主将「よし、全員揃ったな。行くぞっ!!」
「「「はいっ!!!」」」
今日から3泊、俺たちバスケ部は合宿へ行く。この合宿で個人のスキル強化を目的に行くのだが、去年の合宿メニューを見て絶望を感じた。
いやだってさ、休憩という休憩が全くないんだもん。動いて動いて動いて時に休憩という感じだ。しかも場所は海だと言う……最近言ったんだけどなぁ。
主将「準太、これからインターハイにかけて練習を詰めるが、大丈夫か??」
「心配するっつーことは相当エグいんですね。」
主将「そりゃ合宿だからな、普段の練習以上のメニューを考えているさ。まぁお前の実力なら大丈夫だろうけどな。」
「そう思うならさっきの心配する素振りなんだったんですか。」
主将「それは主将としての建前だよ、部員の体調を心配するのは大切だからな。」
「それを言わなかったら素敵でしたけど。」
主将「まぁそう言うな、もっと実力を伸ばすためにもこの合宿で自身の課題を見つけるんだ。行くぞ!」
「……うっす。」
こうしてバスケ部の合宿が始まった。ただでさえ日頃の練習がキツイのに合宿ではどんだけ死人が出るのやら……
愛さんには事前に合宿へ行くことは伝えており、今日起きたら"ジュンジュンfight!!"と、メッセージがあった。まぁこれを見ただけでやる気が湧くから恋の力って凄いよね。
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ーーー愛視点ーーー
愛「ジュンジュンは今頃合宿かぁ〜……」
愛さんはジュンジュンとのやり取りを見返してそう呟いた。3泊ってことは……4日会えないのかぁ…せっかく面白い遊び考えたのになぁ。
でも遊びに行ってる訳じゃないし、ジュンジュンは練習しに行くんだもんね、よしっ!!愛さんも練習頑張りますか〜!!!
愛「あれ、せっつー??」
せっつーから着信があり出てみると、愛さんを燃えさせるには十分の話だった。
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「はぁ…はぁ……きっっつ。」
「ほら準太!!次は砂浜でランニングだぞ!!」
「マジかよ……。」
合宿先に着いてから、すぐに練習を始めたのだが想像以上に辛かった。バスケ部にもう一度入って今日まで練習をしていたとはいえ、やはりスタミナが中学の頃と比べてなくなったいる。
俺はこの合宿で中学くらい、いやそれ以上のスタミナをつける必要があるみたいだ。
「よしっ、ランニングしに「ショットォォォォォォ!!!!」ぶへっ!?!?」
え、今何が起きた??走り込みに行こうと思ったら凄い衝撃が俺の顔面に直撃したんだけど。この感覚知ってるぞ……確か愛さんと水鉄砲の撃ち合いをしていた時と同じような……
愛「ご、ごめんね!!友達を撃ったはずだったんだけど……あれ、ジュンジュンじゃん!!」
「何で愛さんがいるんだよ。」
愛「あはは、実はせっつーに同好会で海に行こうって誘われたんだけど、まさか場所がジュンジュンの合宿先と同じなんて!!」
今俺の前にいるのはしばらく会えないと思っていた愛さんだった。会えたのは嬉しいが……もうちょっと別の会い方があったと思うんだよね。
今愛さんが来ているのは俺と海へ行った時のビキニではなく、オレンジのビキニだった。どちらにしろ似合ってる。
愛「ジュンジュンと行った時は思い切って黒ビキニだったけど、今日はオレンジなんだ!ジュンジュンはどっちが好きなのかな〜??」
ほれほれと愛さんは胸を主張するポーズを取ってくる。やめろ、そんな格好するな俺が恥ずかしくなるから!!しかも凄いからかう顔をしながらするからタチが悪い。
「……どっちも愛さん似合って「ストライクショット!!!」へぶっ?!?!」
愛「ジュンジュン大丈夫?!」
あなたも同じことやったけどね。てかストライクショットって使い方違うと思うんだ。もうこんな事言う人俺の知ってる限り1人しかいないけど……
せつ菜「す、すみません!!!私とした事が、愛さんを狙ったつもりだったのに!!」
「あんたら一体何してんの。」
案の定生徒会長だった。どうやら水鉄砲でサバゲーをしているみたいだが、何で俺に当たるのかな……しかもこれ愛さんが作った破壊兵器じゃん。練習する場所変えた方が良い気がする。
「なぁ、もう少し離れて遊んでくれないか??」
愛「それは無理なんだなぁ。何故なら愛さんたちは全エリアで戦うんだから!!」
「それをやめろつってんの!!」
おいおい練習できるか不安になってきたぞ。走ることはできるけど愛さん達の攻撃から逃げるために走ることになりそうなんだけど。
愛「じゃあジュンジュン練習頑張ってね!!愛さん達はこの辺で遊ぶけど気にしないでね!」
せつ菜「その通りです!!お互い高みを目指しましょう!」
「お前ら場所離れるって選択肢ないの?!てか目指す高みか明らかに違うからな??」
予想もしなかった愛さんと合宿先で会ったことで嬉しい反面、無事に合宿を終えることが出来るか不安になった。
練習させてくれ、、