セーラームーン×モンスターハンター 月の兎は狩人となりて   作:Misma

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運命の戦争⑤

「…………認めるよ。あたしたちは生き物として生きてる限り、争いからは逃れられない」

 

 うさぎは、額をつける未来の自分にそう答えた。

 彼女としては悲しいことだ。

 分かりたくないことだ。

 認めたくないことだ。

 だが、事実である。

 うさぎにも理解できないことが、世界の歯車を回しているのだ。

 

「でも、一つ言っていい?」

 

 未来のうさぎが顔を上げる。

 彼女の脳裏に蘇るのは、先ほど未来の自分に見せられた映像。

 黒龍に挑んだ別時間軸の彼女はいずれも、セーラー戦士の姿だった。

 

「記憶を見て分かったけど、これまでのあたしって、この世界に住んだことがなかったのね。だから、何も分からなかった。そして、黒龍を『神』とすら思うようになった」

「え……」

「でもここにいるあたしはたくさん、生命のありのままの姿を見て来た。だから、分かるの」

 

 胸に手を当て、蒼い瞳を見つめる。

 

「この世界に、唯一の特別な存在なんていないわ。小さいものから大きいものまでみんな、思うがままにならない世界を相手に一所懸命足掻いてた」

 

 雌火竜と斬竜。

 火竜と電竜。

 轟竜と巨獣。

 黒蝕竜と天廻龍。

 蒼火竜と千刃竜。

 シュレイド軍と冰龍。

 滅尽龍と天彗龍。

 その他、数え切れない生命。

 そしてうさぎは、自身を覆う暗闇を見つめ上げた。

 

「それに……例外がないのだとしたら」

 

 未来のうさぎが、初めて眼を見開いた。

 うさぎは立ち上がり、眼を瞑る。

 

「大僧正さん、やっと分かったよ。あたしだけにしか出来ないこと」

 

 風車の回る村で、常に穏やかな笑みを絶やさなかった竜人族の長。

 未だ戸惑う白いセーラー戦士に、彼女はきっぱりと告げた。

 

 

「あたし、世界を信じることにするよ。どうしようもなく歪んでるけれど、歪みを重ねてでも生きようとする世界を、全ての生き物を」

 

 

────

 

「あれは……煌黒龍アルバトリオン」

 

 エイデンは、呆然と突然の乱入者を見上げ呟いた。

 災いと災いがぶつかり合っていた。

 火炎放射を浴びせる黒龍に対して、煌黒龍が冷気をばら撒く。

 氷柱の雨に打たれた黒龍が体勢を崩したことで、劫火が一つの飛行船の気嚢に引火した。

 次に煌黒龍が角を紺と海色に輝かせ、天彗龍すら超えかねない速度で宙を蹴り飛ぶ。

 そこから放たれた、津波の如き冷水放射。

 黒龍も二度目の火炎放射を吐き返し、真正面からぶつけ合う。

 二つのエネルギーのぶつかりは空中で水蒸気爆発を引き起こし、そこで生まれた暴風が飛行船団を掻き乱した。

 

 エリオスが煌黒龍の光り輝く角を見て、躊躇いを見せつつも口を開く。

 

『この反応……煌黒龍からもセーラー戦士のパワーを感じます』

「え!?」

『……どうやら彼女たちも、うさぎさんと同じく煌黒龍に取り込まれてしまったようです』

 

 重なる、残酷な現実。

 衛は血が滲みそうなほど歯を噛み締めて、焼けた石畳の上で拳を握った。

 

「…………そんな、ここまで来て…………人は、どこまでも龍に勝てないのかッ!?」

「いや、待て」

 

 上空へ向けた双眼鏡を覗き込む竜人族のハンターがあるものを発見し、至って冷静に呼びかける。

 

「彼女たちの足掻きが、いま実を結ぶかも知れない」

 

 煌黒龍が角を振って雷を呼び寄せた。

 無数の雷が幾つかの飛行船を撃ち落とすなか、黒龍も苛立って一時動きを止める。

 一瞬の隙を突いて、煌黒龍は前脚に龍雷を纏わせ──

 素早く叩きつける。

 その攻撃で、初めてうさぎを閉じ込める水晶に綻びができた。

 次に、煌黒龍はその水晶に牙を伸ばす。

 それにいよいよ黒龍は、怒り心頭になって噛みつき返した。

 

 もはや遠距離攻撃では埒が明かない。

 そう悟った神々の争いは、至って原始的な方法に移行した。

 

 相手の喉を狙って、荒々しく嚙みつき合う。

 時に相手の腹を蹴飛ばし、飛行船を落とし、それでもしつこく食らいつこうとする。

 

 最中、黒龍は鋭く視線を巡らせた。

 次に眼に映ったのは、煌黒龍の左角に深々と突き刺さった、剣斧と盾斧の残骸。

 

 それを見た黒龍は敢えて、不動の構えで待ち構える。

 煌黒龍は、その身に闇と光を同時に宿し、角を振りかざして突っ込んだ。

 前方に剣の如く張り出した角が、黒龍の胸を貫かんとした時──

 黒龍はそれに、首を曲げて噛みついた。

 

「!?!?!?!?」

 

 火が、雷が、氷が、龍雷が、弾け飛ぶ。

 黒龍は鱗を焼く抵抗に眼を細めながらも、その武器の破片をてこにして力を込める。

 金属が軋むような音が連なっていく。

 セーラー戦士たちによって入れられていたひびが黒龍の蛮力により、次から次へと繋がってゆき────

 決定的な、一つの割れ目になった。

 煌黒龍の角が根本から折れた。

 

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!」

 

 煌黒龍は初めて生物らしい悲鳴を上げ、あらゆる属性を放出してもんどりうち、墜落する。

 その先は、狩人とセーラー戦士たちがいる戦場だった。

 強烈な地響きと共に、土煙が舞い上がった。

 

「きゃあああああああッ!!」

 

 煌黒龍の口から色とりどりの結晶が独りでに零れ落ち、散らばった。

 それらはまるで意志を持つかのように、煌黒龍から逃げるように転がっていく。

 

『あれは、セーラー戦士たちの魂! 今がチャンスです!』

 

 エリオスが叫ぶと、幻獣は嘶きを合図に蹄を鳴らしていく。

 よろめきながらも窪みから立ち上がった煌黒龍は、それを取り戻そうと前進しようとした。

 

「そうはさせねぇッスよッ!」

 

 煌黒龍の前に立ち塞がったエイデンが、片手剣の刃を鋭く喉元に叩きつける。

 当然大した傷にはならないが、苛立った煌黒龍は残った角に龍雷を宿し、エイデン目掛け振り上げようとした。

 その頭に、大落雷。

 幻獣キリンも、支援に加わった。

 その間に竜人族のハンターが自身のポーチを開け、走りながらセーラークリスタルを手に取り入れていく。

 計9個を集め終えた彼は煌黒龍が咆えて突っ込んでくるのを見て、その背後に走ってきた幻獣と見つめ合い、放り投げる。

 

「受け取れ!」

 

 煌黒龍は上方に首を伸ばすも、僅かに届かず。

 その頭上を幻獣が高く跳び、蒼角にポーチの紐を潜らせた。

 

『やはり、この反応は……セーラークリスタル!』

 

 月の王国の系譜であるエリオスは、その事実を確信した。

 彼は戦場の後方に行き、ちびムーンと衛を掬い上げる。

 煌黒龍はその後を追いかけようとするも、

 

「…………また、ミラボレアスが!」

 

 ちびムーンが叫んだので一同はすぐに天を見上げた。

 黒龍が翼を広げ、再び劫火を放とうとしている。

 煌黒龍は不機嫌そうに目を細めると人間たちを無視し、再び黒龍へ飛び立っていった。

 黒龍は劫火を中断し、再び上空へ舞い戻った煌黒龍と咆え合った。

 

「かの龍たちも一枚岩ではないのか」

 

 竜人族のハンターは棍をしまうと、エイデンと共にエリオスへ歩いてくる。

 

『乙女たちよ、話せますか?』

 

 エリオスの呼びかけに、角から紐でぶら下がったポーチが、革を通じて水色に光った。

 

『……誰?』

「その声は亜美ちゃん!」

『ちびうさちゃん!? そっか…………あたしたち、やられちゃったのね』

 

 確かに、亜美の声だった。

 肉体は戻ってはいないものの、意識はしっかりとあるようだ。

 

『でも、良かったよ! 衛さんとちびうさちゃんが無事で!』

『って、それより聞いて聞いて! 超重要事項ッ!!』

「え、いったい何!?」

 

 ポーチは緑色と金色に光る。

 喜ぶまことの声に続いて、相変わらず元気のよい美奈子の声が注意を引く。

 

『あたしたちね…………さっき、確かにうさぎの声を聞いたのよ』

 

 次には赤い光と共に、レイの声が聞こえた。

 衛とちびムーンは、はっとして目を見張り、互いに見つめ合う。

 ちびムーンが、恐る恐る口を開いた。

 

「……なんて、言ってたの?」

『黒龍ミラボレアスは特別じゃなくって、あたしたちと同じ、ただの世界の一つに過ぎない。そう、うさぎは言ったの』

「黒龍でさえ、世界の一つ……? どういうこと?」

 

 いま目の前で繰り広げられる光景を目の当たりにする者たちは、レイの言葉になかなか頷けない。

 しかし竜人族のハンターは顎に指を添え、確信めいた目つきで天上を見上げた。

 

「黒龍は特別ではない…………即ち、黒龍と実力の拮抗した、あるいはそれを超える存在…………それを指しているのかもしれない」

 

 ちびムーンたちは、はっとして彼を見つめる。その横で、エイデンがしきりに頷く。

 

「なーるほど。黒龍がそれに対抗するためだったとしたら、あの謎めいた行為にも納得できるッスね」

「え、じゃあ……うさぎは、アルバトリオンのことを言ってたの?」

『あれ、そういう話だと、アルバトリオンからあたしたちが出たせいで対抗できる奴がいなくなったんじゃ!?』

 

 美奈子の声が慌てかける。

 セーラー戦士が助かった結果、世界が滅ぶ。

 確かにそんな皮肉な展開は、流石に笑えない。

 

『いいや、だとしてもこれでいい』

 

 混乱を制するように、はるかの声が響いた。

 

『確かなのは、一瞬でも意志が繋がった以上、2頭が直に触れ合ったということ──つまり、争ったことで黒龍の身体にも確かにダメージが蓄積している』

『そうね。私たちはここで待つことしかできないけれど…………ここに王子と未来の姫…………そしてこの世界の人々がいるのなら、まだ勝機はあるかも知れない』

「…………みちるさん」

『スモールレディ。プリンス。どうか、頼みます。貴女たちの意志で、運命を作って下さい』

『ちびうさちゃん。両方の世界を救って。そして、絶対に……死なないで帰ってきて』

「分かった。プー、ほたるちゃん」

 

 衛はいったん瞼を閉じ、上空で争う龍たちを再び見上げる。

 

「行こう。彼らに世界が破壊される前に」

「どうやって行こうかな。エリオスに乗っけてもらう?」

「……それには高すぎるかもな。だが、俺の予想が正しければ」

 

 衛は指で輪っかを作って口笛を吹いた。

 狩人至上主義者が使っていたであろう翼竜が、嘶いて飛んできた。

 それを見た竜人族のハンターは、意図を察して自身の付けていたスリンガーを衛に手渡す。

 

「私のスリンガーを使ってくれ」

「ありがとう。さあ、頼むぞ!」

 

 衛はちびムーンを抱いたまま翼竜に伸ばしたロープを引っかけ、黒雲渦巻く戦場へ赴く。

 高度が上がっていくに従い、風が強くなる。

 そしてその風圧ゆえか厚かった黒雲にも切れ目が出来、あるものが見えた。

 

「太陽が……」

 

 不吉にも、陽は今から影に覆われようとしていた。

 日食である。

 曲がりなりにも光が届けられていたシュレイド城跡は、段々と薄暗い闇に覆われようとしていた。

 それを背景に、黒龍と煌黒龍は未だ激しくぶつかり合っている。

 

「みんな、まだ粘ってるわ!」

 

 ちびムーンは暴風に髪を抑えながら、龍たちを取り囲む飛行船を見た。

 嵐に巻き込まれた飛行船が一機、また一機と墜ちていく。

 その間を、2頭の龍は高度を上げていく。

 粘っているとはいうものの、飛行船団は何とか縋りついているというのが現状。

 龍たちは、最初から無力な人間たちになど構っていないのだ。

 

「このままじゃ、追いつけ…………!」

「拘束バリスタ、構え────ッ!!」

 

 ちびムーンが言いかけたとき、煙状の黄色い信号弾が天を貫く。

 それを見た飛行船たちが舵を取り、急旋回。

 煌黒龍は変化を敏感に察知してか、黒龍の頭部を蹴り出して離脱。

 そのお陰で、黒龍の姿は人間たちから丸見えになった。

 

「撃て────────────ッ!!」

 

 丈夫な縄のついた鏃が飛行船から次々と無数に放たれ、黒龍の鱗に引っかかる。

 黒龍は不愉快そうに鏃に噛みついて取り払うが、それを上回る勢いで鏃が全身に突き刺さっていく。

 

「衛君ッ!」

「ちびうさちゃん!」

 

 呆然としていた2人へ、隣にやって来た船から声が飛ぶ。

 振り返って見れば、甲板からまつ毛の長く操虫棍を背負ったハンターと、銀の長髪に双剣を背負った男性ハンターが身を乗り出していた。

 

「まつ毛のハンターさん、ジュリアスさん!!」

「挨拶はこの地獄が終わった後だ! 今のうちに!!」

 

 衛は頷き、スリンガーのレバーを引っ張る。

 反応した翼竜は高度を上げ、黒龍へ接近。

 その間も、黒龍は縛られていく一方。

 翼さえ雁字搦めにされ、動くことが出来ずにいる。

 衛は、それを見下ろして息を呑んでから──

 翼竜から手を離した。

 

「うりゃあああああああああああ!!」

 

 巻き上げられる、2人の髪。彼らは必死に手を伸ばした。

 ぎりぎりで、黒龍の胸に縋りつく。

 うさぎの閉じ込められる水晶の隣に突き刺さった大剣の柄に衛が、片手剣の柄にちびムーンが掴まった。

 しかし、黒龍の抵抗は凄まじかった。

 無理矢理、首をぶん回して拘束を解く。

 そこから────

 

「────────────────────!!!!」

 

 火炎放射を振り回し、周囲の飛行船を薙ぎ払っていく。

 木造が多い飛行船はすぐに燃え、片っ端からいとも簡単に落ちていった。

 次に、黒龍は灼熱の束を、近くを飛ぶ煌黒龍に向けた。

 煌黒龍はひらりとそれを躱し、滞空を続ける。

 

「くうッ……」

 

 衛は上から伝わる熱に眉をひそめ、片角が折れたその龍の冷徹な眼を見た。

 煌黒龍は何もせず、あくまで静観を決め込んでいた。

 まるで、人間たちを試すように。

 意図は読めないが、とにかく今のうちに早くうさぎを救い出すしか道はない。

 

 衛は、恋人の囚われる水晶を見た。

 はるかの予想通り、煌黒龍による攻撃でかなりひびが入っている。

 全力を大剣の柄に込めれば、あるいは。

 

 僅かな希望を頼りに、衛とちびムーンは柄を握った。

 再び頭上に熱を感じ、視線を上げると。

 黒龍は、自身の胸に居座る人間たちへ首を折り曲げ口を開いていた。

 喉奥が、早くも零距離からの劫火を放つべく炎を溜め込む。

 

「……まにあわッ」

 

 そこへ漆黒の大剣が、黒龍の口の蓋をするようにかちこまれた。

 

「────────────────────────ッ!?!?」

「どうだ、お前の鱗から出来た大剣の味は!?」

「青い星さんッ!!」

 

 万全となった新大陸の狩人が、黒龍の鼻先に跨っていた。

 それでもなお炎を吐こうとする黒龍の瞳に、次は狩人の肩から跳んだ黒猫と白猫が覆い被さる。

 

「ルナ、アルテミス!」

 

 視界を塞がれた黒龍は暴れ、頭を振り回した。

 それでも猫たちは必死に縋りついて、叫ぶ。

 

「さぁ行くんだ、2人とも! この御大層なベッドをぶっ壊してやれ!」

「寝坊助なうさぎちゃんを、全力で叩き起こしてちょうだい!」

 

 新大陸の最大の戦力が、そして御付きの猫たちが、道を拓いた。

 後にやることは、一つ。

 

「だぁぁああああああああああああ!!」

「うりゃああああああああああああ!!」

 

 2人は全力で、柄を押す。

 ここに来て、水晶は強固に抵抗する。

 それでも、彼らの力は少しずつ、少しずつ、煌黒龍によって開かれた割れ目をこじ開けていく。

 

「動……け……動けぇええええええええええぇぇぇぇ!!」

 

 黒龍が怒りのまま、劫火を噴き出した。

 その時、天空で月影が完全に太陽を覆った。

 

 

 赤い巨雷が、黒龍の胸を穿った。

 

 

 煌黒龍が、無言のまま天上から差し込んだ白光を睨む。

 飛行船の、戦場の面々は、あまりの眩しさに目を覆った。

 煌黒龍が作り、セーラー戦士たちが拡げた綻び。

 そこに雷が落ちたことで、内側から結晶が自ら崩壊していく。

 うさぎの身体が、割れた黒龍の胸から浮かび上がる。

 

────

 

 周りで龍結晶の破片が塵となって消えゆくなか、彼女は、ゆっくりと瞼を開けた。

 

 

 

 白い龍だった。

 

 

 

 黒龍の全身をそのまま純白の鱗で覆ったような姿。

 枝分かれして聳える一対の角を王冠の如く戴き。

 神々しく顎から生えた髭を、風もないのに揺らし。

 喉から胸までを、血のような深紅に染め上げる。

 それが、闇に包まれた太陽の代わりをするかのように輝いていた。

 

 

「あなたが……あたしたちを、この世界に呼んだの?」

 

 

 うさぎは黒龍と共に落ちてゆく中、天から地を見下す龍に向かって手を伸ばして、そう呟いた。

 白いミラボレアスはあっという間に、遥か遠くへ遠ざかってゆく。

 まるでそれが幻であったかのように、再び現れた日光に、そして更にそれを覆った黒雲に隠される。

 次に、翼竜に乗ってきてうさぎの身体を抱き止めたのは──




いよいよ、来週で最終話となります。
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