ウマ娘のトレーナー試験に10回落ちて浪人している俺の幼馴染は最強すぎるウマ娘   作:鏡餅丸

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「はい、記念すべき10回目のウマ娘のトレーナー試験落ちましたー・・・・はあー」

 

 俺の名前は森園(もりぞの)拓郎(たくろう)20歳、彼女いない歴は一応は年齢と同じである。

 

 何故一応なのかは理由がある、実は俺は某二次創作で定番になった転生者だからだ。

 

 事の始まりは生前で30歳を迎えた日の夜。

 

 仕事を終え寝ていると、地震が起き家が全壊し埋もれて死んだらしい。

 

 らしいと言うのは出会った神様(男)に、教えてもらったからだ。

 

 そして更に神様の話によると、転生する者を決めるくじ引きに俺は当選したらしく。

 

 特典と何処のアニメやゲーム世界に転生するかを、俺がくじ引きで決めてもらうらしい。

 

 この時の俺は内心ガッツボーズをし神様の出した、くじが入った箱からくじを引いた。

 

 まずは転生する世界のくじ引きは、「ウマ娘プリティーダービー」と書かれた木札が取れ。

 

 それを見た時再びガッツボーズをする。

 

 題名から察するに戦闘、ホラー、パニック系の世界じゃない事に安心した

 

 だから次に特典のくじ引きをする時、神様に特典の内容を聞いたが。

 

 教えてくれたのは「君は五回引ける」と、「他の神様が書いた札が入っているから、内容は分からないけど、少なくともその世界で役立つのは入っている」だけだった。

 

 そう言われ不安になったが、特典のくじ引きを引いた結果これだった。

 

 1回目の木札・自分好みのオリジナル最強ウマ娘が自分の幼馴染として存在する。

 

 2回目の木札・自分好みのオリジナル最強ウマ娘が自分に対し、ヤンデレと間違われる程惚れられ好感度が下がらない。

 

 3回目の木札・ウマ娘のトレーナーとして必要な天才的な才能(転生先が人間の男)(記憶力は例外)。

 

 4回目の木札・NARUTOの七天呼法(しちてんこほう)・八門遁甲・掌仙術(しょうせんじゅつ)(改造可能)を完全に扱え他人に伝授出来る。

 

 5回目の木札・黄金律・EX

 

 そして意識を失い、気がつくと5歳の人間の男の子になっていた。

 

 それからは13歳になるまでは、この世界の情報を手入れたり宝くじを買い漁ったり

 

 後は手に入れた特典である、NARUTOの3つの技を完璧に扱える様に特訓と、掌仙術を改造をした。

 

 15歳の時は手に入れたお金で、1年前から企画していたある世界規模の大会を開き。

 

 そして18歳になった時に、親父から「ウマ娘のトレーナー試験を受けろ」と言われた。

 

 正直なところ悩んだ、別に働かなくてもお金には困らないからだ。

 

 だが確かに手に何か職を付けるのも悪くない。

 

 それに俺が8歳の頃に知り合った、幼馴染のウマ娘からも言われた。

 

 それで調べてみると生前みたいな、灰色の職場じゃなくホワイトらしい。

 

 なら受けてみようと思い、猛勉強をしたが。

 

 最初の試験は実技以外のテストが全滅し、不合格になった。

 

 そこれから俺は何が何でも合格してやると、火がつき1年に5回あるのを全て受けた。

 

 だがその間に19歳になり無職なのは嫌なので、トレセン学園に寄付した時に知り合った秋川理事長に頼んで。

 

 トレセン学園でニンジン畑と花壇を管理する、用務員として雇ってもらい。

 

 学園の部屋を借りて住み込みで働き、勉強して試験を受けている。

 

 そして今、2年目の不合格通知が来た今日に至るのだった。

 

「見た目は瞳と髪の色が黒なのを除けば、家庭教師ヒットマンリボーンの10年後の獄寺に似ているのに、ペーパーテストはからきしダメとはな」

「なんだ今年も、ウマ娘のトレーナー試験落ちたのか?」

「・・・・どうやって部屋に入って来た、ゴールドシップ」

「ゴールドシップ様の前では、鍵のかかったドアなど無意味だぜ」

「つまり俺が昔の事を考えている間に、ピッキングして入ったって事か」

 

 明日部屋の鍵を変える様理事長に言っておこう。

 

「で、今日はって、聞くだけ無駄だな」

「分かってじゃねぇか、肩や足が凝っているんだ、例のアレをやってくれよ」

「またか」

「いいじゃねかよ、内緒にしてるだからさあよ」

 

 問答無用で畳の上で、うつ伏せになるゴールドシップ。

 

 俺は近付き右手をゴールドシップの右肩の前に、右手をかざすと右手が緑色に光る。

 

「相変わらず気持ちいな、その緑ピカリは」

「掌仙術な、本来は医療に使うのであって、凝りを治すの為のものじゃねぇんだぞ」

 

 そう言えばゴールドシップと初めて会ったのも、ここに来て間もない時に掌仙術で怪我を治してやったな。

 

「分かってるって、でも最近色々あって凝り易くてよお」

「そうかいそうかい、ほら、終わったぞ」

「お、軽くなった、ありがとよ、そんじゃな」

 

 ゴールドシップは起きて立ち上がり、外に出るドアの方から部屋を出て行った。

 

「さて、ゴールドシップが入ったから一応掃除するか」

 

~部屋の掃除中~

 

 土足だった割りには土埃は一つなかったから、あっさりと掃除は終わった。

 

「ここ居ても仕方ないし、気分転換に散歩するか」

 

 部屋を出て学園内を、ブラブラ歩いているとトレーニング用トラックに着いた。

 

 そこではちらほらとウマ娘達がおり、ストレッチや走ったりしていてそれを少し遠目から眺めている。

 

「遅いな」

「何が遅いんだ?」

 

 いきなり後ろから声を掛けられ、後ろを向き数歩下がる。

 

 そこには俺より少し背が高く(俺の身長は170)、左側の方だけ刈り上げた頭、口には小さなペロペロキャンディー咥えた、黄色いワイシャツに黒いチョッキとジーパンの男が居た。

 

 背後を取られるとは、俺もまだまだだな。

 

「誰だ」

「お前こそ誰だよ」

「俺は用務員をしている者だ、そう言うお前は誰だ」

「俺か? 俺は今あそこで走っている、アイツらのトレーナーだ」

「そうですか、失礼しました、それでは」

 

 面倒な事になりそうだから、ここは三十六計逃げるに如かずだ。

 

 自然の流れで、その場をさろうとした。

 

「ちょっと待った」

 

 が、そう上手くは行かなかったか。

 

「何でしょうか、何か御用でも」

「敬語じゃなくていいぞ、それよりさっき言った事を詳しく」

「戯言なので気にするな、七天呼法、第1活性、第2活性」

 

 常識的な逃げがダメなら、非常識な逃げ方で何が何でも逃げてやる。

 

 トレーナーを置き去りにして駆け出て、学園の中に入り自分の部屋に入ってドアの鍵を閉める。

 

 そしてしばらくドアに背もたれにし、落ち着くまでボーっとしていた。

 

「さて、今日の作業は終わったし、この部屋に引き篭もって勉強しよう」

 

 玄関で靴を脱ぎそのまあの足で、テーブルライトと本を数冊を上に置いてある文机の所に座る。

 

「今日は用語についての本を」

 

 コンコン。

 

「来客か、面倒な事じゃなければいいが」

 

 コンコン。

 

「はいはい、今から出るからちょっと待って」

 

 立ち上がり出ようとした時に気づく。

 

 いつも学園の仕事を頼んでくる人は、学園のドアの方から来るはず。

 

 だが今回はすぐニンジン畑や花壇に出られる様に作った、外のドアからノックされている。

 

「何か嫌な予感がするが、もし偶然こっちの方から仕事を頼む人が来た可能性もあるし、・・・・念の為聞いてみるか」

 

 ドアに近付きドアに向かって訪ねる。

 

「すいません、どちら様でしょうか?」

「はい、スペシャルウィークって言います、ここに用務員さんが居るって聞いたんですが」

「何の用ですか?」

「少しお聞きしたい事があるんです、出来れば出て来て教えてもらいたいのですが、よろしいでしょうか?」

 

 靴を履き恐る恐るドアを開けると、そこにはジャージ姿のウマ娘達が居た。

 

 その中にはゴールドシップと、少し前に会ったトレーナーの姿。

 

 そして何か凄い怒っているオーラを垂れ流しているウマ娘が4人と、ジーと見て来るウマ娘が3人居た。

 

 それを認識したのと同時にバタン、っとドアを勢いよく閉める。

 

「何故バレた」

「諦めるんだ森園拓郎!お前にはもう逃げ道は無い!」

「うるさいぞゴールドシップ!まさかお前が裏切ったんじゃないだろうな」

「裏切ったんじゃね!トレーナーにこんな特徴の用務員を知らねぇか聞かれたから、報酬として今度何か奢るからと言われて、居場所を教えただけだ!」

「人はそれを裏切りと言うんだ!」

「ゴールドシップさん、私に代わってくださる」

「お、おう」

 

 ん? なんか違う子に代わるのか?

 

「初めまして、メジロマックイーンと申します」

「これはご丁寧に、ドア越しで失礼ですが森園拓郎です」

「では森園さん、私達は貴方に聞きたい事がありますわ」

「何でしょうか?」

「何故私達の走りを見て「遅い」っと、おっしゃりましたの?」

「いや、あれは貴方のトレーナーにも言ったが、ただの戯言で」

「戯言、そうですか、では、貴方を訴えますわ」

「・・・・具体的には」

「理事長に「貴方に私の走りを侮辱されました」と、弁護士を伴い直談判しますわ」

「慰謝料か、ならいくらでも」

「いいえ、貴方がウマ娘のトレーナー試験を受けられない様にしますわ」

 

 ゴールドシップの野郎、俺がウマ娘のトレーナー試験を受けている事バラしやがったな。

 

「そんな事が出来る訳が」

「メジロ家の力を使えば、造作もありませんわ」

「・・・・・・」

「さあ、どういたしますの? そのまま部屋にずっと閉じ篭るつもりですの?」

 

 ここら辺が潮時か・・・・本当に今日はついて無いな俺は。

 

 昨日偶然会った占いしてると言ていたウマ娘の言う通り、今日は部屋に篭もってればよかった。

 

 そう思いながらゆっくりドアを開ける。

 

 すると目の前には顔は笑ってるのに目が笑っていない、藤色のロングヘアーのウマ娘が居た。

 

「中に入っても、よろしいかしら」

「・・・・どうぞ」

 

 トレーナーとウマ娘達は玄関で靴を脱ぎ、部屋の中に入って来た。

 

 そして俺の座っている反対側に適当に座り、最初にトレーナーが口を開く。

 

「さて、色々と聞こうじゃないか」

「その前にだ」

「ん? どうした」

「俺を睨んでいるウマ娘4人を何とかしてくれ」

「それはお前が蒔いた種だ」

「確かに俺が種を作ったが、蒔いたのはお前だろ」

「こう言うのは作ったのが悪い、責任もってお前が処理しろ」

 

 俺は一旦目を瞑り深呼吸をして、目を開け再び前を見る。

 

「まずは俺を一番睨んでいる、馬鹿ぽいウマ娘」

「馬鹿じゃない! ボクはトウカイテイオーだ!」

「そうかい、シンボリルドルフオタクのトウカイテイオーさん」

「何か馬鹿にされている様な気がするは、僕だけかな?」

「いや、お前は馬鹿だから」

「なんだってー!」

 

 立ち上がろうとしたトウカイテイオーを、近くに座っていたメジロマックイーンが押さえてなだめる。

 

「まず1つ、自分の身体の状態を自分で把握しきれていない」

「何言っているのさ、ボクはちゃんと自分の把握してるよ」

「じゃあ試してみるか、トウカイテイオー立って見ろ」

 

 そう言ってトウカイテイオーは立つ。

 

「そのまま何回か、相手にヒザカックンをするイメージで屈んでくれ」

 

 トウカイテイオーはヒザカックンをすると、それを見たトレーナーが気づく。

 

「なるほど、そう言う事か」

「どしたの? トレーナー」

「テイオー、お前の足には俺の予想したより、疲労が溜まっている」

「そうなの? ボクは全然平気だよ、ほら」

 

 トウカイテイオーはその場で軽やかにステップをする。

 

「トレーナの言う通りだトウカイテイオー、お前は身体が柔らかいから疲労が溜まっても、行動に異常は起きないだろう、だが疲労だけでなく自分の身体をちゃんと把握しないと、最悪の場合レース中骨折するぞ」

「そう言われてもなー」

「なら、ある程度簡単に管理する方法を教えてやる」

「え、ほんと!なになに、どんな方法」

「トレーナーが出すトレーニングメニュー以外、一切何もトレーニングをするな」

「トレーニングをしないって事は、自主練も?」

「トレーナーが出すの以外は、そうだ」

「えーそれだと、カイチョーに追いつけないよー」

 

 トウカイテイオーは、がっかりとした顔して肩を落とし座る。

 

「カイチョー?誰だ?」

「シンボリルドルフさんの事ですわ」

「そうかありがとうな、で、トウカイテイオーはシンボリルドルフを越えたいのか?」

「うん、いっぱいトレーニングして、クラシック三冠に出て三冠ウマ娘になって、そしてカイチョーを越えるんだ」

「そうか、なら安心しろ、もう一つある問題が解決し半年位鍛えれば、シンボリルドルフは越えられる」

 

 そうシンボリルドルフであれば、トウカイテイオーは越える事は可能だ。

 

「ホント! でももう一つの問題って何?」

「フォームだ」

「フォーム?」

「そうだ、トウカイテイオーのフォームはシンボリルドルフに似ている、いや、この場合は真似ているようだが、トウカイテイオーとシンボリルドルフは体格が違う」

「それなら、トレーナーから前に言われて直したよ」

「いや、まだ少し名残があった、そして何より君らしい走りじゃなかった」

「君らしい走りって、まるでボクの走りが分かる様に言うね」

「まあ確かに俺が見て分かるのは、君はシンボリルドルフオタクで。基礎能力はスピードとスタミナが成長しやすく。バ場は芝が得意でダートは大の苦手。距離は中距離が一番得意で長距離は中距離ほどではないが得意、だがマイルは苦手で短距離が大の苦手。脚質は逃げはぼちぼち。先行は得意。差しはまあまあ。追い込みは苦手と言う位しか分からないがな」

 

 そう言うとトレーナーとウマ娘達は、驚いた顔をしていた。

 

「どうした、鳩が豆鉄砲を食った様な顔をして」

「俺は、お前とあの時が初めて会うよな」

「ああそうだ、貴方のウマ娘達も含めてな」

「じゃあ、何でそんなに詳しく、テイオーの能力や状態が分かるんだ?」

「走ってる姿を少し見れば、そのウマ娘の能力や状態くらい分かるだろ」

「いや、そこまで詳しくは分からんからな普通、と言うかゴルシから聞いた話だとお前は、ウマ娘のトレーナー試験10回も落ちてるんだよな?」

「事実だ、実技は多分満点だが、ペーパーテストで全滅してんだよ、特に歴史でな」




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