あに☆すた   作:タボ茶

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ええい、執筆時間が取れん!

頑張って書き続けたいとは思ってるので、気長にお待ちください……

PS.こなたにゆうや誕生日おめでとう!


☆8

〈置き勉〉

 

期末テスト前ということもあって大体教科書とか持って帰って復習とかすることが多くなった。つまり、こういうことが頻繁に起こるのよね。

 

「あ、英語の教科書がないや。勉強してて忘れちゃったかな」

「つかささん、教科書忘れたの?」

「うん、うっかりしてたよ……」

 

うん、そういうことですね。家で勉強してて机の上に忘れることはたまにあるわ。中学時代は俺もよくやったなぁ。そのたびにこなたとか部活の友人から借りてたもんだ。

 

「かがみに借りにいけばー? 確かD組も英語あったでしょ?」

「それがいい……待ってこなた、なんで隣のクラスの時間割を把握してるの?」

「だってそれは」

「いやいいや。大体わかったし」

 

宿題とか見せてもらっているうちに覚えたんだろうなぁって。

 

「じゃあ借りに行こうかね」

「そだネ」

「私が借りにいくはずなのになんでゆうくんが仕切ってるんだろう……」

 

ごめんね。こなたにつられたんだ……。

 

~☆~

 

「つかさって本当にそそっかしいわねぇ。ちゃんと前日に時間割確認しなさいよ」

「お姉ちゃんありがとーっ」

 

2年D組に赴いた俺、こなた、つかささんの三連星。無事目標の英語の教科書の確保を達成。

しかしイメージ通り綺麗な教科書だ。使用感もありながら綺麗な形を保っている。かがみさんがどのように教科書を扱っているのか一目で分かるな。

 

「しかし、つかさって結構忘れ物多いよね」

「そうだなぁ。そんなイメージが……」

 

今日だけじゃなく、ちょくちょく教科書やノートを忘れて借りに行っているところを見かけるしね。遊びに行ったときに財布忘れてたのが一番衝撃だったなぁ。

 

「そういうこなたって忘れ物少ないどころかほとんどしないわよね。教科書借りに来たことないし」

「ゆうやっていうしっかり者のことを見てきたからね。私もしっかりするようにしてるんだよ」

「へぇー意外ね。遊びに行くときや学校でも遅刻してくるのに」

 

えっ、こなたさん遊びに行くときも遅刻してくるんですか? 俺と遊び行くときはあんまり遅刻するイメージないんだけども。

 

「忘れ物しないように教科書とか全部置いて帰ってるからネ!」

「全然しっかりしてないわね……」

「まったく勉強する気ないんだな……」

 

やっぱりこういう奴なんだよなぁ。これで一夜漬けで80点とか普通に取るんだからたまにやってられなくなるのよね……モチベが死ぬっていうか。

 

「でもこなた、教科書おきっぱだと復習とかできないでしょう?」

「テスト勉強とかどうしてるの?」

 

柊姉妹の疑問。そりゃあそうなりますよネ。というか宿題とか(あまり自分でやらないとはいえ)どうしてんのよ。

 

「私家で勉強しないしね~。持って帰る意味もないというか……」

「もうちょいで期末テストなのにか」

 

こいつ一週間前とかにならないと持って帰らないしなぁ。ひどい時とか前日に持って帰るときもあるんですぜ。

 

「私が宿題を忘れるのもそのせいかもネ」

「あんたは宿題を忘れるんじゃなくて」

「こなたはただ単にやる気がないだけだよな?」

 

かがみさん、俺とでつないでこなたに反論。互いにこなたの面倒を見てきたということもあってか、こなたに対する態度はわりかし似通ってるのよね。俺は割と甘めだけどさ。

 

 

 

 

〈人柄〉

 

「ということで午後の数学の宿題見せてー」

「さっそくかい」

 

こなたは早速かがみさんに宿題をタカっている。先ほどの会話があったのになんて精神力だ。こういうところは尊敬したいけど……なぁ?

 

「というかあんた、同じクラスなんだしみゆきやゆうや君に見せてもらいなさいよ。宿題だって同じ教科担当だからって同じとは限らないじゃない」

「みゆきさんはなぁ~」

 

そう言って悩み始めるこなた。かがみさんの言葉で思い返してみると確かにみゆきさんに宿題を見せてもらうよう頼むこなたを見たことがないような……。

 

「なんて言えばいいのかな。みゆきさんって人がすごく良いじゃん?」

「そうね。人が良すぎて逆に心配するレベルだし」

 

確かにみゆきさんは人が良い。学級委員だって率先して行うし、提出物の回収なんかもこなす。勉強だって他の人に教えているところだって何回も見てきた。

本当に騙されないか心配になるよネ。

 

「人が良すぎると逆に頼みづらいというか……わかんない? この感覚」

「なんとなくはわかるけど、納得できないわね」

 

わかるわぁ。なんだろう、頼んだらやってもらえるんだけど、自分でできることを他人に押し付ける罪悪感をもろに食らう感じ? 心が苦しくなります。

 

「じゃあゆうや君はどうなのよ。頼みづらいとかはないでしょ?」

「あ~、ゆうやはねぇ……」

 

どうしたんだろうかこなたの奴。俺への頼み事ってそんなに頼みづらいのか?

それはそれでショックなんだが。

 

「いうてこなた、俺にも頼み事してくるじゃん。夏コミのファンネルとか他にも色々」

「既に頼んではいるのね」

「でも割と無条件じゃなくて何かと交換で~とか何かを達成したら~とかが多いんだよな」

 

特に中学以降。俺が頼み事したら代わりに○○してくれってのが多くなったんだよなぁ。

『ゆうやにもバンバン頼っていくよ!』とか言ってたくせに、あんまり頼ってくれないんだよネ。宿題も言うて頼る頻度少ないしね。

 

「まぁゆうやは……うん……ねぇ?」

「こなたにしては歯切れが悪いわね。どんな理由があるのよ」

「…………かがみかがみ、ちょっとこっちに来て」

「なによいきなり」

 

そう言ってかがみさんを廊下に連れ出すこなた。え、なに? 俺には聞かせられないような内容なんですか?

やべぇ気になる。駄目だとはわかっているけど、体がソワソワするのを止められん。

 

「ゆうくん、乙女の会話の邪魔はダメだよ?」

「つ、つかささん?」

 

そこでつかささんのブロック。今まで発言してなかったのはこのための伏線だったのか!? いや、ないだろうけども。

 

「ほら、こなちゃんたちが戻ってくるまで待とう?」

「そうするわ……」

 

いや、隙を見てブロックを躱せないかな? 無理か。諦めよう……。

 

~☆~

 

「で、なによ理由って?」

「いやほら、ゆうや相手じゃダメなところはあんまり見せたくないし、頼りっぱなしってのも嫌じゃん?」

「もう手遅れな気はするけど……?」

「それでもだよ。かがみだって一緒だよネ?」

「そういえば最近宿題聞きに来ることも少なくなったわね。って、やっぱりわかるの?」

「かがみ割と露骨だしね……いやー、ゆうやが鈍感でお互い助かったネ」

 

 

 

 

〈期末前〉

 

期末テストまで一週間を切った。流石にこの時期は俺もこなたもバイトのシフトは休みをもらっている。俺は雀荘巡りという趣味を奪われかねないためちゃんとやるが、こなたはちゃんとやるのだろうか。でも珍しく二週間前には教科書持って帰ってたからやってるか。

賭けがなくとも俺が夏コミでファンネルになることになったから、全教科85点以上でなんか買ってあげることになったし、全力でやってるかもな。

 

「あれ、かがみさんじゃん」

「ゆうや君じゃない」

 

たまには自習室で勉強しようと思って来てみたら、自習室の前でばったりかがみさんに遭遇。珍しいこともあるもんだ。いつものメンバーで自習室を利用する人は実はいなかったりする。言い方は悪いかもだけど、勉強できる組の俺、かがみさん、チャンピオンみゆきさんは基本家で勉強するしね。

 

「かがみさんも今日は自習室で勉強?」

「たまには利用してみよっかなって思って。も、ってことはゆうや君も今日は自習室?」

「こういう期間じゃないと利用しないしね」

 

というかそもそも自習室なんて存在を知っている人が少ないのよね陵桜。偏差値が高いからか、自宅でも勉強できる人が多くてさ。男友達でも自習室知ってる奴は少なかった覚えがある。

 

「テーブル席は……空いてるわね」

「というか期末テストの一週間前なのにあんまり人いないな」

 

もうちょい期末テスト前だからいるとは思ってたんだけどねぇ。どんだけ認知度低いの自習室……?

 

「まあ人が少ないのは好都合なんだけどさ」

 

主に静けさ的な意味合いで。人数多ければ多いほどペンの走る音、衣擦れの音、小さな声とはいえしゃべる音などが大きくなってって雑音になるからなぁ。集中力に大いに影響がですね。

まあ麻雀やってるからあんまり雑音とか気にしないタチではあるんだけど。洗牌とかうるさいもんね。

 

「で、ゆうや君は……数学?」

「数学だけは苦手でなぁ。上位ではあるんだけどたまにこなたに負けるのよね」

 

あいつも理数系苦手ではあるんだけど、俺の数学の苦手っぷりはそれを超えておりましてね。たまーに上位から転落しかけて冷や汗を流すことも多くてな。

 

「みゆきと同じで苦手科目なんてないと思ってたわ」

「昔から苦手で……得意科目でカバーはしてるんだけど」

 

それでも合計点数とかにも関わってくるからねぇ。少しでも勉強して嵩増ししないとなぁって。

 

「かがみさん、別に数学苦手じゃないでしょ?」

「そうね、得意でもないけど苦手でもないかな。普通よ」

「ならわかんないとこあったら教えてくれない?」

「いいわよ」

 

やったぜ。誰か教えてくれる人がいるだけで勉強の効率も倍ドンでっせ。

 

~☆~

 

「しかしあれよね、勉強できる二人だけだと、向かい合ってもくもくとするだけになるわよね」

「そうだよなぁ、教えてくれって言ったのに結局何も聞かなかったし」

 

まあ今回の範囲は前からしっかり復習してたってのもあって、今日やったところは割と躓かずに解くことができたから、かがみさんの手を煩わせることもなかったしね。

 

「これがこなたやつかさだとずっと教える側に回るからねぇ」

「俺もこなたや妹相手だとそうなるわ」

 

で、数学だとこなたと二人で頭を抱えることになるんだけども。

数学も麻雀で使うことがあるから、そこの分野は問題ないんだけどね。

 

「さて、これで期末の数学対策もおーけーと。後は得意科目伸ばすだけだなー」

「英語?」

「英語が一番だけど、文系科目が全体的に得意なのよね」

 

具体的に並べると英語、国語、社会の順で得意です。

今回はかがみさんに英語と総合で勝つことを目標にしてるから、英語と伸びしろの大きい数学を特に勉強してるのよね。

 

「私も今回は英語はしっかり勉強させてもらってるから」

「……うーん、この強敵感」

 

なんだったら部活現役時代の試合ですら味わったことのないプレッシャーである。ニュータイプ的な意味合いのプレッシャーだ。

 

「私だって負けたくないもの、そりゃ勉強もするわよ」

「そうだなぁ、負けたくないって割と大きいモチベになるよね」

 

受験を除いて過去最高に勉強してる自信あるで今回の期末テスト。

 

「さああと一週間。互いに頑張るか」

「そうね」

 

泣いても笑っても結果は変わんないし、努力しないとな。

 

「じゃあ送ってくわかがみさん」

「ありがと。ゆうや君ってこういう時ちゃんと送ってくれるのね」

「まあ、ねえ?」

 

送り狼とかは期待してないけど、女子には優しく……というか仲良い女子に何かあったら怖いしね。

 

 

 

 

〈テスト後〉

 

「テストの後は開放感がヤバいよな」

「わかる」

 

期末テスト後のこなたとの一幕。二週間ぐらい勉強漬けだったから開放された瞬間の気持ちよさは異常ですわ。

 

「今回は私も本気だしたからね、結果が楽しみだよ」

「俺も全力でやったからな、楽しみだわ」

 

かがみさんとの勝負もあるし、わりかし楽しみだわ。半分くらい勝てたんだろうかって気持ちはあるんだけどさ。

 

「これで後は遊ぶだけだね!」

「まあなぁ」

 

あと二週間足らずで夏休みだもんなぁ。こっちの方も開放感なわけで。

こなたの遊ぶだけってのも同意できるわ。

 

「で、こなたサンや」

「どうしましたゆうやサン」

 

ネタっぽい口調で声かけたらちゃんと同じような口調で返してくれるこなたのそういうとこ好きですぜ。と、それは置いておいて。

 

「期末で全教科85点以上取れたら何か買ってあげるって話だったけど、商品は決められましたか?」

「決めてないかなぁ……」

 

おろ、こなたにしては珍しいですね。もう決めてるもんかと思ってたが。

あ、いずみのDSはちゃんと買っておいてあります。勉強見てた限りだと、90点もワンチャン狙えそうな感じだったしね。

 

「とりあえず結果出たら決めるから!」

「お前欲しいの結構あって迷ってる感じだな?」

「なぜバレたし」

「むしろなぜバレないと思ったのか」

 

だってこなたが買うもの・貰うもので迷うのって大体金銭面かポイント関係か食玩系のだけだしね。後は琴線に響くか否か。それ以外はわりかし即決するからなぁ。

あ、でも食材の良し悪しでも結構迷ってたっけか?

 

「ま、テスト終わって開放感ヤバいしどっか遊びに行くか」

「そだネ」

 

テストって午前中までだから、午後は目いっぱい遊べるのよね。半ドンで終わるとこだけはテスト期間での良いところだと思う。

 

「じゃあゲーセン行こ?」

「そうだなぁ。怒〇領蜂やりたし」

「格ゲーも新しいの出たしネ」

「それもプレイするかぁ」

 

怒〇領蜂はもうちょいで裏2周目もクリアできそうだからな。格ゲーの新作も触れておきたいし、ゲーセンがマストか。

 

「昼ごはんもついでに食べるか」

「じゃあ一回家帰って準備してから行こ?」

「了解。バイクで迎えに行くわ」

「りょ」

 

じゃ、テスト明けだし、思いっきり遊びますかね。

 




お気に入り登録50超えました! ありがとうございます!
なんとなく勢いで書き始めましたけど、すっごく嬉しいです!


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