愛「ジュンジュンちっす!!!」
「おう、おはよ。」
愛「………♪♪」
「何ずっとニヤニヤしてこっち見てくんだよ、気味が悪いな。」
愛「ちょっと〜何でそんなこと言うのさ〜」
「…何なんだよ一体。」
愛さんの家にお邪魔してからやけに愛さんが近い。いや今までも近かったんだけど……
なんか違和感あるんだよな、どうしたのまじ。
愛「そういえばジュンジュンってスクールアイドルには興味無いの??」
「唐突だな。」
愛「だって気になったんだもん!でさ、どうなの??」
「……まぁ興味はなくはない。」
愛「なに〜??その微妙な返答。」
だって急すぎるもん。今まで聞いてこなかったくせにどうしたんだよ。
「愛さんがスクールアイドル始めてから見るようになったからあんま分かんないんだよ…」
愛「そっかそっかぁ〜…じゃあ今知ってるアイドルで推しはいるの??」
「さっきから質問ばっかだな……」
愛「もう気にしない気にしない!!で、どうなの??」
「……璃奈ちゃん」
そう言ったら愛さんに無言で頭を叩かれた。何でよ聞いたの自分じゃないか…納得いかねぇ。
教室に行くとクラスメイトが騒がしかった。それぞれ喜んだり悲しんだりしており状況が全く把握出来ない。
愛「ジュンジュン大変だよっ!!」
「何よ、そんな騒ぐことなの??」
愛「そりゃ騒ぐよ!だって……席替えがあるんだよ!」
席替え。これはみんな体験したことがあるのではないだろうか。このイベントは地味に盛り上がるもので後ろの席になったら天国、前の席になったら地獄とそれぞれ人によって当たり外れが違うのか面白い。
愛「もうこの机とはお別れなんだね……」
隣で愛さんは自分の座っている机を見てしみじみと呟いている……え、席替えってそんな重いもの??なんか気持ち卒業する生徒みたいだけど…
愛「ここでジュンジュンとお話して、ジュンジュンのお昼ごはんを食べて…全部懐かしいなぁ…」
お話は一方的だったし、全く俺の話聞かなかったじゃないか。え、おかず食べたの君だったのね??俺が一瞬席を外したらなくなってたからずっと不思議だったんだよ……
愛「短い時間だったけど、ジュンジュンありがとうね。」
「いつまでそんなお芝居してんだよ。」
愛「あはは、バレちった??」
「バレバレ、あとおかずの件後で話するぞ。」
愛「執念がすごい?!」
その後HRが始まりすぐに席替えとなった。この席になってから色々隣の女の子に振り回されて勘弁して欲しいと思ってたがこれから席が変わると思うと少し寂しいと思う自分も実はいたりする。
席替えはくじ引きで行われ、くじを引いたら黒板に指定された番号が新しい席と言うわけだ。
ちなみに俺の席はというとーーー
「お、窓際じゃん最高かよ。」
個人的に好きな窓際になった。ここは授業中も窓を眺めて退屈しないのが良いとこだ。ずっとこの席がいい。
愛「えーっと、愛さんの席はっと……あれ??」
隣からよく聞き覚えのある声がする。2年生になって初めての席で聞いたことのあるセリフ……おいまさか。
愛「ジュンジュンじゃんー!!!えぇまた隣?!愛さん感動だよ〜!!」
「嘘だろ何かの間違いだ。」
愛「ほら、愛さんの番号この席でしょ??ということは……えへへ♪」
「えへへじゃねぇよ、何この変わり映えのない隣の景色は。ちょっと席替え寂しいなと思ってた気持ち一気になくなったわ。」
愛「え、なになに?!ジュンジュン愛さんと離れると思って寂しかったの〜??」
「うるさいそんなんじゃない。」
愛「もうそんな事言っちゃってさぁ〜このこの♪」
「いちばん舞い上がってるの愛さんじゃねぇかよ。」
愛「え?!そ、そんな事ないよ!!愛さんジュンジュンと違って友達いるから他の子が隣でも良かったし!」
「ねぇさらっと心に刺さること言わないで悲しくなる。」
愛「あ、友達といえばこの前新作飲んだんだけどさ……」
「おい話を聞いてくれ!てかまたこの日常続くのかよ。」
愛「でさ??そしたら今度このお店が今話題みたいで……」
「聞けって言ってんだろぉぉぉぉ!!!」
こうして席替えは終わり、それぞれ新しい席で学校生活を送ることになった…俺以外は。
何で安定で隣なんだよこの人は……
愛「またよろしくね、ジュンジュン♪」