愛「終わったぁ〜!!!夏休みだ〜!!」
「まだ夏休み日は早いっつの。でもやっと……開放された……。」
愛さんによる地獄の勉強会を耐えてようやく今、期末テストが終わった。マジで頑張った、ほんとに頑張った。中間では愛さんに負けない為に結構勉強していたがそれ以上に今回はやってたと思う。
愛「ジュンジュンもお疲れ様っ!テストの自信はどうですかな??」
「実は……かなりある。」
愛「おぉ〜!!これは愛さんのお陰かな♪」
ぶっちゃけそうである。逃げ出したくなるほどスパルタだったが、その時身についた勉強がテストで発揮することが出来た。これ成績上がったらお小遣い増やしてもらお。
「まぁ愛さんのお陰だな……ありがとう。」
愛「いえいえ〜!!でもテスト終わったからって気を抜くのはダメだよ!ちゃんと復習もしないとね♪」
…………え。
愛「今えって思ったでしょ??当たり前じゃん!せっかく学んだのに忘れちゃ意味ないからね!」
「せっかく開放されたと思ったのに……」
愛「甘い甘い!!そんなに愛さんは甘くないよ〜!」
知ってる。それはテスト勉強で嫌ほど感じました。でも今回は許してくれないかな??俺頑張ったし。
愛「そういえばジュンジュン明日最後の大会だよね??」
「ん??おう…みんなの為にやれるだけのことはやるさ。」
愛「うんっ、愛さん応援に行くからね!!」
「○馬琉の応援はやめろよな。」
愛「.も、もうしないってば!!」
明日は弓道の大会……そして、俺にとっては最後の大会である。
明日試合に参加する学校はどれも優勝候補ばかり、その中には海未が所属する音ノ木坂も含まれている。海未とはいずれ対戦することになるかもしれないが、負けるつもりはない。
「そういえば海未とあれ以来話してないな……」
愛「海未に酷いこと言ってたからね〜」
「やめてくれ自覚あるから。」
愛さんの言う通り、あの時動揺したとはいえ感情的になってしまっていた。明日謝らないとな。
次の日、会場に着くと既に多くの学生が自分たちの高校ごとに集まっていた。そこには幼なじみの少女の姿も見えた。
最初声かけるのは躊躇ったが謝らずに大会に出るのが俺自身良くないと思った。
「……よう、海未。」
海未「準太ではありませんか。調子は如何ですか??」
あれ、思ってたより普段通りの反応。怒ってないのか??
海未「その顔は、この前の事怒っていないのか??と思っている顔ですね。」
「うっ……。」
海未「ふふっ、あなたの考えている事くらいお見通しですよ??」
「その…悪かったな、この前は。」
海未「いえ、私も言い過ぎた事もありますので。こちらこそごめんなさい。」
「いや、海未は悪くない。俺が悪かった。」
海未「そ、そんな事!!私の方が……ふぅ、このまま言い合ったら終わりませんね。」
「そうだな…じゃあ、お互い頑張ろうな。」
海未「はいっ、ご武運をお祈りしております。」
海未と別れ、大会が始まった。この大会に出場している高校は20射15中以上の戦いをしており、放つ一本で勝負が決まると言っても過言ではない。
部長「いよいよね、準太。」
「はい、緊張しますね〜」
部長「よく言うわよ。楽しそうな表情しちゃって……最後の試合、みんなにあなたの射を見せてあげなさい。」
「射だけじゃなくてうちが優勝する様を見せて「ジュンジュン〜〜!!!」……。」
待合室に響き渡る"ジュンジュン"。もう俺しかおらんやんやめて大きな声出さないで。
声の方を見ると愛さんが両手に袋を持っていた。え、何その袋何入ってんの??
愛「いや〜人多いから探すの大変だったよ〜。あ、これ弓道部のみんなに!たくさんお菓子買ってきたんだ〜♪」
愛さんは袋かれ大量のお菓子を取り出して部員に渡していた。そんなに買ってきてくれたのかよ……なんて良い人。
部長「あなたの彼女は気配り上手ね〜」
「か、彼女じゃ……ないです///」
部長「あら……これは何かあったのね♪」
「何も無いです。」
何も無かった訳では無いけどこうも直接言われると少し前から感じている愛さんに対する気持ちを意識してしまう。
だから部長そんなに愛さんと俺を交互に見ないでください恥ずかしいので。
部長「まぁいいわ……次は準太達の番でしょ??頼んだわよ!」
「うす……行ってきます。」
俺たちの相手はこの辺じゃ有名の高校。選手もひとりひとり正確な射をして当ててくる。相手にとって不足はない、後は自分の射をするだけだ。
愛「ジュンジュンファイト〜!!どんな射でも当たればいいんだよ!当たればよかろうなのだ〜!!!」
「うるせぇぇぇぇ!!!!○ーズ様のセリフ言ってんじゃねぇよ!」
○馬がダメなら別のキャラでとか考えてないよね??前回海未に注意されていたが少し心配になる。
頼むから目立たないでくれよ……
愛「大声はダメでもこれなら問題ないよね♪」
「………え、なにそのでっかい旗。」