愛さんの隣の席は苦労人   作:モッピ

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第14話

愛さんに休日駆り出されてから時間が経ち、、少しずつ気温が暑くなってきた。それだけじゃなくジメジメし始めるし嫌だなぁ……

そう思いながら教室に入ると待ってましたと言わんばかりに愛さんが詰め寄ってきた。……近い近い朝からしんどいから。

 

愛「ジュンジュン!いよいよだね!!」

 

「……何がだよ。」

 

愛「もう!そろそろあれがあるじゃん!」

 

「だから何だよ、やけに興奮してるな。」

 

愛「そりゃそうだよ!球技大会が始まるよ!」

 

「あーー…そういやそろそろだな。」

 

球技大会。その名の通り球技で全学年全クラス混同で試合をして優勝を狙う高校のイベントだ。まぁ優勝したからって何か貰える訳では無いがクラスの団結力とか楽しむことを目的としているのではないだろうか。

 

愛「愛さん燃えてきた〜〜!!!」

 

隣で異様にテンションが高い彼女は楽しみにしていたらしい。まぁ運動好きそうだもんね。…待って、勉強もできる上に運動もお手の物ってどんだけスペック高いんだよ。

 

「愛さんはもう出る種目決めたのか??」

 

愛「ううん、まだだよ!どれに出ても楽しみだけどね!」

 

「そりゃそうでしょうね。」

 

愛「ジュンジュンは??」

 

「俺もまだだ。まぁ楽な競技出ようかな。」

 

愛「あはは、ジュンジュンらしいね♪」

 

「おいどういう意味だ。」

 

先生「ほら席につけ、今日は球技大会の種目を決めるぞ。」

 

こうして球技大会の種目決めが始まった。

競技はサッカー、バスケ、ソフトボールの3種目だ。この中から各々出たい競技に出て人数を合わせるという感じだ。まぁ俺はソフトボールで適当にバット振っとこうかな…今年はこれで決まりだな。

 

クラスメイトA「うしっ、今年は夏目と同じクラスだ!バスケは優勝だな!」

 

……はい??

 

クラスメイトB「とりあえず、準太はバスケで決定…っと」

 

おいこら何決定してんだよ。

 

クラスメイトC「夏目くん、今年も頼んだよ!!」

 

頼まれても困るんですけど?!?!

 

「ちょ、おい待てって!何で勝手に決まってんだよ!」

 

クラスメイトA「そりゃだって……」

 

クラスメイトB「何でって言われてもな……」

 

クラスメイトC「だって夏目くん……」

 

クラス全員「最強のバスケットマンじゃん。」

 

愛「えぇ〜?!ジュンジュンそうだったの?!」

 

「……中学までやってただけだ。だから別に今は「はいはい!!愛さんもバスケにする!!」……あのぉ〜。」

 

愛さんが立候補した瞬間クラス全員がおぉ〜!!と拍手喝采をする。もう嫌なんて言えない雰囲気じゃん。

ちなみにこの学校は男女で試合に出れるのが特徴的だ。男子はこの競技、女子はこの競技と決められているのではなく自由に自分が出たい種目に出れることが出来る。それ故に今隣で手を挙げて自己主張をされている女の子がいるわけで……

 

愛「そんなにジュンジュンがバスケ上手いなら愛さんも一緒にやりたい!!これはもうテンアゲっしょ!!」

 

「いや、愛さん運動できるなら他の種目に言った方が……」

 

俺がそう言うとクラスメイトがこのふたりがいるならバスケはもらっただのダブルエースだの言いたい放題言いやがる。君ら自分の出る種目考えたらどうなの??

 

愛「いやぁそれにしてもジュンジュンがバスケやってたのはびっくりだったなぁ〜」

 

「何でだよ、別に意外じゃないだろ。」

 

愛「だってさぁ、ジュンジュン身長そんなに高く……って痛い痛い!!ごめんごめん!!許してよぉ〜!!」

 

愛さんが言うのも無理はない。俺の身長は168cmだしな……だからと言って愛さんの発言は許さない。

 

クラスメイトA「宮下さん、夏目は中学時代多くの強豪校に勝つほどの実力を持ってたんだよ。」

 

愛「えぇぇマジ?!?!ジュンジュン凄いじゃん!!」

 

「中学の話だ。だから「燃えてきたぁぁ!!!」ねぇ聞いてよ!!」

 

こうして俺に選択権などなく、強制的にバスケに出ることになってしまった……しかも愛さんと。

 

愛「もっと球技大会楽しみになってきた〜!!絶対勝とうね!!」

 

「まぁやるだけのことはしよう。」

 

愛「ジュンジュン意外と楽しみにしてたりして??」

 

「1日授業がないなんて最高だろ。」

 

愛「あはは、素直じゃないねぇ〜」

 

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