セーラームーン×モンスターハンター 月の兎は狩人となりて   作:Misma

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可憐に、凛々しく③

 

「えー!ミメットをギリギリまで追い詰めたんだ!めちゃくちゃすごいじゃん!」

 

 場所は戦士たちが共同生活を営むテント。ここに少女たちが久しぶりに5人全員集結した。

 うさぎは大きく見開かせた碧眼を宝石のようにキラキラさせている。

 明るく仲間たちを称える様子に、偽りの感情はどこにも見られない。

 

「でも、彼女はこちらの正体を知っていたわ。これからあたしたちへの世間の当たりがきつくなるかもしれない」

 

 亜美が物思わしい顔で呟くが、うさぎは励ますようにその肩を持った。

 

「きっと大丈夫だよ!筆頭さんや我らの団と協力すれば怖いものなしじゃない!」

 

 彼女は後ろに手を組んで背伸びした。

 

「あーあ、明日からあたしも頑張らないとなー!!」

 

 

「あんたは休みなさい」

 

 

 一斉にレイに視線が集まった。

 彼女は思いつめた表情でうつむいていた。

 しばらく沈黙が続くが、うさぎが真っ先にそれを破る。

 

「あーっ!レイちゃん、そーやってあたしの手柄横取りする気でしょ!そんなわけにゃいかないんだからね!」

 

 うさぎは分かりやすい怒り顔で頬をつんつんとつつくが、レイから反応はない。

 

「あーもう、だんまりぃ?そんなにお邪魔ってんならいっそ、あたしだけでちゃちゃーっと終わらしちゃって、一泡吹かせてあげたっていいんだから」

 

「また……あんただけで……?」

 

 レイの、膝の上に握り締めた拳が震えた。

 

「……ま、流石に無理か、あはははっ!」

 

 天真爛漫に笑う彼女を前に、仲間たちの表情は更に重苦しくなるだけだった。

 それに気づかないうさぎの口は止まらない。

 

「そもそも、あたしが行かなくちゃ誰が浄化すんの……」

 

 

「そうやって誤魔化すの、いい加減にして!!」

 

 

 レイが立ち上がり、遮るように怒鳴った。

 うさぎはビクッとして肩を竦ませた。

 

「レ……レイちゃんどうしたの、そんな怒って?」

 

 レイは息荒く、微かに肩を震わせている。

 まことはそれを見ると覚悟したように呼び掛けた。

 

「ねえ、うさぎちゃん。その髪の毛、前にいつセットした?」

 

 奥を見通すような翡翠色の瞳。

 かつて絹のように滑らかだった自身の金髪のツインテールは、今や荒れ放題であちこちがほつれまくっている。

 

「あっ、忘れてたー!ドジしちゃった、あははは!」

 

 うさぎは慌てて髪を手でさっと隠して明るく取り繕うも、乾いた笑いしか出ない。そのことに自分でも驚く。

 ほつれを隠したはずの白く細い指までもが潤いを喪っていた。

 

「うさぎちゃん、いつも衛さんに会う時はお手入れを忘れてなかっただろ?この世界で行動を一緒にしてからはほぼ毎日だった。でも、今は全然できてない……その余裕もないってことだよ」

 

 うさぎは親友の視線から免れることができない。

 

「そうやって上っ面では誤魔化せても、うさぎちゃんの心と身体はそうやって悲鳴を上げてるんだよ」

 

 美奈子はうさぎの手の甲に、自身の手をそっと上に重ね合わせた。

 

「まさか、あのうさぎちゃんがここまで思いつめるなんて思わなかったわ」

 

 うさぎが答えられずうつむいたのを見て、美奈子は彼女らしくない慎重さでそっと呟いた。

 

 

 

「やっぱり、あたしたちがモンスターに倒されるのが怖いの?」

 

 

 

 辛うじて保っていた笑顔が消え、目の端が潤んで滲み始めた。

 音も立てないまま静かにすすり泣きを始める。

 亜美は憐れんだ表情でそっとうさぎの背中をさすりながら言った。

 

「レイちゃんから沼地で起こったことを聞いたわ。きっとうさぎちゃんは、筆頭さんやあたしたちがなるべく怪我しないよう前線に立って頑張ってくれていたのね」

 

 レイはきっぱりと言い張った。

 

「うさぎも、散々戦ってきて分かってるでしょう?あたしたちはあんたの守護戦士。プリンセスを護るためなら多少の傷は覚悟して……」

 

「違うよ!」

 

 涙を拭ううさぎは叫んで、首を横に振った。

 

「みんなは……これから一生かけたってできない、死ぬまで一緒のお友だちだよ。絶対、()()()失うわけにいかない!」

 

 うさぎは詰まっていたものを吐き出すように叫んだ。

 

「それだけじゃない!あたし、この世界も敵から護らなきゃいけないし、ここで休んでる暇なんか……」

 

 言い終わるのを待たず、レイは彼女の両肩を掴んだ。

 

「そんなにたくさんのもの、自分だけで抱え込めるって本気で思ってんの!?」

 

 一方、亜美は優しく語り掛ける。

 

「うさぎちゃんは、どうしても目の前にある命を無視できないのよね。今までずっと、相手がどんな恐ろしい敵だろうとそこに心がある限り分かり合おうとしてきたもの」

 

 彼女は一瞬その先を言いよどんだが、覚悟を決めるように続きを言った。

 

「でもこの世界でそんな無理を続けてたら……いつかどこかで心が壊れるわ」

 

 うさぎはその言葉に射すくめられたようにうつむいた。

 レイがその肩に手を置いて、伏せられた瞳を覗き込む。

 

「言ってみなさい、密林で何があったの。あの地獄から来たとかいう、ヘルブラザーズが来たんでしょ?」

 

「え……知ってるの?」

 

「ソフィアさんに聞いて知ったのよ。有名な人たちなんですってね?」

 

 その時、外からテントに入ってきたルナが、テーブルの上に飛び乗って言った。

 

「うさぎちゃんの口からは言いにくそうだから、衛さんから聞いた話をまとめて話すわ」

 

 彼女の口から、うさぎと衛がテロス密林で出会った強敵イャンガルルガ、そしてそれを娯楽のように討ち倒して彼女らと口論し、更には衛と取っ組み合った大男2人組の話が、余すことなく語られた。うさぎが聞く限りは、話に誇張されたところはなかった。

 

「はああああああああああ!?」

 

 だが、ルナから一通りの話を聞いた少女たちは一斉に甲高い声で叫んだ。

 亜美は自分までも彼らに暴言を吐かれたような顔で頬に手を当てた。

 

「『狩りに生きる』のあのコラムを書いてる2人と聞いて心配はしていたけれど、よりによってそんなことを……」

 

「そんな無礼な奴ら、鉄槌を加えてやらなきゃ駄目よ!衛さんもなにいい雰囲気で終わらせてんのよ!」

 

 レイは憤然としてテーブルを拳で叩いた。

 

「うさぎちゃんの優しさが分からないなんて、いっしょ―結婚できないわそのオジンどもっ!」

 

 美奈子が怒りに満ちた顔で毒づく横で、まことは鋭い目で腕を組んでいた。

 

「愛を知らないやつの戯言なんて本当聞くに堪えないね。一発、あたしがぶっ飛ばしてこようか?」

 

「……ちょっと、言いすぎだよ。あの人たちはあたしとまもちゃんを助けてくれたし、多分悪い人じゃ……」

 

 仲間たちの間に満ちる殺気にうさぎが一石を投じるが、まことは首を振って強気に答えた。

 

「どうせ道楽のために狩りをやってんだ。そんなイカレた野郎どもに遠慮する道理なんかないよ!」

 

 美奈子は優しげな瞳で未だ迷いある顔をしているうさぎの肩に手を置いた。

 

「誰が何を言おうと、うさぎちゃんはうさぎちゃんのままでいいのよ。ほら、力抜いて」

 

 レイは、まこととは対照的な強い眼差しを向けた。

 

「モンスターのこともバルバレのことも後回しでいい。今は全部あたしたちに任せて」

 

 有無も言わせない迫力である。

 彼女は亜美と共にうさぎを立ち上がらせ、気遣いながらゆっくりとベッドに座らせた。

 

「……ごめん……」

 

 うさぎは、顔を見上げて仲間たちを真っすぐ見た。感謝と申し訳なさで胸がいっぱいだった。

 彼女たちは、徹底的にうさぎの味方をしてくれている。それは元の世界での激闘、そして今ここにある世界での冒険を通じて築かれた強固な絆によるものだ。

 だが、うさぎの中には一つ、彼女たちへの感情とは別に自分の中で疑念のようなものが生まれていた。

 うさぎはありがとう、と礼を言いつつ、ゆっくりと立ち上がって言った。

 

「……まもちゃんとお話してくる。今回のことできちんと相談したいことがあるんだ」

 

──

 

「船から降りるとき伝えられなかったこと?」

 

 先ほどよりも小さなテントで小さなテーブルを囲んで、2人の男女が向かい合う。

 うさぎは衛の言葉に頷く。

 

「あたし、分からないの。この世界の()を護ればいいのか」

 

 衛は気遣わしげにうさぎを見つめた。

 

「……やっぱり、あの2人組の言ったことで悩んでるのか?」

 

「まもちゃんやみんなはあたしを大切に思ってくれてとても嬉しいんだけど……それとは別に、あの人たちの言うことを否定しきれない自分がいるの」

 

 今から思うと、ヘルブラザーズの発言を前提とすれば先日のイャンガルルガの行動に納得がいく。銀水晶の輝きを見てから衛をいたぶり始めたのは、自分が秘める力に気づいたせいではないかと彼女は思っていた。

 

 銀水晶の蕾が花開くのを待ち望む、純粋な興味を孕んだ視線。

 

 あれが死も顧みずに戦いを望んでいたならば、うさぎを挑発することで銀水晶を暴走させ、その力を使わせようとした可能性すらある。

 今となってはただの推測でしかないが。

 

 以上の自説を伝えると、衛は悲しげな微笑みでうさぎの瞳を見つめた。

 

「やっぱり、うさこはまず相手を理解しようとするんだな。そこは全然変わらない」

 

 彼はそのまま、机上の彼女の手を自身の掌で包んだ。

 

「でも、あんな傲慢な男たちに同情する必要がどこにある?うさこはきちんと、護るべきものを護れてるじゃないか」

 

 陽が昇るにつれて賑やかになる外の市場とは裏腹に、本棚が並ぶテントの中は静まり返っていた。

 

「……護れて、ないよ」

 

 震える声と手に、衛がはっと目を見開いた。

 やがて彼女は頬を引きつらせ、涙目になって叫んだ。さっき止んだはずの涙が再びせりあがってくる。

 

「まもちゃんやみんなには分かんないよ!モンスターを相手にする度に、自分が自分じゃなくなっていく気持ちなんて!」

 

 思わず、衛ががたりと音を立てて立ち上がった。

 

「うさこはうさこだ!それに変わりはない」

 

「違うの。あたしはもうあたしじゃないの!沼地に行った時から、もう!」

 

 衛は顔をしかめながら腕組みして話を聞く。

 

「あの時、レイちゃんを傷つけたショウグンギザミを見てあたしはすぐ剣を抜いたの。何の躊躇もなくよ」

 

 かつての自分に震えながらうさぎは語る。

 

「その時はあの子を倒す以外の方法が浮かばなかった。あたしは、あたしは怒りに任せて命を……」

 

「あれは、言ってしまえば蟹の種類だろう?あいつらに人のような感情はない。仕方がないことだ」

 

「ねえ、そう考えてるのが怖いって思わない?」

 

 逆に、うさぎは自分から問いかけた。衛は虚を突かれたように突っ立った。

 

「あたしは怖いよ。そうやって命に線引きしてる自分が怖い。これは大切、これはどうでもいいって。あたしはずっとそれをこの世界で……」

 

 痺れを切らしたように、衛は顔を彼女に近づける。

 

「……その気持ちを、調査からの帰り道で伝えてくれれば!」

 

「あの時は自分でも分からなかったのよ!」

 

 うさぎは首を振って泣き叫ぶ。

 衛は顔を背け、悔いるように眉をひそめた。

 

「やっぱり俺はあの時無理やりにでも止めるべきだったな、こんなことになるなら」

 

「今は今の話をしてるじゃない。今から言ったって遅いわ」

 

 そのやり取りを、うさぎの仲間たちはちびうさと共に並んでテントの外から聞いていた。

 

「喧嘩してる……」

 

 耳を傍立てていた亜美は、不安そうな顔で呟いた。

 美奈子は腕を組んで、予想通りという風に頷いた。

 

「どうしてもって言うから来たけど、やな予感はしてたのよ」

 

「うさぎちゃん、ずっと我慢してたんだね」

 

 まことがそう言う横で、ちびうさは地べたに三角座りでうつむいていた。

 

「……ちびうさちゃん」

 

 ルナがそう呼びかける傍で、レイもちびうさを気にかけて言った。

 

「実の娘としては複雑でしょうね。もうそろそろ、入ってった方がいいんじゃ……」

 

 彼女は意を決したようにテントのドアカーテンに手を伸ばしかけた。

 そこに、一つの影が通りかかって呼びかけた。

 

「ねぇ君ら、ウサギさんとマモルさんって人、知ってるかい?」

 

 彼女たちはいきなり話しかけられて驚いたが、その声の持ち主に振り向いて美奈子が反射的に答えた。

 

「えっ、この中で喧嘩してますけど」

 

 男の影は、それを聞くと参った、といった様子で頭をぽりぽり掻いた。

 

「そうか~。ちょっと用があってきたんだけど……お邪魔かなぁ、今」

 

──

 

「ミメットに見せられた夢に、なるちゃんや元基お兄さんが出て来たわ。みんないつもみたいに笑ってて、優しかった」

 

 叫び疲れたのか、うさぎは椅子に再び腰掛け、目を赤く腫らしながら小さく答えた。

 

「あの時はモンスターたちのことなんか完全に忘れて、これが現実なんだって簡単に騙されてた」

 

「……うさこ……」

 

 衛の声を横に聞きながら、彼女は手で顔を覆った。

 

「あの夢を、ココット村でも見てたんだわ」

 

 互いを想い、庇い合い、共通の敵に立ち向かう夫婦の姿。

 金色の鱗が生えかけた飛竜の子を、胸に抱いたあの日が目に浮かんだ。

 彼女の無垢ながら凛々しさを漂わす瞳が、今でも鮮明に思い出される。

 

「あれだけに救いを求めて、これがあたしの護る世界だって思い込んで……」

 

 続いて浮かぶは、先ほどとは真反対の、どこまでも暗く冷酷な瞳。

 ゲネル・セルタスとアルセルタス、ショウグンギザミ、イャンガルルガ、そして、ヘルブラザーズ……。

 

 

「その思い込みを、勝手にこの世界に押し付けてただけだったんだ」

 

 

 手に覆われたなか、瞳から涙が零れ落ちた。

 それが指の間からぼたぼたと落ち、床に染みを作ってゆくのを見て、たちまち衛は顔を歪めた。

 彼が掌を額につき、どうしようもなく椅子に腰を下ろしたその時だった。

 

「あー、ちょっといま、時間いいかい?」

 

 呼びかけて来た声に2人は振り向いた。

 ドアカーテンが開けられて光が差し込んでおり、そこに1人の男の影が見える。

 

「あんたか、イャンガルルガの喧嘩を買って出てくれたお嬢ちゃんってのは」

 

 そう言って笑ったのは、とんがった鼻と耳が特徴的な、髪を後ろに束ねた若者の男だった。

 彼は入口からこちらに向かって長いキセルを差していた。

 2人は共に腰を抜かし、慌てて後ろに下がった。

 

「あっ、ごめん。お取込み中なら後でもいいよ」

 

「だ、大丈夫です!やましいことなんかどこにもないですから!!」

 

「……説得力ないな」

 

 衛の腕にひっついているうさぎは慌てて手を振って誤解を解こうとするが、衛は彼女を見て呆れたように呟いた。

 男の後ろを見ると、仲間たちの髪の毛がちらほらと見えている。彼女たちは、彼を仲裁役のようにして投入を目論んだのだろう。

 なら遠慮なく、と男は勧められた席に座った。彼は白い半袖の着物に黄色い袴を履いており、背には書物の束が入った大きな壺を背負っていた。

 

「俺、君らがこの前行ったテロス密林の近くの村長。ジャンボ村ってとこなんだけど覚えてる?」

 

 彼の口調は陽気で、初対面の相手でも怖気づいた様子はなかった。

 

「ジャンボ村……!あの、あたしと同じくらいの背の受付嬢さんがいた?」

 

 すぐにピンと来たうさぎに、村長は「話早いね!」とキセルを差し向けた。

 彼は苦い顔をして、手を広げながら話した。

 

「いやー、ホンットーにあの時はヤバかったんだよ!頼れる奴らは他の依頼やらギルド共同調査に駆り出されてた途中で、その時に限って来やがったんだ。イャンガルルガの野郎がな!」

 

 彼によると、あの妖魔化生物の大量発生と環境破壊はやはり、妖魔化したイャンガルルガがその闘争本能により動くものすべてに喧嘩を吹っ掛けまくった結果なのだという。

 

「オイラは放浪の旅をしてたもんで、報せを聞いて急いで帰ったら、パティのヤツに顔見るなり思いっきり泣きつかれてさ。ほんと怖い思いさせちまって申し訳なかったよ」

 

「村は大丈夫なんですか?」

 

 うさぎが急ぐように聞くと、村長は満面の笑みで答えた。

 

「ああ!密林こそ大損害を被ったが、村は全くの無傷さ。一度村を出た奴らも戻ってきてくれてるよ」

 

 ほっと胸を撫でおろしたうさぎを見て、彼は目を細めた。

 

「あんたたちが真っ先にイャンガルルガの喧嘩を買ってくれたおかげで、この村が妖魔に焼かれずに済んだ。改めて心から礼を言うよ」

 

 村長は懐をまさぐると、じゃらりと重い音がする巾着袋を取り出して放り投げた。

 

「ほら、報酬に上乗せだ!」

 

「ひ、ひぇっ!!」

 

 うさぎは受け止めた袋の予想外の重さに、腰を大きく沈めかけた。

 慌てて、衛が下から支えて事なきを得た。

 

「こ、こんなのいただけません!」

 

 衛が急いで村長に返しかけると、彼は両手をこちらに振って受け取ろうともせずに笑った。

 

「いいっていいって、むしろこれじゃ足りないくらいさ。親友からも、自分の思い出の村を代わりに護ってくれてありがとう……って言付け貰ってるぜ」

 

 村長は背を向け、手を振りながら出口へと足を運ぶ。

 

「これからも応援してるぜ、美少女ハンター軍団さんたち!」

 

 男は風のように来て、風のように去っていく。

 うさぎは雑踏に消えていくその背中を見つめていた。

 




男女の喧嘩って書くの難しい……あと来週の第三弾アプデ渾沌マガラ嬉しい!
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