愛さんの隣の席は苦労人   作:モッピ

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第21話

生徒会長に殺されかけた試合を終え、お昼の時間となった。マジで助かった、続けて試合があったらやれる気しなかった。ここの生徒はクセが強すぎる。

 

「さてさて、購買行って昼飯買ってこようかな。」

 

愛「あ、ジュンジュン待って!!購買行くの??」

 

「おう。昼飯ないからな。」

 

愛「だよね!というわけでまたまた"愛さん弁当"を持ってきました〜♪」

 

え、まじこの子神なのか??てかなんだよ愛さん弁当って……

愛さんはカバンからまた大きな弁当箱を取り出して俺に見せる。これ持って学校来たのかよ…てかどうやってカバンの中入れてたの??四次元ポケットなの??

 

「本来なら遠慮するとこだが…ご厚意に甘えさせてもらいます。」

 

愛「珍しくジュンジュンが素直!じゃー行こっか♪」

 

「え、ここで食べるんじゃないの??」

 

愛「うん!りなりーと食べる約束してたから!」

 

出ましたよりなりーさん。まじで知らないから会うの躊躇するんだけど……俺ここで食べちゃダメ??

 

愛「っとジュンジュンは考えている!」

 

「心を読むなっての。」

 

愛「それくらい分かるって!せっかくだし一緒に行こうよ!」

 

少し…いや、かなり嫌々ながら愛さんについて行き、りなりーさんの元へ向かう。愛さんが来たと思ったら隣に知らん男いるじゃんとかならないかなぁ不安だなぁ。

愛さんと一緒に中庭に行くと1人の少女が座って待っていた。

雰囲気から予想すると…1年生かな??

 

愛「りなりーお待たせー!」

 

璃奈「ううん、全然待ってないから大丈夫だよ。」

 

振り向いた彼女はとても可愛らしい顔をしていた。小柄でピンク色の髪をした彼女は無表情で愛さんに答えていた。

 

璃奈「隣の男性は夏目さんだよね??」

 

愛「そう!ジュンジュンだよ!」

 

おい、りなりーさんがちゃんと苗字で聞いてるんだから苗字で返せよ。てかなんで知ってたの。愛さん俺の事何話してんの怖い。

 

愛「ジュンジュン実はりなりーと会ってるんだよ??ほら、屋上でお昼食べた時に。」

 

屋上??お昼??確か強引に愛さんに引っ張られて屋上で食べた時に同好会のメンバーいたが…え、もしかして絵文字書いてあるスケッチブックを顔にかざしてた子??

 

璃奈「久しぶり。この前は璃奈ちゃんボードをしてたから多分顔見てないと思う…天王寺璃奈です。改めてよろしく。」

 

「お、おう…夏目準太だ。よろしくな、えっと……りなりーさん??」

 

璃奈「……璃奈でいいよ。」

 

訂正されました。俺も呼びずらかったから良かった。

 

愛「今日はジュンジュンも一緒にお昼食べたいって言って連れてきたんだけどよかった??」

 

璃奈「うん、大丈夫だよ。」

 

何勝手に話変えてんだよ。違うじゃん、教室で食べたいって言ったじゃん。今日は弁当持ってきてくれたからノーコメントにするけど。

 

愛「りなりーは次試合はあるの??」

 

璃奈「お昼終わったらすぐにある。でも動けるか不安……璃奈ちゃんボード『しゅん』」

 

そう言って璃奈ちゃんはスケッチブックに書いてある顔文字を顔にかざす。

あ、屋上で見ましたねこの子。感情を絵文字にして表情の代わりにしているのか。

 

愛「大丈夫!!お昼食べたら元気一杯になるよきっと♪」

 

そう言って愛さんは両腕を曲げて元気アピールをする。みんなあなたの様にいかないんですよ。つーかなんでそんなに元気なの??結構運動したよ??これお昼食べたらどうなるのあなた。

 

璃奈「……そうだといいな。」

 

「……無理しない程度に動けばいい。きっとチームメイトが璃奈ちゃんのフォローしてくれると思うから。無理して頑張らなくていいさ。」

 

璃奈「う、うん…ありがとう///璃奈ちゃんボード『照れ照れ』」

 

「……おう。」

 

そう言うと俺の手は無意識に璃奈ちゃんの頭に乗せていた。え、俺何してんの??

 

「わ、悪い!!」

 

璃奈「べ、別にいいよ……」

 

あれだな、この子見てると妹みたいに感じちゃうんだ。そりゃ撫でたくなるよね、きっとみんなそう!!

 

愛「愛さんにもこれくらい優しくしてくれればいいのに〜」

 

「いや愛さんこういうのしたらダメでしょ。また変な噂が出来てしまう。」

 

愛「噂??」

 

「いや、なんでもない。」

 

どうやら愛さんは知らないようだ。意外とこういう噂は知らないもんなんだな。てっきりもう彼女の耳にも入っているもんかと思ってた。

 

愛「変なジュンジュン♪あ、じゃあこの後りなりー応援しにいこうよ!愛さんたちの試合はしばらく後みたいだから!」

 

璃奈「来てくれるの??璃奈ちゃんボード『わくわく』」

 

「まぁ他にやることないしな、いいぞ。」

 

璃奈「あ、ありがとう……///」

 

そう言ってスケッチブックから少し顔を出して言う璃奈ちゃん。え、可愛過ぎない??うん、妹にしたい。

 

愛「決まりだねっ!!じゃあこの後動くためにもたくさん食べようね♪」

 

「吐く気しかしない。」

 

この後3人でお昼を食べたのだが前回と同じくえげつない量を食べて元気になるどころかお昼の時間しばらく動けないでいた。……美味しかったけどさ!!




璃奈ちゃん登場しました!
璃奈ちゃんボードを表現するの難しい……もっと工夫出来たらいいな。
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