赤城の戦いから数日後‥秋名にて‥
中里「インか!」
慎吾「アウトか‥!!」
中里・慎吾「「アウトだと!??」」
慎吾「FCが前へ出ていく‥!!」
中里「‥!?」
慎吾「FCが外へ膨らんでいく‥!!マジかよ‥!」
中里「出口のほうがキツイのにスピードが乗りすぎてるんだ!!」
慎吾「ラインがクロスするぞ!!」
「ハチロクだ!秋名のハチロクが勝ったぞ!!信じらんねぇ!!」
こうして‥新たに群馬エリアで伝説が生まれたのであった‥。
翌日‥赤城山頂上の駐車場にて
ーたまには赤城から飛び出して外の世界の峠も見てみるといい‥ー
友奈「外の世界‥か‥」
ハチロクによりかかりつつ、昨夜涼介に言われたことが頭から離れずにいるようだ。缶ジュース片手に考え込んでいた。
友奈「‥確かに‥赤城以外の峠は走ったことがないかも‥。サーキットだっていってるのはひとり握りのところくらいだし‥」
静かに考えていたが、残っていた飲み物を飲み干して缶をゴミ箱に捨てて車に乗り込む。
友奈「そうゆうのも‥あり‥かな」
そんなことをボヤきつつハチロクを走らせるのであった‥。
GSスタンド
池谷「いやぁ‥改めて思うもつくづくすごいと思うよな‥」
いつものようにスタンドで働いている池谷がふとニヤニヤとしつつ昨夜の戦いを振り返る。
池谷「群馬エリアで高橋涼介に勝った2台のハチロク。そのドライバーがこのスタンドに二人ともいるっていうのはなかなか凄いぜ‥」
健ニ「同意見だ。走っているホー厶コースが違うとはいえどあの高橋涼介相手に勝ったんだ。そんな凄いドライバーと知り合いなんて最高だと思わないか?」
樹「先輩達の言うとおりですよ‥!!くぅ〜!!相変わらず最高だぜ!!俺の親友は!!」
拓海「いっ樹やめろよな‥、なんか恥ずかしいんだけど‥‥」
店長「まあそんなこと言うなよ拓海、今回のバトルは別に誇ってもばちは当たらないさ」
拓海「はっ‥はぁ‥」
とそんなこんな話しているとRB26サウンドを奏でつつ一台のR32が入ってくる。
樹「黒の32‥まさか‥」
池谷「あぁ、ナイトキッズの中里ってやつだな‥」
中里「‥」バム
スタンドに入ってちょっとのところで車を止めて中から中里が顔を出す。
中里「久しぶりだな‥。藤原拓海」
拓海「えぇ‥、お久しぶりです‥」
中里「前は驚いたぜ‥、まさか秋名で高橋涼介を負かすとは‥。全身のアドレナリンが止まらないくらいいいバトルだった。」
拓海「それは‥どうも‥」
池谷「そんで、うちになんのようだ?まさか拓海とのバトルと‥」
中里「ふっ‥、今回は藤原には要はない。‥まあバトルっていうのは会ってるが‥」
樹「拓海にようがない‥ってことは‥!?」
何やら気づいたようで、樹がハッとなる。
中里「そうだ‥、そこの奴の言うとおり‥。今回のバトルは赤城の歌姫に向けての挑戦状だ!!」
池谷「‥!!??」
健ニ「赤城の歌姫‥ってことは友奈ちゃんにか‥!」
拓海「‥!!」
中里の宣戦布告とも見て取れる発言に一同ビビッとイナヅマが走る。
中里「んで‥、その赤城の歌姫のドライバーは今いるか?」
池谷「あいにく今はいないな‥。あと赤城の歌姫がその挑戦状に乗るかはわからないが伝言は伝えとくぜ‥」
中里「それで問題ない‥。金曜日の10時、妙義山頂上で待ってると伝えてくれ」ボム
そう言い残して車に乗り込んでスタンドをあとにする毅であった‥。その様子を池谷達の後ろで作業しつつ話を聞いていた祐一が考え込んでいた。
ーいよいよ妙義か‥、こりゃ面白くなりそうだー
友奈宅
友奈「‥そんなことが‥」
池谷「あぁ、んで来るなら金曜日の10時、妙義山頂上で待ってるとのことだ。」
あのあと、池谷は電話で友奈に事情を説明して中里の伝言を伝えた。
池谷「んで、どうするんだ。受けるのか?」
友奈「そうですね‥、せっかくですし受けようと思います。涼介さんに言われたことを試すいい機会ですし」
池谷「わかった‥。でも大丈夫なのか?初めてなんだろ?妙義って、しかも相手の地元だし‥」
友奈「峠に関しては幸いバトルの日まで多少余裕はありますし下見に行けばある程度問題ないです。それにいつまでも赤城ばっかり走るのもあれかなって思ったので‥」
池谷「んじゃせめて相手の情報は教えとくぜ。相手は妙義ナイトキッズリーダー中里毅。車は黒のR32GTRだな。主にグリップ走りでけっこう速いぞ」
友奈「‥‥(母さんのと同じ型のGTRか‥)。わざわざありがとうございます」
池谷「気にするな、当たり前のことをしたまでだ。んじゃそろそろ切るぜ」
友奈「はい‥♪また♪」
そうして池谷との電話を切ると、先程までリビングで作業していた春香がやってくる。
春香「あら〜、もうバトル申し込まれたの〜?」
友奈「そうみたい〜(汗)相手は母さんと同じ32R使いだって」
春香「なるほどね〜。私と同じ32乗りか〜、一度あってみたいわ〜。でも、速いんでしょ?その人」
友奈「そうみたい‥(汗)何しろ群馬エリアだとかなり速いGTR乗りだとか‥、主にグリップ走行を得意としてて走りに面白みがない分無駄がないで有名みたい」
春香「GTRの特性を生かした走りってことねぇ‥。GTRは低いギアからの加速はピカイチだしボディ剛性もバッチリ、おまけにブレーキングもかなりいい。」
友奈「いいとこ取りした感じの車なんだね‥」
春香「そりゃそうよ〜。友奈も知ってるけど登場当初サーキットでは最速のマシンって言われたぐらいだもの」
友奈「でも、そんな車でも弱点はあるんでしょ?」グイ
春香「んも〜、友奈ったらそうゆうのは勘がいのよねぇ‥。確かにいいとこ取りの車なんだけど、その部デメリットも存在するの」
友奈「やっぱり‥!それで‥そのデメリットは‥!」ガバ
春香「それは秘密〜、友奈自身の力で勝たないと〜」
友奈「むぅ‥、けちぃ〜‥」
春香「でもバトルが後半になれば友奈でもわかってくるわよ〜」
友奈「後‥半?」
高橋宅
啓介「アニキ、入るぜ?」ガチャ
いつものように自室でパソコンをつついている涼介のところに啓介が入ってくる。
涼介「啓介か」クル
啓介「聞いたかアニキ、妙義ナイトキッズの中里ってやつが赤城の歌姫にバトル申し込んだみたいだぜ」
涼介「あぁ、どうやら今週の金曜日に妙義でやるみたいだな」
啓介「‥相変わらずアニキは情報を入手するのが速いぜ‥。」
涼介「もう既に群馬エリアでは話題になっているからな。中里のやつもなかなか思い切ったことをするもんだ。」
啓介「それはいいんだが‥、もしものことを考えてみろよ。アイツらナイトキッズが赤城の歌姫に勝ちもすれば俺たちレッドサンズのメンツは丸潰れだぜ‥?」
涼介「ふっ‥、お前はわからないのか?アイツの走りを」
啓介「‥だとしてもだよ‥。中里のやつは藤原に負けてから更に走りの経験積んだみたいだし‥、ましてやホー厶コースでのバトルだ‥、今回ばかりは‥」
涼介「その心配をする必要はない。‥まあ、その意味はいずれわかる」
啓介「‥アニキの言ってることはさっぱりわからねぇぜ‥」
いつものような意味深な言い回しにやれやれという表情になる啓介であった。
その日の夜‥妙義山頂上にて‥
友奈「というわけで〜今週の金曜日にむけてコースの下見をしようと思って〜」
祐也「んでなんで俺なんだ‥(汗)」
街灯や自販機の光に照られいる中、駐車場には友奈と駆り出された祐也の姿が。二人の後ろには見慣れた赤色のエボⅣも、
友奈「だって知り合いでここのコースを知ってるのって祐也ぐらいだもん〜」
祐也「そりゃそうだが‥」
友奈「それに♪彼女が困ってるなら助けるのは当たり前でしょ?」
祐也「お前‥(汗)うまいこと利用しおって‥(汗)」
今の関係を利用した友奈の言い方に参ったという表情になる祐也。
祐也「んま、どうせ今日は暇だったしいいか‥、んじゃ助手席に乗ってくれ。軽く流して行くから。」
友奈「了解〜」
そういって二人はエボⅣに乗り込もうとした瞬間‥
??「おい、そこの二人」
祐也・友奈「「ん?」」
突然声をかけられたため、視線をそちらに向けるとそこにはナイトキッズのステッカーをはったEG6を背に一人の男の姿が‥
??「見慣れない顔だな、よそから来た走り屋か?」
祐也「よそ者というか‥、最近はここをよく走ってるから完全なよそ者んじゃないな‥」
友奈「私は完全なよそ者ですが‥(汗)」
??「そうか‥、それなら一つ頼みがある。俺とバトルしてくれないか?」
祐也「‥それは別に構わないが‥、俺なんかでいいのか?」
??「別に問題ない、なにせ俺は前秋名のハチロクとのバトルでクラッシュして腕を負傷してな‥。最近ようやくギブスが外れたところなんだ‥。んで今絶賛リハビリの真っ最中、それでお前にはそれにつきあって欲しいんだ。」
祐也「なるほどね‥、わかったやろう。俺は降矢祐也、そこのエボⅣのドライバーだ。んでこっちが‥」
友奈「結城友奈です。」
??「俺はナイトキッズの庄司慎吾だ。」
自己紹介を終えたあと慎吾はふと友奈の方へ視線を向ける。
ーそれより気になるのが‥このエボⅣのドライバーよりもオーラを醸し出しているコイツだ‥。なにもんだ‥?ー
なにか引っかかるような表情を出す慎吾、しかし今は祐也に集中することにするのであった。
中里から挑戦状を叩きつけられた友奈
そしていよいよ祐也の実力が明らかになってきます!