しかしあらたな伝説が始まろうとしています!
ピピピッ!!
友奈「ふぁ‥‥」目が覚める
あのバトルから翌日の早朝、眠たそうに目を擦りながら布団から起き上がる友奈。昨日のバトルの疲れなのか少し寝癖ができているようだ。
友奈「もうこんな時間か‥‥」
そんなことをボヤキながら布団から出て棚から着替えを取り出す。本棚には普通の女子高生が読むような漫画に混じってドリフトの雑誌やレースのDVDが置いてある。
洗面所にて‥
友奈「‥よし!」
ご飯を食べたあと洗面所で顔を洗い、髪型をセットしたのを鏡で確認する。それが終わるといつものように出かけようとする‥が‥
友奈「あれ‥?」
昨日鍵をおいたはずの棚の上にはハチロクの鍵でなく、R32の鍵と置き手紙が置かれていた。
ー友奈へー
ちょっとハチロク借りていくわね?
その間出掛けることがあれば私の32つかってもいいわよ?
あっあと出かけるなら鍵閉めてね〜
ー母よりー
友奈「ありゃ〜(汗)母さんが乗って行っちゃったか‥、それなら仕方ない‥。言われた通り32使うか〜‥」
珍しく母がハチロクに乗っていたことに驚いたものの仕方ないなと切り替えて32の鍵を手にとって家を出るのであった。
スタンドにて‥‥
池谷「へぇ~、これお母さんの32なのか」
友奈「うん♪元々あのハチロクは母さんが乗ってたんだけど‥、私に所有権がいってからは32に乗り始めたみたい。」
樹「ハチロクからGTRに乗り換えなんて‥想像できないぜ(汗)」
友奈「それは私もよ(汗)」
拓海「お母さんなんでも乗れちゃうタイプなんだろうな‥」
池谷「‥それをお前が言うか‥(汗)おれのシルビア乗ったとき初っ端からドリフトしたくせに‥(汗)」
樹「池谷先輩がそうならおれのハチゴーだって(汗)」
拓海「えぇ‥(汗)」
お客さんがこない暇な時間を利用して雑談をする一同。そんな最中池谷が昨夜のバトルのことを思いだす。
池谷「そういえば昨日のバトルは凄かったな〜」
樹「そうですよ〜。まさかナイトキッズのGTR相手に妙義で勝っちゃうんですから〜!!友奈ちゃんは」
友奈「そうかな〜//なんか照れるよ〜」
池谷「おまけに拓海の奴は涼介のFC助手席に乗って特等席からの観戦か‥羨ましいぜ」
拓海「まあ‥そうですね‥。あの観戦席は自分で言うのもなんですがけっこう贅沢しました‥」
樹「どうだったんだ?友奈ちゃんの走りは、お前から見て」
拓海「なんて言えばいいのかわからないですが‥、やっぱ自分とは走りとはなにか違う雰囲気を感じました。」
友奈「違う雰囲気か‥、」
池谷「まっ、同じハチロクでもドライバーとかセッティングも違うしそう感じたのかもな」
ー赤城レーシング整備工場ー
?「ふぅ‥こんなものか」
ここは渋川某所にある赤城レーシングが所有している工場兼整備工場。工場内では黒髪ショートの女性が作業服姿でお客さんの車をメンテしおわったあとのようだ。
?「さてと、今日の仕事はこんなm‥」
そう言って工場の奥に戻ろうとしたが、4AGサウンドが聞こえるとともに1台のハチロクが敷地内に入ってくる。
?「ったく‥相変わらず気まぐれで来るわね‥。アイツは」
少しやれやれな表情を見せつつもそのハチロクの元へ向かう。
?「来るときぐらい電話一本寄越しなさいよ〜‥ハル」
春香「あらごめんなさいね〜。この近くに用事があったからそのついでと思って。それにしても久しぶりね〜♪雪」
雪「本当‥久しぶりね〜‥。顔を合わせるのは数年ぶりかしら‥?」
雪と言われた女性、ここ群馬にある整備工場の店長で赤城レーシングの現リーダー湯月雪。昔は赤城レーシングのドライバーとして春香とタッグを組んでモータースポーツ界で大暴れしており、当時かなり有力なドライバーと言われていた。現在は引退して整備工場を経営しつつ、今の赤城レーシングのトップを務めてる。
雪「あんたもそのハチロクも元気そうね〜。」
春香「そうね〜。といっても今はうちの娘が乗ってるわ」
雪「そうみたいね〜。あんたの娘さん、今群馬でかなり暴れまわってるみたいじゃない?新星赤城の歌姫って感じでここまで噂来てるわよ?」
春香「嘘〜?そこまで大事になるとわね〜」
雪「ふっ‥♪うちだってまだ走り屋完全にやめたわけじゃないからそんくらい調べるわよ‥♪」ニヤ
春香「あなたも相変わらずね〜。」
雪「へへっ♪っとそういえばここに来た理由聞いてなかったわね?まっどうせそのハチロクのセッティングだろうけど」
春香「流石雪〜、大当たりね〜。今日頼みに来たのはラリー用のクロスミッションを組んでほしいの」
雪「ラリー用のクロスミッション?」
春香「そう、今のレース用ミッションでも充分いいんだけど‥。もうちょい限界で攻められるようにしたくて」
雪「なるほどね、つまりタイトなコーナーが多い峠だとラリー用のほうがもっと攻められるってことね?」
春香「そうゆうこと、お願いできる?」
雪「任せなさい‥♪一日で仕上げて上げるわ♪」
春香「さっすが雪‥♪」
ガソリンスタンドに視点を戻し‥
拓海「外の‥世界か‥」
そんなことをポツリとボヤキながらふと友奈の方へ視線を向ける拓海。
拓海「‥やっぱり気になってしょうがない‥。俺とアイツ‥、同じハチロク乗りとしてどっちが速いのか‥。」
拓海は友奈のことを意識し始めていた。それは恋愛などではなく同じハチロク乗りとして‥
拓海「‥‥」
しかし、彼自身そんなバトルを自分から言い出すようなタイプではないので言おうか言わまいか悩んでいたのでいたが勇気を出して話しかける。
拓海「なあ‥友奈ちゃん」
友奈「ん?どうしたの拓海君」
拓海「‥俺と‥バトルしてくれないか?」
友奈「‥ふぇ?」
突然驚きの発言をした拓海に驚きの表情を浮かべる友奈、いや彼女だけではない。樹や池谷、はたまた祐一も開いた口が塞がらない状態になっていた。
樹「たっ拓海‥!?どうしたんだ急に」
池谷「まさかどこかで頭ぶつけたとか‥」
拓海「そんなんじゃないですよ‥池谷先輩‥、ただここ最近で気になってしょうがなかったんです‥。俺と友奈ちゃん‥、同じハチロク乗りとしてどっちが一番速いのか‥。俺はそれを知りたいんです‥。」
店長「‥‥(拓海のやつ‥成長したな‥)」
最初は戸惑いを見せていた友奈であったが拓海のこれまでにない真剣な表情を見て決心する。
友奈「ふぅ〜‥。そこまで言われるなら断れないね‥。いいわよ‥やってあげる‥♪」
拓海「何時頃開いてる‥?」
友奈「今週の金曜日なら開いてるわ」
拓海「わかった‥、それなら今週金曜日の10時に秋名山頂上で待ってる‥。」
友奈「うん‥!」
その日の夜‥碓氷峠にて‥
羽南「ふっふっ‥!今日は碓氷に来ちゃいました‥!!」
友奈の隣に乗った以来から、走り屋目指して羽南は群馬エリアのあちこちの峠を走り回っていたのであった。
んで今日はどうやら碓氷にやってきたよう。
羽南「碓氷といえばあの有名なシルエイティーが走ってるコース‥!!同じ女性の走り屋として気になります〜。」
少し鼻歌をしつつ、自販機で買った飲み物片手にGC8の元へ戻る。
羽南「んじゃさっき何本か走ったから後半戦と行きますか‥!!あわよくばあのシルエイティーの走りを見g‥」
?「ねぇ、そこのあなた」
羽南「ふぇ?」
突然飛び止められて不思議そうに声がした方へ視線を向けるとそこには二人の女性、その後ろには青色のシルエイティーが
羽南「‥(もっもしかして‥このシルエイティーはまさか‥!?)」
?「見ない顔だけど、もしかしてほかのところから来た?」
羽南「はっはい‥。えっと‥あなた達はもしかして‥碓氷最速と言われてる‥」
?「あら、私達のことを知ってたのね?私は沙雪、んでこっちがドライバーの‥」
?「佐藤真子です‥」
羽南「そこのインプレッサGC8のドライバー焔羽南です。」
沙雪「羽南ちゃんっていうのね。いい車乗ってるじゃない‥♪」
羽南「えへへ‥♪それはどうも‥♪」
沙雪「さっき、あなたの走りを見てたけど。いいライン取りね。他所からきた割にはけっこう上手いわよ?」
羽南「てっ照れますね‥//」
沙雪「んでそのことを見込んであなたに頼みたいことがあるの」
羽南「はい‥?何でしょうか‥?」
なんのお願いかと、首を傾げる羽南。すると沙雪からとんでもない発言が飛び出してくる。
沙雪「私達インパクトブルーとバトルしてくれないかしら」
羽南「‥え!?」
まさかの発言に羽南は目を大きく開いて驚きをあらわにしていたのであった。
拓海からバトルを申し込まれた友奈、
そして同じ頃には碓氷にやっていた羽南が碓氷最速と言われたシルエイティー、真子のアシスタント役の沙雪からバトルを申し込まれていた。
あらたなる伝説が今、始まろうとしています。
あらた登場人物
湯月雪
元赤城レーシングのドライバー
春香と最強タッグとして活躍していた。そして引退したあとはここ赤城レーシングの整備工場を運営しつつトップを務めている。何気に走りが上手く過去にはWRCにも出場していたことも‥。
マツダRX-7FD3S(雨宮仕様)(青色)馬力は380馬力
レース自体からの彼女の愛車で長年乗り続けてきた相棒といったほうがいいだろう。2ローターでかなり加速性能がいい。レース界から引退した今でも定期的に走りにいっている。