愛さんの隣の席は苦労人   作:モッピ

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第104話

愛「ほらジュンジュン、コップ貸して」

 

「え、いいよ自分でやる」

 

愛「なんでさ!!いいじゃん愛さんがやるよ!」

 

「だって愛さん変なもの入れそう」

 

愛「どんなイメージ持ってんの?!」

 

今、俺たちは体育祭の打ち上げに来ている。本当はすぐ家に帰る予定だったが愛さんに捕まってしまい連行された。

逃げようとすると愛さんだけでなく他のクラスメイトに取り押さえられほぼ強制であった。

 

「つかみんな元気過ぎ。疲れてないの?」

 

かすみ「ふふん、かすみんは先輩と違って優秀なので全く疲れてません!」

 

「おい異物が混じってんぞ」

 

かすみ「なんてこと言うんですか?!」

 

なぜか、本当になぜかこの場にいるはずのないかすかすがいる。なんで外で、しかも打ち上げでこいつに会わないといけないのか。

 

かすみ「かすみんです!!うちのクラスもここで打ち上げなんです!」

 

「店かえろよ」

 

かすみ「なんでですか!それは先輩達でしょ!いくらかすみんが可愛いからって学校の外まで着いてこないでくたさい!!」

 

「はぁ?!だーれがお前についてくかよ!毎回毎回俺のパーソナルスペースに侵入してきやがって!!あっちいけ!」

 

かすみ「なんですかその態度は!!先輩のくせに!!」

 

「先輩だからこういう態度してんだよバーカ!」

 

愛「はいはい!!2人ともストップ!!今日はお互い打ち上げで楽しまなきゃでしょ??かすかすもクラスメイトのとこに戻りな、ね?」

 

かすみ「むむむ、そうですね…先輩、命拾いしましたね」

 

なんなんだこいつは。てか愛さんさりげなくかすかすって呼んだよな。

 

愛「ほら、ジュンジュンも!!みんなとこいくよ!」

 

「お、おう…」

 

愛さんに連れられてクラスメイトの元へ向かう。自然過ぎてされるがままだったが…愛さん場を収めるの上手すぎんか?

 

********

 

「「かんぱーい!!」」

 

愛「ぷはー!!!あー美味しい!」

 

「酒でも飲んでんのか?」

 

愛「そ、そんなわけないでしょ!!キンキンに冷えたの飲んだら誰だって言いたくなるよ!」

 

「もうそれビールなんよ」

 

愛「ち、違うって!!」

 

愛さんが美味しそうにビー…ジュースを飲んでいるのを見ながら俺もドリンクに手をつける。まぁ確かに暑い時に冷えたやつ飲むとそうなるか、たぶんなるな。

 

かすみ「ぐへへ、せんぱ~い。」

 

「げっ、また来やがった」

 

かすみ「またってなんれすかぁ??かすみんの事好きなくせに」

 

「おいお前酔ってんの??」

 

かすみ「何いってんれすかぁ??かすみんは、かすみんれすよぉ?」

 

こいつ話噛み合わねぇうぜぇ……

それにしても酒飲んだような症状してんな。……うん、大丈夫。こいつコーラでこうなってんのね。やばいね。

もうこいつのだる絡みはうんざりだ。さっさと愛さん連れて退避した方が良さそうだ。

 

「愛さん、かすかすはメルヘンの国に行ってしまったようだ。俺たちは現実の世界へステイしよう」

 

愛「……ふぁい??」

 

「……はい??」

 

この後、この現場は生涯忘れることのないトラウマ回となるのであった。

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