Fate/SAVE ALL FAKER (更新停止) 作:トムさん
今回はですね、色々あの技が出てきます。一応紹介は軽く載せとこうかなって思います。
あと皆さん忘れてるかもしれないですが、今の士郎はジオウアーチャーです。何のアーマーもしてませんので。
それでは本編、どうぞ!
追記:投稿時間遅れてすいません
前回までの3つの出来事!
1つ!士郎が通う穂群原高校でバーサーカーと戦闘開始!
2つ!バーサーカーの真名はギリシャ神話の大英雄、ヘラクレスだった!
そして3つ!士郎はバーサーカーを倒すための切り札を投影する!
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士郎side
「───
「ハッ、またお得意のゴミの大量投影か?そんなもん私に効く訳ねぇだろ。」
「……どうかな?行けっ!」
俺はまず数十本の剣を投影しそれら全てをバーサーカーに一部を残し一斉掃射した。その隙に俺は移動しながら魔術回路に一つずつ剣の設計図を並べた。
そして俺は屋上から飛び降りバーサーカーのいる屋上からかなり離れたグラウンドの中心に行くために空中で待機させていた剣をバーサーカーに放ち時間を稼いだ。
(とりあえずまず武器を作るための時間稼ぎだ。思い出せ。そして体現しろ!前世で何度も見たあの戦い方を!)
「───憑依経験、共感終了、ッ!」
俺はグラウンドの中心で手を広げそう唱えると俺の周りにバチバチっと小さい雷が発生し空中に一本ずつ剣が投影されどんどん30、40、50とどんどん増えていく。
(ッ!耐えろ……耐えるんだ、俺……!)
それに反して俺の魔術回路が悲鳴をあげる。まだ俺の体が英霊エミヤの力に慣れていないんだ。
でも───
(それでも俺は、立ち止まるわけにはいかないんだ!)
「───工程完了、全投影、待機っ!」
「……そんなゴミを大量に浮かばせて、一体何するつもりだァ?」
「……俺は親父と結んだ約束、そしてなりより、俺自身の理想の為に死ねないんだよ。だから悪く思うなよ、クソガキ。」
「何だとテメェ───!!」
そして魔術回路に待機させて具現化した宝具、およそ100本の切っ先をバーサーカーに向けた。
それはあの赤い錬鉄の英霊とその若き頃の正義の味方の必殺技の一つ。本来なら何千何万という宝具を雨のように振りかざすその技の名は───
「───停止解凍、全投影連続層写っ!!」
そして全ての投影が終わりその半分を一斉にバーサーカーへ発射させた。古今東西、あらゆる時代、あらゆる国の剣が一斉にバーサーカーに向かっていった。
全投影連続層写───この技には真価があるのだがそれをやるのは今ではない。
そして投影した剣でバーサーカーを足止めしている間に俺はジオウライドウォッチのライドオンスターターとベルトのボタンを押した。そして切り札として左手に黒の洋弓を右手に一本の剣を投影した。
【フィニッシュタイム!】
ガギリリ───
弓に剣を番えるとそんな音と共に辺りに赤雷を撒き散らし今か今かと牙を向く瞬間を待っている。そして弓に番えられた剣から発せられる赤雷が時間と共に徐々にでかくなっていき俺の周りにクレーターが出来てきた。
「!やらせるかァッ!」
バーサーカーも何かヤバイと思ったのか俺に弓を射らせないために屋上から飛び降り俺がいるグラウンドの中心へ向かってきたが───
「ッ!クソッ!邪魔すんじゃねェッ!」
俺が追加で待機していた残りの半分の剣が迎撃し此方に向かってこれないようにした。それらは全て宝具の刀剣類だ。そんなものが雨あられと降ってきたとなれば普通は捌ききれず必ずどこかでボロができ最期には剣に串刺しにされお陀仏になる。
それは目の前でそれらに反応し手持ちの斧剣で対抗しているがその餌食になっているバーサーカーも然り。バーサーカーは偽物とはいえギリシャの大英雄ヘラクレスの技量を扱う者。そう易々とやられはしないが、バーサーカーはどうしても数の暴力に押され
「……テメェとの戦いは終わりだ。これでも喰らってとっととカードを寄越しやがれ。」
「!!」
魔力は十分に満ちた、とは言えないがそれでもバーサーカーのストックを一つ減らせるとこまでは満たせた。あとはバーサーカーにこの剣をブッ放すだけだ!
「赤原を行け、緋の猟犬───」
洋弓に番えられるは禍々しい形をした黒い牙の
「
“ズトンッ!!!”という音と共に
「中々いい武器だがこの程度で私を殺せるとでも思ってんのかァ!?」
バーサーカーは斧剣にさらに力を込め暴れながらどんどん地面に近づいている
「……まさか。そんな単純な奴じゃねぇのは分かってるつもりだ。」
───が、それが叶うことはなかった。
「……だから、この最低最悪で最高最善の魔王の力を使わせてもらう。」
【タイムブレイク!】
「なにッ!」
俺はベルトを回しジオウのエネルギーを遠隔で
「グアアアアッ!グウウッ、ッて、テメェ!」
「……まだだ。」
俺は洋弓を消し左手を体の前に持ってきた。
此れは武器をほぼノーリスクで何度も複製できることができる
そして俺は合図として左手の指を“パチンッ”と鳴らした。
「
「なっ───」
そして俺は宝具に込めた魔力を暴発させて宝具を壊して敵にダメージを与える技───
さてここでクエスチョン。通常の時でも威力がすごい
それが爆発したとなるとどうなるでしょう!シンキングタ~イム!……フムフム、なるほどな。では正解は~?
ドガアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!
「ぐっ!うおっ!?」
正解は予想していたものよりも遥かに大きい爆発が起きた、でした~!イエーイ!ドンドンパフパフ!
……え~おふざけはここまでで、真面目な話をすると、通常の爆発だけでもものスゴい威力を持っているのにそこにジオウの力も加わるとなるとそれは倍以上の威力を叩き出した。その余波で校舎のガラス類は割れ木々は所々炎がつき俺は爆風で吹き飛ばされた。
これを分かりやすくいうならば炭酸を全力で振って蓋を開けると中の炭酸が爆発して液体が溢れでてくるだろ?そんな感じ。
「ぐあっ、ぐっ、げほっ!い、いくらなんでも、余波ヤバすぎんだろ、げほっ………」
俺は吹き飛ばされた影響で空中に投げ出され一応受け身はとれたがそれでもダメージが大きく、暫く立てなかった。
「はぁ、はぁ、バーサーカーはっ、どこだ………」
俺は足元が覚束ないまま、いつでも生き返ったバーサーカーに対応できるように少しずつ立ち上がって半壊している校舎に向かった。遠くから見たバーサーカーのいたところは土煙が立ち上って姿を確認できない。
(そりゃあんな大爆発を起こせばそうなるわな。うん。)
そう軽く考えながら煙が立っている場所まで行き、煙が晴れるのを待っていた。すると突然後ろから思わず“ゾワッ”とするほどの殺気を受けた。急いで干将・莫耶を投影して防御の体制を取りながら振り向いたが、時すでに遅し。振り向く先にはバーサーカーの斧剣と嬉々として獰猛な笑みを浮かべているバーサーカーがいた。
(ヤバッ───)
「くたばれ雑魚がァッ!」
死ぬ、と直感で感じた。斧剣の通る軌道に俺の頭があったからだ。いくら強化しても生き残れないと、生き残れたとしても意識がないときに殺されるかもしれないと感じた。
───が、その絶望は消え失せた。
「グアアアアアアアアアッ!」
「……は?」
……何かデジャブを感じる俺氏。
は~いそれでは技紹介しま~す!
全投影連続層写
衛宮士郎、英霊エミヤの所謂専用技。自身の魔術回路に一つずつ剣の設計図を並べ回路で待機させる。そして設計図を具現化し射出する、という行為を繰り返して行う技。
追尾型魔剣。射手が健在かつ狙い続ける限り、標的を襲い続ける効果を持つ。
宝具に込められた魔力を暴発させ宝具を破壊する代わりに敵にダメージを与える諸刃の剣。
宝具は英霊にとって己の半身であるためそれを破壊するということは自殺行為に等しい。何度も宝具を複製できる魔術を使える衛宮士郎だからこそできる技。
はい、というわけでいかがだったでしょうか?
次回は多分奴が出ます。奴って誰かって?それは……次回までのお楽しみに!
それでは!CIAO~♪