新機動戦記ガンダムW 宇宙を駆ける一筋の光 作:砂岩改(やや復活)
第三十六翼「決戦 前編」
デュ「まったく…どこに行っちまったんだ…ヒイロは」
デュオの言葉にトロワは平然と答える
トロ「回収したビルゴ輸送挺に乗っていったんだ…行き先は決まっている」
デュ「でもゼロを置いて行っちまったんたぜ!素手でゼクスと殺り合う気か!」
マナ「わざわざ潜入するんだ…モビルスーツは無い方が動きやすいだろうな…」
五飛「どんな状況だろうと…アイツならやるだろう…」
五飛は筋トレをしながら答える
カト「いえ……彼の目的がそれだけだとは思えませんね…」
デュ「おいおい、それじゃあのお嬢さんを助けに行ったのか?」
カト「えぇ」
五飛「だとしたら…俺はあいつを買い被っていた……この中で一番まともな男だと思っていたのだが…」
トロ「違うな…あのヒイロを動かす力を持った女だと言うことだ…………五飛ヒイロがリリーナを連れ帰ったら挨拶ぐらいしてやれ……女はお前以上に傷つきやすい…」
マナ「憧れるな…」
マナの呟きに全員が意外そうな顔でマナを見るがマナは気づかずに言葉を続ける
マナ「囚われた檻から助けてくれる王子様か…」
最近作者も忘れがちだがマナも女の子である、そういうのに憧れるのも当然だと言えるがいかせんマナである…
トロ(以外だ…)
デュ(予想外だぜ……)
五飛(……)
カト(結婚しよ)
約一名、おかしいが残りは彼女は女だと実感したのだった
マナ「ん?なんだ?この空気」
五飛/デュ/トロ「いや!なにも!(何でもない!)」
カト(僕が王子様に……)
ーーーーーーーーーーーー
ガンダムパイロット達がそんな事をしている時
地球国家軍の数千のモビルスーツ部隊がリーブラに向けて出撃した、その先頭には青と白色のトールギスが堂々と立っていた
その光景はリーブラからも観測できた
クレ「すげぇ……数だな…」
ケイ「これが…地球の全勢力……」
暗い宇宙を照らすブースターの光りは敵の圧倒的な物量を示していた
クレアとケイは敵が迫ってるがケイとクレアはパイロットスーツに着替えずに待機していた
ーーーーーーーーーーー
その様子は当然ピースミリオンも観測している
マナ「ついに動いたか…」
デュ「トレーズめどこからこんなに集めたんだ?」
トロ「地球が攻めこまれるんだ…地球の全勢力があってもおかしくはないな…」
ハワ「それで?どっちにつく?」
五飛「どちらも叩く…」
マナ「待て……どちらにしても優先順位を決めなければ…」
カト「でもホワイトファングはコロニーの一部の意見を尊重しているだけでけっして全体意志とは言えないよ…」
五飛「ならば……トレーズの味方をすることが宇宙のためになると?」
カト「トレーズが戦っているのは…トレーズとリーブラだけだよ…コロニーじゃない……」
トロ「確かに…現状もっとも脅威なのはリーブラだろ」
五飛「……いいだろう…確かにアレは過ぎた力のようだ…」
全員の意見でピースミリオンはリーブラに向けて再発進したのだった
ーーーーーーーーーーーー
そしてリーブラも接近しているピースミリオンを探知していた
兵士「ピースミリオンを捕捉!戦闘宙域を迂回して真っ直ぐこちらに向かっています」
カー「おのれ!この期に及んでもまだ我々を敵と見なすのか…」
ドロ「ホホホ、当然でしょうね…彼らにとってはすべての力が敵なんですから…」
カー「笑い事ではない!前線のモビルドールを向かわせる訳にはいかないのだ!対処のしようが無いんだぞ!」
ミリ「私が出る」
カー「え!司令が!?」
ミリ「ビルゴ三機とクレアを貸してもらう…」
カー「クレア含めてたった四機で?それは!」
ミリ「死なぬ程度には充分だ…」
カー「ミリアルド司令!……えぇい!主砲の修理はまだか?」
ーーーー
クレ「なに?私一人に護衛命令?ケイは?」
兵士「は、はい……前線で一機でも落とせと…」
クレ「別か…」
クレアが命令内容に渋っていると
ケイ「隊長……私では悔しながらガンダムには勝てません…私は前線で雑魚を蹴散らしてきます……」
クレ「……わかった…死ぬなよ…」
ケイ「当たり前です!」
ーーーーーーーーーーーー
カト「ノインさんはピースミリオンの護衛を頼みます…トーラスでは機体性能に差がありますし、おそらく出てくるのは…」
ノイ「了解した…」
デュ「さっそく来やがったぜ!護衛にビルゴ三機と……メリクリウス改がいるぜ!」
マナ「パイロットはおそらく……クレア・フィオキーナ」
マナはヒルデが必死に持ってきてくれたデータでメリクリウス改の性能はわかっている…つまりお互いの状況は五分五分
クレ「いくぜ!」
マナ「くっ!」
クレアのメリクリウス改のビームバズーカがガンダムチームとマナを分断するとシールドクラッシャー改で斬りかかるとマナはそれを避けてDライフルでクレアを射つ、するとクレアはプラネイト・ディフェンサー改を展開して受ける
マナ「無駄だ!」
クレ「甘いなぁ!」
するとDライフルの貫通力を極限まで高められたビームが遮られたのだった
マナ「なに?……ぐわぁ!」
クレ「こんなんで動揺すんなよ!アマちゃんがぁぁぁ!」
マナの一瞬の動揺を見てクレアはシールドクラッシャーで殴られ飛んでいるとクレアがビームバズーカで射つ
マナ「クソッ!」
マナはそれを避けきれずアーンジュの右肩の装甲が少し持っていかれる
マナはDライフルを捨てると刀を抜刀すべてのスラスターを使って突っ込む
マナ「うぉぉぉぉぉぉ!!」
クレ「ハッ!」
クレアはビームバズーカをマナに向けて投げるとマナはそれを斬るとその爆煙からビームサーベルを展開したクレアのメリクリウスが斬りかかる
マナ「ッ!」
クレ「それが命とりだ!」
咄嗟にマナは避けるが背中についていたファンネルが三つほど斬られるとそのファンネルを即座にパージすると一拍空いて爆発する
マナ「なんて加速力だ!」
クレ「すげぇ……この機体…凄すぎるぜ…」
そう嬉しそうに言うクレアの口元には体の限界以上のGに耐えきれず血を流していた
ーーーーーーーーーーーー
その頃カトルたちはエピオンと激しく戦闘を行っていた
デュ「行くぜ!」
カト「待って!デュオ!」
デュオは一気に加速してエピオンに向かうが護衛のビルゴ三機に阻まれて近づけない…その後もなんとかエピオンに近づこうとするがビルゴに阻まれる…その間にエピオンはカトルを落とそうと迫る
デュ「くそっ!何でアイツらカトルばかり狙うんだ!?」
カト「数を減らしたいのはわかってる…僕が一番倒しやすいと思ってるのか!でも僕はマナのためにも死ねない!」
ミリ「まずは頭を叩いておきたいのだよ!」
カト「それなら!僕が囮になって!」
トロ「デュオ!五飛!」
トロワは二人に指示を出してカトルと合流しようと進めるが三機のビルゴが協力して強力なバリアーを展開しているため近づけない
ミリ「フォーメーションなど取らせはしない!」
カト「うぉぉぉぉ!」
カトルのサンドロックとエピオンが激しくつばぜり合いが起きスパークが激しく散る
すると地球へと移動を始めたリーブラに向かってピースミリオンが移動する
ミリ「当然と言えば当然の行動だな…だが!今リーブラを落とさせる訳にはいかん!!」
するとエピオンがピースミリオンに向けて加速する
デュ「アイツらピースミリオンを!」
五飛「行くぞ!」
しかしまたしてもビルゴが立ち塞がる
五飛「くそっ!邪魔だ!退け!」
するとノインのトーラスがエピオンの前に立ち塞がる
ミリ「ノイン!退くんだ!」
ノイ「ゼクス……私はあなたとは戦いたくない…」
ミリ「ノイン!」
ノイ「退きません!例えここであなたを倒そうとも!」
ノインのトーラスにエピオンのビームサーベルが迫る
カト「ノインさん!」
デュ「なにやっでんだ!」
五飛「何をしている!撃て!」
あと少しすればトーラスがエピオンによって一刀両断される寸前でエピオンはトーラスを『自ら避けた』
死ぬ覚悟をしていたノインは驚き、その光景を見たカトル達も驚く
ミリ「なぜこうも甘いのだ!私は!」
その中でミリアルドは一人で悔やんでいた…
その間にもピースミリオンはリーブラの攻撃の中で主砲に向けて突っ込む
マナ「なんて事を!」
クレ「すげぇな……」
さすがのクレアもピースミリオンの勇姿に感心した
デュ「いくらなんでも無茶だ!」
トロ「しかしこれしか方法は無い!」
するとピースミリオンはリーブラの主砲に突っ込み見事に突き刺さったのだった……すると大量の破片がマナとクレアの戦闘宙域に流れてくる
マナ「はぁぁぁぁぁぁ!」
クレ「うぉぉぉぉぉぉ!」
二人が激しく斬り合う
クレ「レアの仇は撃たせてもらうぜ!」
マナ「なんでこんな事を!」
クレ「てめぇにわかるか!?この戦いの意味を」
マナ「意味?」
クレ「だからアマちゃんなんだよな!」
クレアが瞬時に抜いたビームサーベルはアーンジュのシールドを真っ二つにした
マナ「だが貴様らがやったことは戦火を拡げるだけだ!」
クレ「沢山巻き込まなきゃ意味がねぇんだよ!それになぁ!てめぇらを待ってたら空振りになるだろうが!」
マナ「コロニーのためと言ってコロニーを沈めたのはどこの誰だ!」
クレ「てめぇも一緒だろ!えぇ!ウイングゼロで沈めたのは何なんだよ!コロニーじゃないって言うつもりか?」
マナ「罰は受けるさ…この戦いが終わったあとで!」
マナは刀を逆手に持ち変えて斬るがクレアが避ける、しかしマナは斬った勢いで回し蹴りを喰らわせる
クレ「ッ!やる!」
マナ「例え自分の行動が矛盾を孕んででも戦う!今までの犠牲を無駄にしないために!」
クレ「ハッ!なら私を倒してみな!」
クレアのシールドクラッシャーのビームサーベルとマナの刀が激しくつばぜり合いを起こす、するとシールドクラッシャーからアーンジュの向かって四本のビームが発射された
マナ「ッ!」
マナは避けきれず左の肩の装甲が吹き飛ぶ
クレ「もらった!」
クレアがサーベルを構えて斬るがマナは刀を紙一重で避けて脚部ビームブレイドを展開させ右腕を切断する
クレアはそれを見ると充填未完了承知でシールドのビーム砲を発射、そのビームはアーンジュの顔の右側を吹き飛ばす
するとクレアの元にリーブラを地球に落とすと言う通信が入った
クレ「なんだと!姉貴が危ない!」
クレアは戦闘を中断してリーブラにメリクリウスを向かわせる
マナ「待て!」
それをマナも追いかける
クレアは手短な所にメリクリウスを固定させるとハッチを開いてリーブラの中に入る、マナもアーンジュを近くに固定させると銃を持ってリーブラの中に入る
クレ「日向マナ!」
マナ「クレア・フィオキーナ!」
ダァーン
二人が叫び合った後、銃声が響き渡るのだった……
「どうも砂岩です!ひとまず前編はこれまでです!次回はたぶん最終回になります…では後編でお会いしましょう!では、よろしくお願いいたします!」