「や、やっと座れた……」
愛「結構並んだよねぇ〜、さすが人気店!!」
長い時間愛さんとお話(ほぼ愛さんトーク)をしながら並び、今やっと俺たちは注文し席に着けた。いやまじ途中後ろ見たらどんどん人並んでんじゃん。そこまでして飲みたいという気持ちになれないんだけど…流行りってすごい。
愛「これが限定のタピオカ!!凄い美味しそう♪あ、せっかくだし撮らないと……。」
向かいではしゃいでる子は何でこんなに元気なんだろう。俺なんてもう結構体力削られたぞ。そう思い俺も目の前に置かれた限定のタピオカを見つめる。あ、君も買ったんだとか思っただろ??そりゃこんなに並んだんだ。普通の商品頼むのは勿体ないでしょ!!
愛「前から飲みたかったけど中々機会がなくてね…やっと飲めるぅぅ!!」
「いや機会なんていくらでもあったでしょーに。」
愛「もう細かいことは気にしない気にしない♪並んでる時文句ばっか言った癖にジュンジュンも頼んでるし!」
「いいだろ別に!俺の金だ!」
愛「そうだ!!ジュンジュンのお金だ!より美味しい!」
「この野郎………」
正面で愉快そうに笑っている愛さんを恨めしく思いながらタピオカを飲む……あ、中々上手いなこれ。
???「あら、愛じゃない。」
ふいに声をかけられその方向を見るとモデルのようにスタイル抜群の女性がたっていた。え、すげぇ美人。年上の色気感じちゃう。
愛「あ、カリンじゃん!!ここで会うなんて奇遇だね!」
果林「ええ、ここのタピオカを飲みたくてね……そちらの男性は??」
急に振られて動揺してしまう。この果林という女性は髪をかきあげながら俺との距離を縮めてくる。やばいやばいこんな美人に近寄られたことないから耐性ついてないって!俺のことは気にしないでガールズトーク楽しんでください。
愛「あ、この人は同じクラスで愛さんの隣の席のジュンジュン!!今日はジュンジュンの奢りでここに来たんだぁ♪」
おいせめてちゃんと名前で紹介してくれ。何だよ隣の席のジュンジュンって。アニメの題名みたいじゃん。もう愛さんだから慣れけどさ!
ここはしっかり俺が自己紹介しないとな。
「は、はじめまして……な、夏目準太でしゅ。」
はい、噛みました。もうやだ帰りたい。
果林「ふふっ、緊張してるの??私はあなたと同じ学校の3年生、朝香果林よ。愛とは一緒にスクールアイドルをやってるわ。よろしくね、準太♪」
さすが先輩余裕ある。しかもこの人スクールアイドルやってんの??え、ファンになるしかないじゃん。ていうか下の名前でもう呼ぶとか…愛さんの周りはフレンドリーな人が多いようだ。
愛「カリンってスタイル抜群でしょ♪」
「うん、最高。」
愛「即答っ?!」
いやだって最高だもん。何者よこの人。高校生ながら大人の魅力凄すぎる。あと胸が……
果林「あらあら、どこを見てるのかしら??」
愛「……ジュンジュン??」
痛い!視線がすっごく痛いよ!!てか愛さんにこんな冷たい視線向けられたの初めてなんだけど…中々キツイな。
果林「お邪魔だったかしら??じゃあ私はここで失礼するわね。愛、また練習でね♪」
そう言うと朝香さんは席を外した。残ったのは俺と珍しくムスッとしている愛さんとふたり……えぇ何でムスッてしてんの。
愛「ジュンジュン、カリンにデレデレし過ぎ。」
「いや、美人さんだったから……」
愛「ふ〜〜ん??美人さんだからねぇ〜……」
「何だよ……愛さん妬いてるみたいな顔してるぞ。」
愛「べ、別にそんなんじゃないし!!///何言ってるのジュンジュン!」
「いや分かってるから。そんなムキになんなよ…」
愛「も、もうお昼だよ!!ほら、お昼食べに行こっ!!」
そう言うと愛さんは席をたち店を出ていこうとする……俺を置いて。
「え、ちょっと待てって!俺まだ飲み終わったないし!」
愛「お腹すいたなぁ〜、何奢ってもらおうかな〜♪」
「俺の話を聞いてくれ!!てか今なんて言った??お昼も奢るの俺?!」
愛「愛さんお肉食べたいかも〜♪」
「納得出来ないけど俺が悪かったから!許してくれ〜!!」
なんか傍から見ると彼女を怒らせて弁明しようとする彼氏みたいじゃん。俺が何をしたと言うんだよ……
お昼安いとこ誘導し「ジュンジュン??」はい、ちゃんとお店を選びに行きましょう。