Fate/SAVE ALL FAKER (更新停止) 作:トムさん
今回は……まぁ本編には多分関係ないので、暇つぶし程度に読んでいただけたら幸いです!
……あと感想が欲しい………
三人称side
とある住宅街の一角に武家屋敷があった。その縁側に雪のような白が目立つ髪の色をし、今時珍しい浴衣を着て空を眺めている一人の青年がいた。青年がそのままボーッとしていると遠くから自分を呼ぶ声が聞こえてきた。
「じいちゃんじいちゃ~ん!」
「おじいちゃ~ん!」
声の主はまだ小学校低学年と同じくらいの背丈をした二人の少年と少女が青年を
「……まぁたお前ら家に来たのか。相変わらず暇なのか?」
「もう!なんでそんないじわるばっかいうの!もうおじいちゃんなんてきらい!」
「そうだそうだ!いじわるいうな~!」
適当に青年がからかっていると、二人は拗ねてしまい青年は困ったように笑った。
「……ハハハ。悪かったよ、意地悪しすぎた。代わりに今日もまた聞かせてやるよ。ついでにアイスもやるよ。」
そう言うと青年は何処からともかく出した二本の棒アイスを二人に渡したら二人はすぐに機嫌をなおし、パアアアッと顔を輝かせアイスをほおばった。
「またつづきをきかせてくれるの!」
「ならぼくあれがいい!え~とね、しょうらいのゆめにむかってとんだばったさんのおはなし!」
「え~わたしゲームがすきなおいしゃさんのおはなしがいい!」
「でもそれまえもきいたじゃん!」
「いいじゃない!へるものじゃないんだし!」
(……ほんと、
二人は自分の聞きたい話で揉めてしまい、それを見ていた青年はまた困ったように笑い喧嘩を止めた。
「コラコラ、お前ら。喧嘩すんじゃないよ。」
「「だって、こっちが!」」
「だってじゃねぇよ。他人の心に寄り添えって母さんから教わっただろ?」
「……じゃああれきかせてよ!」
「あれ?」
「おじいちゃんがかくしてるほん!おじいちゃんのおはなしのなかでいちばんながいおはなしだって、ママがいってた!」
「ぼくたちしってるよ!そのほんは、じいちゃんのよむおはなしでいちぼんおもしろいって!パパがいってた!」
「……あのバカ共、何で言っちまうんだよ………」
青年は二人の両親が秘密をばらした事に頭を抱えた。が、不思議とその顔には怒りはなく、ただやれやれと思っている顔だけだった。
「……はぁ~~~~、しゃーねぇなぁ~。わあったよ、その話聞かせてやるよ。」
「「やったぁ~!」」
「ちょっと待っとけ、その本取って来るから。」
「「食べる~!」」
「ほれ。」
その隙に青年は目的の本を取りに屋敷の中に入っていった。
「さぁて、どこにあったっけっかなぁ~……お、あったあった!」
青年は目的のものをすぐに見つけそれを手に取り縁側に戻ると、二人が食べ終わったアイスの棒でヒーローごっこ(?)をしていた。
「……何してるんだ?」
「ん?あ、おじいちゃん!いまねぇわたしがくろいたんていで、」
「ぼくがみどりのたんていやくであそんでたんだ!」
「……なんで探偵なんだ?」
「じいちゃんのかくしごとをあばくため!」
「おじいちゃんのへいわをまもるため!」
青年は二人の───特に少女の───言っている事がよくわからなかった。天才でも子供の言う事は理解できなかった。
「……はぁ、まぁいい。ほれ、本取ってきたから読むぞ。」
「「はぁ~い!」」
そう言って二人は青年を真ん中にして縁側に座った。
「ねぇねぇじいちゃん!このほんってどういうお話?」
「……う~ん、そうだな………ではいつも通り本のあらすじから始めよう。」
これはとある青年の───
───悲しき戦いの物語
三人称side out
最後の太字の所は一体何なんでしょうねぇ~?(すっとぼけ)
それと青年と二人の少年少女の正体が分かった方はぜひ感想で教えてください!
それじゃ!CIAO~♪