新機動戦記ガンダムW 宇宙を駆ける一筋の光 作:砂岩改(やや復活)
第三十三翼「復活のピエロ」
ガンダムが全機集結してヘビーアームズの宇宙用の改造とアルトロンの修復をしている間、マナ達は休息をとっているとOZ宇宙軍残党がコロニーを占拠したとの声明が出されていたのだった
デュ「宇宙のOZも見境が無くなっちまったな…」
カト「ホワイトファングが追い詰めた結果です……OZに逃げ場を用意していなかったから…こんな事態を招いてしまった……」
五飛「所詮、モビルドールに頼る弱い連中だからこんな事しか出来ないのだ…」
サリ「ホワイトファングはどう出るかしら?」
ヒイロと五飛を連れて来たサリィ・ポウはその場にいる全員に意見を求めた
ヒイ「ホワイトファングも弱い人間の集まりだ…だが……ゼクスならOZの要求に応えない…コロニーの人間は見殺しだ…」
サリ「勝利のための犠牲ってやつね……でも…これで本当に戦争なんて言えるのかしら…」
マナ「小を殺し大を生かす…当然の考えだろう……それに戦争にルールなんて無いさ…」
サリ「それもそうね…」
ノイ「ゼクス…」
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マナ達が話し合っている時、リーブラでは
カー「OZめ!どこまでも卑劣な真似を!」
カーンズか怒る中クレアもイライラしていた…原因はコロニーではなく
ドロ「フフフッ…これで私達の勝利へまた一歩近づきましたね…ミリアルド様」
こいつだ…ドロシー・カタロニアあの全てを下に見るような目付きがクレアには気に入らなかった…連合の医者と同じ目をしている彼女に…
クレ「ケッ……」
ケイ「隊長……」
レア「……」
部下であるケイとレアに心配そうに見つめられクレアは"一応"黙って聞くことにした
カー「どういう事です?ドロシー嬢」
ドロ「彼らは…市民を人質に取るという愚かな行為を取ったのです…コロニーの怒りは全てOZに向かうはずですわ…」
兵士「ですが…見殺しにしたのでは……」
兵士の一人が食い下がるがミリアルドは気にもせずに指示を飛ばす
ミリ「リーブラをC421コロニーに向けろ…方向転換と同時に…主砲を発射する……関係者各員に通達しろ……」
ミリアルドの命令に驚きカーンズはミリアルドを止めようとする
カー「み、ミリアルド司令!主砲を使えばOZどころかコロニーまでも消滅してしまいます!」
ドロ「これは戦争なんですのよ……カーンズさん…勝利のためにはどんな犠牲もいとわない覚悟が必要ですわ!」
カー「しかし……」
なおも食い下がるカーンズをよそにドロシーは自分の世界に入っていく
ドロ「人々の意思は理想の為の尊い犠牲としてコロニーの歴史に長く書き留められる事でしょう…あぁ……美しいわ」
クレ「チッ…面白くねぇ………行くぞ…」
レア「了解……」
ケイ「はい!」
ブリッジから立ち去るクレアに慌てて追いかける二人
ケイ「そんなに嫌いなんですか?」
クレ「嫌いじゃねぇ…だか……イラつくんだよ」
レア「隊長とあの人が言ってるのは一緒……」
ケイ「あぁ……言ってるのは正しいんですけどね…」
レア「見下してる…」
クレ「そうだ……本当にイライラするぜ」
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そしてピースミリオンではリーブラを監視していたサリィがリーブラが方向だけコロニーに向けた事を報告した
ヒイ「方向転換だけか……」
五飛「主砲か…」
ヒイロと五飛は冷静に結論を出した
デュ「コロニーごと消しちまうのか……やってくれるぜ…」
ノイ「あり得ない!ゼクスはそんな人間ではない……」
カト「ノインさんの言うことは分かりますが…今の彼はホワイトファングの指導者なんです」
マナ「それに…言った筈だ……小を殺し大を生かす…当然の判断かもしれない…」
マナはそう言いながらもホワイトファングの行動に疑問を持っていた
マナ(しかし……なぜだ?ホワイトファングが手を下せば反感を買うのはホワイトファング…無視してOZに殺させた方が都合がいいはず……もしかしたら…)
マナ「そう言えばC421はトロワのサーカス団がいるのではないか?」
マナの一言でカトルとデュオが固まる………トロワが居ない
するとハワードがトロワがウイングゼロに乗って占拠されたコロニーに向かったと伝えられるとマナとデュオとカトルは自分の愛機に乗ってトロワを助けに行ったのだった
マナ「まったく……世話がかかる…」
カト「かと言ってマナもちゃんと来てるけどね」
デュ「ツンデレってやつか?」
マナ「デュオ……後で殺してやる」
デュ「えぇ!」
三人で話していると目的のコロニーでトロワのウイングゼロが戦闘しているのが確認できた
デュ「俺はコロニーの市民を助けてみるぜ!」
マナ「頼む……カトル…お前がトロワを説得して落ち着かせるんだ」
カト「でも……僕は…」
マナ「大丈夫さ……トロワはお前を救った……今度はお前が助ける番だ」
カト「わかった…やってみる……」
マナ「よし……私はトーラスを殲滅する…頼むぞ……」
そう言ってマナはカトルから離れて行くとトーラスが襲って来るがマナは一瞬で破壊するのだった
カト「トロワ!目を冷まして!トロワ!あそこには君の守らなければならない人がいるんだろ!?僕の犯した過ちをただしてくれたのは君じゃないか…その君が同じことを繰り返すの?ゼロのシステムに惑わされないで君はそんなに弱い人じゃないはずだ!!」
トロ「お、おれの……守りたいもの……」
トロワがそう呟くとトロワの頭に沢山の記憶が流れ込んできた
(戦っちゃいけないんだ!僕たちは!)
(花を描いてるんだ)
(死ぬほど痛いぞ…)
カトルがトロワに呼び掛ける中トロワはゆっくりと目を開ける
トロ「そう……そうだったな……俺たちには…守りたいものが……あったんだな…」
カト「とでもトロワ……君……記憶が…」
トロ「行こう…キャスリンが待っている…」
マナ「悪いな…トーラスは全て倒してしまった……」
マナはそう言ってカトルとトロワに近づく
トロ「マナか……」
マナ「あぁ……久しぶりだな…トロワ……」
その頃デュオはハイパージャマーでコロニーの中にいるOZ宇宙軍の片付けが終わっていた
デュ「よお!遅かったな!」
マナ「まぁな……」
カト「デュオ!聞いてよ!トロワの記憶が戻ったんだよ!」
デュ「マジかよ!良かったな!」
デュオはそう言うと回線をピースミリオンに繋げホワイトファングに攻撃の中止させるように言うが五飛に無駄だといわれた
デュ「なんでだよ!?」
ヒイ「リーブラの主砲の目標はそのコロニーでは無かった…」
マナ「やはり…そう言う事か…」
デュ「どこなんだよ?……まさか……」
リーブラの主砲の光がコロニーを通りすぎ地球に直撃するのをマナ達は黙って見ていた
デュ「ついにやりやがったぜ…」
カト「やはり……僕たちは無力なのか…」
トロ「かもしれん…」
マナ「だが……無力でもやれる事は沢山あるさ…」
デュ「そうだな…」
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リーブラ士官室
クレアはワインを飲みながら映像を見ていた
クレ「ついに撃ったか…」
ケイ「そうですね…」
レア「ケイ…私達用の有人型ビルゴが出来た」
ケイ「了解!」
クレ「さて……こっちの準備は終わったし事実上宣戦布告もした……とんでもねぇ戦争が始まるな…終わるためのな…」
そう呟いたクレアの顔は心底楽しそうだった
砂岩「どうも砂岩です!」
トロ「砂岩か……」
砂岩「やぁ!トロワ!戻ってよかったよ…私も初めて見たときはハラハラしたよ」
トロ「そうか……すまなかったな…」
砂岩「いやいや~謝られても困るんだけど……そう言えばなんで前回カトルに重火器渡したの!空薬莢の片付け私がやったんだからな!」
トロ「いや……断れなくてな…」
砂岩「…………ごめん……激しく分かるわ……」
トロ「この話はまた今度だな…次回は第三十四翼「過去との決別」だ……よろしく」
砂岩「よろしくお願いいたします」