セーラームーン×モンスターハンター 月の兎は狩人となりて 作:Misma
「今だ、叩き斬れ!」
腕を組んだ筆頭リーダーが大声で叫んだ。
目の前には巨大竜の形状を象った的。
うさぎは自身の背を裕に超える大剣を天に掲げ、叫んだ。
「てりゃああああああっっ!!!!」
木製の的が轟音を立てて縦に寸断された。
「やった……!」
彼女が顔に喜色を浮かばせた瞬間、練習用の鉄製の大剣が鈍い金属音を立てて地面に突き刺さる。
そのまま鉄塊を持ち上げようとするも、手に持つそれはうんともすんとも動かない。
うさぎは顔を真っ赤にしてもう一度腕に力を込める。
「んー、ん-、んーーーーー!!」
鼻息荒くし、目を細め、腰を屈めても、大剣はほんの僅かにぴくりと動いただけだった。
「……まだするか?」
「……筋肉痛ヤバいです」
そのまま尻をつき、手を広げて仰向けに寝っ転がった。
「当たり前だ。ここまで来て、いきなり武器を変えたんだからな」
リーダーは大剣の柄を取ると刃を転がすようにして押し上げ、自身の横に立てるように刺し直す。
重量級を誇る大剣を当たり前のように扱うさまに、うさぎは「……ゴリラ?」と小さく呟いた。
「大剣を教わりたいと言うが、いつまでに今の片手剣と同じ練度に仕上げるつもりだ?」
「あっ、はい!少なくとも、1か月以内でぎゃーーーーーっ!!」
うさぎは笑顔で拳を持ち上げようとしたが、筋肉が悲鳴を上げてその場に倒れ込む。
その姿はとてもついこの前バルバレを救った英雄には程遠い。
腕を掴みながらごろごろ転がる少女に、リーダーは呆れたようにため息をついた。
「そんなすぐに習得できるわけがなかろう。正直、君の歳と身体で持ち上げられるのが不思議なくらいだ」
「ダ、ダメですか?」
「実戦で一から身につけるのが手っ取り早い。低危険度のモンスターからやり直すことだな」
とほほ、と落ち込むうさぎから、リーダーは、同じ闘技場で片手剣を振るううさぎの恋人の姿へと視線を移した。
「ふっ、はあっ!」
「チバ君は、流石に板についてきているな」
「その調子、その調子!」
衛が片手剣を振りかざすと、複数の的に瞬く間に傷がついて破片を撒き散らす。
隣についているルーキーが声援で彼の背を押す。
男の鍛えられた身体は以前よりも筋肉を増していた。
それが躍動するたび、的の傷はより多く、深くなっていく。
「まもちゃん頑張れーー、ファイトォーー!!」
衛は手を止め、遠方で座りながら黄色い声を上げる恋人に手を振り返した。
「えへへ、これ終わったら一緒にアイスクリーっとぅああああああっ!!」
うさぎはまたしても筋肉痛に襲われ、倒れ込んだまま沈黙した。
──
亜美は部屋の隅で黙々と、瓶に入った何かをバイザーで読み取り解析していた。部屋の中央にあるテーブルにはレイ、まこと、美奈子、ちびうさが集まり、脇には猫2匹が控えている。
「そろそろ荷物をまとめろ?」
ルナの発言にそうインコ返しをしたのは美奈子である。
「バルバレに平和を取り戻したはいいけど、本来のあたしたちの目的は?」
「デス・バスターズを倒し元の世界に戻る、よね」
「そうよ。このままここに留まる理由もないでしょ?」
レイの答えにルナは満足げに頷いた。まことと美奈子は思いを馳せるようにテントの天井を見つめた。
「もうみんなとお別れかぁ。長いようで短かったなぁ」
「本当によ~」
「まこちゃん、美奈子ちゃん。大事なこと忘れてない?」
レイに名指しされた2人はきょとんとしたが、すぐにあっと叫んだ。
「筆頭リーダーさん!」
「そうよ!あたしたちの恋路がまだ道半ばだったじゃない!」
「あれだけ喧しく競ってたのに忘れるなんざ、いかにも面食いな2人らしいな」
白猫のアルテミスが呆れ半分に呟き、その2人はムッとした顔になった。
一方、ちびうさは真剣な顔で彼女らを真正面から見つめた。
「恋ってのはその人とずっと一緒にいたいって思えるかどうかよ。2人は実際のとこ、どうなの?」
「相変わらずませてるねー、ちびうさちゃんは。あたしは一緒にいたいかなぁ。あの際限なく別れた先輩に近い人を見逃すなんてもったいなすぎるよ~」
「あたしもモチのロンよ!狩り中あのボイスと御顔がずーっと隣にいてくれたら、それだけで調査の効率百憶倍よん♡」
「結局のところ顔じゃないの」
見事に浮かれている2人にルナが皮肉を飛ばした横で、亜美が何かを見つけ目を見開いた。
「はぇー、今日も疲れちったわー」
テントの玄関に当たる幕が上がり、うさぎがアイスを舐めながら現れた。
それを見るなり、亜美はいきなり立ち上がった。
「分かったわ!」
「何が?」
「うさぎちゃんが沼地でグラビモスと戦った時、2段階変身できなかった理由よ!」
亜美は玄関で気の抜けた返事をしたうさぎに叫んだ。
少女たちはその一言を合図に、すぐ真ん中の机に駆け寄った。
「うさぎちゃん、今ここで2段階変身してみて」
「えっ?でも──」
「やってみればわかるはずよ!」
戸惑いつつも、うさぎはコンパクトを取り出して開いた。
「ムーン・コズミック・パワー、メイク・アップ!!」
神秘の戦士の姿を現したセーラームーンは天に両手を掲げる。
手元に召喚した聖杯を手に、ムーンは息を呑む。
「クライシース・メイク・アップ!!」
当たり前のように聖杯が開いた。
仲間たちはあっと口を開き、亜美は納得したように頷く。
眩い光の中から姿を現したスーパーセーラームーンは、目を見開いて自身の姿をくるくる回りつつ見回す。
「こ、今回もできちゃった!!一体どゆこと!?」
次に亜美が目の前に持ち上げたのは、白く薄い岩のような物質だった。
「これは、前に戦った妖魔化グラビモスの甲殻の破片よ。少しだけ蓋を開けるわね」
コルクが緩めると、亜美はセーラームーンを真っ直ぐ見つめた。
「さあ、ロッドを近づけてちょっぴり力を出してみて。みんなも一緒に」
ごくりと喉を鳴らすと、戦士たちはサンプルに向かって自分たちの変身具を差し出し、力を少し解放する。
6人の戦士の力が眩く杖を光らせる。
「あっ!」
さっそく変化が起こった。
彼女たちの道具から光がほのかに這い出し、妖魔ウイルスへと流れた。甲殻はカタカタと動き、光を吸い込んでいく。
「セーラームーンのエナジーが吸い取られてる!!」
「あたしたちの変身スティックからもよ!」
変化はそれだけではなかった。
スーパーセーラームーンの姿がぼやけるように揺らめく。彼女は通常状態と強化状態の間を彷徨い続ける自身の手を驚きの目で見つめた。
「ああっ……」
「やはりね」
亜美はすぐにコルクを絞って再び密封した。
「遺跡平原のゲネル・セルタス、沼地のグラビモス……。妖魔と対峙した時に限って技が弱くなったと思わない?」
筆頭ハンターと初めて狩りに赴いた日。重量級の女帝ゲネル・セルタスが妖魔化した際、戦士たちの攻撃が直撃しても大した効果はなかった。
変身を解いて元の姿に戻ったうさぎはそれを思い出した。
「エナジーを吸収されてあたしたちの力が弱まってるってこと!?」
「正確にはエナジー吸収の応用ね。近くで使われたセーラー戦士の力をエネルギーに変換し、肉体の代謝と再生能力を高めているのよ」
「まさしく対セーラー戦士兵器ってとこか。まさかこんなカラクリがあったなんて」
まことは、黒い霧を吐き出すグラビモスの甲殻を睨んだ。
「このこと、筆頭ハンターさんたちに教える?」
「それは難しい問題ね……」
ちびうさが言うとベッドに寝そべったルナが答え、戦士たちはうーんと悩みに悩み抜いた。
相手からすればなぜこの事実が分かったか興味を引かれるところだろう。そこを説明しようとすればセーラー戦士のことに触れないわけにはいかない。
その中で唯一、うさぎが手を挙げた。
「ねえ、いっそあたしたちからみんなに正体を明かしてみるってのは?あたしたちの事情を知ってもらえば、もっとお互い協力しやすくなるわ!」
「ナイスアイディア!今の勢いに乗りに乗っちゃいましょうよ!」
「さっすが美奈子ちゃん、話分かるー!」
双子のように仲良く肩を組んだうさぎと美奈子だったが、それを亜美は制した。
「公にするのは流石にまずいわ。バルバレは世界中から人が集まる場所よ。そこで正体を公言なんかしたら」
「確実に大混乱が起こるわね。せっかくの信用も台無しになるかもよ?」
「えーっ、良い案と思ったのに……」
レイの補足を受けて、うさぎは不満げな顔ながら渋々意見を取り下げた。
──
「はっくちゅん!」
夜の遺跡平原で、ミメットは大きなくしゃみをした。
彼女は襤褸切れを纏い、一人っきり枝の上で震えている。
所はエリア6。渓谷の間、山上に続く通り道の東に顔状の遺跡と水たまりがあり、西に木が生えている。
彼女はそこで野宿をせざるを得ない状態だった。
ぴゅいい、と甲高い音が鳴る。
額に黒い星の浮かんだ伝書鳩が文を持ってきた。
ミメットは受け取るのを躊躇したものの、鳩はしきりに鳴き叫んだためやむを得ず文を取り、開いた。
途端にミメットの顔は苦くなる。
「うっ……カオリナイトから現状報告の催促……まさか……」
お茶目顔で、自身の頭をこつんと小突いた。
「バルバレからえいきゅうついほーされましたー!テヘッ!」
直後、肩を落として虚しくため息をついた。
「……なーんて言えないじゃない……」
うぉうっ、うぉうっと犬のような鳴き声がした。
ぎょっとして見ると、眼下に背は紫、脚と腹がオレンジに染まった小さな肉食竜2頭が、ミメットに盛んに吠えたてている。
その名は『ジャギィ』。細身ながらもミメットの身長くらいの高さはあり、首の襟巻をひらひらと舞わせて飛び跳ねている。
「ああもう、来るなあっ!チャーム・バスター!!」
杖から黒い雷が鳴ると、ジャギィたちは後ろに飛び跳ねてかわし、遠巻きにミメットをじいっと見つめた。
ミメットはぐぎぎぎ、と悔しそうに唸る。
彼らは既に何回か彼女と交戦し、あの杖から放たれる雷にさほど威力がないことを知っていた。
だから、こうして距離を離して時にチャンスを待っているのである。
「諦めるなミメット!まだあたしの夢を取り戻す方法はあるわ!」
ミメットは自らを奮い立たせ、杖を天に掲げた。
「こうなったら……ちょっと早いけど実力行使よ!!ダイモーン!!」
天上に黒い雷が降り注ぐ。
やがて、天から、陸から、地中から妖魔化生物たちが列を成して現れる。
奇猿狐ケチャワチャ、徹甲虫アルセルタス、鬼蛙テツカブラ、怪鳥イャンクック、毒怪鳥ゲリョス。
ジャギィたちは驚き、遺跡の中に逃げ込んでいく。
「あははははは、ざまあないわ!あたしにはまだまだストックがあるんだから!」
ミメットは目を紅に迸らせ黒い息を吐く生物たちを前に笑った。
そして、取りを飾るように一際大きな影がさしかかる。
「さあ、あたしの『最終兵器』、いらっしゃい!バルバレにいる奴らを全員震えあがらせるのよ!」
その影は、彼女目掛けてぐんぐんと大きくなる。
ミメットは違和感を抱き、大きな瞳を更にかっぴらいた。
「……え?ちょっと?」
翌日、妖魔化生物の大量出現の報が遅れてバルバレに届いた。
──
少女たちと筆頭ハンターたちは共に再び遺跡平原に赴いた。
先遣隊は筆頭リーダー、レイ、まこと、美奈子である。
東側に平野、北側に山脈を望む『エリア3』。
それを背景に、ずうんと重い音を立て巨体が倒れ伏した。
象のような鼻にぎょろりとした眼、異様に広く顔を覆える耳。そして皮膜のついた腕に長い鉤爪が特徴の牙獣、ケチャワチャである。
ひょうきんな顔のそれはさっきまで黒い息を撒き散らしていたが、今はピクリとも動かなかった。
「やはり以前よりずっと上手くなったな」
筆頭リーダーもとい青年ジュリアスは、半ば驚きの面持ちだった。褒められたことにまことは嬉しくなって、笑顔を弾けさせる。
「あ、ありがとうございます!」
「妖魔化生物を連続4頭相手取りながらまだ息も上がらないとは、流石に歳の差か」
「何言ってるんですかー!これもぜーんぶ、リーダーさんのお・か・げ!ですよぉ!」
美奈子はそう言ってすっかりデレデレの様子である。
前ならとても考えられなかった采配だ。
だが幾戦を共にした現在、緊急性があり攻めの姿勢が必要な場面ではこの編成が素晴らしく刺さると気づかされた。筆頭リーダーが大まかな指揮を執り、あとは勢い余りある少女3人で自由にやる。そうなればあとは彼女らの独壇場であった。
「さあ、残すは北ね」
レイは太刀を鞘に納めると、奥に聳える山脈を見上げた。
その後、彼女たちは北東へ続く上り坂を経験者である筆頭リーダーが先頭となって歩いていく。
しばらく経って、山脈の入り口に入りかけた時だった。
「ひとつ、謝っておきたいことがある」
突然なにを言い出すのかと、少女たちは驚きながら言葉の続きを待っていた。
「沼地でツキノ君がヒノ君を庇った時……私はそれを、若いが故の無暗な正義感か英雄願望によるものと思い込んでいた」
レイがはっとしてリーダーの背中を見つめる。
「だが、違う。彼女を突き動かすのは、もっと根本的で本能的な衝動だった。今から思えばあの少女に、私はかつての師匠を見ていた」
「師匠って確か、貴方を庇ってハンター人生を捨てた……」
レイの言葉に、リーダーは黙って頷く。
「恐らく、心の奥底で認められなかったのだ。二十歳も行かない小娘が師匠と肩を並べられるわけがない……などと。だからいつの間にか彼女の考えを決めつけていた」
次第に重くなる声の調子とは裏腹に、爽やかな青空に甲高いトンビの鳴き声が響いた。
「だが私が厳しい言葉を投げかけても、彼女は嫌な顔一つせずに言葉を受け入れ、答えようとした。ある意味彼女をあそこまで追い詰めたのは私といっても過言ではない」
双剣を身につけた背中を向けながら、リーダーは拳を強く握っていた。
「リーダーさんってやっぱり、優しい人なんですね」
まことの言葉に、銀髪の男は立ち止まって振り返った。彼の顔は苦悶に苛まれていた。
「レイちゃんから沼地のこと聞いてます! 結局はずっと、うさぎちゃんのこと心配してくれてたんでしょう?」
リーダーを見る少女たちの視線は優しかった。まことと美奈子に限らず、レイも例外ではなかった。
「うさぎは世話を焼いてくれた人を恨むほど複雑な子じゃないですから。そんな心配しなくていいですよ」
「では……君たちは、こうして同じ場所に私がいるのは嫌ではないのか」
「はい、むしろあたしはちょーーーー嬉しいです!」
美奈子が鼻息をはすはすしながら言うと。
「……では、これからもそのようにする、というのは?」
「え?」
「もうすぐ旅に出ると聞いたものでな。頭数が多ければ多いだけ魔女の調査も捗るだろう、と考えた」
少女たちは戸惑う顔を見合わせる。全く初耳の話だった。
「それって……これからも一緒にいれる……てことですか?」
「す、すまない。話が急だっただろうか」
美奈子はリーダーの返答を待つ間もなくまことに頼むようにその肩をひっつかんだ。
「ま、まこちゃん!あたしたちどうすればいいの!?」
「あたしに聞かれても困るよ~!」
実際に提案をされた結果、2人は軽いパニック状態であった。
だがレイは1人、リーダーを越して奥の風景を見ていた。
「何か……見えるわ」
リーダーは振り直ると、驚きを隠せず目を見張った。
そこはエリア8と呼ばれ、山脈の麓から中腹間にある区域だった。北や西にある道は、山脈の上方に続いている。東を見れば眼下に金色の平野が広がりある程度の高さを登ったことが伺えるが、問題はそこではなかった。
「妖魔が……死んでる」
妖魔化していたであろうイャンクックが半ば大地に叩きつけられたような形で息絶えている。
少女たちは、正直信じられないものを見ているような心地であった。
辺りを見渡すと、夥しい数の妖魔化生物が同じように転がっている。
アルセルタス、テツカブラ、ドスランポス、ゲリョス……。
あるものは殴られ、あるものは切り裂かれ、そのいずれもが黒い霧を発して倒れていた。
「これは一体……」
そこでリーダーがなにかに気づき、西側を指さした。
「あれを!」
山上へ階段状に連なる崖の上から黒い霧が這い出していた。液体のように坂を雪崩落ち、大地を包み込みながら降りてくる。
霧の奥に鎮座する蠢くもの。どうやらそれが地を這う霧の源のようであった。
それが突如、霧を真上にぶち抜く。
闇の塊は空中で翼を広げ、その下に隠していた四肢を現した。
「あれ、飛竜か!?」
「違う!翼が前脚と別になってるわ!しかもまるで……」
まことの問いにレイは首を横に振った。
漆黒の光沢がある鱗を持つ点では確かに竜で、だが滑らかな翼を広げた様子はまるで蝶のようでもあり。だがこの生物は明らかにそれらに属さない異形の生物であるとすぐ分かった。
四肢とは別にもう一対、翼を支えている太い腕らしきものがあったからだ。
「ねえ、もしかしなくてもあれって……!」
美奈子の言葉のその先は、異形の化け物が目の前に降りて来たことで中断される。
それはイャンクックを翼で崖下に突き飛ばしてから、ゆっくり頭だけをこちらに振り向けた。
丸みを帯びた頭部に角は存在しない。
その両脇の窪みに眼球はなく、虚ろな闇が広がるのみ。
腕状の奇妙な翼が背中を掴むように折り畳まれると、それは身体を覆う外套のごとき形を成す。
盲目の黒き竜は、いよいよ体ごとこちらに振り向いた。
「やはりお前か……」
リーダーが双剣を握る手に力を込める。
鱗粉棚引く翼を引きずって、揺れるように歩いてくる。
それはやがて立ち止まり、人間たちを
「忘れもしないぞ!黒蝕竜ゴア・マガラ!!」
リーダーが叫ぶ。
「ヴアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァ!!!!」
黒い息を吐く怪物は、人に似た声で咆哮した。
これからしばらく、第3篇に繋がるお話になります。実を言いますと、ここまでで全体の話としてはまだ半分も行っておりません…。去年までの個人的な反省から、これからなるべくお話は短くします。(書く方も、多分読む方もつらい)具体的には1エピソードにつきこれまではおよそ7話使ってたと思いますが、今年からは多くとも3話以内で終わらせます。
※(追記)書き忘れておりましたが、ストックが少なくなったので週一更新に戻します(汗)目処がつき次第週二に戻します。