愛さんと恋人同士になってから変わったこと……何もありません。
いつも通りメッセージが来るし、いつも通り電話が鳴るし恋人前からしていたことを繰り返している。しかしそれでもやはり、好きな人から連絡が来るのは嬉しいもので、通知に愛さんと出ていると自然とニヤニヤしてしまう。
「これがリア充と言うやつか…俺が経験出来るなんてな。」
夏祭りからしばらく会えていないが、それでもこうしてやり取りをすると寂しさはなくなる。
さて、今日は部活もないし何しようかな……ん??
スマホが鳴り確認すると、愛さんから着信があった。前の俺ならやれやれと思っていたが……やっぱ嬉しいよね。
「もしもし??」
愛「海行こうよ海!!!!」
「唐突だな。」
愛「何言ってんの、海行くって約束したじゃん!」
え、そんな約束したっけ??……あぁ、あれか、勝手に予定決められたやつか。
「いつ行くの??」
愛「今日!!!」
「もう少し計画立ててから行きませんか??」
愛「思い立ったが吉日って言うじゃん??じゃあ昼前に駅で集合ね!じゃあ!」
伝えるだけ伝えて切られてしまった。……えぇこれから行くの??準備してないぞ、まぁ水着と財布くらいだと思うけど。
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愛「ジュンジュンこっちだよ〜!!!」
駅に着くと愛さんが手を振って読んでくれる。だからデカい声出さないで恥ずかしいから。なんでこんな暑いのにそんな元気でいれんだよ……
愛「夏祭りぶりだね、ジュンジュン♪」
「そ、そうだな///」
夏祭り以来に会う愛さん。恋人になってから会うと変に意識をしてしまい、顔が熱くなる。愛さんはと言うと告白した時とは違い恥じらう素振りは全くなく、いつも…いや、それ以上の元気でいた。
愛「よぉし!!海へ行くよジュンジュン!!」
愛さんはそう言うと俺の腕を自身のと絡めて歩き出す。待ってまだそんな耐性ついてないから!!柔らかいの当たってるから!
愛「恋人なんだしいいじゃん♪」
「うっ………」
愛さんはニコニコして腕の力を強めてくる。愛さんはラフな格好しているだけあってその分体のラインがハッキリと分かってしまう。スタイルいいんだよなぁこの子……
こうして俺と愛さんの恋人としての初デートは海になった。
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着替えて海に行くとさすが夏休みだけあって、人が多い。恋人で来る者、友達で来る者など様々である。
海なんていつぶりだろう、久しぶりに波の音を聴くのはいいものだな。
愛「ジュンジュンお待たせ〜!!!」
ようやく愛さんが来たようだ。愛さんどんな水着来てんだろ、やっぱオレンジ??うん、なんかそんな気がする。
「おう、準備終わっ……。」
愛「えっと……どうかな??」
俺が想像していた水着とは違い、今愛さんが身につけている水着は……黒ビキニだった。
「………。」
愛「せっかくの海だし新しいの買ったんだけど…変かな??」
「変じゃない……似合ってる///」
愛「そっかそっか…やったね♪」
黒ビキニは想定外だった。というかエロい。え、愛さん高校生だよね??凄い大人びてるんだけど……あと胸が強調されて目の行き場に困る。
愛「どこ見てるのかな〜??」
「海。」
愛「嘘つけ!!!」