頭文字Dー赤城の歌姫ー(リメイク予定)   作:三坂

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さぁさぁ、いよいよ赤城レーシングのプロジェクトが始動しまっせ…!!過去に最速記録をなんども叩き出した栄光のチー厶が始動に向けて動き出します…!


EP20 プロジェクト始動に向けて

赤城レーシング保有

整備工場にて

 

 

秋風「…ということが前ありまして、星宮さんなら何か知ってるかなって思って」   

 

 

気温もぐっと冷え込んできている中、整備工場敷地内の駐車場で秋風と星宮がそれぞれの車に寄りかかりつつ話していた。内容は秋名で会った例のカプチーノのことのようで何か知っていないかと訪ねているらいしい。

 

 

星宮「うぅん……、聞いたことがないわね……。栃木ではそんな話はまだ出回ってないし……」

 

 

秋風「やっぱ長野の知り合いに聞くのが手っ取り早いのかなぁ…。その感じだと知名度はあまり高く無さそうだし……」

 

 

 

ウォン!!ウォン!!

 

 

星宮「あら?」

 

 

そんなことを話していると独特な水平対向エンジンと4AGサウンドが聞こえてきたためそちらに視線を向けると、友奈のハチロクと羽南のインプレッサがゆっくりと敷地内に入ってきているのが確認出来た。

 

 

羽南「あれ?星宮ちゃんに秋風ちゃんじゃない〜♪やほ♪」 

 

 

友奈「お疲れ様です♪」

 

 

秋風「えぇ♪お疲れ様♪」

 

 

星宮「どうやら…貴方達もここに来た理由は一緒のようね…。」

 

 

2台の隣に止まると、それぞれ友奈と羽南が降りてきてこちらに歩み寄ってくる。どうやら、4人は誰かに呼ばれて来たらしい。

 

 

羽南「そうなんだよねぇ…。ここの赤城レーシングから招待状みたいなのがきて…、気になったから来てみたって感じかな…?」

 

 

友奈「私はお母さんから提案されて、それでせっかくならってことで来てみたんだ。」

 

 

秋風「やっぱみんな似たような経緯で呼ばれてるねぇ……」

 

 

湯月「よっ♪みんな揃ってるみたいね♪」

 

 

4人が揃ったベストタイミングで背後から声をかけられたためそちらに視線を向けるとここのオーナーであり現赤城レーシングのトップである湯月が手をひらひらさせつつやってくる。4人の中で友奈と秋風は顔見知りのためあっという表情を浮かべる。

 

 

友奈「あっ湯月さん…!」

 

 

湯月「よっ♪久しぶり♪こうやって会うのは数年ぶりかしら?」

 

 

友奈「はい♪母がいつもお世話になってます♪」

 

 

秋風「なんとなくは想像してたけど、呼び出した主は湯月さんでしたか〜。」

 

 

羽南「なんだ〜、友奈ちゃん知り合いだったんだ〜。」

 

 

久しぶりの再開のため少し思い出話に浸りかけていると、星宮が真剣な表情で湯月にここに呼び出した理由を聞きつける。

 

 

星宮「それで、私達をここに読んだ理由っていうのは何かしら…?」

 

 

湯月「っと、そういえばそうだったわね。話が脱線しかけてたわ…(汗)、それじゃついてきて♪ここで話をするのもなんだし」

 

 

脱線しかけていた話を戻しつつ、立ち話もなんだということで湯月の提案でとりあえず場所を移動することに。首を傾げつつも、友奈達はとりあえずついていくことにして彼女の後に続いて歩みを進めるのであった…。

 

 

 

 

整備工場横

事務所にて

 

 

湯月「ささっ♪入って入って」

 

 

友奈・羽南「「お邪魔します〜」」 

 

 

秋風・星宮「「じゃます〜♪(お邪魔するわ…)」」

 

 

湯月に案内される形で工場横の事務所に足を踏み入れる友奈達。室内は一通りキレイに者が整理されており、一見普通の個人ディーラーの事務所と変わらない光景が広がっていた。

 

 

湯月「今日は休みだから気にせずに座ってて♪本題をゆっくりと話したいし♪」

 

 

彼女に促される形で目の前においてあったソファーに4人はゆっくりと腰掛ける。全員が座ったことを確認すると湯月は一つ咳払いをして先程の表情がまるで嘘かのように真剣な表情を浮かべながら本題に入る。

 

 

湯月「招待状とか、友奈ちゃんならハル経由で聞いてるとは思うけど、来年から私達赤城レーシングが再始動するの。それで貴方達にはうちのドライバーをやってほしくて…」

 

 

羽南「ドライバー…ですか?」

 

 

湯月「そっ、貴方達の実力はこっちも把握してるの。群馬エリア最速のハチロク乗りで赤城の歌姫と言われる結城友奈ちゃん、そして栃木でエンペラー相手に互角の戦いが出来るFC乗りの星宮葵ちゃん、22Bのインプレッサ乗りで四駆ドリフトが得意な焔羽南ちゃん、うちのドライバー候補で峠では珍しい33R乗りの秋風レイセンちゃん、ここまでいいドライバーがいるなんてことは滅多にないからね。」

 

 

友奈「言われてみれば……」

 

 

湯月の言うとおり、ここまで有力候補な走り屋がこのエリアに揃うこと自体あまりない。しかも羽南に限っては友奈や星宮、秋風といった凄腕ドライバーと知り合いという情報網があるというこの先あるかないかというぐらいだ。

 

 

湯月「無理に…とはいかないわ。あなた達にも事情ってものがあるだろうし…。けど…可能ならうちのチームに入ってほしいの…。頼めるかしら…?」

 

 

一同「……(頷く)」

 

 

まさかこんな形でオファーが来るとは思わなかったため一瞬驚いた表情で視線を合わせる友奈達だったが、それぞれの目を見て決心した顔で向き直る。

 

 

友奈「わかりました…!やりましょう…!」

 

 

羽南「なんか面白そうだし…!それに最速を目指す第一歩になりそ…!」

  

 

星宮「そうね、自分の実力をあげるいいチャンスかもだし…♪」

 

 

秋風「私は元々ここでお世話になってたから決めてたことだけどね…!!」

 

 

湯月「話の飲み込みが早くて助かるわ…♪ありがとうね…!」

 

 

それぞれの返答を聞いた湯月は笑みを溢しながらお礼の言葉を口にする。彼女自身、まさかここまですんなり行くとは思っていなかったのかかなり驚いているようだ。 

 

 

湯月「ひとまず、本格的な行動は来年、冬が開けてからにするわ。そうじゃないと今年はかなり雪が降るかもって言われてるから」 

 

 

秋風「雪か〜……、やだなぁ……あんまり好きじゃないんだよね…。ドリフトしやすいけどコントロールがピーキーだし…」

 

 

羽南「私はけっこう好きだけどね〜。インプレッサって雪道強いし…♪」

 

 

湯月「まっ、それもあるけど貴方達そろそろ就職の時期じゃないかしら。この時期はわたしも就職に向けていろいろしたもんだから、懐かしく感じるわ〜。」

 

 

友奈「就職か……」

 

 

ふと湯月に言われて思い出したかのような表情を友奈は浮かべている。確かに、今の4人は高校3年生でもう時期就職試験に入っててもおかしくはない。それを聞いていてふと思い出したのか羽南が手をあげて質問する。

 

 

羽南「そういえば、チームに入ったら就職とかそのへんどうなるのですか?」

 

 

湯月「っと、それも言っとかないとね。うちのチームは特に規制とかないわ♪自分の行きたいところでいいし、あっでも決まったら内定書を一度見せてくれない?確認して登録するから…♪」

 

 

星宮「意外ね、そうゆうところきっちりしてるのかと思ったけど……」

 

 

湯月「あんまりキツキツにしてもあれだからねぇ。昔からうちはこうしているわよ♪」

 

 

羽南「なるほど〜」

 

 

友奈「あっ…!それともう一つなんですが、もし4人が赤城レーシングで本格的に活動するとなればダウンヒル・ヒルクライムの内訳とかどうするんですか?」

 

 

就職などのことについての質問が終わると、次に友奈が活動するとなればダウンヒル・ヒルクライムのメンバー内訳はどうするのかという質問を投げかける。

 

 

湯月「そのへんもこれから決めていく予定だけど、たぶん車両スペックで大方決まりそうかな?今立ててる内訳としてはヒルクライムが秋風ちゃんと星宮ちゃん、ダウンヒルを羽南ちゃんと友奈ちゃん、っていう形かしら?」

  

 

秋風「うんうん、確かにそれが一番かも。GTRでダウンヒルはキツイもんがあるし…(汗)。馬力で考えたらこれが妥当だよねぇ」

 

 

星宮「そうね、私もヒルクライムのほうが自信はあるし実力も発揮しやすいからそれでいいわ。」

 

 

友奈「私はもっぱらダウンヒル専門だからなぁ〜」

 

 

羽南「ふっふっ…!ダウンヒルだろうとインプレッサは早いのだ…!!」

 

 

大方決めている内訳を話すと満場一致でオッケーという回答が帰ってきたため、湯月はそれならこの編成で行こうかなっという表情を浮かべていた。

 

 

湯月「それじゃ、ここから今話せる具体的なことを一通り言っていくからよく聞いておいてね?」

 

 

ひとまずは現時点でこちらが決めていること、主にいつから活動するかとか、活動するとなればどんな感じにしていくかなどを重点に湯月は話を進めていき、友奈達はそれを真剣な表情で聞いていくのであった。

 

 

 

 

 

いろは坂

拓海がリターン戦で京一と、そして親のリベンジマッチに燃えるカイに勝利してから数日後…。

 

 

某高校にて

 

キーンコーンカーン

 

 

祐也「にしても、もう冬か……。今年は日が経つのがあっという間だったな……」

 

 

友奈「だね〜。なんか一年ってこんなに短いなって思ったの初めてかも…♪」

 

 

羽南「まっ今年は本当色々あったからねぇ……。」

 

 

休憩時間のため階段を降りつつ今年の出来事を友奈達はどうやら振り返っているらしい。3人の思っている通り今年は様々な走り屋、そして伝説が生まれた年といっても過言ではないだろう。赤城の歌姫爆誕からの群馬最速決定戦、更にはエンペラーなどの一戦など数え切れないほどあるのだ。

 

 

祐也「そういや、二人って卒業後とか考えてるのか?赤城レーシングのことだって外部活動みたいな感じなんだしさ。」

 

 

羽南「アタシはおやっさんの整備工場引き継ごうって思ってるよ。今は元気だけどいつまで出来るかわからないって言ってたし」

 

 

友奈「私はスタンドで仕事しようかな〜、車を触れる仕事は続けたいし…♪祐也は?」

 

 

祐也「ひとまずは知り合いの板金工場に行こうかなって思ってる。働きやすそうだし、なによりそこそこ給料もいいからなぁ…」

 

 

それぞれ卒業後はどうするのかという話をしつつ階段を降りていく、ちなみに赤城レーシングの加盟はまだ秘密なのだが周りに聞こえない程度に気は使っている。祐也に関しては一度オファーがあったためその関係で知っているという感じだ。

 

 

羽南「でもびっくりしたよ〜。祐也がオファー断るなんて、てっきり乗っかりそうだと思ってたけど」

 

 

祐也「俺はふたりと違ってそうゆうの苦手だからなぁ…。峠でのんびり走ってる方が性にあってるし…」

 

 

友奈「祐也の実力なら行けそうな気がするけどなぁ〜…。まっ祐也が決めたことなら別に反対はしないけどね…♪」

 

 

羽南「うんうん…♪(完全にカップリング成立してる…!これは今年のクリスマスはよき日になりそ…♪)」

 

 

楽しそうに話している祐也と友奈を見つつ、気づかれない程度に嬉しさのあまりガッツポーズをかましている羽南であったのだった…。

 

どうやら羽南はリア充を作ることを好んでますねコレハァ

己リア充爆発しr…(ハンマー直撃)

 

 

 

 

翌日

 

GSスタンドにて

 

 

ブォォォォ!!!

 

 

「ありがとうございました〜!!」

 

 

空気や気温が昼なのに冷え込んで来ている中でもスタンドからは元気な声が響き渡ってくる。やはり冬が近いせいなのとあと少しで正月休みなどがある関係かいつもよりお客さんがそこそこ多いように感じた。

 

 

『昨夜、群馬県内全域で初雪が観測されました。今後降雪量は徐々に増える見込みで路面の凍結や積雪などには十分注意してください。またドライバーの皆さんは早め早めのスタッドレスタイヤやチェーン装着を心がけるようにしてください。』

 

 

樹「ゼンブきれいに消えちゃいましたね昨日の雪……」

 

 

友奈「まあ、初雪だからねぇ〜…。今後は積雪も増えてくるからあたり銀世界とかになるのかな♪」

 

 

池谷「…(流石に初雪で積もられたら堪らんがな…)」

 

 

スタンドの隅に置かれたラジオの天気予報のニュースを聞きつつ、昨日の初雪を振り返る友奈と樹。その後ろでは池谷が密かに樹の発言にツッコミを入れているのであったのだが、思い出したかのように二人に声をかける。

 

 

池谷「そういえば、友奈ちゃんにイツキは冬のタイヤ履いてるのか?」

 

 

友奈「あっはい、昨日当たりに帰ってから母さんと一緒にスタッドレスタイヤに履き替えました♪」

 

 

樹「そもそもスタッドレスタイヤがないのでまだですね…」

 

 

池谷「安いのでいいから買っとかないとダメだぞ。冬の間は履きっぱなしにしといて、雪が降ったら峠(やま)にドリフトの特訓しに行こうぜ」

 

 

友奈「おぉ…!雪のドリフトですか…♪確かに滑りやすいから特訓にはもってこいかも〜」

 

 

池谷「あぁ、低いスピードでタイヤが滑るから冬は上手くなるチャンスだぞぉ」

 

 

樹「なるほど…」   

 

 

友奈「実際FRで雪道とか走ったときの難しさを経験するのには丁度いいんじゃない♪」

 

 

池谷と友奈の言うとおり、積雪で道に雪が積もれば普段よりも一段に滑りやすくなってしまう。それは例え低速走行であったとしても油断をしてしまえばとっ散らかる有様だ。四駆でも苦労するという雪道、それがFRとなればそれ以上の難しさになるのは容易に想像出来る。

 

 

池谷「だろ?拓……」

 

 

拓海「……(ボヘ〜)」

 

 

雪道となれば拓海がこの中では一番詳しいため、話を振ろうとした池谷であったが視線の先には柱に寄りかかりつついつも以上にボーっとしつつなにか考え事をしている拓海の姿があった。

 

 

池谷「……」

 

 

樹「…なんかひどいっすね…、ボケっぷりが……」

 

 

友奈「だね…(汗)今日は特にひどいかも…」

 

 

店長「池谷、ちょっと…」

 

 

いつも以上に酷い拓海のボケっぷりを見つつコソコソと話していると、祐一に呼ばれたため池谷がそっと歩み寄りつつ何事かと尋ねる。

 

 

池谷「なんすか、店長?」

 

 

店長「もうすぐバイト希望の高校生が面接に来ることになってんだけどな……」

 

 

池谷「えっ、そんなの募集してたんですかァ?全然知らなかった…」

 

 

店長「いや…、募集はしていないんだけど…。どうしてもやらせてくれってやけに熱心なんだよ……」

 

 

池谷「なっなるほど…」

 

 

店長「試しにしばらく使って見るから…、お前いろいろと教えてやってくれ」

 

 

池谷「は…あ…。」

 

 

どうやら新しく来る高校生のアルバイトのことらしく、正社員で経験豊富な池谷がその子の面倒を見るようにという店長からの頼みらしい。本来募集してないのに入れるということは相当熱心だったのだろう… 

 

 

それから数分ほどしてか、その新しく来るアルバイトの高校生だろうか…?コートに見を包んだ女子がトコトコとスタンドに歩み寄ってくる。

 

 

樹「あれっ…?もしかしてあの子…」

 

 

拓海「茂木……」

 

 

どうやら二人は見覚えがあるらしく、拓海が反射的にこの少女の名前を口にする。そう、彼女こそ現在では拓海の最初の彼女であり当時の時代背景を現した訳ありキャラクター、茂木なつきだ。

 

 

拓海「なんだよぉ……」

 

 

何故彼女がここにいるのか、そんな疑問をいだきつつ拓海はなんだよと尋ねる。しばらく見つめ合っていた二人だがなつきがふいに歩き出す。

 

 

茂木「別に拓海くんに会いに来たわけじゃないもーん」スタスタ

 

 

拓海「えっ」

 

 

会いに来た訳じゃないのならどうしてこのスタンドにいるのか、理解が追いつかない拓海を放っておきつつ歩みを進め奥で作業していた店長に声をかける。

 

 

茂木「すみませーん茂木と言いますけどー、昨日電話でお願いしてた…」 

 

 

拓海「…!?(ぎよっ)」

 

  

友奈「およ?誰だろう…」

 

 

池谷「ん?もしかして面接に来る高校生って……、まさか…!?」

 

 

そう、そのまさかでなんと今日来ると言っていた高校生はなんと茂木であったのだった……。これには拓海と面接にくる高校生がいることを知っていた池谷の二人は驚きを隠せず、樹と友奈はどうしたのかという表情を浮かべているのであった。

   

 

 

 

 

EP21 新人アルバイト

 

 

 

 

 




ささ〜、イニシャルDの初期キャラクターの中で拓海と切ってもきれない関係と言っていい茂木なつきちゃんの登場デス。

本編が37話になりつつあるのに今回が初登場とはこれ如何に()


というかこのスタンド、かわいい女子が二人もおるとか天国ですか?() 

樹達が羨ましいですわ……(拓海は例の件あるから茂木ちゃんに対して気まずいかも)



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