あに☆すた   作:タボ茶

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今回は早めに書き上げたぜWowWow

蒸し暑い日が続きますね。皆様も水分補給をしっかり行い、熱中症には気を付けてくださいね。


☆13

〈夏の外での体育って地獄だよね/プールもプールサイドとか滅茶苦茶熱くない?〉

 

「あつー」

「暑いよなぁ」

 

休みが明けて次の日。もう一週間後には終業式だというのに月曜日から体育の授業です。

……いやマジで月曜から体育あるとか怠くない? 元運動部だけど、授業の体育は無性に怠いのはなんでだろうね。体育が自習だと遊べるからそん時はいいんだけどさ。

 

そして今日はまだ7月初旬だというのに見事真夏日。地球温暖化って本当に進行してるんだなぁってこういう時は思うよ。

そして今日は外での体育。……うん、ただの地獄ですネ。

 

「このままこの熱線浴びてたらスラ〇ムになりそう……」

「それってスラ〇ム通り越してバブルスラ〇ムになってないー?」

 

なお、うちの高校の体育は柔道や剣道といった選択科目以外は男女共同だ。プールで水泳の授業がないっていうのも共同でやっている理由の一つにあるのだろうかね。体育じゃあ男女別々が多い昨今、珍しい授業体系だと思う。思春期の男女一緒とかどうなのよ。体操服って思った以上に身体のラインが出てあれなんだけど。

ちなみにスラ〇ムは国民的RPGに出てくるニッコリ笑顔のあいつのことだ。

 

「お互い熱中症には気を付けないとなぁ。夏で外で運動していたら倒れること多いし」

「ゆうやって元運動部だからそういう場面に沢山遭遇してそうだよネ」

 

そりゃあ外で行う競技選手だったわけで、部活のチームメイトが熱中症でぶっ倒れたり、試合中に相手がふらついて試合中止になんてこともあったなぁ。この時期にするお外での運動って本当に怖いからね。皆も外で運動するときは水分と塩分はきちんと取ろうね。室内でも水分はきちんと取りましょう。

 

「しかしあれだよね」

「ん? こなたどした」

 

流れをぶった切って話し出すのはこなたあるあるだから、もう慣れたもんではあるんだけど。

 

「こう暑くて体育まであると何にもやる気起きないよネ――――」

 

漫画の積み具合が高くなってきたヨとこなた。チャットとかやったり、掲示板でのカキコとか見る限り、アニメの視聴もちょっとだけ遅れてるっぽい。こいつがアニメの視聴を遅らすってのはマジで無気力になりかけてるんだろうなって感じだ。

 

「それ去年の冬も言ってなかったか? 冬は寒くて動きたくないとかいって」

「それはそれ。これはこれ」

「こいつ……」

 

春は五月病で怠く、夏は暑さでダレ、冬は寒くて動かないと。こいつ秋以外やる気でないって言ってるもんな。なお秋は秋で読書の秋とか言って家に引きこもって漫画を読むことが多くなるのよね。つまり一年中動きたくないってことですね分かります。

 

「ゆうやは夏とか冬とかよく動けるよね」

「動きたくない時も多いんだぞ? ただもう朝とか夕方とか動くことが習慣化しちゃってて、むしろ動かない方が違和感があってな」

 

習慣化したことって止めづらくない? 所謂クセってやつ。直そうと思わない限り直せないもんね。別に運動を止めようと思ったことないからそりゃ動かないってことがなくなりますわぁ。

なお、かがみさんダイエット計画の最終領域がこの領域である。運動を習慣化させれば太りづらくなるもんね。

 

「しかし暑いけど、なんでウチの体育の授業には水泳ないのかなー? プールはあるのに」

「男女共同授業だし、流石に異性の目が気になるお年頃にプールは不味いってなったんじゃないの?」

「確かにありそうな話だネ」

 

あとうちのプール思った以上に小さいから、一学年平均13クラス×学年分×一クラス大体35人前後って考えると、プールでの授業回んない説も存在している。

同クラスの男子と話すと、うちの学校美人美少女が多いから、水着姿見れなくて悔しいみたいな話がよく上がったりする。まあ見たい人の話題の中でトップはみゆきさんなんだけどね。男としてはあの巨乳を見たいってのが本音らしい。

俺? 俺はまあ……ねえ? こなたが幼馴染ということで察してくれ。

 

「私としては水泳の授業がないのはありがたくて助かっているんですが……」

「ゆきちゃんなんでー?」

 

俺やこなただけでなく、つかささんもこの暑さに参っているようだ。みゆきさんになんでか聞いてる声にもいつもの調子が出ていない。逆にみゆきさんは運動をしたのと暑さでか汗をかいているだけでいつもの感じである。本当にすごいな……。

で、みゆきさん。プールの授業なくて助かるってどういうことだろうか。男子からジロジロ見られなくて済むとかそんな感じなのだろうか。

 

「実は私、水中で目を開けられなくて……それに泳ぎもそこまで上手くないんですよ」

「へぇー、意外だな。……でもみゆきさんのことだし上手くないとはいっても普通くらい出来そうなもんだが」

 

でも目を開けられないのは泳ぎとしてはマイナスポイントになるのか。しかしみゆきさんのウィークポイントっていちいちかわいらしいというか萌えポイント高いよね。

 

「みゆきさんの弱点は毎回ズルイよ! なんか可愛いし!」

「そう言ったら私も助かってるなぁ」

「つかささんも?」

「うん。実は私も泳げなくて……」

 

おや、つかささんも泳げないのか。……小中で一応水泳の授業は必修だったはずなんだが。

まあでもつかささんだし、泳げなくてもおかしくはないよね。ってなっちゃうのはどうなんだろうね。なんか申し訳ない気持ちになるわ。

 

「ゆうくんは? 泳げるの?」

「それなりには。プール行くことも多かったし、海行くことも多いしね」

 

あと長野に帰省した際には海がないから川遊びをしたりね。割と水には慣れ親しんでおります。なお、個人的には泳ぐよりかは素潜りとか浮いたりとかそっち系のが好み。

 

「こなちゃんも確か泳げたよね?」

「私も一通りは。でも泳ぐよりかはプカプカ浮いてボーっとしてるほうが楽で好き」

 

こなたって海にしろプールにしろ基本的に浮き輪持っていくしね。流れるプールで浮き輪で浮きながら流れてくこなたを良く見ていた。俺もその横で浮いてたり、泳いだりすることも多かったけどさ。

 

「ゆうやも私もなんだかんだで運動は大体こなせるからネ」

「できる運動の分類はちょっと違うんだけどな」

 

俺は球技がスポーツの中でも得意な方で、特にラケット系の競技が向いている。こなたは陸上系と武道系。元々合気道やってたこともあって、インドア派なのに姿勢が良いし、体の使い方・動かし方がとにかく上手いんよね。それに付随して走ることも得意になったっぽい。

まあ向いているのがどれかってだけで、大体オールマイティにこなせるんだけどさ。

 

「まあ運動だけだと多分みゆきさんの方が運動神経良いんだろうけど」

「そうですかね……? ゆうやさんの方が運動得意だと思いますが」

「男女の身体能力の差だよ。多分運動神経云々はみゆきさんのが多分上」

 

ちなみに走ることに関しては、特に短距離ではこなたのほうがみゆきさんよりも上だったりする。さっき挙げたようにこなたは体の使い方・動かし方が非常に上手い。おそらく思った通りに身体が動くのだと思う。正確に言えば、自分が思い描く身体の動きを寸分違わずに実際に動かせるのだろうよ。所謂天才って奴だな。やってた合気道もかなりいいとこまでいってたしね。

 

「てかさ」

「なにこなた」

「この暑い中運動の話題はやめよう。さらに暑く感じるからサ……」

 

それもそうだな。

 

 

 

 

〈夏に食べる激辛メニューって汗止まらなくない?〉

 

「どうする?」

「正直料理出来ない俺に対してこの課題はきつくてな……ぶっちゃけ何も思いつかん」

 

もう少しで夏休みに突入するということで、夏のフェアやら新メニューやらをバイト先の二店舗――俺は麻雀喫茶でこなたはコスプレ喫茶――が合同で行うことになったのだ。

というわけでフェアは上層部のほうで決めるらしいんだけど、新メニューはスタッフ全員で考えようぜってなりましてね?

で、今日はお互いバイトもないので放課後教室に残って考えているんだけど。

 

「こなたは……?」

「正直私も思いつかないヨ……なんか漫画とかでいいのあったかな……」

 

料理漫画のメニューとか一喫茶店で出せるのないから……。美少女ゲームとか漫画に似たネタは結構あるし、そこから着想を得るか。パクリ? オマージュオマージュ。

といっても、自身が料理しない、できないということもあってかそういう場面の印象がすごく薄い。思い出せん……。

 

「私も料理はできるけど、デザート系とか軽食とかはあんまり作らないしね。ネタがないよ」

「俺はお察し……」

 

そして二人して溜息。俺はともかく、こなたも思いつかないとなると……ブレインストーミングでも試すか? でもなぁ。

 

「おーす、ってどうしたの。ゆうや君はともかく、こなたまで珍しく考えこんじゃって」

「かがみさんやっほ。いやー、少し考えないといけないことができましてね?」

「へー、どんなことなのよ」

「私とゆうやのバイト先が同じ系列店って話はしたじゃん? 合同で夏の新メニューを出すことになってね」

「そういえばこの時期ってどこの飲食店でも夏の新メニューとか夏のフェアとかやるわね」

 

確かにファミレスとかファストフード店なんかでも夏限定メニューが沢山出てくるよなこの季節。あとコンビニでも期間限定商品の新商品が結構並んでいるのも見るし。

 

「その新メニューをスタッフ全員で考えることになったんだよ」

「そんなことやるのね」

「やるんだよ。でも俺とこなたじゃ良い意見が思い浮かばなくて……ブレインストーミングでもしようかなって思ってたところ」

「ブレインストーミングって何?」

 

あれ、中学時代の自活中にやらなかったっけブレインストーミング。同じクラスだったし、やってたはずなんだが。

 

「集団でアイデアを出し合うことよ。ってあんたこれわりかし常識なんだけど……」

「アイデアってなんでもいいの?」

「批判的なのとか結論付けるやつとかじゃない限り突拍子もないやつでもいいはず」

 

割と斬新なアイデアってそういうのから生まれてんじゃないのかな。

 

「じゃあさ、他の店で見かけないし、暑い日には熱いものをってことで激辛ラーメンとかどうかナ」

「ラーメンは喫茶店にないだろ……もう少し喫茶店にありそうなメニューにしなさいよ」

「麻雀してる最中にラーメンなんて食えんわ。牌とか全自動卓に汁が飛んで汚れるし」

 

ブレインストーミングなのに、批判というかツッコミになっちゃった。もうツッコミが身に沁みちゃってるのかな俺とかがみさん。

 

「じゃあ喫茶店にありそうなメニューということで激辛パフェとか!」

「いい加減その脊髄反射的な発想やめないか?」

「というか激辛なパフェって食べたくないかなぁ。口の中がカオスになりそう」

 

俺とかがみさんが脊髄反射的なツッコミをするのに対してこなたは脊髄反射的な発想を行うと。ある意味相性が良いのかもね。

そういえば激辛デザートで思い出したけど、どっかの道の駅だか普通の駅だかにハバネロソフトなる普通のソフトクリームにハバネロスパイスが大量に混ぜられたものが売ってるらしい。俺もチャットで見かけたぐらいで詳しいことはわかんないけど。あるってことは商品として通用してるってことだし、実はありなのだろうか。

 

「うーむ、激辛で攻めるの悪くないとは思う」

「ファミレスとかでも激辛メニューあるもんネ」

「ただ、こなたのとこのコスプレ喫茶なら問題はないんだけど」

「「けど?」」

「麻雀やってる最中に汗止まらんかったら集中力切れてよろしくないのよね……あと牌とか卓に汗が落ちたりしたら割とシャレになんない」

 

何せ大多数の人が使うもんだし。清掃はしてるんだけど、それでもやっぱ気になる人は気になるようで。あと下手に汗が付いたまま内部で洗牌とかしちゃうと内部構造が壊れちゃう可能性もあるし。

 

「じゃあ激辛メニューは無しなのね」

「こなたのとこだけで出すんならありかなとは思うよ」

 

でもまあ、うちとも共同でやるってことなんでそういうのも考えないといけないのよなぁ。

あ、そうだ。こういうのに詳しいやつがいた。

 

「なら京太郎に聞いてみるか」

「京太郎……って誰よ」

「俺とこなたの幼馴染で長野に住んでるやつ。お菓子とか軽食とか詳しいのよ」

 

なお一番の得意料理はタコスとのこと。明らかに先鋒のあの子で影響受けているよな。その他の料理は龍門渕の執事さんに仕込まれたそうで。あと、あいつの家なんだかんだでかなりの金持ちということもあって舌が肥えているから、グルメ系だとわりかし頼りになるんだよね。

カピバラは一般家庭じゃ飼えません(断言)

 

「とりあえず、今日は帰りましょ?」

「そだに~」

「そうだな、帰ってからネトマでもしながら聞くかぁ」

 

ごめんね京太郎。もうすぐインハイなのに迷惑かけそうだわ。借り一つ追加だなぁ。

 

その後、夏の新メニューは京太郎が考案したものに最終決定したそうな。京太郎も大概すごいやつだよなぁ。麻雀も運動も料理もできて、面倒見がよく身長が高く、それなりに良い顔……おっとこれは主人公ですわ。

今年のインハイで活躍したらレギュラーメニューにして“あの須賀京太郎が考案!!”みたいなキャッチをつけるか。滅茶苦茶高校麻雀ファンが来そうな気がするし。

 




京ちゃんはハギヨシの弟子。

もうちょっとしたら各話サブタイトルを変えることを考えております。
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