていく

 

兵士「何だ!あのリーオーは!」

 

トーラス相手に圧倒的なリーオーにOZの宇宙軍は驚きを隠せない

 

トロ「……」

 

圧倒的な機動力でトーラスを翻弄し手持ちのトーラスカノンでモビルドールのトーラスを倒す

 

マナ「流石は私がカスタムしたリーオーだ」

 

カト「いや…マナ……感心してる暇は無いから…」

 

ノイ「シャトルの自爆装置は完了したぞ」

 

三人は自分のMSに乗り込み発進させる

 

カト「なんて性能だ!このアーマディロは凄い!」

 

カトルは改めてアーマディロの性能に舌を巻く、改良したサンドロック改を遥かに上回るものであった

トーラスはサンドロックのヒートショーテルを警戒してか距離を開けるもマナのファンネルにやられる

 

マナ「フッ…ファンネル!!」

 

ノイ「くそっ!トロワとの距離が開きすぎだ!」

 

マナ「敵が多い…トロワまで行けないな…」

 

するとトロワのリーオーがトーラスカノンのエネルギーが切れたのかカノンを投げるがそれはトーラスに弾かれてしまう

 

カト「まずい!トロワ!」

 

カトルは邪魔なトーラスを肩に増設された大型シールド二個と腕に設置したコブラシールドからミサイルをばらまくとトロワの元に向かう

 

カト「トロワ!」

 

そして近づいたカトルはトーラスを斬り刻むとその死角からもう一機のトーラスがこちらを狙う

 

カト「しまった!」

 

トロ「クッ……」(キャスリン……)

 

マナ「カトル!トロワ! えぇい!邪魔だどけ!」

 

マナも周りのトーラスが邪魔で駆けつけられない

 

すると突然そのトーラスが真っ二つにされる

 

ノイ「なに!?」

 

マナ「なんだ?レーダーに突然反応が……」

 

そして暗闇から姿を表したのはまるで神官のようなマントを着た大鎌の死神その姿はマナに見覚えがあった

 

マナ「あれは…デュオなのか?」

 

デュ「お前ら、機械を相手にだらしないぞ~全く俺も人がいいぜ…デスサイズヘルよ……お前を壊した奴を助けるんだからよ………そら行くぜ!!」

 

デュオは近くにいるトーラスを片っ端から片付ける、それを見たマナ達もトーラスを片付ける

 

トーラスを殲滅するとデュオがデスサイズヘルのコックピットハッチを開けて顔を見せる

 

トロ「誰だ?あいつ?」

 

トロワの反応を見てデュオはからかうようにトロワに言う

 

デュ「あれ~忘れちまったの~大事な親友なのによ~」

 

トロ「すまない…」

 

デュ「え?冗談だよ冗談…たくっシャレにならねぇな~」

 

カト「デュオ!一緒に戦ってくれるんだね?」

 

デュ「あぁ……戦うのは俺達だけで充分だからな」

 

ノイ「デュオ・マックスウェル……感謝する…心から」

 

デュ「あんまり期待しない方がいいぜ~何せすぐ浮気するたちだからよ……」

 

マナ「フッ…女の嫉妬は恐いぞ…」

 

マナも冗談めいて言うとカトルが

 

カト「嫉妬……するの?」

 

マナ「は?……するんじゃないか?」

 

マナの曖昧な解答に少し嫉妬するカトルであったそれを見てデュオ達はやれやれとあきれているのだった

 

ーーーーーーーーーーーー

 

月面基地

 

ミリアルドの説得を終え宇宙に戻ってきたクレアはカーンズに呼ばれてMSの生産工場に行くとカーンズと六人の博士達と話しているのが見える

 

ドクJ「ほぉ~こやつか」

 

カー「はい……こいつの専用機を作って頂きたい…」

 

パル「クレア?」

 

カーンズとドクターJが話している中パルマが驚きの声をあげる

 

パル「クレアなの?」

 

クレ「あぁ……久しぶりだな…………姉貴」

 

パル「クレア………」

 

 

 






砂岩「どうも砂岩です~謎のオリキャラ、クレアの素性が分かってきました、次回辺りに軽く紹介をしたいと思います」

マナ「本当に……アイツは誰なんだ?なぜ私に執着するんだ?」

砂岩「まぁまぁ~また書くから」

マナ「うむ……」

砂岩「じゃあ!よろしくね!」

マナ「……次回は第三十一翼「宇宙要塞バルジ」だもしかしたらまた長くなるかもしれないよろしく頼む」
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