愛さんの隣の席は苦労人   作:モッピ

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いつもたくさんの感想と応援ありがとうございます!
皆様のその言葉があるからこそもっと書いて楽しんでもらいたいと思えてます!
これからもどうぞよろしくお願いします!


第17話

愛「あ〜お腹いっぱい♪」

 

「ま、マジでお腹いっぱい……動けん。」

 

愛「えぇ?!これからバスケするのに?!」

 

「少し休ませてくれ……お願いします。」

 

愛さんの具だくさん弁当を完食して今に至ります。想像以上にあって我ながらよく食べたものだ。よくこの量作ったよな……

 

愛「そういえば弓道部って大会いつあるの??」

 

「来月だな。これが先輩たちの最後の大会になるなぁ。」

 

愛「そっかそっか。じゃあジュンジュンも頑張らないとね♪」

 

「おう。少しでも部活を長くやって欲しいからな。」

 

愛「よし!じゃあ愛さんは応援に行きますか!」

 

「……え??」

 

愛「だってジュンジュンが出る試合見たいもん!全力で応援するね!」

 

「全力でやめてくれ。」

 

愛「なんでぇ?!いいじゃん!またたくさん連れて応援行くよ!」

 

「尚更やめてくれ。」

 

そんな事したらどうなるか容易に想像がつく。また俺の恥ずかしい思い出ができてしまうではないか。

しばらく愛さんと話していると満腹感も薄れて動けるようになってきた。吐かない程度にやらねば。

 

愛「じゃあ1on1やろっ!愛さん全力でいくよ〜!!」

 

「よく食べたばっかで全力やろうとするよな、すげぇわ。」

 

愛「ジュンジュンがだらしないだけだよ!ほらやるよっ!」

 

絶対違う。あなたがおかしいだけ。みんなもそう思うよね??…そう思ってくれ。

 

「じゃあ先愛さんからでいいよ、俺は守備するから。さーさどっからでもかかってこい。」

 

愛「いいねぇ〜そんな事言われると余計熱くなるよ!じゃあお言葉に甘えて……それっ!」

 

そう言うと同時に愛さんはいきなり抜こうとする。流石運動部の助っ人頼まれるだけあって身体能力が良い。いや、良いってもんじゃない。初心者とは思えない動きをしてくる。

 

愛「今のかわせないのかぁ……じゃあこれならどうだ!」

 

すぐに愛さんはドライブをして抜こうとする。え、ほんとに初心者だよね??その辺の経験者なら抜かれてるよこれ。

 

「ねぇほんとに初心者??」

 

愛「バスケ部の助っ人はしたことあるけど、あんまり経験はしたことないから一応初心者かな??」

 

「少しかじったって動きじゃないぞ。」

 

愛「あはは、経験者に言われると嬉しいねぇ……もらった!!」

 

俺の隙をついて愛さんが抜いた。普通なら止めれずこのままゴールを奪われてしまう……大抵の選手なら。

 

「ほい、残念っ。」

 

愛「えぇ?!今のとめられるの?!」

 

「動きは中々のもんだけどな。相手が悪かったな。」

 

愛「こんな悪い顔するジュンジュン初めて見る…次は愛さんが止めてみせるからね!」

 

ボールを奪われたことで攻守交替。久々に触るバスケットボールの感触に懐かしさを感じながら攻撃に入る。

おぉさすが…いいディフェンスするじゃん。中々隙がない。

 

愛「ほらほら、ジュンジュン!ドリブルしてるだけじゃゴール狙えないよ♪」

 

「うっせぇ分かってるって。すぐ抜いてやる。」

 

隙ないなら作るだけ。俺はドリブルで愛さんの横を抜こうとする。するとすかさず愛さんが反応しディフェンスをした……しかし

 

「愛さん隙あり。」

 

愛「え?!」

 

愛さんがディフェンスに移ったタイミングでスピードを上げ突破。俺の勝ちになった。

 

愛「え、何今の?!完全に捉えたと思ったのに一瞬で抜かれた!!」

 

「チェンジオブペースってやつ。久々にやったけど成功して良かったわ。」

 

愛「悔しい〜〜!!もう1回やろ?!」

 

「別にいいけど…これいつまでやるの??」

 

愛「勝つまで!!」

 

「えぇ……」

 

それ結構やらん??だって俺も手を抜くつもりないし仮に愛さんが勝ったら今度は俺がリベンジしたくなるし…一生終わらんやん。

その後何回も1on1を繰り返し俺が勝ったり愛さんが勝ったりのエンドレス。気づくと周りに子供やら高校生やら多くの人が俺たちの対戦を見ていた。

 

愛「はぁ…はぁ……こんなに疲れたの久しぶりだな…」

 

「はぁ…はぁ…あなた疲れ知らなさそうだもんな…」

 

愛「よし、次で最後ね!!負けたらアイスを奢る!」

 

「また賭けかよ!!絶対負けねえから。」

 

そして最後の1on1。ここで驚いたのは愛さんのずば抜けた成長ぶりだ。俺に突破されたら学習し、次同じことをしたらしっかり対応してくるのだ。

 

「じゃあいくぞ……!!」

 

俺はロールターンをして素早く愛さんを抜き、そのままジャンプシュート。

 

愛「させないよっ!!!」

 

これに反応した愛さんは今日一のスピードで俺の正面に移動してブロックする。さすが愛さん心底恐れ入るよ。

 

「……でも残念。アイスはスイカバーね。」

 

愛「え、嘘っ?!何そのシュート!!」

 

俺がしたのはフェイドアウェイ。斜め後ろに飛びながらシュートをすることで相手の手に触れさせない技だ。愛さんの健闘も虚しく最後の勝負は俺の勝ちだ。

 

愛「あ〜!!!絶対ブロック出来たと思ったのにぃ!!」

 

「残念残念♪でもまぁ…正直愛さんが追いついてきたのは驚いたよ。さすが天才だな。」

 

愛「そんな風に言われるのは嬉しいけど…やっぱり悔しい!またやろうね!」

 

「やだよめんどくさい。」

 

お互い感想を言い合っていたら周りから歓声が聴こえる。振り向くとこの勝負を見ていた人達が俺たちに拍手を送っていた。

え、待ってこんなに見られてたの??恥ずかしいんだけど。

 

愛「あ、あはは…勝負に夢中で気づかなかったね。でもこんなバスケ上手いジュンジュンと一緒にやれるなんて余計楽しみだよ!!絶対勝とうね!」

 

「やるからには優勝するぞ。てか周りが見えないくらい集中してたって……ゾーン入れんじゃね??」

 

愛「エナドリ??」

 

「違う。あとスイカバーな。」

 




長文になってしまいました、、
いよいよ球技大会突入です!
はたして準太と愛さんのバスケチームは優勝できるのでしょうか!
次回をお楽しみに!
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