ーー愛視点ーー
愛「ジュンジュン何してんのかな〜。」
愛さんは今、同好会のみんなと合宿に来ている。合宿なんてしたことなかったから予定が決まった日から楽しみで仕方なかった。そして今は練習が一段落して休憩中なんだけど、スマホを開いてもジュンジュンからの返信がなくモヤモヤしている。
愛「オフなら返してくれてもいいと思うんだけどな〜」
つい文句を漏らしてしまう自分に気づき顔が熱くなる。愛さんがジュンジュンに恋していることを自覚してからずっと彼の事を意識してしまう。
友達の恋バナを聞いてた時、周りの子は共感していたけどそれまで愛さん自身恋したことがないからいまいちピンと来なかった。
そんな愛さんが隣の席だったことから知り合った彼とこんなに仲良くなって、恋するなんて思わなかったなぁ……
璃奈「……なにぼーっとしてるの??」
愛「うわっ!?!?なんだりなりーかぁ、びっくりしたなぁ〜」
璃奈「別に驚かしてないよ……」
気づくと隣にりなりーがいた。声掛けられるまで気づかなかったなんて……愛さん一生の不覚!!!
これもジュンジュンの所為だね!たくさんメッセしとこ。
愛「ごめんね、ぼーっとしちゃって!練習再開かな??」
璃奈「ううん、それはまだなんだけど…愛さんがさっきから顔を赤くしたりぼーっとしたり悩んだりしてたから気になったの。」
愛「嘘っ、愛さんそんなことになってたの?!」
璃奈「……もしかして、準太さんのこと考えてたの??」
愛「ふぇっ?!?!ま、まさかそんなこと……///」
まさかりなりーに指摘されるなんて思わなかったから驚いちゃった。なんでジュンジュンの事だって分かったんだろう、愛さんりなりーに話してたっけ??
愛さんがモジモジしているとりなりーが璃奈ちゃんボードを出して予想外の発言をした。
璃奈「……私も準太さんが好き。璃奈ちゃんボード『照れ照れ』」
愛「……えぇぇぇぇ!?!?」
まさかまさかの発言だった。確かにりなりーはちょくちょくジュンジュンの様子とかバスケの試合を見に行きたいとか愛さんに聞いてたけど……恋してたの?!
璃奈「だから何となく愛さんの気持ちは分かってたよ。愛さんは準太さんのこと好きでしょ??」
愛「え、えーっと、あはは……好き、かな///」
ついにりなりーに言ってしまった。まさか好きな人がりなりーと一緒だなんて少し複雑だな……でもジュンジュンが好きな気持ちは誰にも負けないし、負けたくない!愛さん頑張らないとね!!
璃奈「やっぱそうだったんだ。……ちなみに私の好きは愛さんの好きと違うと思う。」
愛「………へ??」
璃奈「準太さんのことは好きだけど、頼りがいのあるお兄さんって感じとして好きなんだ。璃奈ちゃんボード『くすくす』」
……は、はめられたぁ?!りなりーもしかして愛さんの気持ち聞くためにあたかも異性として好きって感じで言ってたの?!いつの間にそんな子に育ってしまったんだ……愛さん知らないよ!!
璃奈「試すようなことしてごめんね。でも、私は愛さんの気持ちを知った上で応援したいと思ったから。」
愛「りなりー……。」
璃奈「もしこれから何かあったらちゃんと言ってね??できることあったら協力するよ。」
愛「……うんっ、ありがとう♪」
今まで愛さんは他の人のサポートばっかしたり、お世話をしてたけどこうやってサポートされる側になるなんて思わなかったなぁ。でもりなりーから力になると言ってくれたのはすっごく嬉しくて、今日のりなりーは少しお姉さんの様に思えた。
せつ菜「なんですか恋バナですか?!私も混ぜてください!」
果林「あら、もしかしたら準太のことかしら??」
しずく「準太さんって愛さんがいつも話してる男性の方ですよね!!私も聞きたいです!」
愛「え、えーっとその……あはは……。」
気づくと愛さんの周りに同好会のメンバーが詰め寄り、それぞれ質問を投げかけてくる状態に。りなりーはそんな愛さんを他所にそっと後ろに下がって見守っていた。ちょっとりなりー助けてよ!!
それに心做しかせっつーが人一倍興奮している気がするんだけど……
そして愛さんへの質問はしばらく終わらず、根掘り葉掘り聞かれた。その時ジュンジュンの事ばかり話すから余計彼を意識してしまった。
次に会うのは夏祭り。日にちは近いけどそれまで会えないと思うとやっぱし長く感じちゃうなぁ。
愛「夏祭り、早く来ないかな〜……」