頭文字Dー赤城の歌姫ー(リメイク予定)   作:三坂

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いよいよ2ndシーズンが始まります!! 


新たなる伝説を求めて赤城の歌姫は走り出します!


Secand stage
EP1 ランエボ集団


あの激闘から数日後‥夏休みが終わり新学期‥ 

某高校屋上にて

 

 

樹「しっかし‥高校最後の夏休みは過ぎるのあっという間だったなぁ‥」

祐也「確かに‥‥夏休みが始まったのがまるで昨日のような感じだぜ‥」

羽南「うぅ‥、久しぶりの学校はダルい‥‥」

友奈「羽南ったら‥(汗)」

拓海「まあ樹の意見に同意だな‥。今年の夏休みは本当過ぎるのが早かったぜ‥」

 

 

屋上で座りつつ、拓海達は今年の夏休みを振り返りながら雑談をしていたのであった。

 

 

樹「振り返ってみれば今年の夏休みは凄いことだらけだよな‥。拓海と友奈ちゃんがレッドサンズとかナイトキッズ倒したと思えば‥祐也はナイトキッズのEG6を倒すし‥、羽南ちゃんも碓氷のシルエイティーと互角に戦ったし‥。おまけに新たな伝説が生まれたんだぜ?」

羽南「いや〜、照れますな〜」

友奈「拓海君とのバトルはいい経験になったよ〜。ハチロクでもあんな乗り方もあるんだなっておもったし」

拓海「いや‥それほどでもねぇよ‥」

祐也「それに樹も車買ったんだし‥、今年はみんなの成長が見て取れるな〜」

樹「だな‥!!くぅ〜!やっぱ自分の車持つといいよな〜!!」

羽南「その気持ちはわかるよ〜。私もインプ買ったときは凄く嬉しかったし‥♪」

 

 

楽しそうな会話が屋上に響き渡る。すると樹が何か思い出したのか切り出す。

 

 

樹「そうだっ!今日は午前で授業終わるし、バイトがないならみんなでドライブ行こうぜ!!」

祐也「お〜、それはいい案ですな〜」

羽南「賛成〜!」

友奈「今日は休みだから行けるよ〜」

拓海「オヤジのハチロクは持ち出せないけど‥別に予定はないから行けるぞ‥」

樹「よっしゃ!そうと決まれば学校終わって飯食ったら秋名山の麓のコンビニに集合な!」

 

 

こうして話がまとまり、帰ってお昼ご飯を食べたあとに秋名に集合することが決まったのである‥。

 

 

正午秋名峠‥

 

 

夏休みが終わっても今だカンカン照りに照らされている峠道‥、昼間のためそこまで車が走っていないのだが麓から響いてくる2台のエンジン音とともにコーナーから白黒のハチゴー、その後から青色のインプレッサが出てくる。

 

 

樹「やっぱいいよな〜。自分で車を運転するって」

拓海「樹‥(汗)最近そればっかしか言ってないぞ‥(汗)」 

樹「だってそうじゃん‥!!こうやって走るだけでもテンション上がるぜ‥!!」

 

 

ハイテンションな樹にしばし困惑している拓海、そんなハチゴーの車内とは別に後ろを走っているインプでも賑やかな話し声が聞こえていた。

 

 

羽南「ほほ〜♪あの件で付き合うことになったと‥」ニヤニヤ

友奈「‥まあ‥//そう‥かな//」

羽南「だから学校でいつもより少しイチャイチャしてたんだねぇ‥♪」

友奈「‥‥//」

 

 

ステアリングを握っている羽南に絶賛弄られてる友奈は助手席で湯気だ立ちそうなほどお顔真っ赤にしてモジモジしていた。今は対象になっていない祐也も少しばかり恥ずかしそうだ。だが何かに気づいて表情が変わる。

 

 

祐也「ん?後ろからなんか来てるな」

羽南「ふぇ?(バックミラーを見る)」

友奈「あっ‥ホントだ」

 

 

バックミラーに映る背後から猛スピードでやってくる一台の車に3人は気づく。もちろん拓海も例外ではなく‥

 

 

拓海「あっ‥樹、速度落として譲ったほうがいいぜ‥」

樹「え?なんでだよ?」

拓海「インプの背後から一台追い上げてくる‥」

 

 

拓海に言われて右のミラーに視線を移すと、羽南のインプレッサの背後から対向車線にライン変更して勢いよく追い上げてくる車の姿が‥

 

 

樹「うぉ‥!?けっこう速い‥!車種なんだ‥!?」

 

 

背後から迫ってくるときは全くわからなかったが、追い抜きにかかり、隣に並んだときに判明する。

 

 

樹「うひょー‥っ、ランエボじゃないか‥!?」

 

 

樹の言うとおり、対向車線には白色で祐也と同じエボⅣが2台を追い抜いていく。

 

 

友奈「さっすがランエボね‥。ストレートの加速は頭おかしいぐらいにいいわ‥」

祐也「俺のよりもパワーありそうだな‥」

羽南「むぅ〜‥、なんかライバルのランエボにこのインプが抜かれるのは尺だけど‥」

 

 

少し不満そうな羽南だったが、別にバトルをするわけでもないので素直に速度を落として譲るのであった。そのあと、そのランエボはコーナーに入って消えていくのであった‥。

 

 

秋名湖‥

 

 

ハチゴーとインプレッサが秋名湖近くの空き地に車を止めるとそこにはあの白のランエボの姿‥、そして少し悪そうな二人の男の姿が

 

 

樹「うへぇ‥感じ悪いな‥。関わりたくないぜ‥」

 

 

しかし樹の言葉とは逆にその二人の男は2台を見るなり吸っていたタバコを地面に落として靴で火を消してこちらに歩み寄ってくる。そしてハチゴーの運転席側のスライドガラスを黒髪で後ろにくくっているガラの悪そうな男性が軽くノックする。

 

 

?「よぉ、ちょっといいか?」

樹「はっはい‥」

 

 

恐る恐るスライドガラスを開けて答える樹、助手席ではそんな樹を静かに見守る拓海。インプレッサ組はガラの悪い奴がきたな‥、という表情をしつつ車から降りる。

 

 

?「高橋涼介がどこにいるか知らねぇか?」

樹「いや‥今日は見てないですけど‥。」

 

 

特に見てないと答える樹。

 

 

?「そうか‥、やっぱりそんな簡単に現れねぇよな‥」

樹「というか‥なんでここに‥あっ‥!」

 

 

何やら思いついたのか樹があっという表情になりつつ車から降りて話しかける。 

 

 

樹「もしかして‥高橋涼介とバトルしに来たんですか‥?」ニヤニヤ

?「お?なんだ、ガキの癖に勘がいいじゃねぇか」ニヤリ

樹「わかりますよ‥(ニヤニヤ)地元の走り屋じゃない人が高橋涼介について聞くならそれくらいしか理由ありませんし。それにここには物凄く速いハチロクがいるんですよ‥!」

?「ほぉ〜‥、そいつは面白そうだ、気になる話だな」

羽南「ちなみにそのハチロクとバトルしようと考えているのならやめた方がいいですよ。公道最速と言われてるランエボだとしてもオススメはしませんよ?」

 

 

樹に続いて羽南も付け足すのように、ハチロクとのバトルをするのはオススメしないと促す。

 

 

?「へっ‥、わざわざ忠告してくれるのはありがてぇが‥非力なポンコツハチロクにランエボが負けるはずがねぇんだよ」

樹「‥!」  

?「ハチロクに乗ってるやつはアウトオブ眼中‥ってやつだな。頼まれたってバトルしねぇよ」

 

元々親友を馬鹿にされることを嫌う樹。ハチロクを馬鹿にするということは拓海を馬鹿にすることと同じようなもののため、思わずカチンと来る。

 

 

樹「確かにパワー非力だけど!ハチロクをポンコツ扱いはないんじゃないんですか!?秋名の下りなら誰にだって負けないんですから!!FDも!R32、EG6、FCなんてみんなちぎっちゃうんですから!!」

?「あ〜あ‥、群馬の走り屋はレベルが低いな〜。」

樹「こいつ‥!」

羽南「あんた‥!」

 

 

あまりに偉そうな態度の男に苛立って突っかかろうとした樹と羽南だが拓海と祐也に止められる。すると黙ってみていたタオルを巻いた男がやってくる。

 

 

?「すまないな‥気を悪くして‥、こいつは口が悪くて‥」

拓海「いえ‥」 

?「そのドライバーを貶すつもりはない。そいつは相当速いやつだ‥。」

 

 

連れの態度を謝罪した上で付け足す。

 

 

?「だが車がな‥、今どきハチロクなんぞ時代遅れなのは否めない」

?「そうゆうこと、そのドライバーにも伝えておけ。公道の王者はランエボだってな‥!」

 

そう言い残して車に乗り込み、走り去るのであった。そんなランエボを友奈は静かに見つめていたのであった。

 

 

翌日‥放課後にて

GSスタンド

 

 

池谷「確かにそのランエボ野郎‥ムカつくな‥」

樹「んも〜‥本当あったまに来ましたよ俺‥!」

 

 

次の日、その出来事を怒り心頭で池谷に話す樹の姿があった。すると、黙って聞いていた健ニがふと思い出したようで話しだす。

 

 

健ニ「それってもしかして‥サンダーファイヤのところに乗り込んできたエンペラーってチー厶じゃないのか‥?日光あたりから来たランエボだけのチー厶‥」

 

 

健ニの話に作業をしていた拓海や友奈も手を動かしながら耳を傾ける。

 

 

健ニ「なんか威張ってて‥でもものすごく速くて‥、サンダーファイヤは散々な目に合ったって聞いたぜ‥‥」

池谷「その話‥俺も聞いたよ‥」

健ニ「群馬エリアを総なめにするって話してたらいぜ‥。いずれ秋名にも乗り込んで来るだろうな‥」

 

 

 

 

ー赤城ー

 

 

麓の道端に車を止め、FCに寄りかかりつつサングラスをしている涼介のもとにあの白色のランエボがやってくる。

 

 

?「久しぶりだな‥涼介」

涼介「須藤京一‥やはりお前だったか‥」

 

 

どうやらタオルを巻いている男は須藤京一という名前らしい。涼介も何やら面識があるようですぐさま反応し、サングラスを外す。

 

 

涼介「一体何を企んでいるんだ‥」

京一「俺の全勝記録を止められたお返しに‥!お前の全勝記録を止めてやる!!」

 

 

隠しもせず堂々とリベンジを宣言する京一、しかし笑みを浮かべる涼介。

 

 

涼介「‥ふっ、生憎だったな‥。俺の全勝記録はすでに止まってしまってるんだ。」

京一「なに‥!?」

涼介「しかも‥2度‥もな」

京一「‥!?」

涼介「一つは秋名のダウンヒル‥、そしてもう一つはここ‥赤城のダウンヒルで‥‥2台のハチロクにな‥」

京一「なんだと‥!?」

涼介「それともう一つ‥、お前ならわかるだろうが‥秋名のダウンヒルで俺が負けた奴は赤城の走り屋に負けている‥、そいつの名は‥‥‥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

‥赤城の歌姫‥」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京一「赤城の歌姫‥だと!?」

 

 

知っていたのか、涼介の言葉に再び大きく目を開く京一であったのであった。

 

 

ー翌日‥妙義山にてー

 

 

中里「くっ‥!」

 

 

静まり返った妙義峠に響き渡るエンジン音、暗闇に包まれた道を照らすかのように2台の車が飛び出してくる。一台はナイトキッズリーダー中里毅のR32、そしてその前を走るのは‥あの白のランエボ‥。

 

 

ーまだ‥まだチャンスはある‥!!ー

 

 

どうやらどこかで抜かれたらしく、焦りの表情を見せながらもステアリングを忙しく動かしている。

 

 

ー俺が止めないで‥!誰がアイツを止めるんだ!!ー

 

 

勢いよく突っ込んでいくランエボに続いて中里もアクセルを踏み込んで突っ込む。

 

 

ーしまっ‥!?ー

 

 

しかし集中力が切れた状態のツッコミのため、ラインが大幅に乱れてアウト側に膨らんでいく。もちろん中里も気づいたがすでに避けることが不可能‥、そのまま岩の壁に引き寄せられてしまう。

 

 

中里「あぁぁぁ!!!?」

 

 

そのまま岩の壁に接触、しばらく火花を散らしつつ走ったあと弾かれて斜めに停車してしまう。中里の痛恨のクラッシュ‥、またもやこのランエボの犠牲者が増えてしまうのであった‥。

 

 

ー翌日ー

GSスタンド

 

 

池谷「ナイトキッズがやられた‥!例のランエボチー厶に‥!」

樹「えぇ!?マジですか!?」

祐也「ナイトキッズ‥が!?」 

 

 

池谷の発言に樹、そして今日偶然スタンドに遊びに来ていた祐也も驚きの表情を浮かべる。

 

 

池谷「ランエボ軍団は一ヶ月で群馬エリア全体を総なめにするって言ってたらしい‥アイツら絶対秋名にも乗り込んで来るだろうな‥‥拓海!!」

拓海「あっはい‥!」

 

 

突然呼ばれたことに驚きの表情を浮かべつつ、給油機を掃除していた手を止めて池谷の元へ駆け寄ってくる。

 

 

池谷「ひょっとすると奴ら、お前を名指しで下りで挑んで来るかもしれない。別にシカトしてもいいぞ」

拓海「‥‥」

健ニ「ランエボ相手じゃシャレにならないよ‥。‥というか‥!拓海に挑んで来るってことは‥友奈ちゃんにも来るってことだよな‥!」

池谷「‥ありえる話だな‥、実際高橋涼介を赤城のダウンヒルで倒してるんだ‥。下手すりゃ拓海よりも目をつけてるかもしんねぇな‥。友奈ちゃん!ちょっといいか?」

友奈「はい‥?」

 

 

声をかけられて作業を一時中断して友奈も池谷の元へやってくる。

 

 

池谷「友奈ちゃんも気をつけた方がいいぜ‥。恐らくそのランエボ野郎は必ず赤城にも現れる‥。無理して相手はしなくていい‥。」

健ニ「いくらレースエンジンを積んでるハチロクといえど‥ランエボ相手は流石に厳しいからな‥WRCの車にバトル挑むようなもんだ‥」

池谷「弱点らしい弱点はない‥。ラリーの世界に持ち出せるんだから峠では反則級だよ‥」

友奈「‥私はやりますよ」

拓海「俺も‥。逃げるつもりはないです‥」

池谷・健ニ・樹「「「‥!?」」」

 

 

まさかの発言に池谷達は驚きの表情を浮かべて、祐也に関しては友奈の返答がわかっていたようでやれやれという表情になっていた。

 

 

友奈「むしろ気になります‥どれくらい速いのか‥!」

拓海「同意見‥です‥!俺もバトルしてみたいですし‥」

 

 

拓海と友奈の決断に池谷達(祐也を除く)は開いた口が塞がらない状態になり、そんな3人を少し離れたところから祐一は興味深そうに見ているのであった。

 

 

同時刻‥

赤城山展望台にて

 

 

春香「ふ〜‥ここは相変わらず良いところね〜」

 

 

気分転換に赤城にやってきた春香、展望台のふちに掛りつつ寛いでいると‥

 

 

春香「あら‥?」

 

 

ふと駐車場に視線を移すと白色のランエボが入ってくるのが確認でき、それを見て彼女の表情が変わる。

 

 

京一「久しぶりだな‥赤城の歌姫‥いや‥結城春香」

春香「いつぶりかしら‥エンペラーの須藤京一‥さん?」

 

 

どうやらお互い顔見知りのようで、互いに火花を散らしながら見つめ合っていた。

 

 

春香「ここに来たということは高橋涼介に会ってきたんでしょ?」

京一「‥まさかそこまで読まれてるとは‥」

春香「こんなんだれでもわかるわよ。日光いろは坂の走り屋が赤城に来る理由なんてわかりきってるもの」

京一「まあいい‥、その高橋涼介から聞く限り‥どうやら赤城でアイツを倒したらしいじゃないか‥。おまけに群馬最速と言われてるとか‥」

春香「‥正確には‥うちの娘のことね?」

京一「娘‥だと!?まさか!今ハチロクに乗ってないのも‥!」

春香「えぇ‥そうよ。今の赤城の歌姫は私の娘‥結城友奈なのよ‥。」

京一「‥‥!!」

 

 

春香の落ち着きのありつつ、何か迫力を感じる発言に京一でさえも思わず飲み込まれかけてしまう。しかしすぐに我を取り戻し‥

 

 

京一「‥ふっ‥まあいい‥、それなら話が速い‥。今に見ていろ‥!結城春香‥!最初出会ったとき俺が言ってた言葉の意味を教えてやる‥!」

春香「「今どきハチロクなんて時代遅れ。ハイパワーターボ+4WD、この条件にあらず車にあらず‥だ!」のことね?」

京一「そうだ‥!どんなにテクニックが良くても所詮非力なハチロク。レースエンジンを積んでいようが今の俺には敵にならない‥!まっせいぜい現実を突きつけられるまで怯えて過ごすんだな」

 

 

そう言い残してランエボの助手席に乗り込む京一、その後そのランエボは向きを変えて走り去るのであった。     

 

 

ーやれやれ‥あんなことをいったはいいものの‥あの子に大役押し付けちゃったかしら‥ー

 

 

威勢のいい事を言ったものの、少し言い過ぎたと反省する春香。そして少ししてから32に戻る。

 

 

 

 

ーなら‥私ができることをしてあげなきゃ‥ねー

 

 

 

 

そう思いつつ、車に乗り込んで同じように展望台をあとにして、走り去るのであった。




いよいよ群馬に乗り込んで来たエンペラー

拓海と友奈はどうするのでしょうか! 


そして!春香と京一の関係は一体‥!!
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