愛さんと来たのは子供も遊んでいる少し大きめの公園だった。バスケのコートは幸い空いておりすぐに出来そうだ。
公園に着くとさっそくそれぞれストレッチをして体をほぐす。
てかバスケなんてこういう機会しかやらないから久しぶりだなぁ。
愛「ジュンジュン、2人でもストレッチしようよ!」
「え、別にいいじゃん1人で。」
愛「せっかくだしやろうよ!!ソロでストレッチもそろそろ終わり!なんてね♪」
「くそ暑かったけど今ので一気に涼しくなったわありがとう。」
愛「それ褒めてんの?!」
しょーがないなぁと言いながら前屈をしていた俺に近づいていきなり背中を押してきた。
痛い痛い!!そんな押すなよそんな前倒れないっつの!!
愛「ジュンジュン結構硬いねぇ〜普段柔軟してないでしょ??」
「そんな機会なんてないからな……って少しは力弱めろよ容赦ないなおい!」
愛「大丈夫大丈夫!!すぐ柔らかくなるから♪」
そんなすぐに柔らかくなるなら苦労しねぇよ……てか背中に柔らかい感触するんだけど。え、待ってこれあれだよね??
愛「ほらほら!ジュンジュン息吸って〜!吐いて〜!!」
本人は気づいていないみたいだ。言うべきなのか男のロマンを楽しむべきか……愛さんすごいよ何とは言わないけど。
「な、なぁ愛さん。あのさ……」
愛「ん??どうしたのジュンジュン、顔真っ赤だよ??」
「いや…ちょっと距離近くないかなぁって。」
愛「そりゃこれくらいしないと柔軟出来ないじゃん!」
「そうなんだけどさ……密着し過ぎと言うか。」
愛「密着??……あ。」
どうやらお気づきになったようだ。
愛「あ、あはは……愛さんったら全然気づかなかったよ///」
「……とりあえず離れてくれ。もう柔軟も十分だろ。」
愛「そ、そうだね…とか言ってジュンジュン堪能してたでしょ??」
「はぁ??そんな訳…」
あります。最高でした何とは言いません。
愛「顔がものを言ってるよぉ〜やらしいなぁジュンジュン♪」
「さーバスケバスケ久々だなー楽しみだなー」
愛「はいはい、楽しみだね〜…あ、ちょっと待って!!」
そう言うと愛さんは何やらカバンから小さな箱を取り出した。バスケに使うものではなさそうだけど、なんなんだ一体??
愛「ジュンジュンお昼何も持ってないでしょ??今日お弁当持ってきたから先に食べよっ!!」
正直驚いた。俺がお昼食えないのを分かってわざわざ作ってくれたのかよ。普通に嬉しい感動。
「え、いいのか??」
愛「勿論!!愛さんが手によりをかけて作った愛妻弁当だよ!愛だけに♪」
「それ言いたかっただけだろ。つか妻じゃねえし、それ言うなら隣の席弁当だろ。」
愛「だっさ!ネーミングセンスなさすぎっしょ!!」
「やかましい!変なこと言う愛さんが悪いんだろ!!」
愛「愛さんの所為?!ジュンジュン人の所為にするのは良くないよ〜」
「何か俺が悪いみたいになってんじゃん……解せんのだけど。」
愛「もう少しネーミングセンス磨こうね♪ほらほら、早くお弁当食べよ!」
愛さんはさらっと失礼なことを言いながらお弁当の箱を開けた。そこにはThe和食と言わんばかりに和食料理が詰められていた。……これぬか漬け??
愛「これはおばーちゃんのぬか漬けだよ!凄い美味しいんだぁ♪」
「おばあさんが作ったのか。……めちゃ美味い。」
愛「でしょ?!愛さんのおばーちゃんは料理上手なんだから!」
「他のやつもおばあさんが??」
愛「やだなぁ、他はちゃんと愛さんが作ってきたよ!食べてみて!」
マジかよ他のやつ愛さん作ったのか……見た目は凄い美味しそうだけど味は如何に。
「めちゃくちゃ美味い。」
愛「やった!!!作ったかいがあったよ♪」
「あぁ、これからもずっと作って欲しいくらいだ。」
愛「……へ??///」
あ、やばい料理に感動し過ぎて口走ってしまった気がする……告白みたいじゃんこれ。
愛「え、えっと…それって、やっぱり…///」
「悪い、変なことを言った。それくらい美味いってことだ。」
愛「だ、だよね!!急に言われてびっくりしたじゃん///」
最近思うのだが、この類の話になると愛さんは汐らしくなるみたいだ。普段の彼女を見ている分こんなギャップがあると拍子抜けをしてしまう。耐性がなさそうなのだが彼氏はいたことないのか??まぁこういう話するとまた動揺しちゃうかもだし言わないけどさ。
愛「どんどん食べてね!!まだ沢山あるから!」
「え、これでも中々量あるんだけど。」