あに☆すた   作:タボ茶

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仕事が忙しくて執筆時間ががが。
お待たせして申し訳ございません……!

いつも以上にぐだぐだしてます許して


☆11

〈遊び・午後・カラオケ店入店〉

 

ケーキバイキングが終わってカラオケ前。あの後キラキラをリバースしたのかどうかは秘密で。

カラオケボックスには女子三人組に連れてきてもらったわけなのだが、なるほど。これは隠れ家というか知る人ぞ知る名店というか……入口が裏道にあるせいで入り方も分かりずらい。さらに表通りには別の建物が立っているという立地条件。これはたくさん人が来るような店じゃないわ。

 

「いい店だな」

 

いや本当に外観もオシャレだ。裏道にあるから目立ってないけど、表通りにあったらすごい繁盛してそうな感じ。

 

「ゆうや君はこの店知らないんだったわよね」

「だな、そもそもこのあたりにあんま来ないしね」

 

本当にこなたってどうやってこの店知ったんだろうね。チャットとかで見つけたとは言ってたけど、こういうところってどうやってチャットで見つけれるんだ?

こなたってたまにマジでよくわかんない方法で情報収集してくるからなぁ。

 

「そういえばみゆきさんは?」

「ケーキバイキングで思った以上に早く出ちゃったから、待ち合わせ時間までもう少しあるわよ?」

 

なんと。そういえば『ケーキバイキング入るときに早めに来れた』だの『並ばずにすぐに入れたね』ということも言ってたような……並んで待つこととかも計算に入れて時間を決めてたとしたらそりゃ時間も余るよね。

 

「でもみゆきさんのことだし、早めに来るんじゃない?」

「あー、確かにありそうだなぁ」

 

みゆきさん、5分前行動どころか10分前行動を心がけてるっぽいしね。早めに来てもおかしくはない。人間的に素晴らしい行動だと思う。俺は5分前はともかく10分前なんて絶対無理。

 

「こなたなんて5分前行動どころか5分後行動じゃない?」

「こなちゃん、結構遅刻多いもんね……」

「むぅ、何も言い返せない」

 

なら行動を直せば良いんじゃないかな。ニシシと笑うかがみさん、苦笑しているつかささん、そして気落ちしたこなた。なんというか、この三人の仲の良さが一目で分かるよね。良いよね、こういう遠慮のない関係。The親友って感じだ。

 

と、そんな感じで雑談でわちゃわちゃしていたら、遠くから足音が。これは、みゆきさんかな?

 

「すみません、お待たせしましたか?」

「全然待ってないよみゆきさん」

 

やはりみゆきさんだった。みゆきさんもばっちり私服を決めてきている。良い服装だぁ(恍惚)。やっぱりいつもの面子全員ファッションセンス良いのでは?

 

「じゃあみゆきも来たことだし、入りましょ?」

「そうだな」

 

予定より早めに入ればカラオケの時間もその分伸びるしね。フリータイムって終わりの時間が決まってるだけのところが多いから、入るのが早ければ早いほど多めに歌えるのだ。

というわけで5人揃って入店。内装を見てみると……いいな、外観に違わずカウンターなんかもオシャレな雰囲気が漂ってやがら。

 

「あ、すいません。学生5名でお願いします」

「お時間はどうなさいますか?」

「フリータイムで」

 

なお、フリータイムといっても自分たちは高校二年生。地方にもよるが、高校生だけは午後7時までしかカラオケ店にいることはできない。こういう時は早く大人になりたいなって思うよね。自由度が高くなるだろうし。

 

「当店はドリンクバー制となっておりますので、あちらのドリンクバーをご自由にお使いください」

「「「「「はーい」」」」」

 

5人仲良く返事。仲良い面子で返事するときって全員が一緒に返事することが多いよね。

 

「部屋番号は……801か」

「一応言っておくけど私にそっちのケはないよ?」

「聞いてないよ?」

 

こなたがそっちのケがないのは知ってるから。買う同人誌とか漫画のジャンルとかで分かるし。

 

「ゆきちゃん、そっちのケってなに?」

「ええと、どこの毛ででしょうか……? すいません、分からないですね……」

「二人とも、知らないならそのままでいてくれ……」

 

そっちの世界は沼にハマるから……。なんだったら通常のオタクよりもヤバいハマり方するから。……なおこの面子で一番そういうのにハマりそうなのはかがみさんだよなぁ。

なにせそっちのカップリングが豊富なフルメタ好きだし……きっかけあったら一気に開花しそう。

 

 

 

 

〈遊び・午後・歌唱開始〉

 

「さて、とりあえず誰から行く?」

「勿論私からだよ!」

 

トップバッターはこなたか。さてどんな曲を入れ……ってもう3曲入ってる!? え、まだ本の中身見てないのになんでもう入ってるの!?

 

「まさかこいつ、カラオケの番号覚えてんのか……?」

「こなたのことだし、ありえそうよね」

 

で、こなたが入れた曲はなんだろうか。こなたという人間がそんな簡単に流行曲等を入れるとは考えにくいし……今期のOPやEDだろうか。いつも俺と来るときは大体そうしてるし。

そして流れだすイントロ……っておいおいこのイントロは

 

「『V V V!』ビクトリー」

 

「コ〇・バトラー!?」

 

なんで一曲目から70年代メカモノのOPなんて入れてんだこいつ! この曲分かるの俺とお前だけじゃねーか! しかも俺に至ってはスパロボで知った口なんだぞ。

え、なに? こなたさん、まさか見たことあるんですか!?

 

「ゆうや君がうなだれてるってことはだいぶ古いアニメの曲なのね」

「それで察するかがみさんも凄いよ……」

 

つかささんとみゆきさんなんてポカーン状態じゃないか。俺らの同年代のオタクでも知らない気がするZE……。70年代って俺たちの親世代が直撃してる感じじゃないかな……。

 

「ほら、ゆうやも合わせて!」

「えっ?」

 

そしてこなた→つかささん→みゆきさん→俺と見事な連係プレイで俺の手元にわたってくるマイク。……出だしのところとか掛け声入れろってことなんだろうか。

なら仕方ないな!

 

「「『ゴーゴーゴー!』突撃」」

 

「なんでゆうや君もさらっと掛け声合わせれるのよ……」

 

そうじろうさんに仕込まれたのよね。アニメも見てないのに覚えちゃいましたよ自分……。

でも超電磁スピンは好き。ロマンだよね電磁系とスピンって。

 

「いやー、一曲目はこれか宇宙〇人キョー〇インに限るよね!」

「で、二曲目がキョー〇インなのね…」

 

どっちかに絞ればいいのに……。というかなんで一曲目は70年代アニメ(男児向け)で固定なんですかね。て、このまま三曲目が終わったらまたすぐさまこなたが曲を入れかねんな。

 

「ほらほら、かがみさんつかささんみゆきさんも。このままじゃこなたのオンステージになっちゃうから曲入れようぜ」

「そうね、分からない曲のオンパレードになっちゃうし。ゆうや君はちゃんと入れてる?」

「四曲目にちゃちゃっと入れておいたよ」

 

なお、ちゃんと皆が分かるような曲にしてあります。……分かるよね? ちょっと不安になってきたぞ? でも一応ブームの火付け役みたいなもんだから大丈夫なはず……。

 

「つかささんとみゆきさんは?」

「うーん、知ってるのがなくて……」

「私も残念ながら流行りの曲には疎くて」

 

となると、三曲目終わったこなたに見てもらうのがいいか。某青狸のとか某5歳児のとかだったら知ってる曲あるだろうし。

なおこなたの三曲目はキョー〇インのEDだった模様。

 

「とりあえずこの三曲歌って我は満足ぞ!」

「どこの皇帝だよ……」

 

金色の王様ですか? と、こなたが三曲目歌い終わったということは次は俺の番だ。

マイクをもって立ち上がる。ちゃんとドリンクで喉を潤しておくのも忘れていない。

そして流れ出すイントロ。なんかどこかで鳥が回ってそうなイントロだ。

 

「ゆうや!? しかもそれ英語版!?」

「イメージとは全く違う曲セレクトしたわね……」

「聞いたことあるよ~」

「ええ、パラパラブームの火付け役となった曲ですね」

 

良かった皆知ってた。

よっしゃいくぜNight of Fire!

 

「Welcom to the broken low,Welcom to the famous disco live」

 

「普通に声が良いわね……」

「英語の発音がすごい綺麗ですね」

 

そもそも頭〇字Dが大好きってこともあって、この曲とかもだいぶ練習したしね。英語の発音の練習になる曲が多いよねイニDって。ユーロビートはいいぞ。

 

「Come on,lady,come and go Come on,lady,get me once and right」

 

「みゆきの言う通り聞きやすいわね」

 

なら良かったヨ。

 

「Not a danger,not a blacky stranger(Rock it)「rock it」(rock it)「rock it」knock to my door I’ll open」

 

「こなちゃんにお姉ちゃんも掛け声合わせられるんだね」

 

こなたはゆいねーさんの影響でイニDを視聴済みであり、かがみさんとは一緒にゲーセンに行ったときに一緒にレーシングゲームをやったからかな。でも即座に合わせてくれるのは嬉しいよね。カラオケの醍醐味だよね掛け声とかって。

 

「Night of fire You better,better stay You better,better begin the prayer to play Night of fire」

 

「これはもう踊るしかないネ!」

 

そしてサビに突入したらノリに乗ったこなたがパラパラを披露してくれた。

踊ってるこなたの横でつかささんとみゆきさんが普通に曲を探しているのが割とシュールだな。

そして歌い終わるとともに巻き起こる拍手。一曲目から出していいテンションじゃない気もするが。まあそれだけ褒められるのは悪い気がしないよね。

 

「ゆうや君って本当にハイスペックなのね……歌も上手いし……」

「幼馴染として鼻が高いネ」

「そう言ってもらえると嬉しいね」

 

カラオケって男友達かこなたかいずみとしか来たことないから、上手いとかあんまり言われたり言ったりってないんだよね。なんだかんだではじめてに近いんじゃないか上手いって言われたの。

 

「次はかがみさんだよね。はいマイク」

「ありがとゆうや君」

 

で、かがみさんが入れた曲は……っと、え。セーラー服と機関銃ってこれはまたいい曲を。

そういえばこなたがセーラー服を着た女の子が機関銃構えて駅構内を駆けていったとか言ってたけど、流石にあれ嘘だよね?

 

「さよならは別れの言葉じゃなくて 再び会うまでの遠い約束」

 

「あ、薬師丸verの方なのね」

「かがみも声綺麗で聞いてて気持ちいいよネ」

 

まあそっちのが女子のかがみさんにとっては歌いやすいもんね。

て、かがみさんも普通に上手いな。これはいつもの面子全員歌上手い疑惑あるで。

 

「このまま何時間でも抱いていたいけど ただこのまま冷たい頬をあたためたいけど」

 

「つかさにみゆきさん曲決めた?」

「実はまだでして……」

「私は候補はあるんだけど、どれにしようか悩んでるよ~」

「フリータイムで時間はたっぷりあるし、ゆっくり選べばいいんじゃない?」

「なら……」

 

ってこなた番号打ち込むの早くないですかね。そして置いてあったもう一冊のデンモク本を取ると、アニメのとこを開いてこっちに見せてくる。え、なになに? こなたが開いたとこを見てみると、某龍玉の曲一覧だった。で、これがどうしたん?

 

「私これ歌うからさ、ゆうやこれ歌わない?」

「まあ構わないけどって、だから入力早いな」

 

構わないって言い切る前に番号を入力してたぞこいつ。まあこなたの前で歌ったこともあるし、歌えるのは知ってるから大丈夫ってことなんだろうか。

 

「ただ心の片隅にでも小さくメモして……ってこなた、ゆうや君まで巻き込んで既に打ち込んでるのね」

「私のオンステージになるよりかはゆうやも歌った方がいいでしょ?」

「確かにそうだけど」

 

歌い終わったかがみさんが速攻でこっちに突っ込んできた。まあ薄眼でちらちらこっち見てたし、こっちの状況は把握してたんだろうな。で、かがみさんのことだし突っ込まざるを得なかったと。

 

そしてマイクを受け取ったこなたが歌うのは某龍玉Zの最初のOP。……しかし割とテンション高めで歌ってるからか、音程で無理している箇所がちらほらと。まあこういうのもカラオケの醍醐味か。

 

「あ、私これ知ってるよ」

「私もです。有名なアニメですよね」

「割と通じなかったの気にしてるのねこなた……」

 

いやでもこなたのことだし、ゴーイングマイウェイだから気にしてないんじゃないかなぁ? でも通じてて満足っぽいし、案外的外れじゃないかもね。

そして歌い終わると同時に俺の元にわたってくるマイク。

 

「ドラゴ〇ボールつながりで次はゆうや!」

「任せろ。名曲いくぜ!」

 

そして流れ出すイントロ……まあこの曲イントロすごい短いんだけどさ。ZのOPのよりこっちのが有名だよね、GTのOP。

 

「DAN DAN 心魅かれてく その眩しい笑顔に 果てない暗闇から飛び出そう Hold my hand」

 

「やっぱりゆうやって声が良いからこういう曲があってるよネ」

「そうよねぇ、しかも歌うのも上手いしね」

「この曲も私知ってるよ!」

 

つかささんも知ってるようでなにより。みゆきさんも疑問符を浮かべない笑顔だし、知ってるみたいだ。やっぱりアニメ系の曲って割と通じるから便利な時多いよね。

 

「少しだけ 振り向きたくなるような時もあるけど 愛と勇気と誇りを持って闘うよ」

 

この曲って歌詞がすごく良いんだよね。感動するというかなんというか。

 

「DAN DAN 心魅かれてく この宇宙の希望のかけら きっと誰もが永遠を手に入れたい」

「ZEN ZEN 気にしないフリしても ほら君に恋してる 果てない暗闇から飛び出そう Hold my hand」

 

刺さる人には刺さるんじゃないかなぁこの歌詞。俺も果てない暗闇から飛び出したいぜ。

歌い終わると、この曲は妙な感傷が残るよね。

 

「ゆうくんかっこよかったよ!」

「ええ、まるで歌手みたいでした」

「そんなに褒められると照れるな……」

 

実は褒められ慣れてなかったり。割となんでもできちゃうから小中とかはできて当然みたいな感じで見られててですね。

二曲しか歌ってないのになんだろうこの充足感と満足感。フリータイムで入ったのに二曲で満足ってどんだけコスパ悪いんだろうか。

 

「次は私だね~」

「つかささんか」

 

何を入れたんだろう。つかささん……って考えるとドラマの曲だったりするんだろうか。たまに教室でドラマについて話しているところを見かけるし。

 

「明日は特別 スペシャル・デイ 一年一度のチャンス OHダーリン」

「L!・O!・V!・E! ラブリー!つかさ!」

「OH ダーリン I LOVE YOU!」

「L!・O!・V!・E! ラブリー!さゆり!」

 

なるほどバレンタイン・キッスかいい曲だ。……にしてもなんでこなたはこういう歌の掛け声まで知ってんだろうね。こいつもこいつで多芸だな。

そしてその掛け声に動揺したつかささんの声が少し裏返っている。カラオケあるあるだけどね。

その後は、ことあるごとに合いの手を入れるこなたに慣れたのか、普通に歌えるつかささんの歌声を聞いていたとさ。

 

あれだね。つかささんのイメージに合うような可愛い歌声をしている。とろけるボイスとでも言うんだろうか。ありよりのありだな。可愛い。

 

「次みゆきよね。何入れたの?」

「私に縁のある方の歌ですよ」

 

みゆきさんに縁がある? 上流階級のパーティーとかで知り合ったりしたんだろうか。

ありそうなんだよなぁ。

選んだ曲は……地上の星。なるほど、みゆき繋がりかぁ……でもこれって縁があると言えるんだろうか。

 

「風の中のすばる 砂の中の銀河 みんな何処へ行った 見送られることもなく」

 

「今一瞬背後にシェ〇ルとみゆきが見えたヨ……」

「俺も見えたわ……」

 

いや普通に上手いわ。流石銀河の歌姫。声が似てるよねーとは前々からこなたとは話していたけど、歌声も似てるネ。

 

「つばめよ 高い空から教えてよ 地上の星を つばめよ地上の星は 今どこにあるのだろう」

 

サビも堂々とした歌いっぷりだ。……俺のことハイスペックとは言うけど、みゆきさんの方がよっぽどハイスペックじゃないかナ――なんか俺の上位互換な気がしてくるヨ……。

そして歌い終わるみゆきさん……うーん、普通に聞き惚れちゃったね。

 

「ご清聴ありがとうございました」

「みゆきさんいい歌だったよ!」

「ゆきちゃんかっこいいよー!」

 

つかささんもみゆきさんの歌声には大絶賛のようだ。いやー、やっぱり全員歌上手かったね。

 

「とりあえず全員一巡はしたし、適当に入れていこ?」

「そうだなぁ。ただしこなた、連続は駄目だからね?」

「うっ」

 

釘は差しておくに限るよね。こなた相手じゃ特に。

 

その後、全員でドラ〇もんのうたや負け〇いでを歌ったり、俺とこなたでマク〇スFのデュエット曲をデュエットしたり、かがみさんともデュエットしたりと、なかなかに楽しむことができた。

皆でカラオケに来るって本当に楽しいね。また来たいな。

 

 




らき☆すたメンバーが歌った曲はアニメのEDを見れば聞けます。

使用楽曲コード:00236705,03201121,03859177,06878679,07397585,0H716145

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