始まりは中国の軽慶市
発光する赤ん坊が生まれたという報道だった。
その赤ん坊の誕生以降、世界各地で超常現象が報告され、世界の約8割が超常能力“個性”を持つに至り、社会は超人社会となった。
そしてIFの存在であったヒーローは現実となり、ヒーローを目指す者たちが増えた。
その一方で、“個性”を使って悪事を働く
そんな世界で生きている俺、
それは、1人の戦士が戦う夢だった。
その戦士は、人を守るように異形の存在と、自身の色を変えながら戦っていた。赤は拳と足で、青は棒状の物で、緑はボウガンのような物で、紫は剣のような物で異形の存在を倒していた。
そして最後、戦士の目の前に白い異形が現れた。戦士は色を変えながら戦うも、白い異形には手も足も出なかった。戦士は意を決したように黒い姿へと変え、白い異形を圧倒し始める。消耗しきった戦士は、最後の一撃を叩きこみ、白い異形を倒した。白い異形を倒した戦士は、自ら棺に入り、眠りについた。
それから何百年もの年月が過ぎ、1人の青年が、戦士が腰につけていたベルトをつけ、戦士と同じ姿へと変身し、復活した異形の存在と、笑顔を守るために戦った。異形の存在を倒し終えた青年は、旅へと出た。
すると場面が変わり、俺はどこかの岩場にいた。
そこには、先程出てきた戦士に似た100人以上の仮面の戦士達がいた。戦士達の視線の先には、ドス黒いオーラを体から放出した、先程出てきた仮面の戦士がいた。
やがて100人以上の戦士達が、仮面の戦士に向かって攻撃し始める。だが、100人以上いた戦士達は、ドス黒いオーラを放つ仮面の戦士の攻撃を喰らい、次々と倒れていく。
止めようと思った瞬間、目の前が光に包まれる。
光が晴れると、先程の100人以上の戦士と仮面の戦士が共に肩を並べていた。そして戦士達の視線の先には、ドス黒いオーラを放つ怪物が立っていた。
再び場面が変わり、そこには先程の仮面の戦士とは違い、騎士を思わせるような黄色い剣を持った仮面の戦士が立っていた。
その仮面の騎士は、親友と呼ぶ赤い仮面の騎士と、怪物や紫の仮面の騎士と戦っていた。
そして黄色い剣を持った仮面の戦士は1人で紫の戦士と戦った。
その夢を見て俺は、『これが俺が背負っていく運命』なんだと感じた。
そう感じていると、再び視界が光に包まれる。
目を開くと、そこには戦士に変わっていた青年と、騎士のような戦士に変わっていた青年、2人の男性と100人以上の戦士達が立っていた。
「先代方に本郷さん?」
「賢助、奴が甦る」
「気をつけて……今回はどうなるか分からないけど、奴は危険だ」
「奴?」
「時が来れば分かる。その日に備えて、君は強くならなければならない」
その言葉を最後に戦士達は消え、俺の視界が光に覆われる。光が収まり目を開くと、視界に入ったのは、多。
体を起き上がらせ、辺りを見渡すと、2人の人物が視界に映った。
「起きたか」
「約1時間は寝てたぞ?」
「グラファイト。エボルト」
体を起き上がらせた俺の視界に映ったのは、俺の体の中に住んでいるグラファイトとエボルトだった。そして自分が何故倒れていたのかを思い出した。
「そっか、俺師匠の一撃で」
「ああ。なかなかいい攻めだったが、まだまだ甘い」
「ま、あれを喰らって1時間で目を覚ますんだ。成長はしてるだろう。最初の頃なんか、3時間は目覚めなかったからな」
「いや~、やっぱ師匠は強いな~」
「笑ってる暇はないぞ?」
「そうそう」
「えっ?───のわっ!?」
グラファイトとエボルトの言葉に首を傾げた途端、上から力を感じて咄嗟に避けた。すると、俺がいた場所が爆発した。
天井に視線を向けると、1人の男性がいた。
「師匠!!いきなりは酷いでしょ!?」
「たわけ!!敵は言ってから攻撃などせんぞ!!」
俺は、師であるマスター・アジアを見ながら立ちあがり、構えをとる。
「分かってますよ!!もう1本、お願いします!!」
「その意気や良し!!グラファイト、エボルトも良いな?」
「ああ」
「問題ねぇよ。いくぞ賢助?」
「ああ!!」
俺は返事をし、グラファイトとエボルトの2人と共に師匠に向かっていった。
そしてこの数年前、俺は夢への第一歩を歩み始める事になる。
という事で、企画参加の為にリメイクしたクウガのヒロアカ作品です!
次回は賢助の個性紹介と仲間についてです。
次回も是非読んでください!